家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「ピラニア3D」・・・(770)

2013-03-30 02:53:20 | Weblog
「ピラニア3D」PIRANHA 3D
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:エリザベス・シュー、アダム・スコット、ジェリー・オーコネル、ヴィング・レイムス、スティーヴン・R・マックイーン、クリストファー・ロイド、リチャード・ドレイファス、イーライ・ロス、他
2010年・アメリカ・89分<レンタル>

<STORY>
アメリカ南西部、ビクトリア湖畔では春シーズン恒例のイベントで盛り上がっていた。そんな中、湖底で大規模な地割れが発生し、裂け目から何千匹ものピラニアが湧き出る。それは200万年前に絶滅したはずの凶暴な太古のピラニアだった。何も知らない若者たちは一人また一人と餌食になっていく...

ジョー・ダンテ監督の「ピラニア」(78年)のリメイク。
っていうか、あくまでピラニアを扱ったってだけで、内容的には完全にスピルバーグの「ジョーズ」ですね~
冒頭で一番最初に犠牲者となるのが「ジョーズ」で生き残ったリチャード・ドレイファスってとこがなかなかとんちが効いてて良いなぁ~と思ってたら
どうやら単にキャスティングだけでは無く、「ジョーズ」でリチャード・ドレイファスが演じたマット・フーパー本人という設定だそうです。
服装なども「ジョーズ」の時と同じようなものになってるそうです。すごいこだわり!

と、冒頭の10分くらいがすでに今作のクライマックスの様相を呈していますが(笑)意外に悪くない作品でした。
もちろん”エロ・グロ”がメインのバカ映画ではありますが、90分弱というコンパクトでスピーディーな展開も良いですし
ラストの湖岸でのパニックシーンもなかなか迫力があります。
この”ハイテンション”さはさすがに「ハイテンション」を撮ったアレクサンドル・アジャの面目躍如で、まさに期待通りでした。
以前に「ピラニア」(78年)のところで私はパニックホラーがあまり好きではないと書きましたが
この感じでいくなら続編「ピラニア リターンズ」も観てみたいですね~
(監督が「フィースト」のジョン・ギャラガーに代わってるそうなのでどういう出来になってるのかはわかりませんが...)

あとキャストがなかなか絶妙で良かったですね。
久々に観た(笑)エリザベス・シューや前述のリチャード・ドレイファス、他にもヴィング・レイムス、クリストファー・ロイド、さらに「ホステル」の監督イーライ・ロスもカメオ級のおバカな役で出演しております。
そして、スティーヴン・R・マックイーンというバッタもん臭い(笑)名前の青年は、バッタもんどころか由緒正しい正真正銘のスティーブ・マックイーンの孫だそうです!

「カエル少年失踪殺人事件」・・・(769)

2013-03-28 00:36:05 | Weblog
「カエル少年失踪殺人事件」CHILDREN...
監督・脚本:イ・ギュマン
出演:パク・ヨンウ、リュ・スンリョン、ソン・ドンイル、キム・ヨジン、他
2011年・韓国・132分<レンタル>

<STORY>
1991年3月26日、韓国・大邱に暮らす少年5人が「カエルを捕まえにいく」と言って出かけたまま、行方不明になってしまう。スクープを狙うTV局のカン・ジスンや犯人像を分析するファン・ウヒョク教授、子どもたちを捜索する刑事パク・キョンシクは、それぞれの思惑を抱いて事件を追っていたが、そんなある日、ふとしたきっかけで被害者少年の父親に疑惑が向けられ...

「殺人の追憶」で描かれた華城連続殺人事件、「あいつの声」で描かれたイ・ヒョンホ君誘拐殺人事件と並び、韓国三大未解決事件のひとつに数えられる”城西小学生失踪事件”を題材にしたサスペンス。
「殺人の追憶」が素晴らしい作品でしたし、同じく未解決事件を題材にしたデヴィッド・フィンチャーの「ゾディアック」も個人的には好きなのでかなり期待して観ました。
正直言いまして、上記の2本ほどは面白くなかったですね。
ヤラセをして賞を受賞し、それを咎められてもまったく悪びれない野心家のTVマン(結果左遷され、この事件に出会うのですが)が
前半での失敗で途中からえらく殊勝なキャラになってしまい、どんどんつまらなくなっていきます。
このテの作品は主人公たちが徹底的に事件に食らいついていくことが面白さに繋がると思うのですが、途中からそういう感じはなくなっていきます。

