家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「戦場」・・・(648)

2011-03-26 00:31:08 | Weblog
「戦場」GO TELL THE SPARTANS
監督:テッド・ポスト
出演:バート・ランカスター、マーク・シンガー、クレイグ・ワッソン、ジョナサン・ゴールドスミス、ヒリー・ヒックス、デニス・ハワード、他
1977年・アメリカ・114分<レンタル>

<STORY>
ゲリラの戦線を分断するため、ベトナム奥地に要塞を建設する計画が持ち上がった。しかし現地に派遣されたアメリカ軍事顧問団は、ゲリラの猛撃を受け、撤退を余儀なくされる。ゲリラの追撃をかわしながら、部隊は逃走を続けるが...

かなり久々に観ました。
バート・ランカスターは10代の頃に結構好きだった俳優さんで
当時は出演作を色々観ましたね~
私が映画を観始めた頃はベトナム帰還兵ものが多く製作されてましたし、
レンタルビデオ黎明期の未公開作品もそういう作品が多かったので
特に70~80年代頃は「ベトナム」っていうのは映画産業の一つの大きな流れだったように思います。
当時は特に何の考えもなく今作を観ていましたが、色々調べてみると今作の基になっている
”マック・ワの戦い”というのはベトナム戦争初期の頃の話のようですね。
確かに全体的に牧歌的な雰囲気のある作品ではありますが、それでも戦争の悲惨さは伝わってきます。
多分この作品ではそういう戦争の悲惨さや無情さみたいなものを伝えたかったんだろうな~と
改めて観て反戦映画としての印象が大きく残りました。

映画の感想<番外編>

2011-03-24 00:27:33 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今年に入ってから体調も芳しくなく、なかなか映画を観る気にならなかったのですが
最近はなんやかんやとボチボチ観ております。
ラインナップを見て頂ければお分かりになるかも知れませんが
現在ブログにアップしてる作品はだいたい昨年の9~10月頃に観た作品ですね(笑)
ちなみに今年初鑑賞は「ウルフマン」ですので、「ウルフマン」が出てきたら
”あ、ここからが今年観たやつね”と思っていただければ幸いです(笑)

以下、最近地上波やケーブルテレビで観た作品の感想など...

「THIS IS IT」
大ヒット作品となったマイケル・ジャクソンの遺作。
マイケル・ジャクソンは好きなミュージシャンですし、世代的に大きな影響を受けておりますが
遺作とはいえ、ライブリハ・フィルムには別に興味ありませんでした。
たまたま地上波でやってたので観てみましたが、非常に良質なドキュメンタリーだったと思います。
何より奇行ばかりが取り沙汰されていたMJが最後の最後でちゃんとキング・オブ・ポップであることを
世間に再認識されたことが良かったな~と思いましたね。

「隣人は静かに笑う」
ジェフ・ブリッジス、ティム・ロビンス共演のサスペンス・スリラー。
確か劇場で観たと思いますが、定かではありません(笑)
今回改めて観てみると、なかなかに良く出来た作品でしたね~
結構じわ~っと沁みてくるような怖さの作品です。観てない方は是非!

「コントロール」
レイ・リオッタ、ウィレム・デフォー共演のサスペンス。
凶悪犯の凶暴性を薬で制御する人体実験を描いてるんですけど
なんかイマイチ面白くなかったです。

「夜がまた来る」
石井隆の「名美と村木」シリーズ(?)の1本。
石井隆の作品は「GONIN」シリーズしか観たことなかったんですけど
今作もひたすら悲惨な話ですね~...
あと、雰囲気作りもあるんでしょうけど全体的にボソボソ喋っててセリフが聞き取りにくいのが×。
最新作の「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」も近々観る予定ですが、相変わらず鬱なストーリーなんでしょうか?
何かあんまり観たくなくなってきました(笑)

「ゴッドファーザー PARTⅠ <デジタル・リストア版>」・・・(647)

2011-03-20 23:50:25 | Weblog
「ゴッドファーザー PARTⅠ <デジタル・リストア版>」THE GODFATHER
監督・脚本:フランシス・フォード・コッポラ
原作・脚本:マリオ・プーゾ
出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ロバート・デュバル、ダイアン・キートン、他
1972年・アメリカ・177分<セルDVD>

<STORY>
シシリーからアメリカに移住し、一代で財を成したドン・コルレオーネ。三男のマイケルはひとり堅気な人生を送ろうとしていたが、敵対するファミリーにドンが襲われ重傷を負った時、彼は報復を決意する。そしてニューヨークは抗争の場と化していった...

