家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「ハイテンション アンレイテッド・エディション」・・・(197)

2007-01-31 01:26:54 | Weblog
「ハイテンション アンレイテッド・エディション」HAUTE TENSION
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:セシル・ドゥ・フランス、マイウェン、フィリップ・ナオン、アンドレイ・フィンティ、オアナ・ペレア、他
2004年・フランス・91分<レンタル>

<STORY>
女子大生のマリーは、親友アレックスと人里離れた田舎の実家で週末を過ごすことに。しかし、何の前触れもなく正体不明の男が姿を現し、最悪の恐怖が家族を襲う! 一人、また一人と男の餌食にとなっていく家族たち……。必死で逃げ隠れるマリーとアレックス。だが一瞬の隙にアレックスはさらわれ、意を決したマリーは救出に向かう……。果たして、犯人の正体は? その動機は?

珍しいフランス製ホラーです。
非常に期待して観たのですが...まずタイトルに偽りなしのハイテンション具合は凄まじいです。特に最初の1時間は半端なくハイテンションです。

ハッキリとはしないまでもほぼ完全に姿が見えてる殺人者、しかも特にその背景は描かれていない...ということは謎解きの要素は無いし、因縁絡みの話でも無さそうだ...さていったいどう決着をつけるんだろう?と思いながら観てたんですけど...
う~ん、これは反則やなぁ~(笑)このオチだと説明のつかないことが多すぎますね。

とにかくオチがすべてみたいな作品ですので、これ以上は書きません。
確かに納得のいかないところはありますが、このハイテンションさはなかなか見ごたえありますのでホラー好きな方はとりあえず押さえておくべき1本だと思います。

最後にこれだけは言っておきたいのですが、このオチだったらアレックス役の女優は人選ミスです(笑)

「神の左手 悪魔の右手」・・・(196)

2007-01-29 00:25:48 | Weblog
「神の左手 悪魔の右手」
監督:金子修介
原作:楳図かずお
出演:渋谷飛鳥、小林翼、田口トモロヲ、小木茂光、前田愛、他
2006年・日本・95分<レンタル>

<STORY>
人間の悪意を夢で予知する不思議な力を持つ少年ソウ。ある日、ソウの夢に現れた一人の男。彼は寝たきりの娘に自作の絵本を読み聞かせているが、その絵本には少女たちの惨殺された姿が描かれていた。やがて悪夢は現実となり、ソウの身体にも異変がおきる。ソウの姉イズミは弟を救うため、夢に出てきた男を捜しに行くが...

楳図かずお原作の同名漫画の映画化です。
「平成ガメラシリーズ」「デスノート」の金子修介が監督ということでちょっとは期待してたのですが...
残念ながら原作漫画は未見なので、原作と比べてどうこうは言えないのですが、まず犠牲者役の若手アイドル女優たちの演技がゴミです。いくら監督が美少女好きだからといって(笑)あれだけ演技力の無い人たちが次々に出てくると完全に萎えますね...唯一前田愛が孤軍奮闘ってとこでしょうか?
あと、とにかく特撮がゴミ!ちょっとネタバレになりますが...生首が出てきますが「探偵ナイトスクープ」の”桂小枝のパラダイスネタ”に出てきそうなレベルです(笑)驚くほどチープですね~予算が無かったんでしょうか?それでも特撮は役者を一人、二人減らしてでも金を掛けないとダメなとこでしょー!

とりあえず脇を固めるベテラン陣、小木茂光や根岸季衣あたりは非常にいい味出してますし、なんと言っても田口トモロヲの狂気的な演技は凄まじいですね...はっきり言って狂気の無駄遣いです(笑)
そういう意味では田口トモロヲのファンの方なら一見の価値ありだと思います。
ホラー映画としては他の美少女ゴミホラーとほとんど変わりないです。

「X-MEN:ファイナル ディシジョン」・・・(195)

2007-01-28 16:53:45 | Weblog
「X-MEN:ファイナル ディシジョン」X-MEN: The Last Stand
監督:ブレット・ラトナー
出演:パトリック・スチュワート、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、アンナ・パキン、イアン・マッケラン、ファムケ・ヤンセン、他
2006年・アメリカ・104分<レンタル>

<STORY>
プロフェッサーXの右腕だったジーンの死により、いまだその動揺から立ち直れずにいるX-MEN。そんな中、"ミュータントは病だ"と主張する天才科学者によって、ミュータントの能力を消去し普通の人間にすることのできる新薬"キュア"が開発される。"ミュータントのまま生きるか、それとも人間になるか"という究極の選択に、ミュータント社会は大きく揺れる。マグニートー率いるブラザーフッドは、キュアの根絶を狙い、キュア開発のカギとなる少年ミュータント、リーチの強奪に動き出す。一方、X-MENは人類とミュータントの全面戦争を回避しようと奔走するのだが...

