家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「マザーズデイ」・・・(741)

2012-08-25 01:06:59 | Weblog
「マザーズデイ」MOTHER'S DAY
監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:レベッカ・デモーネイ、ジェイミー・キング、ブリアナ・エヴィガン。パトリック・フリューガー、デボラ・アン・ウォール、A・J・クック、他
2010年・アメリカ・112分<レンタル>

<STORY>
豪華な家を安く手に入れた夫婦は友人たちを招待して、新居祝いのパーティーを開いていた。しかし、そこへ家が売れていることを知らない前の住人たちが帰ってくる。それは銀行強盗に失敗した悪人一家だった。母親、娘一人、息子三人の一家は、新しく住んでいた夫婦とその友人を監禁する。次第にこの悪人一家たちの残酷な本性があらわになっていくのだが...

80年にチャールズ・カウフマンが監督したトロマの怪作「マザーズデー」のリメイク作品。
監督が「SAW」シリーズのダーレン・リン・バウズマンということでバイオレンス度はかなりパワーアップしております。
が、これはもうリメイクとかそういう次元では無いですね~母親を家長とするキ○ガイ犯罪一家...という設定以外はほぼ別物です。
”リ・イマジネーション”とか、もうそういうレベルでも無いです。
ただ、オリジナルの監督チャールズ・カウフマンやトロマの総帥ロイド・カウフマンも製作に名を連ねているので正式なリメイク作品と考えて間違いないでしょう。

オリジナルが「悪魔のいけにえ」の亜流作品であったのに対し、今作は自宅に押し入られるというさらに理不尽で不条理な(まぁ色々と理由はあるのですが...)「ファニーゲーム」(残念ながら未見です)あたりの作品と近いテイストの作品かと思います。
基本的にはあらすじを読んで想像するような感じをまったく裏切らない内容です(笑)キーワードとなってくるのが”あるお金”で、このお金を巡って凄まじい殺し合いが起こります。
まぁ正直言ってスカッとするような作品では無いのでなかなかオススメはしにくいですが、サスペンス/スリラーとしてはそれなりによく出来た作品だと思いますので、このテの作品が大丈夫な方はどうぞご覧になってみてください。
何と言ってもキ○ガイ母さんのレベッカ・デモーネイが良いです!この作品の時でも50歳を越えてるようですが、若々しく美しいですね~だからこその凄みがあります。ナイスキャストです。

一つ難を言えば、ストーリーが大体予想通りと書きましたがラストも予想の範疇を超えておりません。
オリジナルのバカバカしくもブッ飛んだラストには及ばないです。ラストはオリジナル通りでいって欲しかったなぁ~

追悼 2012.8.19

2012-08-21 01:08:58 | Weblog
映画「トップガン」などを手がけたトニー・スコット監督(68)が19日午後、米ロサンゼルス市の橋から飛び降り、死亡した。事件性を示すものは見つかっておらず、自殺と見られている。現地当局が発表した。

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ショッキングなニュースが飛び込んできました。
亡くなられたこともショックではありますが、死因が自殺とは...

賛否両論分かれる監督ではありましたが
ギラギラしたこれぞハリウッド映画!という感じの画作りは
個人的には好きでした。
「アンストッパブル」のような素晴らしい作品を撮った後だけに
本当に残念でなりません。

ご冥福をお祈りします。

「ホステル3」・・・(740)

2012-08-18 00:46:17 | Weblog
「ホステル3」HOSTEL:PART III
監督:スコット・スピーゲル
原案:イーライ・ロス
出演:キップ・パルデュー、ブライアン・ハリセイ、ジョン・ヘンズリー、サラ・ハーベル、クリス・コイ、スカイラー・ストーン、ズライ・エナオ、他
2011年・アメリカ・88分<レンタル>

<STORY>
主人公の結婚前の“独身さよならパーティ”として、男友達4人はラスベガスで落ち合う。
彼らがギャンブルを楽しんでいる最中、セクシーな女性2人に誘われ、4人は現地のタクシーで、あるプライベート・パーティに参加する。 
パーティで行方不明になったマイクに会うためホステルへ向かうと拉致されたどり着いた先が、人が人を拷問し殺すことが出来る、会員制の“エリート・ハンティング・クラブ”だった...

