家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

皆様良いお年を!

2013-12-31 22:50:01 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
毎年思うことですが2013年もあっという間に終わりですね。
なかなか劇場に行く機会もなく、今年もほとんどDVDでの鑑賞となってしまいました。
来年はもうちょっと劇場で映画を観たいな~とは思ってますが、どうなるでしょうか...

ここにもちょこちょこ書いていますが、私は趣味で音楽活動をしております。
それが今年からかなり音楽活動の方に時間を取られておりまして
思うように映画も観れてないような状態です。
以前は、年末にちょっと泣けるような作品を観て
一年の間に観たクソ映画を浄化していたのですが(笑)
最近はそんな訳で映画を観る絶対数が減っておりますので
ただただ自分が観たい作品だけを見続けておるような次第です。
今年のラストも「ワールド・ウォーZ」という
非常に私らしい作品で締めくくりました。

相変わらずなマイペースでの更新になりますが
また来年も変わらずお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは、良いお年をお迎えください!

「ワールド・ウォーZ」・・・(816)

2013-12-30 21:24:55 | Weblog
「ワールド・ウォーZ」WORLD WAR Z
監督:マーク・フォースター
出演:ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、ダニエラ・ケルテス、ファナ・モコエナ、アビゲイル・ハーグローブ、他
2012年・アメリカ・116分<レンタル>

<STORY>
突如発生した謎のウィルスが瞬く間に世界中へと広がり、各国の政府や軍隊が崩壊状態に陥る。元国連捜査官で、伝染病の調査や紛争国での調停役を務めた経験をもつジェリーは、旧知の仲の国連事務次官ティエリーに呼び出され、ワクチン開発の情報収集のため各国をめぐる調査隊に同行するよう依頼される。ジェリーは妻と娘2人を安全な国連指揮艦の空母にかくまってもらうことを条件に依頼を引き受け、ウィルスの謎を解明するため混乱する世界へ旅立つ...

ベストセラーとなった同名小説の映画化作品。
原作が発売された時、ゾンビを扱った小説がベストセラーになったということで興味を持っていました。
その後たまたま図書館で見つけて原作は読んだのですが、正直言ってそんなに面白い本だとは思いませんでしたね。
私の記憶に間違いが無ければ(笑)原作はゾンビパニックが収束した後に、生存者からの証言を集めた回顧録のような作りになってます。

今作はもちろん回顧録では無く、現在進行形の物語で、一人の視点で描かれているので非常にわかりやすい作りになっていますね。
一応”ゾンビ映画”になってますが、旧来のいわゆるゾンビでは無く最近主流になっているウイルス感染型ゾンビを描いた作品です。
「28日後...」あたりに良く似た感じだと思うと一番わかりやすいですかね?
個人的にゾンビ映画の面白さはゾンビがメインのホラー映画では無く、人間がメインのサバイバル映画としての面白さだと思っています。
そういう意味では今作は個人的には結構好きな部類の作品に入りますね。
世界規模でのゾンビパニックということで、もっとゾンビで溢れかえる映画かと思ってましたが
意外にパニックよりもウイルス発生の謎解きに主眼が置かれた割と静かな作品でした。
ブラッド・ピット主演ですし、ホラー苦手な方でも観やすい作品では無いですかね~?

お金も掛かってますし、悪く無い作品だと思います。
ただ、上にも書きましたが謎解きが一番のメインですのでちょっと物足りない作品ではありますね。
現在「ウォーキング・デッド」というゾンビをテーマにした素晴らしいテレビシリーズが放映されていますので
こちらに比べると”ゾンビ映画”としては弱さを感じてしまいます。
できれば同じ時間軸で別視点から描いたサバイバルメインの作品も観てみたいですね~

「悪の教典」・・・(815)

2013-12-24 10:07:02 | Weblog
「悪の教典」悪の教典
監督・脚本:三池崇史
原作:貴志祐介
出演:伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、浅香航大、水野絵梨奈、KENTA、山田孝之、他
2012年・日本・129分<レンタル>

<STORY>
頭脳明晰なうえ爽やかなルックスで生徒はもちろん、同僚やPTAからも信頼の厚い高校教師、蓮実聖司。しかし彼の正体は、自分にとって邪魔な人間と思えば、平気で殺すことができるサイコパスだった。蓮実はそうやって絶えず障害を取り除き、学校を思い通りに支配してきたのだ。ところがある日、ついに完璧だった手際にほころびが生じ、自らの正体が露呈する危機に。蓮実はその窮地を脱する最後の手段として、生徒全員の殺害を実行に移すのだった...

