家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「ストレンジャー・コール」・・・(342)

2008-03-31 00:21:26 | Weblog
「ストレンジャー・コール」WHEN A STRANGER CALLS
監督:サイモン・ウェスト
出演:カミーラ・ベル、ケイティ・キャシディ、ブライアン・ジェラティ、トミー・フラナガン、クラーク・グレッグ、他
2006年・アメリカ・87分<レンタル>

<STORY>
彼氏と親友ティファニーの浮気を知り、怒りが収まらない女子高生のジル。彼女はある夜、アルバイトのベビーシッターとして人里離れた丘の上に立つ豪邸へとやって来た。基本的な説明を受けた後、家主たちは外出。ジルは大きな家の中、一人留守を預かることになる。静寂の中、リビングでくつろぐジル。するとそこに不思議な無言電話かかかってくるようになる...

1979年『夕暮れにベルが鳴る』のリメイク作品...かな~り昔にテレビで観ましたが、ほとんど憶えておりません(笑)

オリジナルと違って、今作の舞台はメチャクチャ広~い豪邸です。個人的にはその点は良かったと思うのですが、ハッキリ言ってそれだけですね。
この家ありきで撮られた作品なのではないでしょうか?そういう意味ではそんなにリメイクという感じではないですね。

おそらく監督か誰かがこの家を見つけて「映画に使いたい!」と思ったのではないでしょうか?それで「この家を使って『夕暮れにベルが鳴る』のリメイクなんてどう?」くらいの軽いノリで(笑)撮ったんじゃないかなぁ~...そんな気がします。

ヒロインのカミーラ・ベルもなかなか魅力的ですし、まぁサスペンスとして暇つぶしに観る程度ならそんなに悪くはないと思います...ラストも個人的には良かったと思います。
ただ、何故かイマイチ感が否めないのはリメイク作品だからでしょうかね?
せっかく良い舞台を見つけたんですからオリジナル脚本で勝負した方が良い結果が出たのではないでしょうか?色んな意味で惜しい作品です。

「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」・・・(341)

2008-03-27 22:08:38 | Weblog
「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」SUKIYAKI WESTERN DJANGO
監督:三池崇史
出演:伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、安藤政信、石橋貴明、木村佳乃、香川照之、桃井かおり、クエンティン・タランティーノ、他
2007年・日本・121分<レンタル>

<STORY>
壇ノ浦の戦いから数百年、平家の落人が拓いた山あいの寒村“湯田”は、埋蔵金の噂を聞きつけ押し寄せたよそ者たちに荒らされ放題だった。そして今、平清盛の平家ギャングと源義経率いる源氏ギャングの果て無き抗争の真っ只中に、さすらいのガンマンが流れ着く。清盛も義経も凄腕のガンマンを用心棒にしようと画策するが、寡黙な男が目を留めたのは、清盛への復讐心に燃え、義経の元に身を寄せる女・静だった...

文字通りの時代劇+ウエスタン...さらに相変わらずの三池節でもうハチャメチャです(笑)
まず一番疑問に思ったのは「何故セリフが英語?」...ウエスタンだからなのか?海外進出も視野に入れてたからなのか?まったくわかりません。英語がオリジナルなので英語バージョンで観ましたが(基本的にオリジナル音声で観るようにしてます)日本語の方が絶対わかりやすかったと思います。

あと、これは最近色んな作品で思うことなのですが、今作も非常に長いです。
時間的に言うと特別長い作品ではありませんが、無駄なシーンが多いですね...もちろん監督は無駄だとは思ってないでしょうけど...
冒頭のタランティーノのシーン、木村佳乃の踊り、石橋貴明のオカマキャラ...少なくともこの辺は無くても全然問題ないでしょう。