事件から11年が経って、子供たちの骨が発見されて少し物語は動き出しますが、ちょっとな~って感じは否めません。
大体この話はどの辺までが実話なんでしょうか?ネットで色々調べてみましたが「5人の子供が行方不明になる」「11年後の近くの山で骨が発見される」という2点以外は実話かどうかわからないですね。

ちょっとネタバレになりますが...
最後の方で犯人らしき人物が出てきます。映画ではほぼホンボシって感じで描かれていますがこういう人物は実際にいたのでしょうか?
これが完全な創作であればいくら実話に基づいてるとはいえ、フィクションの色の方が濃くなってしまいます。

オープニングとエンディングの雰囲気、子供たちの描かれ方、など、何か全体的にファンタジックなんですよね~
「殺人の追憶」や「ゾディアック」の主人公たちから感じられた”熱さ”が今作からは感じられませんでした。
あえてそういう作りにしたのかも知れませんが、個人的にはちょっと納得しかねる作風でした。

追記・・・このブログを書いた後も色々とネットで情報を検索してみましたところ、「カエルをとりにいく」とされているのは実際は「サンショウウオの卵」だということや、犯罪心理学者の一人が失踪した子供の親が殺して家の近くに埋めていると言ったということが実際にあった、ということなどがわかりました。
ただやっぱり犯人については完全な創作のようですね。

映画の感想<テレビ編その7>

2013-03-23 00:57:28 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
最近はニューリリース作品に観たいものが少なかったので安心してたのですが
何故かここ2ヶ月くらいは面白そうな作品が結構リリースされるようで
なかなかレンタル店に行けない私には嬉しくも厳しい状況になっております。
春には「アウトレイジ ビヨンド」を始め、話題作のリリースも多そうなので
これまた嬉しい悲鳴であります。

「タイタンの逆襲」監督:ジョナサン・リーベスマン 出演:サム・ワーシントン、他<2012年・アメリカ・99分>
リメイク版「タイタンの戦い」の続編。相変わらず映像は凄いです。そして相変わらず話がショボいです(笑)
親子・兄弟の確執っていうか、まぁ家族の内輪もめで人類の滅亡まで話が広がるという(笑)迷惑な神様のお話でした。
このテのスペクタクルにしては99分とコンパクトにまとめた点は評価します。

「グレイヴ・エンカウンターズ」監督・脚本:ザ・ヴィシャス・ブラザーズ 出演:ショーン・ロジャーソン、他<2011年・カナダ・93分>
以前に観た「スピーク」とかいうのと同じようなモキュメンタリー・ホラー。
何のヒネリも無いですね~いわくつきの廃墟に幽霊を撮影しに行ったらエラい目にあうっていう、よくあるタイプのホラーです。
モキュメンタリーは一応「事実という設定」ですので、オチとかも無いですし、楽に作れるぶん駄作になる確率も高いです。

「デビル・インサイド」監督:ウィリアム・ブレント・ベル 出演:フェルナンダ・アンドラーデ、他<2012年・アメリカ・87分>
悪魔払いを扱ったモキュメンタリー・ホラー。
”悪魔憑きなのか?精神障害なのか?”みたいな感じがあって割とモキュメンタリーとしてはしっかりした作りですが
残念ながら面白くないです(笑)

「スリーデイズ」監督・脚本:ポール・ハギス 出演:ラッセル・クロウ、他<2010年・アメリカ・134分>
「クラッシュ」のポール・ハギス作品ってことで期待して観ました。サスペンス・アクションではありますが、思ってたほどエンターテイメント作品では無かったです。
もちろん人間ドラマとしてはさすがの出来で、すごく哀しい愛のドラマとしては素晴らしい出来だと思います。
ただ、ちょっと長いかな~?せめて2時間以内に収めて欲しかったです。

