家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「SP 革命篇」・・・(700)

2011-12-31 03:15:29 | Weblog
「SP 革命篇」SP 革命篇
監督:波多野貴文
原案・脚本:金城一紀
出演:岡田准一、香川照之、真木よう子、松尾諭、神尾佑、山本圭、堤真一、他
2011年・日本・128分<レンタル>

<STORY>
テロリストとの死闘から二ヶ月。負傷から回復した警視庁警護課第4係のメンバーは、要人警護の通常任務に戻っていた。それぞれの警護対象者の車に乗り込んだ彼らは、麻田内閣不信任案の採決が行われる国会議事堂に集まる。国会議員たちが次々と衆議院棟・本会議場に着席していく中、来るべき事態をかすかに感知しはじめる井上。そして麻田内閣の行く末をマスコミが注視する中、いよいよ本会議がスタートする。だがその一方で、衆議院議員会館に人知れずテロリスト集団が到着していた...

正直言ってそんなに思い入れも無いし、特に熱中したわけでも無いのですが
一応テレビシリーズから全て観てきたので、惰性というと言葉は悪いですがそんな感じで観てみました。
色々調べてみましたら、このSPシリーズは結構人気があったようで、その辺からビジネス的に成り立つと見込んでの劇場版なんだと思いますが、まぁハッキリ言って岡田准一のジャニーズ的人気が大きいだけなのではないでしょうかね~?
作品としてそんなに大人気・大ヒットになるクオリティとは思えません。
金儲けってこと以外でわざわざ劇場版にする理由がまったく見えてこないですね~...TVスペシャルで十分な内容でした。

多少ひねってはいますがクーデターの理由がそんなもんなの?って感じとか
岡田准一演じるSPの井上の危険察知能力もなんかとって付けたような設定だし
クライマックスの屋上でのやり取りも含め、全体的に古臭いと言うか安っぽいと言うか...

またテレビでやるでしょうから、観たい方はその時に観れば十分かと。
あと、相変わらずジャニタレ主演の映画は主題歌がジャニーズなんですね~
岡田准一は役者として悪くないと思いますが、ラストでV6の曲が流れるとやっぱり醒めますね。
そういう政治的な部分を無しにして、音楽も含めたトータルの映画作品として良いものを作ろうという姿勢を見せてもらいたいものです...が、日本では無理やろうな~...

「愛のむきだし」・・・(699)

2011-12-24 00:21:36 | Weblog
「愛のむきだし」LOVE EXPOSURE
監督・脚本・原案:園子温
出演:西島隆弘、満島ひかり、尾上寛之、中村麻美、渡辺真起子、安藤サクラ、清水優、渡部篤郎、他
2008年・日本・237分<レンタル>

<STORY>
幼い頃に母を亡くし、神父の父テツと二人暮しのユウ。理想の女性“マリア”に巡り合うことを夢見ながら、平和な日々を送っていた。
しかしテツが奔放な女サオリと出会ってから生活が一変。やがてサオリがテツのもとを去ると、テツはユウに「懺悔」を強要するようになる。父との繋がりを保つために盗撮という罪作りに没頭していくユウ。
そんな彼はある日、罰ゲームで女装している最中に、ついに理想の女性ヨーコと巡り合う...

園子温監督の『冷たい熱帯魚』に興味があって観てみようと思ったのですが
たまたまGEOのオープンセールで10円レンタルだったんで、話題になってた今作も借りてみました。
正直言いまして、ストーリーを見るかぎりではそんなに興味もなかったし
ましてや4時間の長尺なので観る気は無かったのですが、まぁこれだけ話題になった作品なんで観てみるのもいいかな~と思いまして、観てみることにしました。

作品の方ですが...正直言って微妙な作品でした。
実話に基づいた話ということで、どれだけ本当かはわかりませんが
監督の友人に妹を新興宗教から奪還した盗撮魔の人がいるそうで、その人をモデルにしたということです。

おそらく「純愛」というものを描いたドラマだと思うのですが
基本的にB級カルトラブコメって感じの作品で、ラブストーリーもコメディも苦手な私にとってはそういう意味で多少しんどいな~って感じはありましたね。
ただ、この話を本気にシリアスで描くと、ひたすら悲惨な上に特に特徴のないドラマになっていただろうと思うので
コメディタッチにしたのもいたしかたないかとも思います。

”泣いた”という感想も多く目にしましたし、確かに最終的に発狂してしまうほど一途に誰かを愛するというドラマは確かに感動的ではあります。そして、満島ひかりを初めとした出演者陣もなかなか良かったと思います。
それでもやっぱり個人的には石井輝男の「地獄」とか(笑)その辺と特に変わらないカルト映画って感じにしか見えなかったです。
まぁ何にしても4時間は長いですよ。

あと、途中からず~っと「エヴァっぽいな~」と思いながら観てました。
絶対にエヴァンゲリオンの影響は受けてると思いますね。
エヴァを実写にしてSF的要素を抜いたらこんな作品になるんじゃないでしょうか?

「リミット」・・・(698)

2011-12-17 00:28:21 | Weblog
「リミット」BURIED
監督:ロドリゴ・コルテス
脚本:クリス・スパーリング
出演:ライアン・レイノルズ、他
2010年・スペイン・95分<レンタル>

<STORY>
イラクで働くアメリカ人トラック運転手のポール・コンロイは、突然何者かの襲撃に遭う。意識を失った彼がつぎに目を覚ました場所は、地中に埋められた棺型の狭い箱の中だった。手元には、自分のものではない携帯電話と1個のライター。自分がどこにいるかも分からず、さらには刻一刻と酸素がなくなっていくという極限状況の中、電池切れ間近の携帯電話で懸命に救助を求めようとするポールだったが...