黒澤の「用心棒」にマカロニ・ウエスタンをミックスした感じでエンターテイメント作品としてはなかなか良い感じだと思うので、無駄なシーンを省いてあと20分くらい短くなってればもっと面白くなってたと思います。
芸達者な香川照之、桃井かおり、あたりが狂言回し的な役どころで、伊藤英明や伊勢谷友介はセリフ少な目だったのも良かったのかもしれません。

もともとマカロニ・ウエスタン自体がハチャメチャなジャンルなので、そういう意味では三池監督の無茶さがあまり目立たなくて良かったと思います。ただ、やっぱり冗長になってしまったことが本当に惜しいですね。

雑談

2008-03-23 11:08:18 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
すっかり忘れてたんですけど(笑)先月でこのブログも丸3年を越え4年目に突入いたしました。
これもひとえにご覧いただいてる皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

で、そんな時になんですが...これは職業病でもあるのですが日頃から肩こりがヒドくて悩まされております。それが先週からさらにヒドくなりまして、一時はめまいと吐き気で病院に行くまでになりました。
パソコンを使う仕事なのでそのことは当然あるのですが、それ以外にもやはり睡眠不足・運動不足もありますので現在生活態度を改めております。
それで残念ながら映画を観る時間もネットをする時間も減らさざるを得ませんので、今後多少更新回数は少なくなるかもしれませんがよろしくお願いします。

B級作品に対して皆様の人柱となるべく頑張っていきたいんですけど(笑)今後はあまりにもハズレそうな作品はスルーするかもです...残念

「犬神家の一族」・・・(340)

2008-03-20 23:06:56 | Weblog
「犬神家の一族」犬神家の一族
監督:市川崑
原作:横溝正史
出演:石坂浩二、松嶋菜々子、尾上菊之助、富司純子、松坂慶子、萬田久子、奥菜恵、深田恭子、加藤武、他
2006年・日本・135分<テレビ放映>

<STORY>
信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が永眠した。佐兵衛には腹違いの3人の娘、松子・竹子・梅子がおり、それぞれに佐清・佐武・佐智という息子がいた。しかし、公開された遺言状には、3人の孫のいずれかとの結婚を条件に、遺産すべてを佐兵衛の恩人の孫娘・野々宮珠世に譲渡する、と記されていた。やがて、遺産を巡って凄惨な殺人事件が発生、名探偵・金田一耕助が事件の解決に乗り出すが...

巨匠:市川崑の遺作にして、76年の同名作品のセルフリメイク。
まず、改めて市川崑監督のご冥福をお祈りします。
で、亡くなられた方の作品を貶すのは非常に心苦しいですが...

ヒドい作品ですね~...これはわざとなんでしょうか?2倍演技の大映ドラマのような...
キャストはどの方も日本を代表するような名優ばかりだと思うのですが、全編コントか学生映画レベルの演技が続きます。

「市川崑の遺作」として以外はまったく観る価値の無い作品です。
ただ、一応フォローしておきますが...これを撮った時に監督は90歳を越えていたわけです。こんなことを言ってはなんですが、いくら名監督とは言え90歳を越えた老人にそんな素晴らしい作品が撮れるわけがないと私は思いますね~監督業は気力・体力が充実していてナンボだと思うので。
もう完全に話題作り以外に無いでしょう...この作品を撮るということに監督自身の意思がどれくらいはたらいていたんでしょうか?

それと特殊メイクもヒドかったですね~以前”あえてそうした”という記事を目にしましたが、何故”あえて”なんでしょうか?現在の技術であれば菊人形の生首のシーンももっとリアルなものが出来たはずですしね...”あえて”が成功してるとはとても思えないです。

テレビでやってたので観てみましたが、お金を出してまで観る必要は無いと思います。これを観る時間があったら70年代の金田一シリーズを観た方が絶対良いですよ~

「アヒルと鴨のコインロッカー」・・・(339)

2008-03-19 00:07:34 | Weblog
「アヒルと鴨のコインロッカー」アヒルと鴨のコインロッカー
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎
出演:濱田岳、瑛太、関めぐみ、松田龍平、田村圭生、関暁夫、他
2007年・日本・110分<レンタル>

<STORY>
仙台の大学に進学し、初めて一人暮らしを始めた椎名。ボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら引越の片付けをしていると、アパートの隣人・河崎から唐突に本屋襲撃に誘われる。やはり同じアパートに住むブータン人留学生が落ち込んでいるから「広辞苑」をプレゼントするのだと。困惑しながらもモデルガンを手に襲撃の手伝いをしてしまう椎名に、河崎はペットショップの店長・麗子には気をつけろと忠告する...

