家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

映画の感想・・・(19)

2005-08-30 23:10:02 | Weblog
「スター・ウォーズ エピソードIII/シスの復讐」監督:ジョージ・ルーカス/出演:ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、他/2005年・アメリカ・141分<劇場>

「青春が終わった...」この夏この感想をよく耳にしました。
1977年に公開された「STAR WARS」の第1作目(エピソード4)から早や28年ですか...私は当時まだ7~8歳だったのですが、実は劇場でこの1作目を観ておりまして、そういう意味でもこの”世紀の大イベント”であるスターウォーズの終焉を見届けようと、そして何より”青春の終わり”を観に行こうと...色んな想いを胸に劇場に臨みました。
とにかく劇場が混むことはわかりきっていたので、時期をずらしてしかも平日の最終という確実に空いてる状況で鑑賞しました。

ちょっと時間が無くてエピソード1&2を見返せなかったことが少し残念だったのですが、ハッキリ言ってとても楽しめました。正直意外でしたが(苦笑)...こんなに面白いとは思いませんでしたね~。

上映前どころか製作前からラストがどうなるかわかっているという(笑)前代未聞の映画ですが、もちろん内容はその通りで「ダースベイダー」が誕生してエピソード4に繋がる形で終わっていきます。
以前にアナキンがダークサイドに堕ちる理由が非常にチンケな理由だと(笑)聞いていまして、確かにまぁそうだと言えないこともないですが、そういう風に感じさせないところは良かったというか安心しました。
物語は冒頭からラストまでほぼ”悲劇”ですね...小学生の頃、単純にSFアクションとして楽しんだあの映画の裏側にはこんな哀しいドラマが隠されていたんですね~...30年越しでしみじみしてしまいました(笑)。

ただラストに誕生するルークとレイアに象徴されるようにこの先には希望が待っています。
エピソード3を観た人は必ずエピソード4~6を観て下さい。エピソード3は悲しい物語でしたが「スターウォーズ」というサーガは希望に満ち溢れた物語です。
私も改めて旧3部作を見直そうと思ってます。きっと”ジェダイの復讐(帰還)”のフィナーレが今まで以上に心に響くものとなってることでしょう。

あと...このエピソード3が予想以上に良かったので、当初の予定にあったエピソード7~9が観たくなりました(笑)ルーカスは製作総指揮でいいんで誰か監督たてて撮って欲しいなぁ~。

あっ!そうそう...今作でチューバッカが登場しますが、チューイをはじめ、C-3PO・R2-D2・ヨーダと旧3部作にも出てたキャラクターを当時のオリジナル・キャストが演じてるのは何か嬉しいですね~。
あと「マッドマックス2」の”ジャイロ・キャプテン”ことブルース・スペンスが出演してます。パンフレット見るまでわかりませんでした...まぁあの役じゃわからなくて当然ですが...(笑)。

シネマコンプレックスって...

2005-08-25 20:29:30 | Weblog
シネマコンプレックス【cinema complex】 入場券売り場や映写室,売店などを共通にした複数の映画館が集合しているシステム。複合型映画館。シネ-プレックス。シネマ-マルチプレックス。シネコン。
三省堂提供「デイリー 新語辞典」より

今や「映画館」といえば「シネコン」を指す言葉となってしまいましたね...私の生まれ故郷である”だんじりの町”岸和田市に最初のシネコン「ワーナー・マイカル・シネマズ東岸和田」ができたのが確か13~14年くらい前で、できた当初はそりゃ~感動でしたよ!通勤路にあったこともあって週に1回くらいは行ってました。

その後シネコンは急速に増え続け、映画館が文字通り”生活に密着したもの”となりました。一映画ファンとしては、近所で夜遅くまで映画が観れて、しかも料金も安いと文句なしのように感じるのですが...問題は”映画が身近になりすぎた”ことです。そのせいでマナーが悪い客も多く来るようになりましたね。
シネコン側としては”そういう客”にも来てもらわないことには売上に繋がらないんでしょうけど、映画ファンの立場としては”映画に愛情を持たない人たち”と一緒に映画観るの嫌ですねぇ~。純粋に映画を楽しみに来ている人なら”上映中に喋ったり””携帯鳴らしたり”しないでしょ?...まぁ私がよく劇場に通ってた頃は携帯なんかなかった頃ですから時代性もあるんでしょうけど...

あと最近はわかりませんが、以前はちょっとマイナーな映画のパンフレットは結構売り切れになってたりしました。せめて上映終了までは確実に買えるようにして欲しいですね...そうそう人気のある映画も売り切れて買えないこともありました。ちなみに「バトル・ロワイヤル」なんですけど...人気があるというよりは、予想以上に人気がでてしまったってとこでしょうか?(笑)

...まぁ結局は私の個人的な気持ちの問題なんでしょうけど(笑)なんか好きになれないんですよね~...そうそうシネコンのせいではないですが入場料も高けぇなぁ~。

映画の感想・・・(18)

2005-08-22 00:13:06 | Weblog
「亡国のイージス」監督:阪本順治/出演:真田広之、寺尾聰、中井貴一、佐藤浩市、他/2005年・日本・127分<劇場>

