家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「テラートレイン」・・・(606)

2010-10-30 01:18:11 | Weblog
「テラートレイン」TRAIN
監督・脚本:ギデオン・ラフ
出演:ソーラ・バーチ、ギデオン・エメリー、ケイヴァン・リース、デレック・マギヤー、グロリア・ヴォトシス、トッド・ジェンセン、他
2009年・アメリカ・94分<レンタル>

<STORY>
大学のレスリングチームに所属するアレックスたちは、リトアニアでの試合の後に飲み明かし、翌日の列車に乗り遅れてしまう。だが親切な女医に助けられ、別の列車に乗ることができた。車内でくつろぐアレックスたちは、ゲームで負けたアレックスの恋人・トッドを裸のまま車内を走らせる。しかしいつまでたっても戻ってこないトッドを彼女たちが探しに行くと...

元々は同名の80年代スラッシャー・ホラーのリメイクとしてスタートしたそうですが
途中から完全オリジナルになってしまったということです。
私は残念ながらオリジナル版は未見のため内容の比較は出来ませんが
「テラートレイン」のリメイクではなくても「ホステル」のリメイクということで良かったのでは?(笑)

内容は完全に”列車版ホステル”です。
アメリカ人旅行者が東欧の田舎町でヒドい目にあう、っていう都市伝説的な内容ですね。
私は日本に生まれ育って、恥ずかしながら海外に出たことが無いのでイマイチピンときませんが
ヨーロッパってこういうことが起こっても不思議ではないんでしょうか?
まんざらフィクションでも無いんだとしたら、想像するだけで怖い話です。

まぁそういう意味では「ホステル」の二番煎じ的内容ですが、それなりに興味深い内容ではあります。
ただ、ツッコミどころも多くて...レスリング部なのに弱いとか(笑)、ウィリーというキャラが非常に思わせぶりなのに全く役に立たないとか(笑)、イマイチスッキリしない感じではありますが...
別に面白くないとまでは言いませんが、これを観る時間があるなら「ホステル」シリーズの方が遥かにおすすめですね。

「悪魔のいけにえ3 レザーフェイス逆襲」・・・(605)

2010-10-24 02:59:34 | Weblog
「悪魔のいけにえ3 レザーフェイス逆襲」LEATHERFACE THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE III
監督:ジェフ・バー
出演:ケイト・ホッジ、ウィリアム・バトラー、ケン・フォリー、ヴィゴ・モーテンセン、他
1990年・アメリカ・85分<レンタル>

<STORY>
真夜中のハイウェイでドライブを楽しんでいたライアンとミッシェルは、近道をするために荒野を通ることにした。やがて2人の行く手に、人皮マスクをかぶってチェーンソーを振り回すレザー・フェイス一家が現れた。ライアンが虐殺されるのを見て、絶叫するミッシェル。たまたま近くにいたベニーがその声を聞きつけ、彼らのサバイバル戦が始まった...

「悪魔のいけにえ」シリーズ第三弾。
一応正式な続編になるんですかね?その辺の権利関係はよくわかりませんが
とりあえずトビー・フーパーは絡んでいないようです。
これもキングレコードの”ホラー秘宝”シリーズの1本としてリリースされたもので
私も十数年ぶりに観ました。

続編というよりは設定を変えた1作目のリメイクって感じです。
当時観た時はそれなりに良かったような気がしましたが、思い違いだったようです(笑)
とは言え、そんなにヒドくは無いと思いますよ。
伝説的な1作目とデニス・ホッパーの狂気が光る2作目に比べると遥かに及ばないとしか言いようが無いですが、まぁB級ホラーとしてはこんなもんじゃないでしょうか?
ただ、ジョージ・A・ロメロの名作「ゾンビ」の主演俳優ケン・フォリーが主役級に活躍してることが、ホラーファンとしてかなり贔屓目に見てしまってることは否めませんが...(笑)
あと、今作は今や一流俳優になってしまったヴィゴ・モーテンセンが無名時代に出ていたってことでも有名ですね~

他は特に何もないですね~...お金が無かったのか?時代なのか?残酷描写もほとんど無いですし(殺人シーンをハッキリとは見せていません)おそらく狙ったんだとは思いますが、殺人鬼一家に少女がいることも個人的には蛇足かな~っと...
あと、何と言ってもレザーフェイスの役者がオリジナルのガンナー・ハンセンより一回り小さくて迫力に欠けます。動きも悪いです。狂気をまったく感じさせませんでした。

結構貶してしまいましたね(笑)...まぁとにかくケン・フォリーがレザーフェイスと戦うってだけでもう全てOKなんですよ!

