家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「ルパン三世 カリオストロの城」・・・(456)

2009-03-28 03:03:35 | Weblog
「ルパン三世 カリオストロの城」The Castle of Cagliostro
監督:宮崎駿
原作:モンキー・パンチ
声の出演:山田康雄、増山江威子、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗、島本須美、石田太郎、他
1979年・日本・100分<レンタル>

<STORY>
ヨーロッパの小国カリオストロ公国。ニセ札の噂が絶えないこの国へやって来たルパンは、悪漢に追われるひとりの少女クラリスを助けるが、彼女は再び連れ去られてしまう。実はカリオストロ公国・大公家のひとり娘であったクラリスは、強引に結婚を迫るカリオストロ伯爵によって城に幽閉されていたのだ。ルパンは既に城内に忍び込んでいた不二子の手引きで城に潜入するのだが...

ネットラジオ「家庭内映画館<別館>」のために観たのですが、恥ずかしながら今作を観るの初めてです(笑)
別にアニメが嫌いというわけではなくアニメはアニメで面白いとは思うんですけど、普段なかなか手が出なくて何と!公開から30年目にして(笑)やっと観ることができました。

私は世代的にはテレビの第二シリーズあたりがリアルタイムなのですが、第一シリーズも頻繁に再放送してたので今作も特に違和感なく観れました。
(キャラクターや小道具、イメージボードは第一シリーズに準じているそうです)
私は原作(漫画版)を読んだことがないので私の中ではテレビのルパンがルパン三世のイメージなんですけど、そういう意味ではそんなにイメージとかけ離れた作品ではなかったです。
もちろんテレビ版に比べてハードボイルドさ、クールさに欠ける感じはありますが、それでも一映画作品として観た時に違和感は感じなかったです。
もしかしたら大野雄二の音楽の力も大きいかも知れません。これがもし久石譲だったらと思うとゾッとします(笑)

まぁルパン三世は漫画もあればアニメも何種類もありますし、多くの人がそれぞれのイメージを持って観るので色んな感想があるとは思いますが、今作は冒険活劇として良く出来た作品だったと思います。
それに何と言ってもキャラクターが魅力的ですよね~ルパン、次元、五ェ門、不二子、銭形...「ルパン三世」という作品の世界観もこの作品を名作たらしめた大きな要因でしょうね。

「お姉チャンバラ THE MOVIE」・・・(455)

2009-03-21 02:45:30 | Weblog
「お姉チャンバラ THE MOVIE」お姉チャンバラ THE MOVIE
監督:福田陽平
出演:乙黒えり、橋本愛実、脇知弘、中村知世、他
2008年・日本・80分<レンタル>

<STORY>
西暦20XX年。ある企業が謎の科学者・杉田による死人蘇生術を開発したために、街にはゾンビが跋扈。世界は狂乱に満ちていた。そんな荒廃した世界を、日本刀を片手にビキニ姿で旅する彩は、次々とゾンビを倒しながら、父を殺した腹違いの妹・咲に復讐すべくその行方を追っていた。彩にお供するのは,妹を杉田に誘拐された勝治。ある日二人は、娘をゾンビに殺され、杉田への復讐に燃えるレイコと遭遇。彼女の口から、咲が杉田のもとにいることを知り、3人は杉田の研究所を目指すが、彼らの前には多くの苦難の道が待ち受けていた...

同名ゲームの実写化作品です。
ゲームは1本目だけやりましたが、面白くなかったです(笑)

お姉ちゃんがビキニ姿で日本刀でゾンビを斬りまくる...何と素敵なプロットなんでしょうか?(笑)
ただこういう素敵なプロットは往々にしてハズレます。今作もやはり例外ではありませんでした...
製作者側も当然「スケベ心」でそれなりのヒットは見込めると思って作ったでしょうから元々志しは低い作品だと思います。それにしても、もっと丁寧に作れなかったのでしょうか?

低予算で作れてそれなりに回収できる...CGやデジタルビデオの進化も手伝ってお手軽な作品がどうしても増えてしまいますね。
う~ん、やっぱり金かぁ~...

「ガチ☆ボーイ」・・・(454)

2009-03-14 01:55:34 | Weblog
「ガチ☆ボーイ」ガチ☆ボーイ
監督:小泉徳宏
原作:蓬莱竜太
出演:佐藤隆太、サエコ、向井理、仲里依紗、宮川大輔、泉谷しげる、他
2008年・日本・120分<レンタル>

<STORY>
大学在学中に司法試験合格も夢ではないと言われる五十嵐は、学園祭で見た学生プロレスが忘れられず、プロレス研究会の門を叩く。「マリリン仮面」というリングネームをもらい、大切な事は何でもメモする真面目な五十嵐だったが、肝心の「段取り」を覚えられず、ガチンコの試合をしてしまう。しかし、それが客に大ウケ。五十嵐の人気でプロレス研究会は活気付く。しかし、五十嵐が段取りを覚えられないのには理由があった...

