「ヴァンガード」・・・（531）

「ヴァンガード」THE VANGUARD
監督・脚本・製作：マシュー・ホープ
出演：レイ・ブロック・Ｊｒ、エマ・チョイ、ジャック・ベイリー、シヴァ・グレウォル、スティーヴ・ウェストン、他
2008年・イギリス・89分＜レンタル＞

＜STORY＞
２０１５年、世界は混乱状態にあった。大戦で石油は失われ食料や水などの資源も枯渇。人口増加が危機的レベルに達する中、強大な力を持つ“企業（コーポレーション）”が出現。彼らは武装都市（レッドゾーン）に本部を置き、人間を間引くためのプログラムを計画した...

凄い！素晴らしい！本当に凄まじいほどの駄作だ！（笑）
まずこのDVDパッケージですが、こんな人出てきませんよ！誰やねん！？
画面の質の悪さで何となくヤバいな～とは思ったのですが
主人公の移動手段が自転車だったのを観て、その疑念はどんどん深まっていきましたね。

内容は「オメガマン」を劣化させた感じで（多分基にしてると思います）
ある種のゾンビものと言えないことも無いです。
ただ、設定が非常にわかりにくいし、何を言いたいのかもまったく伝わってきません。
役者にも全然魅力感じないし、脚本もダメすぎます。

監督が製作も兼ねてるので、まぁインディーズ映画の一種だと思いますが
それにしてもテレビ東京（発売元）には悪意を感じずにはいられません。
絶対に観ないで下さい。

「ゾンビ・ストリッパーズ」・・・（530）

「ゾンビ・ストリッパーズ」ZOMBIE STRIPPERS
監督・脚本：ジェイ・リー
出演：ジェナ・ジェイムソン、ロバート・イングランド、ティド・オーティズ、他
2008年・アメリカ・94分＜レンタル＞

＜STORY＞
そう遠くない未来。第4期目のブッシュ政権は世界各地で戦闘活動を継続していたが、慢性的な兵力不足に悩まされていた。この問題を解決するため、軍とW産業は死人を蘇らせるウィルスを共同開発する。しかし研究所でウィルスが蔓延。次々と感染者を増やし、掃討作戦でやってきた兵士にも感染してしまう。感染により自らの抹殺を恐れた兵士は場末のストリップクラブへと逃げ込み...

ヒドい出来ですね～（笑）
B級ホラーといえども、ソニーから発売されてるのでそんなにヒドいものでは無いだろうと思っていたのですが...

「フレディ年金」（笑）で食い続けてる、ロバート・イングランドも出演してますし、画面の質も決して悪くは無いんですけど
やっぱり脚本が悪いですね～...っていうかホラー風のエロイメージビデオですよ、これ。
1/3かそれ以上は裸のシーンですし、ゾンビメイクはしてるものの内容はホラーってよりはコメディに近いですよね。
まぁ何にしても、エロとしてもホラーとしてもコメディとしてもどれも中途半端です。

ホラー映画としてツッコミどころ満載なんですけど
それ以前に「映画」としてヒドすぎるので、そんなツッコミすら入れる気になりません（笑）
B級ホラー好きならついつい手を出してしまいそうな作品ですが、ハズレですのでくれぐれもお気をつけ下さい！

5 YEARS

いつも拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ふと気が付くと、このブログを始めて今日で丸5年になります。
こうやって続けてこれたのもご覧いただいてる皆さんや
コメントやトラックバックしてくださる方々のおかげです。

で、まぁだらだらとやってるブログではあるのですが
実は昨年から本当に最悪な出来事が続いてまして
なかなか金も時間も思うようにならないというのが現状です。
映画は大好きですし、数少ない趣味の一つではありますが
そういうことでDVDを借りるのがどうしても安くなってからなので
ブログで紹介する作品が若干新鮮味に欠けたり（笑）
あまりにくだらなそうなゴミホラーの数はグッと減るかと思います。
そんな感じですが、またこれからもみなさんと映画を楽しむということを
共有していければと思ってますので、よろしくお付き合いください。

それにしても人生ままなりませんね～...
厄年なんて言葉で片付けたくはないですが
何かのせいにでもしないとやってられませんわ...

そんなわけで残念ながらPS3購入も見送ったのですが
ありがたいことに友人から使わなくなったXBOX360を貸していただけたので
大好きな「バイオハザード」シリーズの最新作「バイオハザード5」をプレイ中です。
始めてからそろそろ2週間ほど経つので一応一番簡単な難易度ではクリアして
最低限のことは一通りやったのですが、この「5」は本当に難しいです！
最近やっと落ち着きましたが、先週はロクに寝てないです（笑）

「ターミネーター4」・・・（529）

「ターミネーター4」TERMINATOR SALVATION
監督：マックG
出演：クリスチャン・ベール、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン、ムーン・ブラッドグッド、ブライス・ダラス・ハワード、ヘレナ・ボナム・カーター、他
2009年・アメリカ・114分＜レンタル＞

＜STORY＞
西暦2018年。スカイネットに抵抗する人類の戦いを導くはずのジョン・コナーだが、記憶喪失の謎の男マーカス・ライトとの出会いにより、その決意が揺らぎ始める。果たしてマーカスの正体は...

