家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「バイオハザードIII」・・・(371)

2008-06-28 19:14:32 | Weblog
「バイオハザードIII」RESIDENT EVIL: EXTINCTION
監督:ラッセル・マルケイ
製作・脚本:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、マイク・エップス、オデット・フェール、アリ・ラーター、スペンサー・ロック、他
2007年・アメリカ・94分<レンタル>

<STORY>
ラクーンシティに広まったTウィルスの感染は、数年後には世界中へと広まっていた。アンデットに埋め尽くされた地上は砂漠と化し、わずかな生存者が限られた資源でその日暮らしをしていた。そんな状況下、ウィルス蔓延の元凶であるアンブレラ社による人体実験後、監視衛星に追跡されているアリスは、立ち寄ったガソリンスタンドで、赤いノートを手に入れる。ノートにはアラスカは感染が及んでいない安息の地だと記されていた...

シリーズ第三弾。監督は「レイザーバック」「ハイランダー」で80年代に大注目されたが最近はパッとしない(笑)ラッセル・マルケイに交代。

個人的には3作の中で一番観やすかったです。ただ、見終わって思い返してみると何も残らないというかスカスカの内容だったなぁ~という感じですね。
お金が掛かってるのでSFホラーアクションとしてはそれなりに見応えのある作品には仕上がっているのですが、話の焦点がミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスに当たっているので(まぁ主役ですからしょうがないですが...)「バイオハザード」の世界観を期待してる方にとってはかなり物足りないと思います。

私は元々原作(ゲーム)の「バイオハザード」シリーズの大ファンなので、映画シリーズは正直言って期待ハズレでした。
大体この”アリス”というキャラクターは出てきませんし、そういう意味ではこのシリーズ自体がスピンオフの一種だという感じがします。

人気シリーズの続編にしては時間も無駄に長く無くテンポも良いですし、その点は評価できます。
まぁ暇つぶし程度には良いんじゃないでしょうか?

「エイリアン VS プレデター」・・・(370)

2008-06-26 21:33:31 | Weblog
「エイリアン VS プレデター<完全版>」ALIEN VS. PREDATOR
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ランス・ヘンリクセン、ユエン・ブレムナー、コリン・サーモン、トミー・フラナガン、サナ・レイサン、ラウル・ボヴァ、他
2004年・アメリカ・109分<テレビ放映>

<STORY>
ウェイランド社の衛星データが、驚くべき発見を告げる。南極の氷河の地下600mに正体不明の熱源が見つかったのだ。社長のウェイランドは、採掘と調査のエキスパートを招集し、現地に向かう。チームのガイド役を依頼されたレックスは、調査の危険を訴えるが、耳を貸す者はいない。調査チームは荒廃した捕鯨基地の下に直径3mの筒状の地下ルートを発見。その穴の先でレックスたちが目にしたのは、巨大なピラミッドだった...

続編のDVDが出たので1作目をもう一度観てみたいなぁ~と思ってたところ丁度テレビ放映があったので観ました。
今回のテレビ放映では<完全版>とのことですが、以前観たのがかなり前なので何が違うのかは全然わかりません(笑)

ことの始まりは確か「プレデター2」でプレデターの宇宙船の中にエイリアンの骨か何かがあって、それを基にストーリーを膨らませたのが今作だったと思います。
SFの中でも非常に魅力ある2大キャラを戦わせるというアイデアは素晴らしいですし、内容も純粋に楽しめるエンターテイメントに仕上がってると思います。

SFはハズレが多いですが(笑)とりあえず水準はクリアしてる1本ですので未見の方はぜひ。

「チルドレン」・・・(369)

2008-06-22 20:25:07 | Weblog
「チルドレン」CHiLDREN
監督:源孝志
原作:伊坂幸太郎
出演:坂口憲二、大森南朋、小西真奈美、加瀬亮、三浦春馬、他
2006年・日本・108分<レンタル>

<STORY>
家庭裁判所に勤める調査官の武藤は、ある日、職場の先輩・陣内と共に銀行強盗事件に巻き込まれる。無事に解放された武藤だったが、その時一緒に人質となった女性・美春に一目惚れしてしまう。翌日、万引きで補導された少年・木原志朗の担当となった武藤は、少年と父親との関係に違和感を抱くのだが...