「ハンター」監督:バズ・キューリック 出演:スティーブ・マックイーン、他<1980年・アメリカ・97分>
言わずと知れたスティーブ・マックイーンの遺作。高校生くらいの頃にテレビ放映で観まして、今回多分それ以来で観ましたね~約30年ぶり(笑)
改めて見直すと、非常に小品で淡々としててコミカルさもあってマックィーンの遺作としては(もちろん結果的にそうなってしまっただけですが...)ちょっと物足りないっていうのが正直な感想です。一応アクション映画の部類に入ると思うのですが、最後のシカゴでの追っかけ合い以外は特にアクションらしいアクションも無いですし、全体的に一本”コレ!”っていう大きい筋みたいなものが無いんです。何と言うか長編というよりは連作短編集って感じですね。
ただ、生命の誕生で締めくくられるラストはマックィーンの遺作だということを思えば非常に泣けるラストですし、生命の誕生を軸とした人間ドラマだとしたら
これはこれで良く出来た作品なのかも知れません。

「密告・者」監督:ダンテ・ラム 出演:ニコラス・ツェー、他<2010年・香港・115分>
香港製のクライムサスペンス。タイトル通り、警察官と情報屋を描いた作品です。
香港映画で裏社会を描いた作品ということで期待しましたが、まぁ普通の作品でした。
作りは悪く無いと思いますが、特に想像の範疇を超える何かがあるわけでもなく、どこにでもありそうなサスペンスでしたね~残念。

「ミッドナイトFM」・・・(768)

2013-03-16 00:50:30 | Weblog
「ミッドナイトFM」MIDNIGHT FM
監督:キム・サンマン
出演:スエ、ユ・ジテ、マ・ドンソク、チョン・マンシク、チェ・ソンヒョン、他
2010年・韓国・106分<レンタル>

<STORY>
元テレビアナウンサーで、深夜の人気ラジオ番組「真夜中の映画音楽室」のパーソナリティを務めるソニョンは、失語症の娘を治療させるための渡米を控え、5年間続けてきた人番組を降板することになる。最後の放送の夜、オンエア中に「自分のリクエスト通りに曲を流さなければ家族を殺す」という脅迫電話がかかってくる。そして携帯電話に送られてきた映像を目にし、息を飲むソニョン。そこは彼女の自宅で、見知らぬ男によって家族が人質にされていた...

韓国製サスペンス・スリラー。
DJが主人公で生放送と絡ませながらドラマが進むっていうのは結構ありがちな感じもしますが、なかなか面白かったですよ。
犯人は最初から姿を現していて、次第に何故この凶行に及んだか?ってことが明らかになっていきます。
前半は緊張感のあるサスペンスで、後半からアクション色が濃くなっていきまして
カーチェイスなんかもあったりするのですが、意外に迫力があって良かったです。
メインになるラジオ番組が映画音楽をかける番組で、話も割と映画に絡ませてあったりします。
特に「タクシードライバー」はメインのストーリーに大きく関わってきてたりします...トラヴィスの”狂気と正義”に対する
キム・サンマン監督からの回答ということなのでしょうかね?

難を言うのであれば、ちょっとあれこれ詰め込みすぎかな~って感じがしますね。
犯人はいわゆるストーカーなのですが、もう一人主人公を助ける、いわば”正義のストーカー”みたいなのも出てきます。
特典映像のインタビューで監督がオタクみたいな人種を悪く描くだけにはしたくなかったらしくて、この”正義のストーカー”も出したそうなのですが
はっきり言ってこのキャラいらないです。
上にも書きましたが途中で暴走族のような集団のバイクに車で突っ込んで主人公が追いかけられるというカーチェイスがあります。
なかなか迫力があって良いのですが、物語上絶対に必要なシーンでも無いし、これも別に無くても良かったのでは?
あと、これは私はこういうサイコ野郎に知り合いがいないのでわかりませんが(笑)こんなに用意周到に色んなものを用意するものなのでしょうか?
普通に顔も晒して前科があることも判明しますし、警官も平気で殺すし、全然正体を隠したりとかするつもりも無さそうな感じですが
その割には色んなものを用意してるんですよね~子供を閉じ込める冷蔵庫とかカメラとか拳銃とか...サイコって本当にこんな感じなのでしょうか?

