家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「GANTZ PERFECT ANSWER」・・・(722)

2012-04-28 01:00:40 | Weblog
「GANTZ PERFECT ANSWER」GANTZ PERFECT ANSWER
監督:佐藤信介
原作:奥浩哉
出演:二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、伊藤 歩、田口トモロヲ、山田孝之、他
2011年・日本・141分<レンタル>

<STORY>
100点を取るまで終わらない戦いの中で、加藤を失ってしまった玄野。100点めにゅーで加藤を生き返らせることができると知った玄野は、加藤の遺志を継ぎ“誰も失うことのない戦い”を続けていた。過去に100点を取り、ガンツを卒業したメンバーたちも復活。得点を積み重ね、順調かに見えた玄野たち。しかし、加藤の不可解な復活と、ガンツメンバーの周囲をかぎまわる謎の男が出現し、ガンツ何かが狂い始める。そして、異変が起き始めたガンツが次のターゲットに選んだのは、星人ではなく玄野のことを想い続ける多恵だった...

先週テレビ放映のタイミングでブログをアップしたら訪問者数がいつもより多かったので
今週も2週連続テレビ放映に合わせてアップします(笑)

ということで、劇場版二部作の完結編。
原作はまだ完結しておりませんので、ここからは映画版のオリジナルストーリーになります。
基本的にはチビ星人編での復讐劇がベースになってるようですが
そこにヴァンパイアとか小島多恵殺害ミッションだとかが絡んできてる感じですね~

前回にも書きましたが、完結してない原作から完結した作品(映画)を作り出すのは
やはり無理があるんじゃないですかね~?
当たり前のことですがガンツを原作に忠実にやろうと思えば、それこそテレビシリーズでしかも何年も続けないと無理でしょう。
それを5時間ほどの中に詰め込もうというのですから無理が生じるのは当然ですし、原作を知る人には違和感があって当然だと思います。

ただ、一映画作品としては綺麗に完結していたのでその点は良かったかな~と思います。
もちろん、原作の世界観はほんの少ししか表現しきれてませんし、無駄に長くて後半失速してしまった感は否めません。
それでもガンツという未完の原作を使って撮る作品としてはベストとは言えないまでもベターなエンディングだったのではないでしょうか?
まぁ当然のごとく評判は悪いですが(笑)個人的には健闘してたほうだと思います。

「GANTZ」・・・(721)

2012-04-21 00:47:02 | Weblog
「GANTZ」GANTZ
監督:佐藤信介
原作:奥浩哉
出演:二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、伊藤 歩、田口トモロヲ、山田孝之、他
2011年・日本・130分<レンタル>

<STORY>
就職活動中の大学生・玄野は、地下鉄の駅で幼なじみの加藤を見かける。正義感の強い加藤は、線路に落ちた酔っ払いを助けようとするが、手を貸した玄野と共に電車に轢かれてしまう。次の瞬間、二人は見知らぬマンションの一室で目を覚ます。その部屋には、GANTZ<ガンツ>と呼ばれる黒い巨大な球体と、玄野たちと同じように、どこからか転送されてきた人々がいた...

大ヒットコミックの実写化作品。一応原作ファンの立場から観てみました。
ちなみに私はDVDで少し前に観たのですが、アップするのが奇しくもテレビ放映とかぶってしまいました(笑)

今作に限らずですが、原作が完結していないのに映画化・実写化するということは
”オリジナルのエンディングを用意する”ということになりますので
正直言いまして基本的には期待して観ることはありません。
もちろん原作者とのディスカッションもあるでしょうけど、やはり原作者の手を離れてる印象は否めません。
で、今作を観たわけですが...まずキャストが発表された時点で「ニノ&松ケンはイメージじゃないよな~」っていうのが第一印象でした。
ただ、内容もだいぶ変わってますし、そういう意味では違和感はそれほど感じませんでした。

内容が変わったと書きましたが、厳密に言うと「原作を大幅にカット(編集)した」感じになってます。
例えば2番目に出てくる「田中星人」の場合、原作ではロボット型のスーツの中に本体の鳥型星人が入っているのですが
それは丸々カット、さらにボスキャラの大型の鳥型星人と戦うくだりもありませんでした。
あと、GANTZ側の人間に超能力者の二人組みが出てきますが、映画では超能力に関するエピソードを含めまったく触れられてませんでした。
そういう細かい部分も含めて内容は大幅に短縮された形になっていて、それに伴い主人公たちの性格づけや印象も多少変わってる感じです。
ただ、二部作の第一部としてGANTZの世界観を紹介するということも考えればこの作りが最善だったとは思いますね。
大幅にカットされてるとはいえ、原作を大きく逸脱するような作品ではないですし個人的には”思っていたよりも”というエクスキューズ付きですが(笑)悪くない作品だったと思います。