「黒い家」「新世界より」の貴志祐介の同名小説の映画化作品。
原作は以前読みました。ハードカバー上下巻の長い作品ですが、2時間強の尺に収めたことでかなりスピード感のある作品に仕上がってます。
原作を読んだ時から何と言うか殺し過ぎというか(笑)まぁいわゆる”荒唐無稽な”作品だと思ってましたが
映像化するとさらに際立つ感じで、サイコサスペンス、サイコホラー、というよりはサイコファンタジーって感じがしましたね。
まぁ三池作品はいつもどこかファンタジー感が漂ってるのですが...(笑)
元々結構長い原作を2時間ほどの映画にするためにかなりテンポアップさせてまして、その分スピード感があって飽きずに観れるのは良いのですが
緩急の緩の部分が無いので、ただひたすら人を殺しまくるだけの作品になってしまってますね~

日本映画は予算の都合もあるのでしょうが、動物・子供・老人・難病・夫婦愛...といった「低予算で泣ける」作品がとにかく多くて
こういう作品はなかなか撮られることはありません。
映画なんて”嘘の世界”を見て楽しむものなんですから、まぁ不謹慎な内容だとは思いますが、こういう作品をもっと撮ってもらいたいです。
そうしていく中でいつかこういうジャンルからも後世に残る名作も生まれてくることでしょう。

2時間の尺ではツラいけど、これ以上の長さなら観るのが疲れるという意味では「悪の教典」の映画化自体が元々無理があったんじゃないかな~と思います。
同じ貴志祐介なら「クリムゾンの迷宮」という名作があるので、こちらを映画化して欲しかったですね。
まぁこの映画自体は可もなく不可もなくレベルでしたが、どうしても許せない点を挙げときます。
まず1点目。原作者の貴志祐介がカメオ出演してるのですが、いかにも”原作者出しましたで!”みたいな(笑)不自然さで、しかも無意味に長い。
出すなら出すで出し方ってもんがあったのではないでしょうか?
2点目はエンディング曲がEXILE一派の曲で、作品の内容から考えてもあまりにも”タイアップくさい”選曲で萎えました。
せっかく途中で「マック・ザ・ナイフ」が出てくるんだから、ラストも「マック・ザ・ナイフ」か原曲の「モリタート」あたりを流すべきでしょう。
変なこだわりが無いとこが三池の良さではありますが、こだわるべきところにはこだわって欲しいな~

「ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド-」・・・(814)

2013-12-14 01:31:36 | Weblog
「ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド-」JUAN DE LOS MUERTOS
監督・脚本:アレハンドロ・ブルゲス
出演:アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス、ホルヘ・モリナ、アンドレア・デューロ、アンドロス・ペルゴリーア、イャス・ビラー、他
2011年・スペイン=キューバ・96分<レンタル>

<STORY>
40歳になっても、まともに働こうともしないフアン。親友ラサロと怠惰な日々を過ごしていたが、人々が突如として凶暴化して襲撃し合うという異常事態がキューバの首都ハバナで起きる。恐怖と混乱が街に忍び寄る中、フアンはゾンビ化した近親者を殺せないでいる人のための代行殺りくビジネスをスタートさせる。しかし、ゾンビが次々と増殖していき...

珍しいキューバ製のゾンビ映画。
ストーリーを読むとどうやらコメディのようで、ゾンビコメディはあまり好きではないのですがキューバ映画ってことで物珍しさから試しに観てみました。
まぁハッキリ言いまして、キューバ映画ってこと以外は特筆すべきことの無いゾンビコメディです。
日本人の笑いのツボに合わないのか?単に私に合わないのか?(笑)
「ショーン・オブ・ザ・デッド」も世間の評価とは裏腹に私は好きではないですが、それでも今作よりはコメディとしてよく出来てました。

映画で描かれる「ゾンビ」っていうのは、例えば”戦争”や”疫病”のような人類に対する脅威のメタファーだと思うんです。
少なくとも近代ゾンビの形を作り上げたジョージ・A・ロメロの作品はそういう社会派の側面を持っています。
ゾンビ映画っていうのは低予算で手軽に作れるのですが、その分作品数も多いので、差別化を図る為に手を替え品を替えって感じで色んなものが出てきます。
”コメディ””ラブストーリー””ゾンビとの共存””ゾンビ視点”などなど、皆それぞれ頭をひねってアイデアを出してるつもりでしょうけど
個人的には余計な事をやってるようにしか見えません。私はやっぱり”恐怖映画”としてのゾンビ映画が観たいんです。

「SUSHI GIRL」・・・(813)

2013-12-07 03:21:04 | Weblog
「SUSHI GIRL」SUSHI GIRL
監督:カーン・サクストン
出演:トニー・トッド 、ジェームズ・デュヴァル、ノア・ハサウェイ、アンディ・マッケンジー、マーク・ハミル、コートニー・パーム、千葉真一、マイケル・ビーン、ジェフ・フェイヒー、ダニー・トレホ、他
2012年・アメリカ・98分<レンタル>

<STORY>
強盗の罪で6年間を刑務所で過ごしたフィッシュ。仲間について一切口を割らず、ただ一人服役した彼がようやく出所の日を迎えた。そんな彼の出所を祝うべく、昔の仲間4人が寿司の女体盛りで出迎える。しかし彼らの関心は、6年前の強盗事件で消えてしまったダイヤの行方のみだった。それをフィッシュが知っていると信じる4人は、彼にダイヤのありかを吐かせようと情け容赦ない拷問を開始するが...