伊坂幸太郎原作の映画化作品。
元々はWOWOWのテレフィーチャーだったものを劇場公開したようです。

私は原作読んでるんですけど、全然内容憶えてませんでした(笑)
とりあえず今まで観た伊坂作品の映画化の中では一番良かったです!
特に大森南朋の存在が良かったですね~伊坂作品の世界観を出せる役者さんだと思います。今まで「殺し屋1」くらいしか観たことなかったのですが、今作では非常に良かったです。

映画として観た時の出来に関しては正直言って素晴らしいとは言いがたいですが(やっぱりテレビドラマっぽい)作品としての完成度は高いと思いますね。
何も映画だから素晴らしくて2時間ドラマだからダメって言うのではなくて、2時間ドラマでもちゃんと作れば劇場用作品を超えるんだ...という感じでしょうか?

ストーリーは伊坂幸太郎ですからもちろん文句ありませんし、役者もみんな結構良かったですし、ラストも淡々としながらもちょっと泣かせる感じで個人的には本当に良かったと思います(ちなみにエンディングテーマは私の大好きな「キリンジ」の「影の唄」です。良い曲です)。お薦めです!

「ネメシス・ゲーム」・・・(368)

2008-06-21 01:11:43 | Weblog
「ネメシス・ゲーム」NEMESIS GAME
監督・脚本:ジェシー・ワーン
出演:カーリー・ポープ、イアン・マクシェーン、レナ・オーウェン、エイドリアン・ポール、ジェイ・バルチェル、他
2004年・アメリカ・92分<レンタル>

<STORY>
女子大生のサラは奇妙なゲームにはまっていた。地下鉄の壁に書かれた謎めいたクイズ。クイズを解き壁に答えを書く。するとまた、次のクイズが表れる。一定量の問題を解くと、この世界の“謎”が解き明かされる。それはマニアが“ネメシス・ゲーム”と呼ぶ、一種の都市伝説であった。だが、彼女の密かな愉しみは、ある夜現実の恐怖と化す...

久々にゲオの半額セールがあったので、これまた久々に”ゴミ拾いでも...”と思い借りてみました。
全体的な作りとか雰囲気とかは決して安っぽくなく結構引き込まれる感じはありました。
ただ、話が意味不明で何を言いたいのかまったくわかりませんでしたね~

都市伝説と殺人を絡めながら良い感じには進んで行くんですけど、どうもイマイチ入り込めないというか複雑にしようとして行き過ぎてしまった感があります。

もしかしたら頭の良い人には楽しめるのかもしれませんが、私の脳みそでは理解不能でした~(笑)

「追悼のざわめき」・・・(367)

2008-06-19 02:01:46 | Weblog
「追悼のざわめき」追悼のざわめき
監督・脚本:松井良彦
出演:佐野和宏、仲井まみ子、隈井士門、村田友紀子、大須賀勇、他
1988年・日本・150分<レンタル>

<STORY>
大阪市南部。廃墟ビルの屋上で暮らす孤独な青年・誠。彼は“菜穂子”と名づけられたマネキンを愛し、愛の結晶が誕生することを夢想している。次々に若い女性を惨殺し、下腹部を切り裂き、奪った生殖器を菜穂子に埋め込む。やがて彼女に不思議な生命が宿りはじめ、様々な人間が、誠と菜穂子が暮らす“魔境”=廃墟ビルへと引き込まれていく...

たまたまアマゾンかどこかで見かけて”カルトムービー”とのことで興味を持って観てみました。
舞台となっているのは大阪のドヤ街、釜が崎。私の生まれ育った町とそう遠くないので若い頃はこの辺で遊んでいたこともあります。確かに怖さのある町ですがまぁ普通にしているぶんにはとって食われるようなことも無いです(笑)大阪以外の方には異空間に写っているのでしょうか?

で、内容は...人種差別、近親相姦、フリークス、カニバリズム、殺人、レイプ、などタブーに触れまくってます。
ストーリーはあって無いような感じですね...芸術映画と呼べないこともないでしょうけど、それにしては悪趣味というか悪フザケな感じです。

今作も150分と非常に長い作品で、ほとんどイメージショットみたいなものが多く、非常に退屈です。
全編メタファーのオンパレードって感じでおそらく”愛”や”純粋な人間像”みたいなものを描いてるんでしょうけど、ここまで屈折する必要はあるのでしょうか?
ただ、人間の”愚かさ”というものは強く感じましたし、切なくもありました。そういう意味では私もこの作品に「してやられた」のかも知れません。