2008年度ナンバーワン!との呼び声も高い、学生プロレスをモチーフに”生きる”ということを描いた青春映画です。
事故が原因で寝てしまうとそれまでの出来事をすべて忘れてしまうという記憶障害を持つ主人公、五十嵐と彼を取り巻く人間模様が描かれております。

よく出来た作品だと思います。テンポも良いですし、切なくて悲しくてそれでいて前向きな希望のある作品だと思います。
ただ、これをわざわざ映画でやらなければならなかったのか?という印象をどうしても持ってしまうんですよね~
もちろんそれはこの作品だけに限らず邦画全般に言えることなんですけど、予算の少なさをカバーするために内容で勝負!っていう部分が大きくなってきます。
逆に言うと「良い内容ではあるけどスケールは小さい」とも言えるんですよね...だから観ていて、テレビドラマでも良かったんじゃないかなぁ~ってどうしても思ってしまいます。

ハリウッド映画のように世界マーケットで勝負できるわけではないので、どうしても予算という制約を受けてしまう日本映画なんですけど、もっとスケールの大きい”スクリーンで観たい!”と思わせてくれるような映画らしい映画を私は邦画にも期待するのですが...なかなか難しいですよね...

もちろん私がアクションやホラーやSFというようなエンターテイメント系の作品が好きだからというのもあるのですが、でもやっぱり映画館の大スクリーンで「スターウォーズ」を観た時の気持ちを忘れたくないですね。
映画ってやっぱりエンターテイメントで大スクリーンに似合うワクワクドキドキするような作品のことだと私は思います。

念のため言っときますが、この作品は面白いですから!決してけなしてるわけでは無いですよ(笑)未見の方はぜひ観てください。

「クローンフィールド HAKAISHI」・・・(453)

2009-03-07 02:44:15 | Weblog
「クローンフィールド HAKAISHI」CEMETERY GATES
監督:ロイ・クニリム
出演:ピーター・スティクルス、レジー・バニスター、エイメ・ウルフ、ニコール・デュポール、他
2006年・アメリカ・92分<レンタル>

<STORY>
課題で出された映画の撮影のために大学生たちがロケ地に選んだのは、寂れた炭鉱近くの霊園だった。撮影は順調だったが、どこからかなにかの生物の咆哮が聞こえてくる。ハンターが辺りを捜索すると、死に囲まれた静寂の墓地に残されたカメラには、驚愕の怪物、そして死にゆく仲間たちの姿が映っていた...

え~...B級のゴミ映画です(笑)
タイトルをご覧になればおわかりだとは思いますが、「クローバーフィールド」の勢いを借りなければどうにもならないレベルの作品です。

↑のストーリーはAmazonや色んなところに掲載されてるもののコピペなんですけど、大まかなところは確かに間違ってませんが細かく言うとほぼ嘘です(笑)
他にも「クローバーフィールド」っぽいタイトルの作品はありますが、今作だけが”カメラ”というキーワードが入っていたので観てみましたが、自主映画の撮影隊の話っていうだけで、主観カメラでもなければフェイクドキュメンタリーでもありませんでした。

遺伝子操作か何かで生まれた怪物がひたすら人を殺しまくるだけで、特に中身はありません。
ちなみに怪物は着ぐるみで、しかもほとんどが昼間のシーンなのでチープさが倍増なんですけど、最後のほう(ラスト10分くらい)は夜のシーンになりまして、この辺はまぁ観れないこともないですね~はなっから夜を舞台にすれば良かったのに、監督やプロデューサーはどれほどマヌケなんでしょうか?(笑)

”このネエちゃん、脱ぐんやろなぁ~”と思ってたネエちゃんは当然のように脱ぎまくりますし、B級街道まっしぐらな観るに値しないゴミ映画です。
良識的なみなさんは、必ず避けて通ってください。
ゴミは我々好事家が拾っておきます(笑)

御礼

2009-03-03 17:40:17 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
おかげさまで丸4年を超えて、5年目に突入いたしました。
入院後のリハビリで始めたブログでありますし
面倒くさくて毎回もう止めようかと思ったりもしますが(笑)
いつもいつもご覧いただいてるみなさんのおかげで
ここまで続けてこれました。本当に感謝しております。

今年に入って若干生活のリズムが変わったりして
色々とバタバタしてあまり映画を観る時間がなく
更新もままならないような状態で申し訳ありません。

相変わらずのB級メインのどうでもいいラインナップではありますが(笑)
またお楽しみいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いします。