家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

ご挨拶

2008-12-31 04:21:07 | Weblog
いつも拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
みなさんのおかげで今年も続けて来れました。
来年もまたB級もののどうでもいい作品をメインに(笑)観続けていきますので、よろしくお願いします。

今年は新しい試みとして、音声を使ったボイスブログやネットラジオといった類のものにも挑戦しまして、一部ではまぁそこそこの評価もいただいております(笑)
こちらも出来る限り続けていこうと思ってますので、またよろしくお願いします。

今年はポール・ニューマンやロイ・シャイダーといった私が子供の頃かそれ以前
に主役級で活躍されてた方々がお亡くなりになりました。
悲しいことではありますがこれも時代の流れというものですね...改めてご冥福をお祈りするとともに、まだまだご健在の方々(アル・パチーノやロバート・デ・ニーロや...)にはもっともっとスクリーンでの活躍を期待したいですね。

それではみなさま良いお年をお迎えください!

※写真はPEPSI NEXのおまけです。昨年の12月は20世紀FOXとのコラボでしたが、今回はワーナーとのコラボのベアブリックです。
まだ入手可能だと思うので、興味ある方は是非スーパーあたりで探してみてください。

「迷子の警察音楽隊」・・・(440)

2008-12-30 03:11:50 | Weblog
「迷子の警察音楽隊」THE BAND'S VISIT
監督:エラン・コリリン
出演:サッソン・ガーベイ、カリファ・ナトゥール、ロニ・エルカベッツ、他
2007年・イスラエル=フランス・87分<レンタル>

<STORY>
文化交流の為イスラエルに招かれてやってきたエジプトのアレキサンドリア警察音楽隊。何故か空港に出迎えは無く、自力で目的地に辿り着こうとするうちに、彼らは一文字間違えてホテルすらない辺境の町に迷い込んでしまう。そこで、食堂の美しい女主人に助けられ、地元の人の家で一泊させてもらう事に。でも相手は言葉も宗教も違い、しかも彼らアラブ民族と長年対立してきたユダヤ民族。空気は気まずく、話しは噛み合わない。国を越えて愛されてきた音楽の数々、それらが彼らの心を解きほぐし・・・愛や友情、家族について語り合う、忘れられない一夜がはじまる...

なんとな~く、毎年ラストには心温まるような作品を観るようになりました。
もちろんホラーばっかり観てる反動という部分は否定しません(笑)で、今回はこの作品です。
何だったか忘れましたがDVDの予告編で観て気になってたので選んでみました。

私は未見なのですが、「バグダッド・カフェ」とかいわゆる”ミニシアター系”の作品にありがちな感じだなぁ~というのが第一印象です。
全体的に静かな作品で、ある意味では退屈な作品と言っても間違ってないかも知れません。

私は不勉強なもので、社会情勢や歴史的な部分が不得手ですのでこの作品の時代設定である1990年代のイスラエルとエジプトの関係はよくわかりません。
ネットで色々調べて「冷たい関係」であったことを知りましたが、映画では特にそれが描かれることはありません。
もちろんそういうことを知っていて観る方がより深く作品の世界観を理解できるとは思いますし、監督が極東の社会科が苦手な人間に向けてはこの作品を撮っていないと思うので(笑)その辺はまぁ何とも言えないですが、とりあえずそういうことは関係なく、ただ一映画作品としてだけ観ました。

人それぞれに価値観があり、生き方がある。でも、少しづつかも知れないけど人と人とはきっとわかりあえるんだという、そういう風に私は感じました。
ただ、それでも”ハッピーエンド”っていう感じでもなく、やっぱり哀しさや切なさみたいなものは全体に漂っていますね~

時間が90分弱っていうこともあって、本当に”小品”って感じの作品ですが、何と言うかちょっと生活に疲れた時とか(笑)そういう時に観てみると少~し気持ちが楽になるような、そんな作品だと思います。

「ゴジラ」・・・(439)

2008-12-27 01:49:58 | Weblog
「ゴジラ」GODZILLA
監督:本多猪四郎
特効・特技:円谷英二
出演:宝田明、河内桃子、志村喬、平田昭彦、他
1954年・日本・97分<レンタル>

<STORY>
19XX年、南太平洋で行なわれた核実験によって、ジュラ紀の肉食恐竜が甦った。ゴジラと名付けられたその怪物は、大戸島を襲った後、東京へと歩を進めていく。放射能をまき散らすゴジラの前に、帝都は為す術もなく蹂躙されるかのように思われた。だがその時、防衛軍に一つの朗報がもたらされた。それは若き天才科学者、芹沢の発明した“オキシジェン・デストロイヤー”という、核を凌ぐ超兵器の存在であった...