ブライアン・シンガーから「ラッシュアワー」のブレット・ラトナーに監督交代で撮られたシリーズ3作目。

映画的にはシリーズ中1番派手で見ごたえがあったと思います。
ただ、登場人物が多くてみんなにスポットを当てようとして散漫になってしまった印象は否めませんね~...元々ヒュー・ジャックマン扮するローガンが主役で作られてたと思いますが、今作を見る限りでは目立ってはいるものの”主役”という感じではないですよね。
敵(マグニートー)側も色んなキャラがいてゴチャゴチャしてるので、もっと「スーパーマン」「バットマン」「スパイダーマン」のようにわかりやすい構図なら良かったんじゃないかなぁ~と思います。だからといって面白くなるかどうかはわかりませんが(笑)

個人的にいわゆるSF的なジャンルの作品は嫌いではないのですが意外と観る機会が少ないんですよね~...で今回は結構久々にSFを観たので個人的には楽しく観ましたが、人が観てどう思うのかはよくわかりません(笑)でも結構楽しめる作品じゃないんですかね?そう思います。ただ今作だけ観てもわかりにくいと思いますのでシリーズ通して観ることをお薦めします。

タイトルに「ファイナル」(原題はTHE LAST STAND)って付いてますが、絶対続きますよ(笑)
あとパトリック・スチュワートとイアン・マッケランの若い頃のシーンが出てくるんですけど、これってCGでシワ消してますよね?顔がツルッとしてて気持ち悪いです(笑)

「ステイ」・・・(194)

2007-01-23 21:24:26 | Weblog
「ステイ」STAY
監督:マーク・フォースター
出演:ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ、ライアン・ゴズリング、他
2005年・アメリカ・99分<レンタル>

<STORY>
精神科医サムは、謎めいた若い患者ヘンリーを前任のセラピストから引き継いだ。ヘンリーはサムに、三日後の真夜中に自殺すると予告する。サムには同棲中のガールフレンド、ライラがいるが、彼女は精神的に不安定だった。サムは結婚指輪をいつでも渡せるように準備しているのだが、なかなか渡せないでいる。その指輪に興味を示すヘンリー。また、ライラは自分と同様に自殺願望のあるヘンリーが気になり始める...

ぜ~んぜん知らなかったんですけど、この作品一応劇場公開されてたんですね(笑)話題になってたのかな?本当に知りませんでした。
DVDが出たときに「ユアン・マクレガーとナオミ・ワッツが出ていて、しかも20世紀フォックス映画にもかかわらず劇場未公開かぁ~」と真剣に思ってました(笑)

が、しかし...地味(苦笑)もし劇場未公開だったとしても不思議ではないくらいです。
本当に偶然ですが、最近観た塚本晋也監督の「HAZE」と同じような内容です(テーマは別でしょうけど...)つまり某洋画「○○○○」と同じような作りの作品です。

ただ、今作は他の作品と違って”サスペンス”や”スリラー”というよりは人間ドラマ的な要素の方が強いので、ラストの衝撃は薄いですね~

悪い作品ではないですが、別に観ても観なくてもいいって感じですね。

オスカーの行方は?

2007-01-22 18:17:05 | Weblog
アカデミー賞の前哨戦でもある「ゴールデングローブ賞」が発表されました。

今回は日本でもほとんど無名といってもいいくらいの女優、菊地凛子が「バベル」で助演女優賞にノミネートされたことでワイドショーなんかでもやたらと話題になってました(惜しくも賞は逃しましたが)
私は基本的にこのテの賞レースに絡む作品を観ることは無いので(笑)役者の名前とか作品名とか聞いてもいまいちピンとこないってのが正直なところですが、今回の最大の衝撃はマーティン・スコセッシが監督賞をとったことでしょうね...映画史に残る作品を数々撮っていながらいまだにオスカーは受賞したことないんですよね~まぁ年齢が年齢なので今年は「功労賞」も兼ねて受賞するのかな?個人的には”無冠の帝王”でいてほしい監督ではありますが...