エンターテイメント性は皆無ですし、観ていて不快になる方も多いと思いますので誰にでもお薦めできる作品ではありませんが、とりあえず”カルト”という言葉に反応する方はどうぞ(笑)

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」・・・(366)

2008-06-16 18:10:18 | Weblog
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」PIRATES OF THE CARIBBEAN: AT WORLD'S END
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ、キーラ・ナイトレイ、オーランド・ブルーム、ジェフリー・ラッシュ、チョウ・ユンファ、キース・リチャーズ、他
2007年・アメリカ・169分<レンタル>

<STORY>
ついに海賊の時代は、終わりを告げようとしていた。世界制覇をもくろむ東インド貿易会社のベケット卿は、デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ、彼と最強のフライング・ダッチマン号を操り、海賊達を次々と葬っていく。いまや海賊達が生き残る道はただ一つ。9人の“伝説の海賊”を召集し、世界中の海賊達を蜂起させ一大決戦を挑むのみだった。だが、鍵を握る9人目の人物こそ、ジャック・スパロウ、その人だった...

長いわ!(笑)
確かに映像は素晴らしいし、海賊船が出てくるシーンはウチの80インチでも全然物足りないくらいの迫力です。
しかし...中身は無いですし、無駄なシーンも多く、ただただ長くて退屈な作品になってしまいました。

1,2作目を観たので今作も観てみましたが、全然観なくても良かったです。
3時間近い長さが必要だったのか?まったく疑問ですね~

1時間短ければそこそこ楽しめるエンターテイメントとして観れたんでしょうけど、この長さは疲れます。画面も凄いですが情報量が多すぎてこれまた疲れますね。

キース・リチャーズの出演と相変わらず子ザルが良い味出してるところだけが見所の作品でした(笑)

「スポーツキル 地獄の殺戮ショー」・・・(365)

2008-06-14 00:59:43 | Weblog
「スポーツキル 地獄の殺戮ショー」SPORT KILL
監督・脚本・製作・撮影・音楽:クレイグ・マクマホン
出演:ダナ・ウッド、デヴィッド・C・ヘイズ、ケヴィン・モイヤーズ、エリン・デル・ロッソ、ホセ・ロゼテ、他
2007年・アメリカ・83分<レンタル>

<STORY>
男女年齢問わず拉致されてきた選ばれしプレイヤーは、牢屋の中で猿轡と手錠で監禁され、自分の出番が来るまで待たされる。参加は強制。ルールは簡単。目の前にいる者を殺せるか殺せないか。または殺されるか殺されないか。どちらか一人が次のラウンドへ進める。それが地下賭博クラブ「スポーツキル」だ。葬儀屋に勤めるレイチェルも剥き出しの滑らかな背中の肌に、粗い針と糸で直にナンバー札を縫い付けられ、プレイルームへ引き出された。内なる怒りと強い生存本能は次第にレイチェルの狂気を呼び覚ましていく...

予告編を観た時は「SAW」や「ホステル」みたいな感じで非常に期待したんですけど...観てビックリです!メチャメチャB級ですね~なんじゃコリャ?としか言いようの無い作品です。

脚本もヒドいですし、中身も特に観るべきところは無いですね~

ホラーとかバイオレンス系が好きな方には結構興味を惹かれるプロットですけど、観ようかな?と思ってる方、やめたほうが賢明です。

「大日本人」・・・(364)

2008-06-11 00:54:36 | Weblog
「大日本人」大日本人
監督:松本人志
脚本:松本人志、高須光聖
音楽:テイ・トウワ
出演:松本人志 、竹内力、UA、神木隆之介、板尾創路、他
2007年・日本・114分<レンタル>

<STORY>
ひっそりと平凡に暮らす大佐藤は、6代目大日本人として防衛庁から不定期に依頼される仕事で生計を立てていた。しかし以前とは違い、大日本人に対する世間の目は厳しく、活躍の場も次第に減っていた。そんなある日、いつものように防衛庁の命を受けた大佐藤は、電変場に向かいある儀式を行うのだが...

