家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「ドラゴン・タトゥーの女」・・・(751)

2012-10-27 00:52:29 | Weblog
「ドラゴン・タトゥーの女」THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO
監督:デビッド・フィンチャー
出演:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ、クリストファー・プラマー、スティーブン・バーコフ、ステラン・スカルスガルド、他
2011年・アメリカ・158分<テレビ放映(オン・デマンド)>

<STORY>
経済誌「ミレニアム」の発行責任者で経済ジャーナリストのミカエルは、資産家のヘンリック・バンゲルから40年前に起こった少女ハリエットの失踪事件の真相追究を依頼される。ミカエルは、背中にドラゴンのタトゥをした天才ハッカーのリスベットとともに捜査を進めていくが、その中でバンゲル家に隠された闇に迫っていく...

スウェーデン映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のハリウッドリメイク...どうでもいいけど、最近リメイクばっかり観てるような気がする(笑)
先日インターネットをケーブルに変更した時にサービスでオン・デマンド作品が1本無料ってことで今作を選択。

デビッド・フィンチャーってことで一応期待はしましたが、正直言って劣化リメイクですね。
リメイクとは言え元々原作のある作品ですので、ほぼオリジナルに忠実にリメイクされてます。だから余計に何故リメイクしたのか理解できません。
オリジナルはスウェーデン映画ということでハリウッドとは違う独特の空気感も良い方向に作用してたと思うんです。
今作ではそういう部分も当然なくなりますし、あと個人的にはオリジナルのリスベット役のノオミ・ラパスの方が今作のルーニー・マーラより遥かに魅力的でした。

これがオリジナル作品であったならばそれなりに楽しく観れたかもしれませんが、ハッキリ言ってこれを観る時間があるなら
オリジナルの「ミレニアム」をもう1回観た方が良かったです。

「男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW」・・・(750)

2012-10-20 02:12:36 | Weblog
「男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW」A BETTER TOMORROW
監督:ソン・ヘソン
製作総指揮:ジョン・ウー
出演:ソン・スンホン、チュ・ジンモ、チョ・ハンソン、キム・ガンウ、キム・ヘゴン、イ・ギョンヨン、キム・ジヨン、他
2010年・韓国・123分<レンタル>

<STORY>
幼い頃に別れた兄弟ヒョクとチョル。兄ヒョクは武器密売組織のボスとして、弟チョルは警察として出会うことになる。どんな兄弟よりも互いを思っていた兄弟は互いの心臓に銃を向けることで対抗し始める。
10年もの間、厚い友情関係にあり組織を引っ張ってきたヒョクとヨンチュン。互いのため命も懸けられる2人は組織員であったテミンの卑劣な計略により多くのものを失っていく。
組織から抜け出そうとするヒョク、組織を検挙しようとするチョル、復活を夢見るヨンチュン。深い傷と誤解に見舞われた彼らは、すべてを手に入れようとするテミンの陰謀に振り回されていくのだが...

香港ノワールの傑作にして、ジョン・ウー、チョウ・ユンファの出世作「男たちの挽歌」のリメイク。

基本的な話は大体一緒です。
大きな違いは韓国リメイクってことで舞台も韓国になってまして
”脱北”っていうのが大きく関わってきます。
正直言いまして日本人の私なんかからするとこの南北問題ってのが
なかなか理解することが出来ないっていうか、永遠にわからないことだと思うんです。
だからこの作品を覆ってる”哀しみ”のようなものが、ただただジメ~ッとして暗いとしか思えないんです。
頭ではわかってても心が理解しないというか...

オリジナルは非常にイナタイ雰囲気の作品で、ジョン・ウーが深作欣二からも影響を受けてるってこともあって
日本映画で言うなら昭和40年代頃の感じに近いかと思います。
だから当時の日本人の感覚から言うと「古臭い」感は否めないのですが、これが何故かスタイリッシュでカッコイイんですよね~
チョウ・ユンファやティ・ロンも決してスマートなイケメンでは無いですが、
あの無骨なカッコ良さがたまらなく良いんです...まぁこれは男の感覚なので女性があの作品をどう捉えてるのかはまったくわかりませんが(笑)

ジョン・ウーが関わってることもありますし、当然このリメイクも”イナタくもスタイリッシュ”、音楽で言うと「クレイジーケンバンド」みたいな(笑)
そういうところを目指してたんだとは思いますが、残念ながら私のはただただ暗くてしみったれた作品にしか見えませんでした。
ちなみに今作もTSUTAYAオンリーですが、オリジナルはGEOにも置いてますからオリジナルだけ観てください(笑)