「REC/レック2」・・・(604)

2010-10-23 00:35:27 | Weblog
「REC/レック2」REC2
監督・脚本:ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
出演:ジョナサン・メイヨール、オスカル・サンチェス・サフラ、マニュエラ・ヴェラスコ、他
2009年・スペイン・85分<レンタル>

<STORY>
物語は、あのアパートでの惨劇の直後から始まる。完全隔離されたアパートに、ある特命を受けた医師と武装した警官隊が突入する。それぞれヘルメットにCCDカメラを装着した彼らは、感染者たちの襲撃に怯えながらアパートの最上階へと向かう。僅かに生き残った者が、“感染”の深層部であろう最上階の部屋で見たものとは...

P.O.V.(主観カメラ)映画の火付け役の1本「レック/REC」の続編です。
素晴らしい!もう、すいませんとしか言えない!(笑)
前作ではウイルス感染型ゾンビホラーだった作品が今作では完全にオカルトになってしまいました。
確かに前作のラストの方でその布石はありましたが、まさかここまで完全にオカルトになってしまうとは...完全にしてやられました!
ネットでの評価は賛否両論でしたが、おそらくこの”オカルト化”が賛否を分けたんだと思われます。これをOKだと思えば楽しめますし、ダメだったらまったくダメでしょうね~...私は完全に前者で、もう最初から最後までワクワクしながら観れました。

あと、今作ではカメラが「SWAT隊員の記録用ビデオ」「侵入した少年たちの家庭用ビデオ」「前作のテレビクルーのビデオ」と3台のビデオカメラがリレー形式になって途中で切り替わるってのがなかなか斬新で良かったと思います。

時間も90分弱と非常にスピーディーで観やすいですし、あくまで1・2作目セットでの評価ですが是非とも観て欲しい作品です。
これ観なかったら21世紀のホラーは観てないのも同然だと断言します!
ただし”これって「デモンズ」やん!”というツッコミは無しの方向で(笑)

ちなみに3作目の製作が決定しているそうです。
大体B級ホラーの続編はパワーダウンしていくのがほとんどなのですが
今作の続きなら是非観てみたいですね~
例え「デモンズ2」みたいになったとしても(笑)

「クライモリ デッド・リターン」・・・(603)

2010-10-21 15:43:58 | Weblog
「クライモリ デッド・リターン」WRONG TURN 3: LEFT FOR DEAD
監督:デクラン・オブライエン
出演:トム・フレデリック、ジャネット・モンゴメリー、テイマー・ハッサン、他
2009年・アメリカ・92分<レンタル>

<STORY>
凶悪犯を護送中の看守・ネイトは、深い森の中で事故に遭遇。囚人たちは脱走のチャンスを窺うが、そこへひとりの女子大生が助けを求めにやって来て...

バッタもんくさいタイトルですが(笑)「クライモリ」シリーズの正統な続編です。
1作目がB級ながらなかなか良質なホラー映画だったんですけど、2作目で残念ながら失速してしまい、今作は...まぁそれなりって感じでしょうか?

殺人鬼一家に凶悪犯をぶつけるっていう、ありそうで実はそんなにないタイプのホラー作品で
そのプロット自体は悪くはないんですけど、やはり予算的な問題も大きいのか?全体的にちょっとダラ~っとした感じに仕上がってしまいましたね。

ツッコミどころを挙げていくとキリがないので止めますが(笑)
個人的にはやっぱり殺人鬼側の人数が一番気になりましたね~
もちろん土地勘もあるでしょうし、色々と殺人鬼側にアドバンスがあるとしても
銃を持った脱走犯たちを相手に実質一人であれだけ応戦できるのはやっぱり不自然だと思いますね。
前作で殺人鬼が何人残ってたか憶えてないんですけど、やっぱり3人ぐらい居たほうが収まりが良いように思います。

ラストもあのドライな感じがなかなか裏切ってくれてて悪くはないんですけど
せっかくの大団円をあんな形で終わらしてしまうのもちょっともったいないかな~と思うのは日本人的・浪花節的な感情過ぎますかね?
当然次作も作られるんでしょうけど、このクオリティならもう期待できないかな~...
結構頑張ってアイデアを出そうとしてる姿勢は買うんですけど...

「監禁ハイウェイ」・・・(602)

2010-10-16 00:31:14 | Weblog
「監禁ハイウェイ」HUSH
監督・脚本:マーク・トンデライ
出演:ウィリアム・アッシュ、クリスティン・ボトムリー、アンドレアス・ウィズニュースキー、クレア・キーラン、他
2008年・イギリス・92分<レンタル>

<STORY>
カップルのゼイクスとベスは険悪な雰囲気の中家路を急いでいた。突如追い越していったトラックの荷台の檻に監禁された女性を目撃してしまったことから、2人は予期せぬ命がけのゲームに巻き込まれ、長い長い夜が始まる...