いつも行ってるツタヤではず~っと貸し出し中で観れなかったので、別のツタヤで借りて観ました。
断片的な情報では、どうもヒーローものだということで、いつもの松本節でシュールに展開していくんだろうなぁ~と思っていました。
まぁ結果的には大体そんな感じで、やはりというか当然というか”壮大なコント”でしたね。

無駄なシーンも多いし、怪獣(劇中では「獣」)と戦うシーンのCGも悪夢を観てるようでした(笑)
「映画」としてみるとまぁゴミでしょうね~...「ダウンタウン松本がやりそうなこと」の域を出ていませんし、ツッコミどころも満載です。

ただ、評判の悪かったラストなんですけど、個人的にはすごく良かったです。というか笑ったのはラストの”実写”部分だけでした。
逆に言うとラストのコントを膨らませて2時間の映画にしたような感じがしましたね~
それとやたらと”オッサン”が出てくるのはさすがに松本らしいなぁと思いました。

とにかく「ダウンタウン松本」ファンにとってはなかなか面白い”長編コント”だと思いますが、映画として観た人には結構ツラいものがあるでしょうね。

「パーフェクト・ストレンジャー」・・・(363)

2008-06-07 13:05:32 | Weblog
「パーフェクト・ストレンジャー」PERFECT STRANGER
監督:ジェームズ・フォーリー
出演:ハル・ベリー、ブルース・ウィリス、ジョヴァンニ・リビシ、ゲーリー・ドゥーダン、他
2007年・アメリカ・110分<レンタル>

<STORY>
議員のスクープを握りつぶされて会社を辞めた元新聞記者のロウィーナ。彼女はある夜、幼馴染のグレースから広告業界の大物ハリソン・ヒルの不倫スキャンダルの話を聞いた。その数日後、グレースは変死体となって発見されてしまう。死の真相がハリソンの口封じではないかと疑ったロウィーナは、大スクープを得るべく独自の調査を開始。元同僚のマイルズの力を借り、偽名でハリソンの会社にもぐりこむことに成功するが...

観終わった時の感想「へ?」もしくは「はぁ?」(笑)

ラスト7分11秒―「衝撃の事実」に、あなたは絶対騙される
...日本の映画会社はどうしてこんなにバカなんでしょう?こんな余計なキャッチコピーを付けなければ可もなく不可もなくなサスペンスで終わってたのに、変に期待させるから完全に肩透かしですよ~
「絶対騙される」なんてありえないでしょ?しかもこんなコピーを観たら”騙されるもんか!”って逆にみんな思うじゃないですか...それでも騙し通せると思ったんでしょうか?こんなコピー付けるならせめて「シックス・センス」レベルのオチじゃ無いと納得できないでしょう。

ハル・ベリー&ブルース・ウィリスという看板が無ければどうにもならないB級映画で終わってたところでしょうね...完全にキャストに救われた作品です。

噂によると何通りかのエンディングを撮ってその中から選んだとか...だからそれまでの展開に比べて唐突感が否めないみたいです。
確かに伏線は張られてるような張られていないような中途半端な感じですから、どんなオチでも対応できるような作りにしてるんでしょうね。

ハル・ベリーは非常に良い女優さんだと思うんですけど「ソード・フィッシュ」で無駄にヌードを披露したり(笑)「キャット・ウーマン」でラジー賞をいただいたり、時々見せる迂闊さが今回も発揮されてしまいましたね~
まぁ先入観なしに観ればそんなにヒドい作品でもありませんので、お時間があれば話のネタにどうぞ。

「封印殺人映画」・・・(362)

2008-06-05 21:06:46 | Weblog
「封印殺人映画」GOING TO PIECES: THE RISE AND FALL OF THE SLASHER FILM
監督:ジェフ・マックィーン
出演:ジョン・カーペンター、ウェス・クレイヴン、ショーン・S・カニンガム、トム・サヴィーニ、他
2006年・アメリカ・88分<レンタル>

<STORY>
封印された殺人映画が今、明かされる!アダム・ロックオフの膨大な資料と綿密に基づいた著書を原作とし、当時製作に携わった関係者たちによる貴重な証言で綴るスラッシュ・ホラー映画のドキュメンタリー作品。

70~80年代のスラッシャー・ホラー(殺人鬼もの)にスポットを当てたドキュメンタリー作品です。
ホラーのドキュメンタリーですから本当にストライクゾーンの狭い作品ですね(笑)多分現在40歳前後でレンタルビデオ黎明期からホラーを見続けてるようなホラー好きしか面白くないんじゃないでしょうか?

個人的には「バーニング」や「ローズマリー」「血のバレンタイン」など...DVD化されていない作品の映像を(断片的にですが)久々に観れて嬉しかったです。

誰が観ても面白いという作品では無いですし、ホラーファンの方でも暇つぶし程度で観るのがいいんじゃないでしょうか?