「ウルヴァリン：SAMURAI」・・・（842）

「ウルヴァリン：SAMURAI」THE WOLVERINE
監督：ジェームス・マンゴールド
出演：ヒュー・ジャックマン、真田広之、TAO、福島リラ、ハル・ヤマノウチ、ウィル・ユン・リー、ブライアン・ティー、スヴェトラーナ・コドチェンコワ、ケン・ヤマムラ、ファムケ・ヤンセン、他
2013年・アメリカ・126分＜レンタル＞

＜STORY＞
カナダで隠遁生活を送っていたウルヴァリンは、ある因縁で結ばれた大物実業家・矢志田に請われて日本を訪れる。しかし、重病を患っていた矢志田はほどなくして死去。ウルヴァリンは矢志田の孫娘マリコと恋に落ちるが、何者かの陰謀により不死身の治癒能力を失うというかつてない状況に追い込まれる...

正直言って「X-MEN」シリーズはそんなに面白いとは思ってません。
ただ、スピンオフ「ウルヴァリン　X-MEN ZERO」はなかなか良かったので
このスピンオフシリーズの続編は期待して観ました。
が、なんじゃこりゃ？！ですね（笑）

ハリウッドのA級作品が、21世紀の現代にこれほどまでへんてこな日本を描けるんですね～驚きました。
ましてや真田広之が出てるんだから、ちょっと口出しせえよと思うのですが...
あとヒロインに魅力がないですね～外国人から見た日本女性っていうか、
いわゆる”アジアンビューティー”のイメージってやっぱりTAOみたいな感じなんですね。
日本人の感性から言うとあり得ないですよね（笑）

まぁ2時間以上もの長尺でよくもこんなトンデモ映画を製作しましたよね。
ヒュー・ジャックマンは親日家とのことですが、まぁ何か歪んだイメージで日本をとらえてるのでしょう。
「X-MEN」の新作（フューチャー＆パスト）は予告編を見る限り面白そうだったので、そちらに期待しようと思います。

「ラスト４」・・・（841）

「ラスト４」STATE OF EMERGENCY
監督・脚本：ターナー・クレイ
出演：アンディ・スタール、ジェイ・ヘイデン、スコット・リリー、マッケナ・ジョーンズ、トリ・ホワイト、アンディ・スタール、他
2010年・アメリカ・90分＜レンタル＞

＜STORY＞
化学施設が爆発し、致死量以上の毒素が放出された死の町。毒素によって町の住人は恐るべき突然変異を起こしてしまった。軍隊は、生存者を助ける間もなく町自体を隔離した。孤立したこの危険地帯で生き残った4人が、生血を求め襲いかかるゾンビを回避しながら、自由の身を取り戻そうと、仲間と共に挑む...

一応ウイルス系のゾンビ映画って感じでしょうか？
はっきり言って地味な作品で、面白い！と手放しに言える作品では無いですが悪く無いと思いますよ。
まぁ低予算ゆえだと思いますがゾンビはほとんど出てきません。
しかし、緊張感・緊迫感はちゃんとあって、ホラーとしてちゃんと成立した作品ですね。
時間も90分でちょうどいい感じですし、終わり方も綺麗です。
まぁ「ゾンビもの」と言うにはちょっとゾンビ度は低いかも知れませんが（笑）
サバイバルホラーとしては、地味ながらもなかなか良質な作品ではないでしょうか？
タイトルからジャケットからすべてがB級臭くてかなり損してる作品ですね～

「不安の種」・・・（840）

「不安の種」不安の種
監督・脚本：長江俊和
原作：中山昌亮
出演：石橋杏奈、須賀健太、浅香航大、岩井志麻子、津田寛治、他
2013年・日本・87分＜レンタル＞

＜STORY＞
ある地方都市でバイク便ライダーをしていた巧は、ある日、バイク事故の現場に遭遇し、怪我をした青年・誠二に助けを求められる。それを機にバイク便の仕事を辞めた巧は、新しいバイト先で陽子という女性に出会うが...