「ゴッドファーザー」を観たのはもう20数年ぶりになります。
最後に観たのがWOWOWで放送された「ゴッドファーザー・サーガ」(Part1と2を時系列に並べ替えて編集した作品)で、個人的にはそれぞれの作品というよりもサーガの印象が強いですね。
で、今回久々に観てみましたが...う~ん正直言ってそんなに面白くなかったな~
非常に重厚で良質な人間ドラマであることはわかるのですが、改めて見直してみると
何と言うか「マフィア」を美化してるようにも見えるんですよね~
例えば「仁義なき戦い」なんかはヤクザを生々しく描いた作品になってましたが
それに比べてやはり「ゴッドファーザー」は奇麗事の部分が多分にありますよね。

私くらいの世代なら「ゴッドファーザー」って当たり前に名作として捉えてるところがありますが
改めて見直すと必ずしもそうでは無かったな~っと。
やはり映画って観た時の年齢や状況やそういうものも大きく影響するんですね。
まぁあの頃は現在のように見切れないほどソフトがあった時代では無くて、映画に飢えてた時代ですからそういうことも影響してたんだと思います。

「ゴッドファーザー」をお好きな方も多いかと思いますが、現在の私の感性には残念ながら合いませんでした。
今はもう完全に90分前後でドンパチやるような作品が一番私にしっくりくる映画ですね(笑)
DVD3枚3,000円でシリーズ3作とも購入しましたので、とりあえず近いうちにPart2も観てみますが...3時間超耐えれるかな?
Part2がもし面白いと思えなければもうPart3は観ません(笑)

ちなみに今回観たのはデジタル・リストア版のDVDなのですが
40年近く前の作品とは思えないほどキレイな映像でした。

「ゾンビ・クラッシャーズ 最凶ヴァンパイア部隊」・・・(646)

2011-03-19 03:53:47 | Weblog
「ゾンビ・クラッシャーズ 最凶ヴァンパイア部隊」THE DEAD UNDEAD
監督:エドワード・コーナ、マシュー・R・アンダーソン
出演:フォレスト・J・アッカーマン、ルーク・ゴス、キャメロン・グッドマン、他
2009年・アメリカ・92分<レンタル>

<STORY>
恐怖のゾンビパニックと化したある町のモーテルに突如として現れたのは、武装した最凶ヴァンパイア部隊だった!次々と沸いてくるゾンビたちを片っ端から撃ちまくる部隊たち。物語後半一人、また一人と部隊がゾンビに感染していく中明らかとなる彼等の正体とは?

てっきりゾンビとヴァンパイアが対決する話だと思ってたら
ゾンビっていうのが「凶暴化したヴァンパイア」だったんですね~
だから設定がヴァンパイアってだけで基本的には人間の設定でもやることはほとんど変わらないですね。
内容はもう完全にB級・C級レベルのホラーで、それ以上でも以下でもありません。

もちろん”何故ヴァンパイアである必要があったのか?”という部分は幾つか出てきますんで
この設定にしたのは理解できるのですが
どうせなら、もっと”悪vs悪”みたいな部分を見せて欲しかったですね。
あと、善側のヴァンパイア達の過去の話が出てきますが、これはまったく蛇足に感じました。

「パラノーマル・アクティビティ」・・・(645)

2011-03-12 03:57:23 | Weblog
「パラノーマル・アクティビティ」PARANORMAL ACTIVITY
監督・脚本・編集:オーレン・ペリ
出演:ケイティ・フェザーストーン、ミカ・スロート、他
2009年・アメリカ・86分<レンタル>

<STORY>
米サンディエゴで暮らす若いカップル、ミカとケイティは夜中に家の中で不審な現象が起こっていることに気づく。ミカがその原因を探るべくビデオカメラを購入し、寝室に設置すると、ビデオには衝撃の映像が映っていた...

「制作費わずか135万円!」というキャッチーな宣伝文句で
上手く売れた、フェイク・ドキュメンタリー。

一言で言うなら”「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を分かり易くした”感じの作品です。
全体的に「ブレア・ウィッチ~」とよく似ています。
ただ、「ブレア・ウィッチ~」が分かり難くすることで怖さを醸し出したのと逆に
今作ではかなり直接的な映像を見せることで怖さを出そうとしています。
ですので、単に宣伝で興味を持って観た、普段ホラーを観ない人たちにとっては
それなりに怖く感じられる作品かも知れません。
が、普段からホラーを観慣れている人たちにとっては「はぁ?」としか言いようが無い作品になってしまってますね~

そういう意味では「ブレア・ウィッチ~」って何があったかよく分からない作品でしたが
よく分からない感じが怖く感じられました。
今作は何が起こってるのか画面からすべて理解できるのですが
その分怖くないというか、金も時間も無い学生映画の域を出ないという印象ですね。

ホラー耐性の無い人ならそれなりに楽しめるかも知れませんが
ホラーファンなら特に観る必要は無いでしょう。
またテレビ放映でもあれば暇つぶしにでも観てください。

「THE 4TH KIND」・・・(644)

2011-03-09 00:31:19 | Weblog
「THE 4TH KIND」THE FOURTH KIND
監督・脚本:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コーティーズ、他
2009年・アメリカ・99分<レンタル>

<STORY>
不眠者数300人以上、行方不明者多数というアラスカ州の町・ノーム。そこに暮らす女性心理学者が体験した超常現象を、当時の記録映像とその再現映像を交えて描く...