いわゆる”ソリッド・シチュエーション・スリラー”ってやつで
このテの作品は当たれば面白いので期待してたのですが...
まぁ正直言ってそんなに面白くなかったです。

地中に埋められた棺の中で目覚めた男がそこにあったいくつかの道具を使って脱出を試みるって話ですが
普通”何故埋められたのか?””いかにして脱出するのか?”ってあたりがメインになりそうなところですが
埋められた理由はすぐわかる上に面白くないし、脱出方法もとにかく携帯で色んなところに助けを求めるってだけです。
ラストはちょっとひねってますが、まぁありがちといえばありがちですしね~

おもいっきり低予算だと思うんで、せめて脚本をもっと練って欲しかったな~

「タワー・オブ・ザ・デッド」・・・(697)

2011-12-10 02:55:44 | Weblog
「タワー・オブ・ザ・デッド」THE TERROR EXPERIMENT
監督:ジョージ・メンデラック
出演:ジェイソン・ロンドン、アリシア・リー・ウィリス、ジャド・ネルソン、ロバート・キャラダイン、ロックリン・マンロー、セーラ・ディレイン、C・トーマス・ハウエル、他
2010年・アメリカ・82分<レンタル>

<STORY>
連邦ビルの屋上で秘密裏に開発されたゾンビ化ウイルス爆弾が爆発。ウイルスはビル内に拡散し、出口は封鎖され人々が逃げ惑う中、ウイルスの存在を隠したい国家は生存者を見殺しにしようと企み...

四半世紀の時を経て、たまたま「バイオ・インフェルノ」と同時期に今作を観たのですが
まるでリメイクかと思うくらい同じようなストーリーで驚きました。
そういう意味では今時の「ウイルス系ゾンビ映画」の1本です。

まぁ可もなく不可もなくという感じで、観たらすぐ忘れてしまう程度の作品です...
実際もう内容ほとんど忘れてます(笑)
ジャド・ネルソン、ロバート・キャラダイン、C・トーマス・ハウエルとB級ではA級のキャストが出演してますし(笑)
前評判も非常に良かったので期待したのですが、まぁそれほどの作品ではなかったですね~
とりあえず「~オブ・ザ・デッド」というタイトルの作品は観る!って方はどうぞ(笑)

「ナイトレイジ」・・・(696)

2011-12-03 04:18:11 | Weblog
「ナイトレイジ」THE KILLING JAR
監督・脚本:マーク・ヤング
出演:マイケル・マドセン、ジェイク・ビューシイ、タラン・トリエーロ、ハロルド・ペリノー、ダニー・トレホ、アンバー・ペンソン、ケヴィン・ゲイジ、ルー・テンプル、リンゼイ・アクセルソン、他
2010年・アメリカ・91分<レンタル>

<STORY>
田舎町のさびれたダイナー。7人の客と店員。ラジオからは、一家4人惨殺犯逃亡のニュース。突然現れた、ショットガンで武装した異常性格の男。居合わせた警官を射殺し、ウェイトレスのノーリーンと客たちは人質に。この男が逃亡犯なのか?しかし、事態は意外な展開を見せる...

ミステリーの要素を絡めたバイオレンススリラー。
う~ん...マイケル・マドセンやらダニー・トレホやら一癖二癖ある人たちが出てるので期待したのですが
ちょっと残念な出来でしたね~
マイケル・マドセンがいきなりキレてショットガンを持ってダイナーに篭城するのですが、この辺の理由づけがイマイチ曖昧ですし、一家惨殺の犯人がわかり易過ぎるっていうのもマイナスポイントですね。

話がシンプル過ぎて逆にツッコミどころがない作品になってます(笑)
一映画ファンの私でさえもっと話をふくらませて、二転三転させ複雑に出来るやろ!と思えるくらいなので
脚本があまりにも甘いと言わざるを得ませんね。
ただ、この脚本で最後まで惹きつけられたのはとにかく役者陣の存在感ですね~それはさすがだと思います。

「バイオ・インフェルノ」・・・(695)

2011-12-01 00:15:49 | Weblog
「バイオ・インフェルノ」WARNING SIGN
監督:ハル・バーウッド
出演:サム・ウォーターストン、キャスリーン・クインラン、ジェフリー・デマン、リチャード・A・ダイサート、ヤフェット・コットー、G・W・ベイリー、他
1986年・アメリカ・100分<セルビデオ>

<STORY>
政府のバイオ研究所で特殊な細菌が漏れだし、防衛システムによって建物は完全に閉鎖されてしまう。残された所員は次々と細菌に感染し発狂して行く...

当時劇場で観ました。確か「未来世紀ブラジル」の併映だったと思いますが、当時10代の私にはこっちの方がわかりやすくて面白かった覚えがあります...もう四半世紀も前になるんですね~
たまたま中古ビデオが安く売ってたので久々に(多分劇場以来)観てみました。
基本的にバイオ・サスペンス、バイオ・ホラーって類の話で、今なら多分「ゾンビ映画」のくくりに入れられてしまうような作品ですね。まぁそういう意味では昨今のウイルス系ゾンビ映画のはしりと言っても過言ではないかも知れません。

さすがに四半世紀も前の作品ですので、いま観るとさすがに牧歌的でイマイチ緊迫感に欠ける感もありますが
シンプルなパニック映画ですし、改めて観てもそれなりに面白かったですね。
B級作品だとは思いますが、「キリング・フィールド」のサム・ウォーターストン、「エイリアン」のヤフェット・コットー、「ポリスアカデミー」のG・W・ベイリーと錚々たるメンツが揃ってます。
残念ながらDVD化はされておりませんが、もし機会があればぜひご覧になってみてください。