まぁ色々と書きましたが、こういう作品を観ると相変わらず韓国映画のパワーを感じさせられますね~また日本映画のダメさを痛感させられました。
個人的に残念だったのはもうすぐWOWOWで放映されるのにそれを忘れてDVD借りてきてしまったことですかね~(笑)

映画の感想<テレビ編その6>

2013-03-11 10:02:14 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
とりあえずWOWOWの録画分が順調に溜まっております(笑)
未見の作品から観ていくので、どうしてもHDDには数十年前の古い作品ばかりが残ってきます。
そうなるとついつい”一回観てるしな~もう消そうかな~”などという考えが頭をよぎってしまいますね(笑)

「追いつめられて」監督:ロジャー・ドナルドソン 出演:ケヴィン・コスナー、他<1987年・アメリカ・114分>
多分20数年前、ビデオが発売された時に観てると思いますが、まったく覚えてませんでした(笑)
サスペンスなのにちょっとドタバタしすぎかな~?って感じですね。もっと丁寧に撮ればもっと面白かったと思います。
ちなみに1948年の「大時計」という作品のリメイクだそうです。今回初めて知りました。

「リトリート・アイランド」監督:カール・ティベッツ 出演:タンディ・ニュートン、他<2011年・イギリス・90分>
無人島のコテージで過ごしている夫婦の所に大ケガを負った男が現れて「島の外では致死性の伝染病が蔓延している...」と伝えて、コテージに立て篭ろうとするのですが...
このテの作品って基本的には男の言ってることが「嘘」か「真実」かの二択で、さらに作品を2時間前後引っ張るために「嘘と思わせて真実」か「真実と思わせて嘘」って感じに落ち着くことが多いです。で、今作もまぁその範疇を超えることは無いですが、それでもラストまで二転三転しながら、それなりに楽しんで観れました。

「テイカーズ」監督:ジョン・ラッセンホップ 出演:マット・ディロン、他<2010年・アメリカ・107分>
強盗グループとそれを追う刑事の物語。マット・ディロンが出てるので観てみましたが...まぁ犯罪アクションとしてはそんなに悪く無いんですけど
最後が何と言うか”へ?これで終わり?”って感じの、物語を途中で無理矢理終わらせたかのようなラストなんですよね~消化不良。

「勇気ある追跡」監督:ヘンリー・ハサウェイ 出演:ジョン・ウェイン、他<1969年・アメリカ・128分>
コーエン兄弟がリメイクした「トゥルー・グリット」のオリジナル。遥か昔に(笑)テレビで観ました。ジョン・ウェイン演じるルースター・コグバーンってもっとヒーロー的な存在の印象でしたが、久々に見直してみると全然そんなことはなかったです。実質的な主役は父の復讐の為に仇を追う、キム・ダービー演じるマティ・ロスですね。
とは言え、ジョン・ウェインの存在感は半端ないですね~最近ではこういう役者は本当に見なくなりました。ちなみにロバート・デュヴァルやデニス・ホッパーも脇役で出演しております。

「ブレーキ」監督:ゲイブ・トーレス 出演:スティーヴン・ドーフ、他<2012年・アメリカ・91分>
車のトランクの中で特殊な箱に閉じ込められた男の脱出劇を描くシチュエーション・スリラー。
ほぼこの箱の中でスティーヴン・ドーフの一人芝居的な状況で物語が進みます。低予算インディーズっぽい作りですが主演がスティーヴン・ドーフだし
チョイ役ではありますがトム・ベレンジャーなんかも出演しててそれなりにちゃんとした作品のようです。
まぁそろそろこのテの作品も出尽くした感があるのでヒネり過ぎて元に戻ったって感じもありますし(笑)
ツッコミだせばキリが無いですが(大体このオチはダメでしょ?)まぁそれなりに楽しめます。

「ネバダ・スミス」監督:ヘンリー・ハサウェイ 出演:スティーヴ・マックイーン、他<1966年・アメリカ・132分>
スティーヴ・マックイーンの代表作の1本ですが恥ずかしながら初めて観ました。
話自体は両親の復讐のために犯人を追う青年、という西部劇にありがちな設定なのですが、主人公がいきなり馬と銃を奪われたり、銃を使わずにナイフで闘ったり
読み書きを勉強したり、桃の缶詰を食べたり、と結構西部劇としては異色な作品ではないでしょうか?
まぁ正直言ってそんなに面白い作品では無かったですが...(笑)