これもまた微妙な作品ですね（笑）
B級SFアクションだった1作目、そのヒットを受けてお金を掛けて作られた前作に勝るとも劣らない2作目、どうでもいい3作目（笑）と来て
シリーズで初めて核戦争後の世界を描いた作品です。

個人的には未来から殺し屋ロボット＝ターミネーターがやってくることに面白さがあるのであって、そうでなければ単にSFロボットアクションでしかないという印象です。
もちろんお金も掛かってるでしょうし、画面は凄いです。
当然世界観は受け継いでますので決して駄作とかそういう作品ではないです。
ただ「ターミネーター」っていうのはそうじゃないだろ～と言うか
どんどん看板に泥を塗るだけなんで止めてくれ！としかいいようがないです。
客が何割か減るでしょうけど、「ターミネーター」シリーズということではなく
これはこういう独立したSFアクションとして発表して欲しかったですね。

決して悪い作品ではないです。面白いSFアクションです。
ただ「ターミネーター」シリーズに”必要か？”と言われると”いらない”と思います。

それにしてもクリスチャン・ベールは良い作品に主演してる割に
いつもいつも脇役に食われ気味ですね（笑）
なんなんでしょうかね～まぁ確かに幸薄そうな顔してますけど...

「テケテケ2」・・・（528）

「テケテケ2」テケテケ2
監督：白石晃士
出演：岩田さゆり、仲村みう、長宗我部陽子、松嶋初音、大島優子、螢雪次朗、阿部進之介、他
2009年・日本・72分＜レンタル＞

＜STORY＞
ささいなことがきっかけで、友人から無視された女子高生・玲子はクラスで孤立してしまう。そんな中、玲子を無視した女子生徒が次々、上半身と下半身が切断された死体で発見される...

都市伝説ホラー「テケテケ」の続編。
「テケテケ」のところで書きましたが、私は「テケテケ」の世代ではないですし
どんな話かも知りませんでした。
監督が「ノロイ」の白石晃士ということで観てみたところ
意外に面白かったんで、この続編も観てみました。

正直言いましてそんなに面白くなかったと言いますか
とりあえず1作目観た時ほどの面白さは感じませんでした。
前作が基本だとすると今作は応用編って感じなのですが
まぁやってることは同じなので単にワンパターンだな～っと...

あと、ヒロインが岩田さゆりでイジメっ子のリーダーが松嶋初音なのですが
岩田さゆりもイジメっ子顔なので（笑）非常にわかりにくいです。
見た目って結構大事だと痛感しました。

白石監督は今後こういう”お仕事”的なホラー作品も多くなるとは思うのですが
もっと「ノロイ」「オカルト」の路線で斬新なホラーを撮っていって欲しいです。

「ハプニング」・・・（527）

「ハプニング」THE HAPPENING
監督・製作・脚本：M・ナイト・シャマラン
出演：マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル、ジョン・レグイザモ、アシュリン・サンチェス、他
2008年・アメリカ・91分＜レンタル＞

＜STORY＞
ある日突然、アメリカ全土からミツバチが姿を消したのを皮切りに、街で人が次々と倒れていく異常現象が始まる。連絡も取れなくなり、情報はだんだん少なくなっていく。原因も分からないまま世界はパニック状態に陥り、“何か”に人々は追い詰められていく...

「シックス・センス」のあまりの素晴らしさに期待され続け
その期待を裏切り続けてきた（笑）シャマラン監督のもうそろそろ終わりかな～
って辺りで出てきた今作。

まず個人的な印象では「ギリギリセーフ」というか
なかなか面白いパニックホラーだと思います。
突然自殺する人々、理由もわからず逃げ惑う人々、錯綜する情報...
観てるこちらもいったい何が起こってるのかわからず、作中の人々と同じ気持ちで作品に引き込まれていきます。

話が進んでも相変わらず何が起きてるのかわからないままですが
15分に一回くらい話に盛り上がりがありまして
とりあえずは気持ちはスクリーンに惹きつけられたまま物語は進んでいきます...

で、これ以上はネタバレになるのでもう書けません（笑）
もう古い作品なので観ている方の方が多いとは思うのですが
このブログでは極力ネタバレは避けたいので...