ストーリーもキャストも”タランティーノ的”なバイオレンス映画。
「嘘をついてるのは誰だ?」って感じの内容で、詳しく書くとネタバレになるのであまり内容に触れられないですが...
とりあえず、タイトルにはちゃんと意味があるのですが日本ではちょっと損するタイトルですね~(確か同じタイトルのVシネみたいなやつが以前ありましたし)
B級はB級ですがタイトルから想像するようなバカ映画では無いです。
全体的にタランティーノ作品によくあるような「会話」「暴力」「騙し合い」の3本柱で構成されています。
決して悪い作品では無いと思いますし、観て損は無いです。
ただ、個人的には”劣化版タランティーノ”というくらいのレベルに感じましたね...テンポがあまり良く無い感じがします。
あと、キャストのほとんどはカメオに近い感じですので期待しないように。
ちなみにマーク・ハミルは全編登場しますが「スターウォーズ」の頃の原型はまったく留めておりませんので(笑)

悪名高い”TSUTAYAだけ”の作品ですが、タランティーノ=ロドリゲス一派の作品が好きな方なら楽しめるかと思います。
一点「ふぐの身って毒あったっけ?」ってのは疑問に感じました。

「ゾンビ ディレクターズカット版 HDリマスター・バージョン」・・・(812)

2013-12-02 02:34:10 | Weblog
「ゾンビ ディレクターズカット版 HDリマスター・バージョン」DAWN OF THE DEAD
監督・脚本:ジョージ・A・ロメロ
出演:ケン・フォリー、スコット・H・ライニガー、デヴィッド・エムゲ、ゲイラン・ロス、他
1978年・アメリカ=イタリア・139分<セルDVD>

<STORY>
突然死者が蘇り、人々を襲いはじめた。スティーブンとその恋人のフラン、2人の友人で、SWAT隊員のロジャーとその同僚のピーターという4人は、混乱の市街地からヘリで脱出し、郊外にあった巨大ショッピング・センターにたどり着く。つかの間の休息を得る4人だが、それは、死者達、そして、生者達との戦いの始まりでしかなかった...

言わずと知れた近代ゾンビ映画の原点にして究極。
作品については今さらどうこう言うことはありませんので、リマスターDVDについて少し書きます。

元々はスティングレイという販売専門のマニアックなDVDを発売してる会社が『ゾンビ 新世紀完全版 DVD-BOX』として
現在発売されてる3バージョンにボーナスディスク2枚をセットした5枚組のBOXセットとして発売しました。
そして約半年後に『サバイバル・オブ・ザ・デッド』のDVD&ブルーレイがリリースされるタイミングで
その中の本編3バージョンが特典を削った形で単品で発売されました。
今作はその中の1つで「ディレクターズカット版」という139分の最長のバージョンです。

一応ゾンビ好きを公言しているくせに、発売から3年近く経って、しかもやっと3バージョンの内の1枚だけを購入というお恥ずかしい現実に至ったのは
はっきり言って「値段の高さ」が原因と言う以外にありません(笑)
最初に発売されたBOXセットが確か初回限定価格で20,000円(確か税抜き・送料込み。ちなみに現在は税・送料込23,100円)だったのですが
その頃お金が全然無くて(笑)泣く泣く購入を見送りました。
で、単品で発売されて喜びましたが、4,935円と現在のDVDの価格から考えるとべらぼうに高い価格設定で
Amazon等で割引があるとは言え、最安でも3,500円くらいはしました。
単品は一応ハピネットから発売されてるので廉価版が出ないかと待っていたのですが(笑)どうも出なさそうなので、たまたまYahooショッピングのポイントがあったので、とりあえず最初に出たこのディレクターズカット版だけ購入してみました。(ちなみに購入価格はポイント使っても2,800円くらいでした。高けぇ!)

まず一番の変化はレターボックス&モノラル音声だったものがスクイーズワイド画面&5.1ch音声収録になったことですね。単純に画面がデカくなって嬉しいです。
旧盤との比較はそんなにしっかりしたわけではないですが、音声は鮮明になってるように感じます。
ただ、映像に関してはリマスター盤より旧盤の方が明るく感じますね~どちらが良いのかはよくわかりません。
何にしても元々が古い作品なのでリマスターしたと言ってもそんなに劇的の画質が向上した!って感じは無かったです。
吹き替えは興味無いので(笑)未確認です。

とりあえずあとの2作も買い替えるつもりですが、それにしても高けぇな~...