以下「第64回ゴールデングローブ賞」主要部門受賞結果です。
◎最優秀作品賞(ドラマ部門)
『Babel/バベル』
◎最優秀作品賞(ミュージカル/コメディ部門)
『Dreamgirls/ドリームガールズ』
◎最優秀監督賞
マーティン・スコセッシ『The Departed/ディパーテッド』
◎最優秀主演男優賞(ドラマ部門)
フォレスト・ウィテカー
『The Last King of Scotland/ザ・ラスト・キング・オブ・スコットランド』
◎最優秀主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)
サシャ・バロン・コーエン『Borat/ボラット』
◎最優秀主演女優賞(ドラマ部門)
ヘレン・ミレン『The Queen/クイーン』
◎最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)
メリル・ストリープ『The Devil Wears Prada/プラダを着た悪魔』
◎最優秀助演男優賞
エディ・マーフィ『Dreamgirls/ドリームガールズ』
◎最優秀助演女優賞
ジェニファー・ハドソン『Dreamgirls/ドリームガールズ』
◎最優秀外国語作品賞
『Letters from Iwo Jima/硫黄島からの手紙』(アメリカ)
◎最優秀脚本賞
『The Queen/クイーン』

「クラッシュ」・・・(193)

2007-01-19 18:46:41 | Weblog
「クラッシュ」CRASH
監督:ポール・ハギス
出演:サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン、ブレンダン・フレイザー、サンディ・ニュートン、ライアン・フィリップ、他
2005年・アメリカ・112分<レンタル>

<STORY>
クリスマスを間近に控えたロサンゼルス。黒人刑事グラハムとその同僚でヒスパニックの恋人リア。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリックとその妻ジーン。差別主義者の白人警官ライアンと同僚のハンセン。裕福な黒人夫婦キャメロンとクリスティン。やがて彼らの人生は思いがけない形で交錯、大きく狂い始める...

私がいくらホラー好きだといっても、血生臭い映画ばかり観てるとさすがに精神衛生上良くないんですよね(笑)...
で、久々に普通の(笑)映画を観ようと色々探した結果、昨年のオスカー受賞作の「クラッシュ」を観ました。
ちなみに監督のポール・ハギスは「ミリオンダラー・ベイビー」(←観てない...笑)の脚本を書いた人だそうで、しかも今作がデビュー作だそうです。

う~ん、凄い!面白い!すばらしい作品ですね...こういう作品を観て「良かった」と思える感覚がまだ自分の中にあることにも感動(笑)

人種や階級などのさまざまな”差別”と人と人との”コミュニケーション”をテーマに、色んなドラマが展開し、やがてそれぞれのストーリーが絡み合っていく群像劇です。
コミカルな雰囲気も取り入れつつ、シリアスで哀しくて切なくて、そして「透明マント」のエピソードをはじめとする心温まるエピソードも絡めつつ、ラストまでグイグイひきこまれていきます。

私がここでグダグダと拙い言葉で感想を並べるよりもぜひ観て欲しいです。
オスカー受賞作ということで...私のような屈折した映画好きは別として(笑)...観た方も多いと思いますが、未見の方は観てください。それだけです。

ちなみにラストで私の大好きな曲、ステレオフォニックスの「Maybe Tomorrow」が使われております。名曲です!

「HAZE-Original Long Version」・・・(192)

2007-01-18 00:38:16 | Weblog
「HAZE-Original Long Version」
監督・製作・脚本・撮影監督・美術監督・編集:塚本晋也
出演:塚本晋也、藤井かほり、村瀬貴洋、神高貴宏、辻岡正人、さいとう真央
2005年・日本・49分<レンタル>

<STORY>
鉄パイプをこすり削る音、苦痛とともに流れる血、ズタズタに引き裂かれていく肉体、死体が打ち捨てられた池…。男が目を覚ますとそこは身動きの取れない密室であった。どうしてここにいるのだろうか…?男はこの異常なほどに狭いコンクリートの空間から逃げ出そうとするが...