まぁとりあえずシャマランに騙され続けた方にはぜひ観ていただきたいですね～
少なくともここ何作かよりは良く出来てると思います。
ただ「シャマランらしい作品か？」と言われるとちょっと”？”ですので
その辺は観た方がどう判断するかによって評価は分かれると思います。

あと「そういえばシャマランどこに出てた？」と思ったのですが
エンドクレジットでどこに出てたかがわかりました。
準主役という強気な（笑）前作に比べて、今作の出演の仕方は凄く良かったです。
個人的にはとりあえず見切りをつけるのは次回作まで待ちます（笑）

「香港国際警察 インビジブル・ターゲット」・・・（526）

「香港国際警察 インビジブル・ターゲット」男児本色 Invisible Target
監督：ベニー・チャン
出演：ニコラス・ツェー、ジェイシー・チャン、ショーン・ユー、ウー・ジン、アンディ・オン、サム・リー、ロー・ワイコン、他
2007年・香港・129分＜レンタル＞

＜STORY＞
香港の繁華街で現金輸送車襲撃事件が勃発。その事件で恋人を殺されたチャン、犯人に名誉を傷つけられたフォン、兄の行方を捜すワイの3人が事件の調査に乗り出す...

「男たちの挽歌」が大好きな私としましては、ジョン・ウーもチョウ・ユンファもいない香港映画にあまり興味が無くて最近はあまり観ていなかったのですが
ジャッキー・チェンの息子（ジェイシー・チャン）が出てるってことで興味もあったので観てみました。
ちなみにさすがに親子だけあって顔はジャッキーとよく似てますね～ジャッキーから”男らしさ”を抜いたような感じです（笑）

三人の警察官がそれぞれの理由で一人の犯人を追い、最終的に協力しあって犯人を追い詰めていく...って話なんですが、三人それぞれのキャラもたってますし、なかなか面白いポリスアクションです。
ただ、「三人」にしてしまったことで時間が長くなって、話の焦点もぼやけてしまったかと思います。
確かにジェイシー・チャンを入れることで人間ドラマとしては幅が広がったし、キャラの違いが明確に出せたと思います。
しかしアクション映画としてはちょっとダレてしまう感じは否めません。

正直言ってニコラス・ツェーとショーン・ユーを軸にして
もっとハードでスピーディーなアクションとして製作した方が面白かったかな～って思いますね。
まぁそうなると他のアクションとの明確な違いが出せないので
その辺がジェイシー・チャン演じる人情派の警察官の役割だったような気がします。

意外に観る機会の無い香港映画ですが、また色々と観ていきたいなぁと思います。

「デス・レース」・・・（525）

「デス・レース」DEATH RACE
監督・脚本：ポール・W.S.アンダーソン
出演：ジェイソン・ステイサム、ナタリー・マルティネス、イアン・マクシェーン、タイリース・ギブソン、他
2008年・アメリカ・111分＜レンタル＞

＜STORY＞
近未来のアメリカ。そこでは熱狂的な人気を誇るテレビ番組が存在していた...それは「死のレース」。サーキットは脱獄不可能な離島刑務所。レーサーは服役中の凶悪犯。車は特殊武装が施された走る兵器。負けたら最期、3つのステージを勝ち抜き自由を手にするのは、いったい誰なのか...

B級映画の帝王、ロジャー・コーマン製作のカルト作品「デス・レース2000年」のリメイク作品。
このブログにもう何度も書いてますが、いわゆる”リ・イマジネーション”作品で、内容はオリジナルと全然違います。

オリジナルはレースをしながら人をひき殺してポイントを稼ぐという
恐ろしく不謹慎な作品でしたが（笑）
今作は刑務所の囚人がレースをしながら殺しあうという、若干ソフトな内容に作り変えられています。まぁ確かにオリジナルのままリメイクはキビしいと思いますね。

監督が「バイオハザード」「エイリアンvsプレデター」のポール・W.S.アンダーソンということでさすがに金がかかってますね～レースシーンの迫力は素晴らしいです。
内容はオリジナルよりシュワルツェネッガーの「バトルランナー」なんかに近いかな？と思いますが、一応サスペンス的な要素もあってまぁ悪くないと思います。

単純に面白い作品だと思いますので、誰にでもおすすめできます。
ちなみに今作もオリジナル同様ロジャー・コーマンが製作に名を連ねております。
多分権利関係のことで中身にはほとんど関わってないでしょうけど
オールドファンにとっては新作映画のクレジットにロジャー・コーマンの名前を見られるというのは非常に感慨深いですね。
あと、今日初めて知ったのですが（笑）オリジナルでフランケンシュタインを演じた故デヴィッド・キャラダインが
フランケンシュタインの声でカメオ出演しているようです。