私がやっておりますボイスブログ「家庭内映画館<別館>」で「モスラ」の話をしようということになりまして、まず怪獣映画の原点である今作を観てみました。
(また興味のある方は左のブックマークから飛んでみてください)

私は正直言って怪獣映画に興味ありませんし、最近ではほとんど観ておりませんでした。
まず第一印象は「ショボいなぁ~」です(笑)まぁ50年以上前の作品ですから当然なんですけど、CG全盛の現在の目で観るとどうしても安っぽさは否めないです。

もちろんゴジラは水爆や戦争といったもののメタファーであり、単なる怪獣映画ではなく社会派としての側面もあるので、単純に娯楽作品となってしまった近年の怪獣映画とは一線を画す作品ではあると思います。

そういう意味では日本映画史における重要な一作としては観る価値のある作品だと思います。ただ「ジュラシック・パーク」以降のCG作品を観てきた目には物足りなく映ってしまうのはしょうがないかと思います。
やはり、ある程度の年齢になってから観るにはツラい作品かも知れませんね~
映画を観る年齢がその感想や捉え方に大きな影響を与えることを改めて感じましたね。

※基本的に観た順番にブログをアップしてるんですけど、ちょっと時間が無くて完成したものから順番にアップしてます。
前回の「バトルフィールドTOKYO」で「ゴジラ」に触れておりますが、観たのはこちらが先です。ややこしくてすいません。

「バトルフィールド TOKYO」・・・(438)

2008-12-25 01:12:06 | Weblog
「バトルフィールド TOKYO」MONSTER
監督:エリック・エステンバーグ
出演:サラ・リンチ、エリン・サリバン、カズユキ・オカダ、ヨシ・アンドウ、ジェニファー・キム、他
2008年・アメリカ・87分<レンタル>

<STORY>
2003年1月。アメリカ人ジャーナリストのサラとエリンは、取材のため東京を訪れた。そこで彼女たちは、原因不明の大災害に遭遇、消息を絶つ。後日、2人が撮影したビデオ・テープが発見された。そこに写されていたのは、爆発・炎上する東京の地獄絵図と、正体不明の怪獣の姿だった...

まず、発売はネクシードという会社になってますが、ここはアルバトロスの関連会社ですのでお気をつけください(笑)確かDVDのパッケージにはアルバトロスの名前は無かったと思います。

で、内容的には今流行りのフェイクドキュメンタリーでおそらく「クローバーフィールド」の亜流だと思うのですが、何と言っても私はまだ「クローバーフィールド」を観ておりませんので(笑)何とも言えません。

まぁ低予算のゴミSFだと思っていたら意外に最初の15分くらいはワクワクさせてくれます。お金が掛かってないのは丸わかりな作りですが、まぁ何とか頑張ってるなぁ~という感じはしましたね。
ただ、やはり長いです!時間的には90分弱ですが、いかんせん予算が無さすぎて(笑)90分もたせることが出来ないんですよね~
だから30分過ぎたあたりから延々同じような展開で、時々チープなCGで頑張って画面に緊張感を持たせようとしてるんですけどやっぱり限界ありますよね...

ラストも「え?これで終わり?」って感じでまったくカタルシスがありません。
もちろんフェイクとは言え「ドキュメンタリー」ですので、ああいう終わり方でもまぁしょうがないかとは思いますけど...

たまたま前回「ゴジラ(昭和29年)」を観たんですけど、今作は間違いなくゴジラの影響受けてますね~環境問題に絡めてるところや、怪獣の姿を見せないとこなんかそれっぽいです...もちろん予算の都合もあったんでしょうけど(笑)

あと、やはり日本人の立場から言うと、一応東京で撮ってるという設定なので出てくる日本人はちゃんと日本語を喋れる人を起用して欲しかったですね~
途中に出てくる女性は流暢な英語を喋って、主人公のサラに「どうして英語が上手いのか?」と聞かれ「WEBで覚えた」などと訳のわからない理由を述べております...個人的には「英語が上手い」ことより「日本語がヘタ」なことの方がよっぽど驚きでしたね(笑)

まぁツッコミどころを挙げればキリが無いですが、低予算で手持ちカメラ1台でも色んな可能性があるんだなぁ~ということを改めて感じさせてくれた作品ではありました...オススメはしませんが(笑)

「ブレードランナー ファイナル・カット」・・・(437)

2008-12-20 22:38:53 | Weblog
「ブレードランナー ファイナル・カット」BLADE RUNNER : The Final Cut
監督:リドリー・スコット
出演:ハリソン・フォード、ショーン・ヤング、ルトガー・ハウアー、ダリル・ハンナ、ジョアンナ・キャシディ、ブライオン・ジェームズ、エドワード・ジェームズ・オルモス、M・エメット・ウォルシュ、他
2007年・アメリカ・117分<レンタル>

<STORY>
2019年、ロサンゼルス。高い身体能力と知能を持つ人造人間・レプリカント4体がコロニーの開墾労働から逃亡した。これを処理するために、合法的にレプリカントを処刑する権限を持つ捜査官・ブレードランナーのデッカードが追跡を開始する...