いわゆる”モキュメンタリー”ってやつですが...何じゃこりゃ?としか言いようが無いです。
ほとんど予備知識を入れずに観てたんですけど、あまりのつまらなさに不安になりまして(笑)20分ほど観たところでネットでストーリーを調べました。
UFOものなんですね~まぁUFOやエイリアンをほとんど出さずに作ってるところは好感が持てますが、褒めれるところはそのくらいでしょうか?

一応実話と言う体裁の作品ですが、作りが中途半端すぎて実話なんて印象はまったく受けませんし、ドキュメンタリー(という設定の)フィルムと再現フィルムを交えて何とな~く雰囲気を出してますが、ストーリー自体はかなりショボいですね。
ドキュメンタリーらしさを出すためか、最後に事件に関わった人たちの近況を字幕で出してますが、これが結構長くて読むのメンドくさいです(笑)

エンドクレジットに音楽が無かったのはなかなか斬新でした。
が、やっぱり最後は音楽(っていうか良い曲)流して欲しいなぁ~

「タイタンの戦い」・・・(643)

2011-03-05 01:08:50 | Weblog
「タイタンの戦い」CLASH OF THE TITANS
監督:ルイ・レテリエ
出演:サム・ワーシントン、リーアム・ニーソン、アレクサ・ダバロス、ジェマ・アータートン、マッツ・ミケルセン、レイフ・ファインズ、ジェイソン・フレミング、他
2010年・アメリカ・106分<レンタル>

<STORY>
神々が世界に君臨していた時代。熾烈な権力闘争の末、人間と王たち、そして王たちと神々が戦う事態に陥る。だが、その戦いが神と神の戦いになれば、世界は破滅しかねない。神々の王・ゼウスの息子として生まれながら人間として育ったペルセウスはひとり、冥界の王ハデスを倒し、世界滅亡の危機を救うために立ち上がる...

81年の同名作のリメイクです。
当時、結構テレビで宣伝してたのでよく憶えてますが
残念ながら作品は未見です。

このテのヒロイック・ファンタジーは結構好きなので
それなりに楽しくは観れました。
ただ、ツッコミどころも多くて、特にヒドいのは
メデューサとの戦いが実質的メインになるので
クラーケンとの戦いは緊張感が無く、”ただこのビジュアル見せたいだけやろ?”って
感じしかしませんでした。
あと、全体的に”ゼウスのマッチポンプ?”ってお話なので(笑)
この点が気になってしまうと全然ハマりきれないかも知れませんね。

上にも書きかましたが、私は何故か「マスターズ 超空の覇者」(ドルフ・ラングレン主演)や
「ミラクルマスター 七つの大冒険」(マーク・シンガー主演)みたいな
ちょっとB級臭い(笑)ヒロイック・ファンタジーが昔から好きだったので
今作も嫌いではないですし、内容的にも結構誰にでもオススメできる作品かと思います。
ただ、まぁ点数つけるとしたら50点くらいですかね(笑)

「イングロリアス・バスターズ」・・・(642)

2011-03-01 00:44:02 | Weblog
「イングロリアス・バスターズ」INGLOURIOUS BASTERDS
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:エリカ・スタインバーグ、ロイド・フィリップス、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、他
2009年・アメリカ・152分<レンタル>

<STORY>
1944年、ナチス占領下のパリ。ナチスに家族を殺された映画館主のショシャナは、ナチス高官が出席するプレミア上映会の夜、復讐を果たそうと計画を練る。一方、ナチス軍人を標的とするアルド・レイン中尉率いる連合軍の極秘部隊「イングロリアス・バスターズ」も、ヒトラー暗殺を企て映画館に潜入するが...

改めて調べてみますとタランティーノってそんなに監督作品って無いんですよね~
しかも面白いのは初期3作品くらいだし...(笑)
製作や脚本で結構名前を見るんでそういう印象は無かったですが今作は2年ぶり7作目になります。

今作はエンツォ・G・カステラーリの「地獄のバスターズ」を下敷きに撮られた作品だそうです...かな~り昔に観ましたが、当然内容は憶えてません(笑)また時間があったら観ようとおもってます。
当初はリメイクって話もありましたが、最終的にはタイトルだけいただいたような感じになったようです。
(ちなみにカステラーリ監督とオリジナルの主演ボー・スヴェンソンがカメオ出演してます)

私はてっきり連合軍側と映画館が手を組んでナチスを倒す話だと思ってたのですが
別々に作戦を立ててたんですね~...そういう意味ではもっと痛快アクションを期待してたのですが
三つ巴でそれぞれが追い詰められてしまう感じで、結構悲劇的な作品でしたね。
悪い作品では無いと思いますが、世代的にタランティーノって名前を聞くとやはり期待をしてしまいますので
期待はずれとまでは言いませんが、全盛期の作品に比べるとやはりクオリティは落ちますし
何よりタランティーノの感性はもう今や古臭くなってしまってるのかも知れません。

次作ではぜひ現代劇を期待します。