第二部<GANTZ PERFECT ANSWER>に続く。

「コリン LOVE OF THE DEAD」・・・(720)

2012-04-14 00:36:59 | Weblog
「コリン LOVE OF THE DEAD」COLIN
監督・製作・脚本・撮影・編集:マーク・プライス
出演:アラスター・カートン、デイジー・エイトケンス、リアンヌ・ペイメン、他
2008年・イギリス・97分<レンタル>

<STORY>
世界中で死者がよみがえり生きた人間を襲い始め、ロンドンの街もパニックに陥る中、青年コリンも地獄絵図に巻き込まれ、自らもゾンビになってしまう。やがてコリンの意識は遠のいていくが、ある場所へ行かなければならないという衝動に駆られ始める。思うように動かない体を引きずりながらコリンがたどり着いた場所は...

正直言ってあまり興味はありませんでしたが、ゲオが50円セールだったので何となく借りてみました。
一応ゾンビ映画好きとしてはゾンビを扱った作品は出来るだけ観たいとは思っていますが
ゾンビものが好きだからこそゾンビものに求めるものがあるので、そういう意味でこの作品は「違う」と思ってました。
その一番大きな理由はタイトルにある「LOVE」です。そんなものゾンビ映画に求めてません。
あと恐かったのはやはり「低予算」を売りにしているところです。
45ポンド、日本円で約6千円で撮られたとのことですが、大体低予算を売りにしてる作品はロクなものが無いです。
もちろん制作費を考えればよく出来ていると思います。でも6千円より60億円掛けてる作品の方がより色んなことが出来るわけですよ。
制作費=面白さではないことは重々承知しておりますが、それでもあまりに極端な低予算ものはあくまでそれなりの作品にしかなりません。
それに今作は「ボランティア」で集まった人が多くいるだけで、実際掛かった金額は6千円どころでは無いと思います。
そういう意味ではちょっと誇大広告ではないんですかね~?
まぁ監督として一番大事なのは何より「センス」だと思いますので、この監督もそれなりの予算を与えられれば良い作品を撮ることだと思います。
次作でどんなものを撮るか、に注目したいと思います。

ちなみに、私は知らなかったのですが「LOVE OF THE DEAD」というのは日本で勝手に付けた副題のようです。
さらに公式サイトに書かれているストーリーにもコリンが最後にたどり着く場所のことが書かれています。
私は全然気にしていなかったのですが、「ゾンビになったコリンがどこに向かうのか?」っていうのがこの作品の肝だったみたいですね。
やっぱりホラーといえどもラブストーリーっていう部分を前面に押し出して集客を計ろうとしたのでしょうか?
時々ここに書いてますが映画会社の人間って何故映画に対する愛情がないのでしょうか?

これはこれで超低予算で作られたゾンビ映画として観た甲斐はありました。
ただ、観なくても全然良かった作品であることも確かです。

「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」・・・(719)

2012-04-07 00:32:00 | Weblog
「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」TRANSFORMERS: DARK OF THE MOON
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ、ジョシュ・デュアメル、ジョン・タトゥーロ、タイリース・ギブソン、ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ、パトリック・デンプシー、ジョン・マルコビッチ、フランシス・マクドーマンド、他
2011年・アメリカ・154分<レンタル>

<STORY>
1969年7月20日、アポロ11号による人類初の月面着陸、人類は月の裏側に未知の金属生命体の宇宙船が不時着しているのを発見していた。米政府はこの事実を隠ぺいし、ある陰謀をめぐらす。一方、金属生命体トランスフォーマーと友情を育んできたサムは、大学を卒業後シカゴの企業に就職するが、この街を悪のトランスフォーマーが襲撃しようとしていた...彼らの目的は何なのか? そして政府の陰謀とは?

まぁ一言で言うなら「前作と同じ」です(笑)
相変わらず画面は凄いですし、正義のロボットvs悪のロボットというシンプルな図式は
大人から子供まで楽しめると思います。
ただ、これは一作目からず~っと繰り返してることですが
青春ラブコメファミリードラマ部分が多すぎます!それ故に時間が長い!
そして2作目では砂漠を舞台にすることで改善されていた画面の情報量の多さですが
今作では再び市街戦が繰り広げられ、またまた何が起こってるのかわからないくらいの飽和状態でした。
あと、キャストが無駄に豪華なんですよね~(笑)ジョン・タトゥーロ、ジョン・マルコビッチ、フランシス・マクドーマンド...
どうせドラマ部分なんておまけみたいなもんなんだから(笑)キャストはもっと小物にしといてドラマ部分は短くて良かったとおもいます。

このシリーズを面白くするにはとにかくどうでもいいドラマ部分を切って時間を2時間以内に収めることですね。
それだけでもはるかに良くなるでしょう。
まぁ今後シリーズが続いていくのかどうかはわかりませんが、そろそろ話作りに行き詰りそうではありますが...