イーライ・ロス監督の「ホステル」シリーズ第三弾。
今作ではイーライ・ロスは監督から外れ、同シリーズの製作者スコット・スピーゲルが監督しております。
スコット・スピーゲルってどっかで聞いた名前やな~と思って調べてみると「死霊のはらわたⅡ」の脚本、「フロム・ダスク・ティル・ドーン2」の監督など、筋金入りのB級畑の人でした(笑)

ただ、残念ながら出来は前2作には遥かに及ばないですね。
1作目は都市伝説をイーライ・ロスらしい不愉快な描写で描いたなかなかの作品で、2作目もそれなりに良かったのですが
今作では何と言いますか都市伝説らしい「もしかして本当にあるかも」と思わせる怖さがありません。
物語に凝りすぎて荒唐無稽なお話になってしまいましたね~

内容的には1作目と同じで、殺人クラブに誘拐された主人公が命からがら逃げ出す、という感じなんですけど
今作では殺人が密室ではなくショー的に行われていたり、途中である衝撃の事実が出てきたり、さらにラストにまた一ひねり入れたりと
マンネリにならないように、さらに盛り上がるようにと取り入れられた要素が全て蛇足のように感じられました。
個人的には1作目・2作目をパワーアップさせたような作りにするよりは、違う都市伝説をテーマにして、ストーリー的には完全に別物としたほうが良かったのでは?と思います。
次作があるのならイーライ・ロスの監督復帰希望です。

「ダークナイト ライジング」・・・(739)

2012-08-12 02:39:43 | Weblog
「ダークナイト ライジング」THE DARK KNIGHT RISES
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、モーガン・フリーマン、他
2012年・アメリカ・165分<劇場>

<STORY>
ジョーカーの危機が去ってから8年後のゴッサム。“デント法“により組織犯罪は沈静化。街には表向きの平和が訪れ、ブルース・ウェインは人々の前に姿を見せることなく暮らしていたが、街の地下では恐ろしい力を持つ庸兵ベインが“ある計画“を開始し...

久々の劇場、そして人生初のIMAXでした。
クライムアクションの傑作「ダークナイト」の続編ということで期待度は最高潮でしたが...

できるだけネタバレ無しに書きますが(笑)...まず今作は「バットマン ビギンズ」の続編という感じです。
ストーリー的にも作品の作り的にも、1作目と今作が直接的な続編で2作目の「ダークナイト」は”スピンオフ”という感じがしますね~
前作はクライムアクションにも関わらず非常に静謐で、緊張の糸がピンと張り詰めるようなそんな作品だったのですが
今作は音楽でバンバン盛り上げていくスペクタクルアクション的な印象が残りました。

ネタバレ無しで書けるのってこれくらいですかね~?(笑)
3時間弱の長尺ではありますが、結構飽きずに観れました。
ただ、正直言って無駄なシーンは多いと思います...もうちょっと短く出来たのでは?
理由はどうあれ、”観たい!”と思ってる方は劇場での鑑賞をオススメします。
これ、テレビサイズだと結構ショボいと感じるかもしれませんから(笑)

最後にIMAXのお話。確かに綺麗な画質で、最初は”DVDとブルーレイ”の違いくらいの衝撃がありました。
ただ、個人的には画質の良さが必ずしも映画にとってプラスになるとは考えておりませんので、
そういう意味ではレイトショーより800円も高くて割引も無し、という価格設定では普通のスクリーンでいいか~となってしまいます。
音響は通常のより迫力があって良かったです!
ちなみに会社の近くのシネコンで観たのですが、ここは字幕版はIMAXのみの上映でしたので、
できれば通常スクリーンでの上映もありで、こちら側に選択させて欲しかったですね。

「スピーク」・・・(738)

2012-08-11 00:43:11 | Weblog
「スピーク」THE SPEAK
監督:アンソニー・ピアース
出演:スティーヴン・ネルソン、クリスティーナ・アナパウ、ウナ・ジョー・ブレイド、トム・サイズモア、他
2010年・アメリカ・83分<レンタル>

<STORY>
売れない映画監督のシェリーと映画撮影チームは、恐怖ドキュメンタリー映画を作るため廃虚のホテルに乗り込んだ。管理人の忠告を無視して中に入リ撮影を開始した一行は、ひとりでに開閉するドアや画面の奥を横切る人影、どこからともなく聞こえてくるささやき声にがく然とする。常識を超えた怪異に見舞われ、館内に閉じ込められた一行は逃げ惑うが...