伊坂幸太郎の同名小説の映画化。
個人的に伊坂幸太郎の本は好きでよく読んでますので、正直期待せずに観ました...あの世界観を映像で表現するのは難しいだろうなぁ~と...

結果から言うと伊坂幸太郎の持つ独特の雰囲気は結構表現されてたと思います。小説を読んだことのある方はわかると思いますが、伊坂幸太郎の描く物語は非常にゆったりと時間が流れていく感じがするんです。それはテンポが遅いとかいうことでは無く...言葉で説明しづらいんですけど(笑)...何かゆったりしてるんです。
その割りに内容は結構ショッキングな出来事を扱ってたりして、そのギャップがまた魅力ではないかと思います。

で、その雰囲気は結構感じれたんですけど、だからと言って映画として面白いかというとそれはまた別の話です。
もちろん原作が面白いのでそれなりの面白さはあります。
ただ、私の場合は伊坂幸太郎の描く物語がどんなものかわかって観ていたので問題なかったですが、予備知識なしで観ると人によっては退屈な作品と感じるかも知れませんね~

伊坂幸太郎原作の映画化としては、以前に「陽気なギャングが地球を回す」がありまして、もうすぐ「死神の精度」が公開されます。他にも「重力ピエロ」等が映画化されるようです...悪い作品だとは思いませんが、個人的には今のところ”2連敗”と言わざるを得ないってのが正直なところですね~

ただ、映画をキッカケに原作や他の伊坂作品を読む人が増えればいいなぁと思ってます。映画は観なくていいので(笑)本を読んでみて下さい...個人的には、多分映画化は無理であろうと思われる「オーデュボンの祈り」がお薦めです。

「ゾディアック」・・・(338)

2008-03-15 13:05:27 | Weblog
「ゾディアック」ZODIAC
監督:デビッド・フィンチャー
出演:ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ、ロバート・ダウニー・Jr、アンソニー・エドワーズ、ブライアン・コックス、他
2007年・アメリカ・157分<レンタル>

<STORY>
1969年、ドライブ中のカップルが襲撃され女性は死亡、男性も重症を負う事件が起こった。その1ヵ月後、新聞社に事件の犯人と思しき人物――後に“ゾディアック”と名乗る男から犯行を告白する手紙と暗号文が届けられる。曰く、暗号文を新聞に載せないと大量殺人を決行するという。暗号は新聞に掲載され、新聞記者のエイブリーや風刺漫画家のグレイスミスは“ゾディアック”の謎解きに並々ならぬ関心を見せていくのだった...

「セブン」のデビッド・フィンチャーが監督した、実話に基づくサスペンス。
犯罪史上最も有名な事件の一つ”ゾディアック”連続殺人事件を、当時実際に事件を追った風刺漫画化ロバート・グレイスミスの著書を基に映画化されています。
残念ながら原作は未見ですが、正直言って読んでいなくて正解でした。
原作は原作で興味深いし読んでみたいとは思いますが、映画を観る前には読まない方が良いと思います。

とりあえず、監督がフィンチャーであることと未解決事件だけに結末がどうなるのか?の2点を興味持って観ました。
まず、さすがにフィンチャー監督作ということで、陰鬱でじめ~っとした雰囲気はさすがです。「セブン」「ゲーム」「ファイトクラブ」等...なんかすっきりしない映画を撮らせたら天下一品だと思いますね(笑)それはやっぱりこの重苦しくダークな作風も大きく影響してるんだと思います。
ラストも良かったと思います。ネタバレになるので詳しくは書きませんが”あの男”が働いている店(雑貨屋?)に行くシーンなんかは非常に印象的でした。