「鉄男」の鬼才、塚本晋也監督作品。
この人はおそらく描きたい・表現したい世界観というものを明確に持ってるんでしょうね~...それが何か私にはよくわかりませんが(笑)
そういう意味で根底に流れてるものは全ての作品に共通しているんでしょうけど、作品の描き方が毎回違うので私なんかは結構とまどってしまいます。「鉄男」シリーズのようにハマれば楽しめるのですが「東京フィスト」や「バレット・バレエ」なんかは個人的には退屈でした。

で、今作ですが...まず単純に映画として楽しめます。時間も49分と短くて観やすいです。
冒頭からとてつもない閉塞感です...私はどちらかといえば閉所恐怖症なのでかなり息苦しかったですね。狭いところが苦手な方にはかなりキツい作品だと思いますよ。

とにかく不条理で不可解な世界が続いて”どう決着をつけるんだろう?”と思ってたら、なんと!...う~ん...「○○○○」(←某洋画)と同じオチですね...

ただ、こちらは非常にポジティヴなメッセージがこめられていて(多分...笑)良かったと思いますよ。
とりあえずすさまじい閉塞感ですし、ビジュアル的にも結構キツいシーンも多いので、ホラーが苦手な方にはお薦めしにくい作品ですが非常に興味深い1本ですので興味がある方は観てみてはいかがでしょうか?

「プロムナイト」・・・(191)

2007-01-17 01:02:18 | Weblog
「プロムナイト」PROM NIGHT
監督:ポール・リンチ
出演:ジェイミー・リー・カーティス、レスリー・ニールセン、ケイシー・スティーヴンス、他
1980年・カナダ・93分<レンタル>

<STORY>
とある廃校で一人の幼い少女が、四人の友達とおにごっこの最中、彼らの度を越した追い込みにより殺害される。それから数年後、そのことを秘密として誓い合った彼らは高校生となりプロムを迎えようとしていた。一方、その事件の殺人現場付近にいたということで犯人とされ精神病院送りとなっていた男が脱走。惨劇が幕を開けようとしていた...

う~ん懐かしいっすね~...昨年末にDVD化されたようでレンタルに出てたので、久々に観てみました。
もう四半世紀以上前の作品ということで、画質はもとよりストーリーも特殊メイクも古臭さは否めません。が、レンタルビデオ黎明期に私が一番観たのがこのあたりのホラーですので個人的には本当に懐かしくて、しかも最近古いホラー映画を観ていなかったこともあってかとりあえずは楽しめました。
ただし、お薦めはしません(笑)主演が“スクリーミング・クイーン”ジェイミー・リー・カーティスですし、一応ホラー映画史に名を残している作品ではありますが、あくまで30年近く前のB級ホラーですので...

どうでもいいミスリードやヒョロヒョロの犯人などツッコミどころ満載ですがB級ホラーはそんなに真剣に観るものではありませんので...(笑)とりあえず今作を未見の方なら観てみてもいいかもしれませんね。

もうそろそろ次世代メディアが登場しているにもかかわらず、まだまだDVD化されていないB級ホラーって多いんですよね~...「ファンハウス」とか「バーニング」とか「血のバレンタイン」とか...次世代ではさらに期待できないので(笑)早いとこDVD化して欲しいなぁ~

「ディセント」・・・(190)

2007-01-16 01:01:22 | Weblog
「ディセント」THE DESCENT
監督・脚本:ニール・マーシャル
出演:シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード、サスキア・マルダー、マイアンナ・バリング、ノラ=ジェーン・ヌーン、他
2005年・イギリス・99分<レンタル>

<STORY>
年に一度、女友だちだけで出かける冒険旅行からの帰り道、不注意の事故で夫と娘を失ったサラ。その1年後、友だちの誘いを受け参加した地下洞窟への探検で思わぬ事故が発生。楽しいはずの冒険旅行が惨劇へと変わる...