前回の「モンスターズ」に引き続き、”TSUTAYAだけ”のレンタル(笑)...最近多いですね~ゲオが最寄のレンタルショップの私としましては、非常に困ります。
ちなみにブログは時間がある時に映画を観て書き溜め、コンスタントに更新するようにしてるので、前回の「モンスターズ」から今作は一週間しか空いてませんが、実はこの間2ヶ月間映画を観てませんでした。厳密に言うとテレビ放映の「SPACE BATTLESHIP ヤマト」なんかを観たりしてますが、まぁ特に感想もないので(笑)ブログにはアップしておりませんでした。

で、今作。
今さら感ありありなP.O.V.のホラー映画です。
はっきり言いまして、メチャメチャつまらない低予算ホラーです。まったく観なくていいハズレ作品です。
何よりヒドいのが、P.O.V.作品には”画面酔い”ってのが多かれ少なかれ感じられたりしますが今作はその画面酔いがほんとうにヒドいです。
83分と決して長くない作品なんですけど、1時間ほどであまりに気分が悪くて一回観るのを止めてしまいました。
他のP.O.V.作品が手持ちカメラの迫力を出しつつ、極力画面酔いしないように気を使われてるんだな~と改めて感じさせられました。
まぁとにかく地雷です。面白くもないし、酔うし(笑)観ないで下さい。

暑中お見舞い申し上げます

2012-08-05 01:38:52 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
毎日暑いですね~...とにかくこの湿気はどうにかならんもんでしょうか?

とりあえず色々ありまして、インターネットのプロバイダをCATVに変更しました。
それのおまけ(?)として、7月からBSの放送が見れるようになり
7月・8月の2ヶ月間限定ですがWOWOWも見れるようになりました。
そしてこれが一番大きいのですが、
毎月30本くらいの映画作品がオンデマンドで無料で観れるようになりました。

BSはそんなに見るものって無いのですが、WOWOWのライブやUFC(総合格闘技)
さらにオンデマンドでも映画を観るようになり、以前よりは”観る”ということに時間を割くようになってますが
今度はブログを書く時間が無くなってきまして(笑)相変わらず更新は週一ペースですいません。

今のところはテレビ放映も含めて、1本1本ブログを書いていくつもりをしてますが
時間が無さそうだったら、劇場とレンタルDVD(Blu-ray)を除いて、テレビで観たものはまとめて
1作品につき2~3行くらいで(笑)感想を書いていこうかな~っと思ってます。

色々バタバタしておりますが、今後ともよろしくお願いします。
今夏は絶対「ダークナイト ライジング」だけは劇場に観に行きます!

「モンスターズ/地球外生命体」・・・(737)

2012-08-04 01:20:18 | Weblog
「モンスターズ/地球外生命体」MONSTERS
監督・脚本・撮影:ギャレス・エドワーズ
出演:ホイットニー・エイブル、スクート・マクネイリー、他
2010年・イギリス・94分<レンタル>

<STORY>
太陽系に地球外生命体の存在を確認したNASAは、探査機を使いサンプルを採取する。しかし、大気圏突入時にメキシコ上空で大破してしまう。その直後から、地球外生命体が増殖をし始め、メキシコの半分が隔離される事態に。それから6年後、“モンスター”たちにより多大な被害を受けているメキシコでスクープを狙うカメラマンのコールダーは、怪我をした社長令嬢のサマンサをアメリカ国境まで送り届ける役目を与えられる...

何と言うか、奇妙な怪獣映画でした。
映画の作りとしてはいわゆるロードムービーって感じで、雰囲気も怪獣映画っぽい”スペクタクル!”っていう感じよりも
むしろ単館系のヨーロッパ映画でも観てるかのような、まったりした作品でした。
低予算でモンスターが出せなかったのか?モンスターを出さないコンセプトだったか?はわかりませんが
冒頭とラスト以外はほとんどモンスターは出てきません。
もしかしたら怪獣映画の形を借りて何らかのメッセージが込められてたのかも知れませんが(特にラストシーンは象徴的な感じがしますし)
個人的にはよくわからない、退屈な作品だったとしか言いようがないですね~
”SF”とか”怪獣映画”とかそういうところに期待すると肩透かしを食らいますが、
この何とも奇妙な感じは時間とお金に余裕があるなら体験してみるのも良いかもしれません。