本当に久しぶりに劇場で映画を観ました(笑)”映画ファン”と自称する以上、映画は映画館で観て当たり前だと言い切りたいところですが...その辺については次回書いてみたいと思います。

で、この作品。実は前売り券をもらったので(笑)行く事になりました(ただし観たくない映画だったらタダでも行きませんからね~)。
福井晴敏の原作の映画化なのですが原作は読んでいませんし、映画の内容もほとんど知らずに観ました。少し聞いていた話ではスティーブン・セガールの「沈黙の戦艦」のような...と思っていたのですが...実際は全然とは言いませんが、まぁ違いますね(笑)。サスペンス・アクションであることは間違いないのですが、「戦争と平和」であるとか「自衛隊のあり方」「人間の生命」等々...割と深いテーマで描かれています。

元某国特殊工作員のヨンファ(中井貴一)が、護衛艦「いそかぜ」副長宮津(寺尾聰)と共に艦を乗っ取り、強力な化学兵器GUSOHを盾に3つの要求を日本政府に突きつける。事前にこれを察知した政府の諜報機関DAISは密かに如月という調査員を送り込むもあっけなく敵の手に落ちてしまう。そこにただ一人、先任伍長仙石(真田広之)が艦と乗組員の命を救うためにテロリストたちに闘いを挑む...

まず、監督が阪本順治ってことで...重みはあるんだけど正直緊迫感があまり感じられなかった。この人は関西人ってことも関係あるのか?どこか間の抜けたっていうかコミカルな感じをどの作品を観ても受けてしまいます。別にそういう風に撮ってるわけではないんですけどね~...何かそういう印象です。
あと、豪華キャストは別にいいんですけど、もうちょっと無名で良い役者を起用すればもっと良かったんじゃないかなぁ~?と思います。真木蔵人なんかあんまり重要な役でもないのに結構アップが多かったりして何だかなぁ~って感じです。
他にはトレヴァー・ジョーンズの音楽もなんか古臭い感じがしたし...ただ、全体的にはそう悪くはなかったです。色んな主義・主張、思想・信条がある内容だとは思いますが、個人的には真田広之扮する仙石に感情移入をして観ました。理屈ではなく、敵味方関係なく「命を大切に」しようとする、「誰も死なせないために」必死に戦う”等身大のヒーロー”仙石のサスペンス・アクションだと単純に観れば楽しめる映画だと思います。自衛隊が全面協力してるわけだから制約も色々あったと思うし、内容が内容だけにツッコミどころも多いとは思いますが、まぁ楽しんだモン勝ちですよ(笑)。

俳優陣に関しては...真田広之は歳とってもやはりヒーロー然としたカッコよさを持ってるし(背ちっちゃいけど...笑)、中井貴一演じるテロリストの非情さ、佐藤浩市と岸辺一徳のやりとり、あと原田芳雄の見た目やキャリアとは裏腹なあの飄々とした軽さも相変わらず良い味出してました~。
逆に吉田栄作、谷原章介、真木蔵人なんかはイマイチでした~。

また時間があったら原作読んでみたいです。

映画の感想・・・<番外編>

2005-08-13 23:55:59 | Weblog
ここには感想を書いていませんがビデオ・DVDを借りてみているものがあります。それは...「怪談・ホラーもの」です。
私は基本的にかなり怖がりなんですが(笑)それと同じくらい怖い話が好きなんです。

で、今回はここに感想を書くほどでもないようなつまらない作品をまとめて紹介しておきます。
まず「Pinocchio √964」という壊れた映画を撮った(笑)福居ショウジン監督作「伝染」とりあえず福居ショウジンが撮ったってことで期待したんですけど...なんて事はないC級ホラーでした。”見たら自殺する”という「呪いのビデオ」を巡ってドキュメンタリーっぽい雰囲気で撮られてます。面白くないとは言いませんが、面白いと言える要素は皆無です。行くとこまで行っちゃって燃え尽きたって感じでしょうか?「Pinocchio~」を撮った監督とは思えないほど淡白な作品です。

あとヒドかったのは「映画番長」という企画の第三弾「ホラー番長」として撮られた4本です。
ちなみに「映画番長」とは?...DVカメラで同一予算でエンターテイメント作品という互角の条件で日本を代表する監督と気鋭の新人監督とが競い合う...というプロジェクトです。
その4作品は...「女優霊」「リング」の脚本家”高橋洋”監督作「ソドムの市」、「ぬるぬる燗燗」の監督”西山洋市”と「極道恐怖大劇場 牛頭」の脚本家”佐藤佐吉”が組んだ「運命人間」、石井輝男のカルト作品「盲獣VS一寸法師」の美術監督”港博之”監督作「月猫に蜜の弾丸」、「呪怨シリーズ」の”清水崇”監督作「稀人(まれびと)」の4本です。