言わずと知れたSFハードボイルドの金字塔「ブレードランナー」(1982年)に最新技術のデジタル処理を加えたファイナル・カット版です。

私は、テレビで観た「劇場公開版」DVDで最初に出た「最終版」に続いて今作を観るのは3度目になります。
私はそんなに熱心なファンでは無いので、どこかどう違うのか正直言ってあんまりよくわかってないんですけど(笑)いや~やっぱり良い作品ですね~

全体的に地味で暗い作品ですし、テーマも重いのですが、この物語の深みこそが今作を伝説へと押し上げたのだと思います。
映像はさすがに四半世紀も前の作品ですので現在のSFのような派手さはないですが、それでも安っぽさや古臭さは全然感じないですね。

そしてなんと言ってもラストのデッカードとレプリカントのリーダーであるロイが対峙するクライマックス・シーンが素晴らしいです!
SFエンターテイメントでありながらも「生命」というものを描いた、まさに金字塔と呼ぶにふさわしい作品だと思います。
未見の方は是非!

雑談

2008-12-16 02:42:54 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
不景気で暇だとは言え、さすがに12月中旬ともなると
年末進行で仕事がバタバタしております。
で、ブログ更新が滞りがちになりますが
よろしくお願いします。

とりあえず、年内に5~6回は更新したいなぁ~とは思ってますが
あくまで予定は未定でございます。

それと毎年ラストには心温まるような作品を観ているのですが
今年はまだ観ておりませんので、年内最後に何か良い人間ドラマを観たいと思ってます。
「未見の有名作品」と絡めて”愛と青春の旅立ち”なんか観てみたいなぁ~と
今のところ考えておりますが、こちらも予定は未定です。

今年も残すところ半月となりましたが
お身体に気をつけてお過ごしください。

「戦慄の夏 完全版」・・・(436)

2008-12-13 00:07:41 | Weblog
「戦慄の夏 完全版」SUMMER OF FEAR
監督:ウェス・クレイヴン
出演:リンダ・ブレア、リー・パーセル、ジェレミー・スレート、マクドナルド・ケリー、他
1978年・アメリカ・93分<レンタル>

<STORY>
ある朝、女子高生のレイチェルは、母親の妹夫婦が交通事故に遭い二人共亡くなったことを知る。葬儀から戻った彼女の両親は、妹夫婦の一人娘ジュリアを連れて来る。すぐに打ち解け合い一緒に生活することになった二人だが、次第にジュリアの驚くべき素顔を知ることになる...

ゲオが80円セールやってた時に借りてきました。
不勉強でお恥ずかしい話なんですけど今作は30年も前の作品なんですね~
てっきりウェス・クレイヴンの新作だと思って借りてみたら
オープニングからいきなり時代を感じさせる映像で
「グラインドハウス」のようにあえて70年代風にしてるのかなぁ~と思ったら本当に70年代の作品でした(笑)

「エクソシスト」のリンダ・ブレア主演のテレフィーチャーものだそうです。
まぁ時代的なものもありますし、予算が無いのもあるんでしょうけど
特に怖くも面白くも無い作品でしたね(笑)
魔女を扱った作品って意外に少ないので、そういう意味では興味深く観れましたが、まぁその程度の作品でした。

今作ではたまたま魔女という設定でしたが、まったく同じ内容で”魔女”ではなく、ただの”性悪女”という設定でも全然成り立ちますね~まぁどちらにしても女は怖いということには変わりありませんね...(笑)

「フォレスト・オブ・ザ・デッド」・・・(435)

2008-12-11 22:20:02 | Weblog
「フォレスト・オブ・ザ・デッド」SEVERED
監督:カール・ベッセ
出演:ポール・キャンベル、サラ・リンド、ジュリアン・クリストファー、他
2005年・アメリカ・95分<レンタル>

<STORY>
森林伐採の多国籍企業が、バイオ技術を用いて植林の増益を画策する。しかし実験は失敗し、その影響を受けて多数の従業員や環境団体の人々がゾンビと化す。生き残った人々とゾンビのサバイバルが始まる...