ネット上では結構評判悪いようですね...個人的にはフィンチャー作品としては「セブン」の次くらいに良いと思いますし、同じく未解決事件を描いた傑作「殺人の追憶」にも勝るとも劣らない出来だと思ってます。
全体的に淡々とした感じで、確かにドラマチックさには欠けるかもしれませんし、2時間半を長く感じる方もいるかもしれません。
が、丁寧に撮られたサスペンスであり人間ドラマであると思いますので、基本的に映画が好きな方ならどなたにも薦められる作品だと思います。
未見の方はぜひ。

「ヒューマノイド」・・・(337)

2008-03-12 01:08:22 | Weblog
「ヒューマノイド」DISPLACED
監督・脚本:マーティン・ホランド
出演:マーク・ストレンジ、マルコム・ハンキー、グラハム・ブロウンスミス、ステファニー・フェンド、ケーシー・ミラー、他
2006年・イギリス・100分<レンタル>

<STORY>
遥か彼方の宇宙で繰り広げられる戦争から地球に逃亡してきたヒューマノイド=人間型宇宙人のUFOがイギリスに不時着する。現場に直行した英国特殊部隊がそこで目にしたものは、ヒューマノイドと覆面兵士の激しい死闘であった...

私、SFは結構好きなんですけどSFって当たりハズレが激しいんでなかなか観ないんです。で、久々に観てみようと思い、色々検討した結果大ハズレを引きました(笑)

まずこの作品、設定以外はほとんどSFでは無いです。一応「宇宙人」と言いますか地球外生物が絡んできますが、ほとんどアクションです。しかも全然面白くないです(笑)
話がイマイチよくわからないというか、6時間くらいある話を無理やり100分にまとめたような感じですね。

とにかく観なくていいゴミ映画です。

「ラスト・ホラー・ムービー」・・・(336)

2008-03-09 00:39:51 | Weblog
「ラスト・ホラー・ムービー」THE LAST HORROR MOVIE
監督:ジュリアン・リチャーズ
出演:ケヴィン・ハワース、マーク・スティーヴンソン、アントニア・ビーミッシュ、他
2003年・イギリス・76分<レンタル>

<STORY>
1本のホラービデオのお決まりのストーリーが展開する中、ノイズと共に突如画面が切り替わり、ひとりの青年を映し出す。彼の日常を重ね録りした映像は、暴力と狂気に満ちた殺人の記録だった...

レンタルビデオのテープにこっそり自分の殺人を撮影したビデオをダビングし、そして...というなかなか面白い趣向の作品です。
雰囲気的にはベルギーのサスペンス作品「ありふれた事件」をホラー風にしてみたって感じがします。

ただ、アイデアは面白いと思いますが長いです...もちろん76分しかないので実際には長いわけではありませんので、長いと感じたということはそれだけ退屈だったんだと思います。
ただ、人を殺してそれを撮影して合間合間に独白が入る、という展開が延々と続き、最後の方でやっと新たな展開があります。
それがこのタイトルの「ラスト・ホラー・ムービー」に繋がっていきます。

アイデアとしては面白いし、まぁそれなりに観れます。
結構色んな賞をとってるようで、確かに低予算ながら頑張ってる感じはわかります。
ただ、上にも書きましたがちょっと冗長な感じは否めません...まぁドキュメンタリータッチのものは大体そんな感じなのでしょうがないかも知れませんが...
あと、タイトルに”ホラー”と付いてますがホラー色はそんなに濃くなく、雰囲気としてはサスペンスやスリラーという感じの方が近いかも?
私の場合はこのタイトルにちょっと期待しすぎたところもあったかも知れませんので(笑)そういう先入観が無ければもうちょっと楽しめたかも知れませんね~