同名マンガの実写化作品。
正直、原作も未読ですしストーリーも一切知りませんが
「放送禁止」シリーズの長江俊和監督ということで観てみました。

イメージとしてはサイコサスペンス的なものかな～と思ってたのですが
冒頭から目玉の行進で（笑）”これは一体どういう系統なんだろうな～？”と思いつつ観てると
何か断片的な恐怖シーンの羅列って感じで、さらに、どうやら時系列もバラバラな様子で
う～ん、何だかな～...って感じでした。
恐怖の連鎖みたいな感じはわかりますが、全体的にコメディと紙一重なシュールなシーンの連続で
狙いすぎて外した、ってな感じがしましたね～

とにかくよくわからん感じなので（笑）また原作を読んでみたいなと思ってます。

「ゾンビ・アポカリプス」・・・（839）

「ゾンビ・アポカリプス」ZOMBIE APOCALYPSE: REDEMPTION
監督・製作・原案・撮影：ライアン・トンプソン
出演：ジョニー・ゲル、フレッド・ウィリアムソン、ジョセフ・スコット・アンソニー、アリシア・クラーク、ジェリー・リンチ、他
2011年・アメリカ・101分＜レンタル＞

＜STORY＞
核爆発により人類の98％が死滅し、膨大な数のゾンビが蔓延る荒廃した世界。モーゼと名乗る男が率いる集団に命を救われたノックスは、彼らの一員としてゾンビとの戦いに身を投じていく...

一応ゾンビものではありますが、実際は「マッドマックス」あたりに近い近未来バイオレンスですね。
ゾンビ殲滅のために核を使ったら、人類のほとんどが死滅してゾンビが蔓延ってしまったというわけのわからない設定（笑）
荒廃した世界を力で牛耳ろうとする暴力集団と、その集団の裏切り者を助けたグループとの戦いがメインストーリーになってます。
時々、小道具的にゾンビが使われていますが、正直言ってゾンビ関係ないですよ。
ロメロの「ゾンビ」のクライマックスの暴走族との攻防戦だけを取り出して2時間弱の作品にした感じです。
もちろんクオリティはロメロに遠く及びません（笑）
残念ながら80年代に山ほどあった近未来B級SFバイオレンス・アクションの域を出てないですね～

「キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ」・・・（838）

「キャビン・フィーバー　ペイシェント・ゼロ」CABIN FEVER: PATIENT ZERO
監督：カーレ・アンドリュース
出演：ライアン・ドノフー、ブランド・イートン、ジリアン・マーレイ、ミッチ・ライアン、リディア・ハースト、ショーン・アスティン、他
2013年・アメリカ・96分＜レンタル＞

＜STORY＞
カリブ海の孤島へバカンスにやって来た男女4人組。海に潜った彼らは、肉や骨がむき出しになった不気味な魚の死骸を発見する。やがて、メンバーの1人である女性の皮膚に赤い斑点が浮かびあがる。斑点は次第に全身に広がって彼女の肉を溶かしていき...

イーライ・ロスのデビュー作「キャビン・フィーバー」の前日譚。
ちなみにロス本人は製作には関わってないようです。

ある無人島に研究所があって、そこからウイルスが流出して「キャビン・フィーバー」に繋がって行く、ってことなんですが...
まぁ何てことはない作品でしたね～
もちろん脚本の出来や演出力の問題もあるのでしょうけど、まず種明かし的な内容ってワクワクしないじゃないですか？
シリーズになってるので、まぁほとんどの人は原因をわかった上で観ているとは思いますが
それでも”これは一体何なのだろう？””何が起こっているんだろう？”っていうような謎の部分があって欲しいな～と個人的には思いますね。
エピソードゼロ的な作品ってなかなか当りは無いですが、今作もご多分に漏れずですね。