「クソすばらしいこの世界」・・・（878）

「クソすばらしいこの世界」It's A Beautiful Day
監督・脚本：朝倉加葉子
出演：キム・コッピ、大畠奈菜子、北村昭博、しじみ、甘木ちか、他
2013年・日本・78分＜レンタル＞

＜STORY＞
韓国人留学生のアジュンは、日本人留学生グループに誘われ、アメリカの田舎町を訪れる。だがそこには冷酷な殺人と強盗を繰り返すホワイトトラッシュの兄弟がいて、アジュンたちはそんな彼らに狙われることに...

スラッシャーものということで期待して観ました。
鬼畜兄弟とバカ留学生の殺し合いは良いんですけど、途中で「人格憑依（？）」があります。
殺人鬼兄弟の弟が死ぬんですけど、人格だけが日本人女性の一人に憑依してしまいます。
スラッシャーかと思ったらオカルトじゃないですか！はっきり言って”なんじゃこりゃ？”です。
まぁ低予算のグロさを売りにしたB級スプラッターだろうと高を括ってましたし、正直そんな感じで良かったんです。
それがまさかの展開で、面白くなるならまだしも、どんどんつまらなくなっていきました。
人格が憑依することによって「遊星からの物体X」的な”犯人は誰だ？”みたいなことを狙ったのでしょうか？

キングレコードのホラー秘宝レーベルのプロデューサー、山口幸彦がプロデュースに名を連ねてますが
見るからに「映画秘宝」系の作品ですね～
秘宝の読者には大好物な系統の作品ではないでしょうか？（笑）
人格憑依が許せるか？許せないか？でかなり評価の変わる作品だと思います。
私はちょっとダメでしたね。

「惨殺のサイケデリア」・・・（877）

「惨殺のサイケデリア」追凶/FAIRY TALE KILLER
監督・脚本：ダニー・パン
出演：ラウ・チンワン、ワン・バオチャン、チアン・イーヤン、ロー・ワイコン、他
2013年・香港・94分＜レンタル＞

＜STORY＞
ある日、身体をペインティングした見るからにアブない男ウンが香港警察に現われ、５件の殺人を告白する。ところがワン刑事が調べてみると、被害者と見られた男の生存がすぐに判明する。結局警察は、ウンを相手にせず追い返してしまうのだったが...

パン兄弟の弟ダニー・パン監督作品ということで、それなりに期待して観ました。
童謡をモチーフにした見立て殺人を扱ったサイコサスペンスですが、まぁ面白くなかったですね～
マヌケな警察のドタバタコメディにちょっとサイコな奴を絡ませました的な（笑）意味不明の作品でした。

10年

拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
すっかり忘れておりましたが、先月でこのブログも丸10年を越え11年目に突入しました。
皆さんにご覧いただいているおかげです。本当にありがとうございます。

毎年書いていることですが、元々は身体を壊して入院しまして
退院後にリハビリのつもりで始めたのがこのブログでした。
見返してみると、初めて書いた映画の記事が「テキサス・チェーンソー」で
たまたま少し前にも観たのですが、10年経ってもまったく色褪せてなかったですね～
本家「悪魔のいけにえ」も久々に観てみたくなりましたが
まだまだ未見のDVDが100枚以上ありますので（笑）
手持ちの作品を見返すのはまだまだ先になりそうです。

仕事のことも色々ありましてバタバタしてますし、
現在は音楽活動にお金も時間も全てつぎ込んでいるような状況で
ブログの更新は完全な不定期になっておりますが
またお暇がある時にでも覗いてみてください。
今後とも宜しくお願いします！

「殺人者」・・・（876）

「殺人者」murderer
監督：イ・キウク
出演：マ・ドンソク、アン・ドギュ、キム・ヒョンス、他
2011年・韓国・76分＜レンタル＞

＜STORY＞
交通事故で母を亡くし、犬飼いの父と暮らすヨンホ。ある日、父が人を殺す現場を目撃した彼は、母を殺したのも父だったと気付く。父の血を引く自分もまた、いつか殺人を犯すのではないかと悩むが...

韓国製のサスペンスは面白いものが多いので期待したのですが...
設定もストーリーもサスペンスなんですけど、中身は人間ドラマですね。
人間ドラマの何が悪いわけでは無いのですが、それにしては中途半端だったように思います。
珍しくハズレな1本でした

映画の感想＜番外編＞

最近、ネット配信やVODなどで映画を観る機会があるのですが
まぁくだらないものが多いので（笑）まとめて感想を書こうかと思います。

「サイコ・ウォード　封鎖病棟～絶体絶命～」監督：パトリック・マクブリーティ、パトリック・マクブリアティ　出演：ジャクリーヌ・ベッツ、他＜2007年・カナダ・89分＞
封鎖された拘置所に撮影に来たドキュメンタリー映画のクルーのお話。
拘置所で人体実験されたサイコキラーの一人が生き残っていて、このクルーたちを殺していきます。
ただただ安っぽいスラッシャーです（笑）

「チルド」監督：セルジュ・ ロドナンスキー　出演：トーマス・キャラブロ、他＜2007年・アメリカ・82分＞
H・P・ラヴクラフトの短編小説「COOL AIR／冷気」を元にしたサスペンスホラー。なんじゃこりゃ？ですね～
ひたすらチープですね...自主制作なのか？町の映画好きが金貯めて、友達集めて映画撮りましたレベルです。

「呪いのフェイスブック」監督：ヘルフィ・カルディット　出演：シンディ・アングリーナ、他＜2010年・インドネシア・81分＞
「フェイスブック」を舞台にしたホラー。見知らぬ女性からの友達申請を受けて、次々に人が死んでいく...まぁ使い古されたようなどうでもいいお話です（笑）
インドネシアでも若者はスマホ漬けなんだな～ってことがわかったことと、女優がみんな割と綺麗なことくらいがまだマシだったかも知れません（笑）

「V/H/S ネクストレベル」監督：サイモン・バレット、アダム・ウィンガード、他　出演：ローレンス・マイケル・レヴィン、他＜2013年・アメリカ・96分＞
POVオムニバスホラーの第二弾。今作も前作と同じく、起承転結がハッキリしたものでは無く、一部だけを切り取ったような短編が並びます。
まぁまだ前作に比べたらクオリティは上がってたと思いますが...カルト教団を取材したドキュメンタリークルーの話はなかなか良かったです。

「ザ・インシデント」監督：アレックス・クルテス　出演：ルパート・エバンス、他＜2011年・アメリカ＝フランス＝ベルギー・85分＞
精神病患者の施設で働く売れないバンドマンたちが、患者の暴動に巻き込まれるパニック・サバイバル。
すごく面白いってことは無いですが、意外に悪くないです。陰鬱な雰囲気は非常に良いですね～

「刑事物語」監督：渡邊祐介　出演：武田鉄矢、他＜1982年・日本・110分＞
武田鉄矢主演の人情刑事ドラマ第一弾。多分ちゃんと観るのは初めてなんですけど、意外に悪く無かったですね～
まぁ人情ドラマがメインで刑事アクションはおまけみたいなものですからあまり私向きでは無いですが（笑）
樹木希林と西田敏行がチョイ役ですが良い味出してます。