「ヴィクティム」・・・(335)

2008-03-08 00:39:53 | Weblog
「ヴィクティム」目露凶光
監督:リンゴ・ラム
出演:ラウ・チンワン、レオン・カーファイ、エイミー・クォック、ライ・ユーチョン、コリン・チョウ、他
1999年・香港・103分<レンタル>

<STORY>
誘拐された元印刷会社社員マーが発見されたのは巷で「幽霊ホテル」と評判の廃屋だった。助け出された後の彼は、まるで人が変わったようになる。事件が腑に落ちない刑事のピットは、捜査を継続するが、やがて深い闇と恐怖に誘われていく...

現在ハリウッドで活動しているリンゴ・ラム監督の香港時代の作品です。
基本的にはサスペンス・ホラーのようですが、途中はほとんどクライム・サスペンスというちょっと面白い作りの作品ですね。

冒頭で”幽霊ホテル”が出てきて、霊とか呪いとかそういう類のストーリーになるのかと思ったら、意外にもサスペンス調になってさらに警察vs犯罪組織という刑事もののドラマになっていきます。
ホラーを期待していた私は正直言って最初の方はちょっととまどいもありましたが、途中からこれはバカ映画であると納得して(笑)観るようにしました。
ところがこれまた意外なことに実はかなりまっとうな作品で、結構怖い作品でしたね~...最後の最後で実は...ってこともあってなかなか良い作品だったのではないかと思います。

製作年から考えると「セブン」や「ユージュアル・サスペクツ」なんかの影響を受けてるのかな~?って感じがします。
10年近く前の古い作品ですが、役者もなかなか良いですし、全体的に狂気漂う作風はなかなか良い雰囲気出してると思います。

香港映画は独特のカラーがあって(笑)好き嫌い分かれるかも知れませんが、香港映画がお嫌いでない方はぜひご覧になってみてください。

「ロッキー・ザ・ファイナル」・・・(334)

2008-03-03 21:07:56 | Weblog
「ロッキー・ザ・ファイナル」ROCKY BALBOA
監督・脚本:シルヴェスター・スタローン
出演:シルヴェスター・スタローン、バート・ヤング、アントニオ・ターヴァー、ジェラルディン・ヒューズ、マイロ・ヴィンティミリア、他
2006年・アメリカ・103分<レンタル>

<STORY>
かつて無敵のチャンピオン、アポロとの30年前の死闘を皮切りにリングで情熱を燃やし続けたロッキーもボクシング界から退いた。今ではフィアデルフィアで小さなイタリアンレストランを経営している。愛妻エイドリアンは病ですでに他界し、息子Jr.も有名人の父に反発し家を出て行った。亡き妻エイドリアンとの思い出にすがって生きるロッキーは、妻の命日、墓参りをし、自らの胸の奥底にまだ情熱がくすぶっていることに気づき...

大ヒットシリーズ「ロッキー」の(多分)完結編。
私は残念ながら2~5作目を観ていませんが、評判が良かったので観てみました。
ロッキーをまったく知らない人にはツラいかも知れませんが、1作目を観ていれば楽しめると思います。が...やっぱり前5作を観た人とそうでない人では温度差があると思いますね。

個人的には1作目のどん底から這い上がる男のドラマには非常に感動したし、共感も出来たのですが、今作は初老に差し掛かった男がもう一花咲かせるといった感じのストーリーでやっぱり世代的に私より2世代、3世代くらい上の方のほうが感情移入できるのではないでしょうか?

1作目を意識した作りで、画面の質感もあえてだと思いますがちょっと古い感じになってます。
決して悪い作品ではありませんがロッキーに対する思い入れの強さで評価が変わってくると思います。
個人的にはやっぱり思い入れの強いランボー・シリーズ第4弾「ランボー 最後の戦場」の方が気になりますね~