「ゾンビ大陸 アフリカン」・・・(767)

2013-03-09 01:41:30 | Weblog
「ゾンビ大陸 アフリカン」THE DEAD
監督・脚本:ハワード・J・フォード、ジョン・フォード
出演:ロブ・フリーマン、プリンス・デヴィッド・オシーア、デヴィッド・ドントー、他
2010年・イギリス・105分<レンタル>

<STORY>
死者が歩き出してから数週間後のアフリカ大陸―駐留アメリカ軍は撤退。エンジニアであるブライアンも最後の撤退機に乗っていた。だが、機内で乗客がゾンビ化。飛行機は墜落してしまう。同じ頃、ある村では村の出身者で兵士のデンベレが不在の中、家族が次々と死者のえじきとなるが、彼の息子は奇跡的に生き残る。一方、墜落事故から唯一生存したブライアンは、アメリカの愛する家族のもとへ帰ろうと米軍基地を目指す。そんな中、ブライアンは息子を捜すデンベレと出会い、二人は協力してゾンビ大陸と化したアフリカからの脱出を試みる...

来ました!すごい!
はっきり言いまして非常に地味な作品です。
が、最近のゾンビものが乱発されてる中でもこれほどロメロイズム溢れる作品は他に無いのでは?

個人的に残念なのは、舞台がアフリカということで何も無い荒野をひたすら逃げるロードムービーになってるとこですかね~?
私はやっぱりゾンビものは立て篭って欲しいんですよ!(笑)
あのラストだと続編は作られないかもしれませんが、あそこから立て篭りものとして話を広げた続編をぜひ作って欲しいです。

とにかく観てくださいとしか言えません。
ロメロゾンビが好きな方なら必ず気に入る作品だと思います。
ここ最近のゾンビ映画ではNo.1です!

あと、この馬鹿げた邦題を付けた映画会社の人間は今すぐ映画に関わる仕事を辞めてください。

映画の感想<テレビ編その5>

2013-03-03 01:49:53 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
結局WOWOWは解約することになりました...orz
インターネットのプロバイダを変更するのでとにかく一度は解約しないといけないのですが
BSはWOWOW以外は観ませんし、WOWOWにしても毎月小遣いから自腹で視聴料払ってるので
金銭的な負担がキツくて(笑)新しいプロバイダではBSの契約はしないことにしました。
UFCが観れなくなることは本当に残念なのですが、それ以外は特に問題ないかな~...
WOWOWに加入してると録画がどんどんたまっていって正直ツラいです。
何が忙しいわけでは無いのですが、日々雑事に追われて映画を観る時間も思うようにとれませんので
毎月吟味して作品を選び、レンタルショップに足を運び、お金を払って映画を観る、っていうのが自分にとってちょうど良いスタンスのようです。

「宇宙人ポール」監督:グレッグ・モットーラ 出演:サイモン・ペッグ、他<2011年・イギリス=アメリカ・104分>
脚本・主演がサイモン・ペッグとニック・フロストという「ホット・ファズ」コンビによるSFコメディ。
個人的にはSFはそんなに得意なほうではないですし、コメディに至ってはさらに苦手です。そんな私が観てもこれは面白いです!
内容はまぁ「E.T.」を下品でハチャメチャにしたような感じですが、非常に良質な作品だったと思います。これはおすすめ!

「火車 HELPLESS」監督:ピョン・ヨンジュ 出演:イ・ソンギュン、他<2012年・韓国・116分>
宮部みゆきの原作を韓国で映画化した作品です。原作は確か2回くらい読みましたが、あまり細かくは覚えてません(笑)
それでも原作とはだいぶイメージ違いますね~特にラストはまったく違うものになってます。
内容的にもそうなのですが、特に韓国映画ってことでちょっと暑苦しい感じは否めません。まぁ可もなく不可もなくな作品でした。