B級ホラーながらなかなか良質な作品「ドッグ・ソルジャー」でデビューした、ニール・マーシャル監督の2作目。
個人的に「ドッグ・ソルジャー」は結構好きな作品なので今作も期待して観ました。正直言って「ドッグ・ソルジャー」を超える出来だとは思いませんが、こちらもかなり強烈な1作であることは間違いないですね~。

基本的な話は「サバイバル・ホラー」もしくは「パニック・ホラー」って感じなんですけど、そこへ事故で家族を亡くした主人公サラの人間ドラマも絡んできて、ある意味では昼ドラ風とも言える(笑)サスペンスタッチな部分も持っている一風変わった作品です。

冒頭からかなりショッキングなシーンでいきなり心を鷲掴みにされ(笑)その後もテンポ良く話しが進んでいきます。
洞窟内のシーンも息がつまりそうなくらいの閉塞感が良い感じですね。
ネタバレになりますが...まぁ宣伝されてる部分なのでいいでしょう...洞窟の中で地底人が襲ってくるのですが、この地底人に関して一切説明はありません。どこから来たのか?どういう経緯で生まれて来たのか?まったくわからないのですが、それが却って良いですね~下手に説明されるよりも物語に深みを与えていたと思います。

もちろん、地底人がそんなに強くなかったり、主人公が覚醒したかのように暴れまくったり、色々とツッコミどころもありますがここ最近のホラーではかなり面白い部類に入ると思います。
ただ、あのラストは賛否両論分かれるところだと思います...個人的には良かったと思いますが、カタルシスは無いですね...

「トリック -劇場版2-」・・・(189)

2007-01-13 03:12:09 | Weblog
「トリック -劇場版2-」
監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、堀北真希、平岡祐太、綿引勝彦、上田耕一、片平なぎさ、野際陽子、他
2006年・日本・111分<レンタル>

<STORY>
霊能力者・筐神佐和子が支配する、関東沖合いに浮かぶ小さな島・筐神(はこがみ)島。
ある日、上田の研究室を青沼という青年が訪ねてくる。10年前、筐神佐和子に連れ去られた幼馴染の美沙子という女性を救い出して欲しいというのだ。佐和子が恐ろしい霊能力者だと聞き一人では心もとない上田は、例によって奈緒子を巻き込み佐和子とその信奉者たちが待ち受ける筐神島へと向かう。二人の前で次々と繰り広げられる驚愕の奇蹟の数々。それは果たして、佐和子の強大な霊能力によるものなのか、それとも単なるトリックか!?

言わずと知れた人気テレビドラマの劇場版第2弾。
中身の方も相変わらずで(笑)霊能力者のインチキを”自称天才マジシャン”山田奈緒子と”堅物な物理学教授”上田次郎が暴くという大筋を、これも相変わらずの小ネタ満載で描くサスペンス・コメディです。
美形で貧乳の仲間由紀恵と”もう一生上田次郎役だけやってればいいと思う(笑)”阿部寛のコンビは、これまた相変わらず絶妙で素晴らしいですね~

内容は「トリック」シリーズが好きな方には本当に何も言うことないくらい、いつも通りです(笑)正直言ってストーリー自体は別に面白くもなんともありません。が、これもいつも通りストーリーとはまったく関係ないギャグが小気味よくはまっていて気軽に観るには最適です...まぁ劇場でやる必要があるのか?と言われればなんとも言いようがありませんが...(苦笑)

今回は「よろしくネ」がキーワード(?)で、当然のごとく「ゆーとぴあ」が出演しております...でも30歳以下には何のことやらわからんやろ~...「よろしくネ」のポーズはさすがにゆーとぴあの2人が一番キレがあります(笑)
あとは「ブックオフ」のくだりや「手足が伸びる格闘シーン」など笑えるシーンも多くて非常に楽しめる作品になっております。

とりあえず今作で終わりのような雰囲気を漂わせておりますがどうなるんでしょうか?
このシリーズは霊能力者や宗教家のインチキを暴くマジシャンという主軸があるのですが、裏テーマというか実は「霊能力は本当にある」ということも少しにおわせた作りになってるんですよね...奈緒子の両親の話とか...
その辺はテレビシリーズ・劇場版のどちらでも完全には語られていないので、もし実際にそこまで考えているとしたらまだまだ続く可能性はあるでしょうね~

まぁ何にしてもテレビで十分ですよ(笑)テレビドラマとしたら群を抜いて面白いですが劇場に足を運んでまで観る必要は無いでしょうね...とりあえずレンタルなら十分楽しめる作品ですので、ぜひご覧になってください。