ジェネオンから発売されてるので、まぁそんな駄作ではないだろと思い借りてみました。
ロメロの3部作からの影響がかなり大きいなぁ~とは思いますが、それなりに楽しめましたね...まぁまぁよく出来ていたと思います。

ゾンビの発生原因については、ちょっとなぁ~って感じも無きにしも非ずですが、ゾンビ発生原因なんてどの作品を観ても適当なもんなので(笑)まぁ良しとしましょう。
もちろん基本はB級だと思いますが、安っぽさをそんなに感じさせなくて一気に観れましたね。
作業所でのゾンビとの攻防戦が描かれるのかと思いきや、主人公達のいる作業所と別の作業所へ逃げ込んでからのストーリー展開もあって、単調になりがちな山林という舞台設定に広がりをもたせてたのも良かったかと思います。ちなみにこの作業所の作業員たちは「ゾンビ」の暴走族と「死霊のえじき」の軍人をミックスしたような設定ですね~

ラストもベタと言えばベタですが、暗くて重い感じは個人的にはキライではありません。
特筆すべき点は無いかもしれませんが、ゾンビ好きな方なら観て損はない1本だと思います。

「エイリアンVSエイリアン」・・・(434)

2008-12-08 00:48:27 | Weblog
「エイリアンVSエイリアン」ALIEN VS. HUNTER
監督:スコット・ハーパー
出演:ウィリアム・カット、ディディ・ファイファー、ジェニファー・コーチ、ランディ・マルケイ、他
2007年・アメリカ・84分<レンタル>

<STORY>
突然謎の隕石が落下したという現場に調査に訪れた雑誌記者のリーと保安官。するとそこへ恐ろしいエイリアンが現れ、側にいた保安官がその餌食となってしまい...

え~久々にエラいものを観てしまいました(笑)
大体B級SFはゴミ作品の宝庫ですが、今作も本当にヒドかったですね~

蜘蛛みたいなエイリアンとそれを追ってきたドラム缶みたいなロボット型のハンターの戦いに地球人が巻き込まれてゆくのですが、まず規模が小さい!いくら低予算とは言え人が10人くらいしか出てこないので(笑)パニックがまったく描けてません。最後もなんか森の中で三つ巴の戦いになるんですけど、学生映画並みのショボさですね...

蜘蛛型エイリアンは一応CGが使われてるんですけど、あんまり使うと金が掛かるのか?ほとんどCGのいらない上半身のアップです(笑)
全身が映るのは本当に3シーンくらいしか無かったんじゃないでしょうか?
他にもハンターの武器が威力は凄いのに命中精度が最悪だとか(笑)もうツッコミどころ満載です。
唯一の救いはちょっとコント的なオチくらいでしょうか?
普通の映画ならあのオチは蛇足ですが、今作ならあのくらいバカバカしいエンディングの方が却って清々しくてよかったです。

それでも35歳以上の映画ファンはこの作品を観なくてはいけません。
そう!主演が「アメリカン・ヒーロー」「新・明日に向かって撃て!」「ビッグ・ウェンズデー」のウィリアム・カットだからです!
70~80年代には大活躍してたのに最近はめっきり見なくなりましたからね~見れる時に見といてください!
ちなみに、一応主演ですが全然活躍しませんよ(笑)

「ジャンパー」・・・(433)

2008-12-06 01:38:06 | Weblog
「ジャンパー」JUMPER
監督:ダグ・リーマン
出演:ヘイデン・クリステンセン、サミュエル・L・ジャクソン、ジェイミー・ベル、ダイアン・レイン、レイチェル・ビルソン、他
2008年・アメリカ・88分<レンタル>

<STORY>
普通の高校生デヴィッドは、ある日凍結した川に落ち、図書館への瞬間移動を体験した。そして彼はその力を悪用し、銀行から大金を盗み取り、その後、ニューヨークで「世界中のどこへでも瞬時に移動できる」という自由を満喫していた。しかし、パラディンというグループの存在とその組織に自分が追われていることに気づき、何千年も続くというジャンパーとパラディンとの戦いに巻き込まれていく...

なかなか面白いSFサスペンスです。
まぁ映像ありきみたいな作品ですが、時間も短いですし展開も映像もスピーディーで飽きずに観れましたね。

ただ...内容はゼロに等しいです(笑)
ジャンパーという存在がなんなのか?もよくわかりませんし、ジャンパーを追う組織パラディンも何のためにジャンパーを追ってるのか?理由が希薄です。
極端に言えば、意味の無い能力を持った意味の無い存在を意味の無い組織が意味も無く追ってるって感じでしょうか?(笑)
もちろん作中で理由は語られてるのですが、「はぁ?」って感じが無きにしも非ずですね~

娯楽作品としては単純に楽しめると思いますので、あまり深く考えなければそれなりに面白い作品だと思います。
意外に暗めのエンディングも良かったと思います。
続編が作られそうな作りですが、もうここでスパッと終わらせて欲しいですね。