「第7鉱区」監督:キム・ジフン 出演:ハ・ジウォン、他<2011年・韓国・101分>
韓国製SFパニックアクション。カッコよく言うと”海洋版エイリアン”、カッコ悪く言うと”ゲーム版バイオハザードそのまんま”って感じです(笑)
ミラ・ジョヴォヴィッチのバイオハザードより遥かに原作(ゲーム)に近いです。
ちょっとCGに頼り過ぎてて、ゲームのイベントムービーみたいで萎えますね。もっと緊張感のある作りならもう少し楽しめたかと思います。

「アクシデント/意外」監督:ソイ・チェン 出演:ルイス・クー、他<2009年・香港・87分>
香港製サスペンススリラー。製作は”香港の鬼才”ジョニー・トー。
事故に見せかけて殺人を行う殺し屋チームのメンバーが事故死する。リーダーの男は誰かが自分たちを狙ってるのではと調査をする...という
なかなか興味深いプロットだったのですが、非常に地味な作品でした。
WOWOWのサイトの作品紹介にもあるように、コッポラの「カンバセーション 盗聴」に似た作品ですね。
時間も短くてさらっと観れますし、悪くは無い作品だとは思いますが、とにかく地味で静かな作品なのでエンターテイメント性は乏しいですね~

「アジョシ」監督: イ・ジョンボム 出演:ウォンビン、他<2010年・韓国・119分>
面白いです!韓国版レオンとかいう評判も聞いてましたが、設定が似てるだけで中身は全然別ものですね。
ツッコミどころもありますがアクションエンターテイメント作品としてよく出来てたと思います。
私は韓流ってものにまったく興味がなかったのでウォンビンのこともよく知りませんでしたが、今作での演技は非常に良かったです。

「許されざる者」監督:ジョン・ヒューストン 出演:バート・ランカスター、他<1960年・アメリカ・125分>
イーストウッド作品と同名の西部劇(もちろんこちらが先です)。昔観た時はもっと面白いと思ってましたが、意外にドンパチも少なく、どちらかというと
人種差別を絡めた恋愛映画って感じでした。監督も自身のキャリアでも最悪の1本と言っていたようです。

「わらの犬」・・・(766)

2013-03-02 01:55:19 | Weblog
「わらの犬」STRAW DOGS
監督:ロッド・ルーリー
出演:ジェームズ・マースデン、ケイト・ボスワース、アレキサンダー・スカルスガルド、ドミニク・パーセル、ラズ・アロンソ、ウィラ・ホランド、ジェームズ・ウッズ、他
2011年・アメリカ・110分<レンタル>

<STORY>
ロサンゼルスに住む脚本家デヴィッドは妻エイミーと共に、静かな環境を求めて彼女の故郷ミシシッピー州の田舎へと引っ越す。
だが、エイミーのかつての恋人チャーリーと再会した日から不穏な空気に支配され、やがて、都会者を嫌う地元の荒くれ男たちを敵に回したデヴィッドとエイミーは、想像を絶す暴力の世界へと引きずり込まれていく...

サム・ペキンパー監督、ダスティン・ホフマン主演の同名作品のリメイク。
オリジナルを観たのはもうかれこれ25年くらい前になりますかね~...もう全然覚えてないです(笑)
レンタルビデオがまだ黎明期の当時、すでに伝説的な作品となっていましたが
同じ頃に70年代のバイオレンスアクション映画がよくテレビで放映されてましたので
個人的にはそれほど衝撃的な作品でもなく、よくあるバイオレンス映画の1本という印象ですね。

ですので、今作がオリジナルと比べてどうなのか?はオリジナルをよく覚えてないので何とも言えません(笑)
とりあえず今作だけに限って言えば、まぁアメリカの田舎の排他主義が悲劇につながるというよくある作品です。
宗教的な色が濃い作品と田舎の差別的な考えが蔓延っている作品は、なかなか日本人にはわかりにくいので
このテの作品を観るとなかなか微妙な感じがいつもします。
まぁとにかく年齢を重ねるごとに「レイプ」を扱った作品は不快であまり観たくなくなってきてまして
今作もやっぱり観ていて精神的に疲れました。

個人的には久々にジェームズ・ウッズが観れて嬉しかったですが、完全に田舎の頑固親父って感じになってて
最初は誰かわかりませんでしたね(笑)