一番最初に「稀人」だけ観たのですが...監督が清水崇、主演が塚本晋也ということでかなり期待したんですけど、ホラーというよりはサイコ・ファンタジーって感じであまり面白くなかったんです。清水崇でこの程度なら他は推して知るべし、と思ってたんですけど...TSUTAYAの半額デーに暇つぶしにと思って借りてみました。他の3本は本当にクズですよ(笑)ホラー番長といいつつ「稀人」以外はシュールなコメディです。まぁこれをホラーと言うなら確かに”怖い”部分はありますが...一般的なホラーを求めるなら全然違いますね。悪ふざけの過ぎる学生映画のようです。

もっとヒドいのは実話系...元ハンダースの(誰が憶えてんねん!)桜金造が怪談を語る「<TV放送禁止シリーズ>きもだめしスペシャル」とたけし軍団のつまみ枝豆が同じく怪談を語ったり、心霊スポットを訪れたりする「<TV放送禁止シリーズ> 恐怖の枝豆 」の2本。まったくくだらなくてどちらも途中で観るの止めました。
さらに...「怨念地図 全国版」これは夏場になるとコンビニなんかで売られている、心霊スポットを紹介した怪談本のビデオ版なんですけど...心霊スポットの映像が流れて怪談が語られるだけです。しかもナレーターがナレーション口調で語るので怖くもなんともないです。これも途中で止めました。

実話系はハズレが多いですねぇ~...稲川淳二のもあんまり面白くないし...この辺で面白い(っていうか怖い)のは一般投稿の心霊映像を集めた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズくらいでしょうか?(全部観たわけではないんで断言はできませんが...)

映画の感想・・・(17)

2005-08-07 18:14:20 | Weblog
「クライモリ」監督:ロブ・シュミット/出演:デズモンド・ハリントン、エリザ・ドゥシュク、他/2004・アメリカ=ドイツ・84分<レンタル>

渋滞のため森の中の旧道を通ることにしたクリスは、ちょっとした前方不注意で山道で立ち往生していたワゴン車に激突。車がダメになってしまったためクリスとワゴン車の5人の若者たちは助けを求めて山道をさまよう。
そして1軒の寂れた小屋にたどり着き助けを求めようとするが、そこは殺人鬼一家の棲家だった...

最初の方でセリフとしても出てきますが、ウェス・クレイブンの傑作バイオレンス・ホラー「サランドラ」と似た感じの映画です。セリフにも出てくるくらいなんで、おそらくオマージュの要素はあるんでしょうね~。
(ちなみに「サランドラ」は私がホラー好きになるキッカケとなった映画です)

なかなか正統派のホラーでした。尺も短めでダラダラしていないし、結構面白かったですね...正直意外でした(笑)。
ホラーっていうとヒロインの質も結構重要な要素となりますが、エリザ・デュシュクはなかなか良かったですね。

特殊メイクは「ターミネーター」「ジュラシック・パーク」の一流SFXマン、スタン・ウィンストンで製作も兼ねています。余談ですがスタン・ウィンストンがかつて監督した「パンプキン・ヘッド」もB級ながら素晴らしいモンスター・ホラーなので興味のある方は観てみて下さい。

ヒットしたのか?知りませんけど、こういう質の高いB級ホラーがどんどん出てくれば一ホラー映画ファンとして嬉しいですね。

流行もの

2005-08-06 04:24:29 | Weblog
遂にメモリオーディオを購入!私が買ったのは”クリエイティブ・メディア”というメーカーの「Creative MuVo TX FM」というモデルで、フラッシュメモリ・タイプで容量は1Gです。

メモリオーディオは大きくわけて2種類あって、ひとつは大ヒットした「iPod」のようなHDD搭載モデル。これは容量が大きいのですが、ボディサイズも大きくなり、何より衝撃に弱いので扱いはある程度慎重にしなければいけません。あと私が知るかぎり充電池のものばかりで乾電池には対応していないと思います。もうひとつが今回私が買ったものと同じ”フラッシュメモリ”を採用したモデルで、これはイマイチ伸び悩んでいたふしがありましたが革命的な安価で発売された「iPod Shuffle」のおかげでどんどん値段が下がり、1Gで1万5千円前後で買えるようになり、いまは結構売れてるようです。フラッシュメモリの方は、小型・軽量(100円ライターとほとんど変わりません)で音とび無し。あと乾電池に対応しているものも多いです。

私も興味はあったのですが、買いやすい値段になったのでやっと買うことができました。
まず第一の感想は「これは売れるわ~」ということ。1GでWMAファイルで約32時間分収録できます。たしかに音質は悪いですが、それでも普通に聞くぶんには問題無いです。
できれば「邦楽用」「洋楽用」と2つ欲しいですし、2Gのモデルも出てるようなのでそっちも興味があります。
クリエイティブ・メディアから2Gモデルが2万円以下で出たら欲しいですね。

難点は付属ソフトの使い方がイマイチわからんことと付属のインナーイヤータイプのイヤホンが大きすぎること。まぁ私はインナーイヤータイプは耳が痛くなるんで使わないからいいのですが、ソフトはちょっと困ってます。基本的にWindows Media PlayerでWMAに変換して付属ソフトで転送するというやり方で対処してます。本来なら付属ソフトだけで全部できるはずなんですけどね...まぁ全体的にかなり気に入ってますね。あ!あと電池がもう少しもってくれればいいんですけど...。