「ラビット・ホラー3D」・・・(749)

2012-10-13 00:51:59 | Weblog
「ラビット・ホラー3D」RABBIT HORROR
監督:清水崇
出演:満島ひかり、澁谷武尊、緒川たまき、大森南朋、香川照之、他
2011年・日本・83分<レンタル>

<STORY>
人気の3D映画を鑑賞していた姉と弟。突然スクリーンからウサギのぬいぐるみが飛び出してきて、それを弟がキャッチしてしまう。それ以来、夜な夜な階段の納戸から広がる不思議な世界に誘われるようになった。ウサギの着ぐるみがいる、時が止まったような人気のない巨大な遊園地。まるでワンダーランドのような不思議な世界を不審に思った姉は、弟の後を追っていく。すると、弟を連れ去ろうとするウサギが突如襲ってきた...

「呪怨」の清水監督ということで観てみました。
相変わらず嫌~な描写は健在でしたが、ホラー映画としては全然面白くなかったですね~
ウサギの着ぐるみが弟をさらって、満島ひかり演じる姉がそれを追って行く。そして...っていう話ですが
もしかしたら”ウサギの着ぐるみ”の可愛らしさで逆に恐怖を増す、ってな狙いがあったのかも知れませんが
個人的にはただただ能天気なコントのようにしか見えませんでした。

最近人気の満島ひかりはやっぱり良いですし、香川照之もさすがの上手さです。
それなのにこの出来は残念としか言い様がないですね。
今作はPG12とのことですが、逆に残酷シーンを削って小学生にも見れるような
「学校の怪談」的な方向にもっていったほうが良かったのではないでしょうか?

「ゴースト・オブ・マーズ」・・・(748)

2012-10-06 01:03:34 | Weblog
「ゴースト・オブ・マーズ」GHOSTS OF MARS
監督・脚本・音楽:ジョン・カーペンター
出演:アイス・キューブ、ナターシャ・ヘンストリッジ、ジェイソン・ステイサム、クレア・デュヴァル、パム・グリア、ジョアンナ・キャシディ、他
2001年・アメリカ・98分<セルBlu-ray>

<STORY>
西暦2176年の火星。地球を脱出し、火星に植民地を築いた人類は、64万人が辺境の地で生活を送っていた。彼らの主な仕事は、火星に豊富にある天然資源の採掘だった。火星警察に配属されて2年目になるメラニー・バラード警部補は、鉱山町シャイニング渓谷の刑務所にいる囚人で火星一の犯罪者、ジェームズ“デゾレーション”ウイリアムズを護送するためシャイニング渓谷に向かっていた。しかし、到着してみるとそこは無惨な死体が転がるゴーストタウンと化していた。生き残っていたのは牢獄にいるウイリアムズを含む数人の犯罪者だけだった...

DVDを持ってますが勢いでブルーレイも買いました(笑)
最初、DVDリリース時にレンタルで観て、久々のカーペンター節に狂喜しましてDVDを購入しました。
で、安価でしたのでブルーレイも購入して今回久々に観直してみました。

私は同じ作品でも観る時の体調・環境・精神状態・年齢で感想が変わってくると思ってます。
今作は近年のカーペンター作品ではかなり好きな作品でしたが、今回はそんなに面白くなかったです。
面白くないと言うとちょっと語弊がありますが、なんか非常にあっさりとしている印象を受けました。
以前観た時はもっとギラギラした印象だったのですが...
これはもしかしたらブルーレイの高画質のせいもあるのかな?とちょっと思ってます。
現在、テレビもプレーヤーも非常に高性能・高画質で、家庭でも質の高い映像を堪能できます。
が、何でもかんでも高画質ならいいのか?というのは前々から思ってました。
特に今作のような低予算の作品は高画質になるほどアラが見えるように感じます。
「水戸黄門」がフィルムからビデオ撮りになって「水戸黄門コント」になってしまったように...

リビングには40インチの液晶テレビとブルーレイレコーダーを置いてあって、ブルーレイはリビングで観ます。
DVDは自分の部屋の液晶プロジェクターとDVDプレーヤーで80インチのスクリーンに投影して観ています。
当然DVDの方が画質は落ちますが、映画らしいという意味ではDVDの画質の方が映画を観てる感じがします。
(もちろんプロジェクターの影響もあるでしょうけど...)
またしばらく時間をおいてから、改めてDVDで観直してみようと思います。