う~ん...なぜこの作品を借りたんだろう?(笑)
改めてストーリーを読み返すと、ジョナサン・モストウ監督の名作「ブレーキ・ダウン」とそっくりではないですか!
観てみると、やはり「ブレーキ・ダウン」の劣化コピーってな内容でした...

役者の演技もイマイチですし、作品的にも特筆すべき点はありません。
まぁB級サスペンスとして観れば、そんな滅茶苦茶ヒドいってほどでも無いですし
暇つぶし程度なら十分観れる作品だとは思いますが
これを観る時間があるなら「ブレーキ・ダウン」を観た方が100倍マシです。

これよりヒドい作品はいくらでもありますが、まんま「ブレーキ・ダウン」な内容なので観る必要は全く無いですね。

「ヒルズ・ラン・レッド-殺人の記録-」・・・(601)

2010-10-09 00:52:18 | Weblog
「ヒルズ・ラン・レッド-殺人の記録-」THE HILLS RUN RED
監督:デイヴ・パーカー
出演:タッド・ヒルゲンブリンク、ソフィー・モンク、ジャネット・モンゴメリー、アレックス・ウィンダム、ウィリアム・サドラー、マイク・ストローブ、他
2009年・アメリカ・81分<レンタル>

<STORY>
映画学科の生徒・テイラーは幻の映画『ヒルズ・ラン・レッド』に取り憑かれていた。やがて彼は映画監督の娘を見つけ出し、無理矢理自分の撮影クルーを撮影現場へ案内させるのだが...

いや~面白い!当たりです!
「リーサル・ウェポン」「マトリックス」の名プロデューサー、ジョエル・シルヴァーが製作で関わってるみたいなので、まぁある程度はお金の掛かった作品なんでしょうけど
それでもハリウッドのレベルで見れば間違いなくB級ホラーだと思います。
役者も唯一ウィリアム・サドラーが出演してる以外はほとんど無名ですし
監督なんて無名どころか、悪名高き(笑)「ハウス・オブ・ザ・デッド」の脚本を書いてるくらいです。
それがまさかこんな素晴らしいスラッシャー・ホラーが出来るとは、正に良い意味で期待を裏切ってくれましたね。

内容は、幻のホラー映画を追い求めて自分も殺人に巻き込まれてしまう...っていう、本当によくある話です。何がこの作品を面白くしてるのか?と聞かれると私もよくわかりませんが、殺人鬼”ベビーフェイス”のキャラ設定・造形の怖さや作品全体のテンポ、さらに「悪魔のいけにえ」がそうであったように作品全体に流れる何とも言えない”狂気”...そういうものが上手く絡み合って今作は成功したのではないかと思います。

特にベビーフェイスは”ジェイソン”+”レザーフェイス”って感じでオリジナリティなさそうですが、こいつの存在が非常に良いです!
特にこのテの殺人鬼としては掟破りとも言えそうなあることをやります。これが非常に怖さを増してて良いです。

いくつかツッコミどころとしては、81分とかなり短い尺なのでテンポが良いことはいいんですけど、ちょっと話が早すぎるかな~とは思います。個人的にはこのくらいのテンポでも全然OKですが、観る人によってはわかりにくく感じるかも知れません。
あと、オチの布石になるシーンがちょっとわかりにくかったのは残念でした。まぁあんまり観ていて気持ちのいいシーンでは無いのはわかりますが、オチを生かすためにはもうちょっと分かりやすく描いても良かったのでは?

ここ最近のB級ホラーでは一番良く出来てる作品かも知れません。
とにかく全ホラーファン必見です!

「闇の子供たち」・・・(600)

2010-10-05 18:36:12 | Weblog
「闇の子供たち」闇の子供たち
監督・脚本:阪本順治
原作:梁石日
出演:江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩市、鈴木砂羽、豊原功輔、プラパドン・スワンバーン、プライマー・ラッチャタ、他
2008年・日本・138分<レンタル>

<STORY>
日本新聞社バンコク支局で幼児人身売買を取材する記者南部は、日本人の子供がタイで心臓の移植手術を受けるという情報を得る。知人に金を握らせ、臓器密売の元仲介者に接触した南部は、提供者の幼児は生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実を知る...

「血と骨」の梁石日の原作を「どついたるねん」の阪本順治が映画化ということで
ほんの少しだけ(笑)期待して観ました。
題材の割にはエンターテイメント作品になってて観やすかったと思いますが
全体的になんかちぐはぐな印象の作品で...やっぱり脚本が悪いんでしょうね~

大きなストーリーとしてはタイで幼児の人身売買(臓器売買)を取材する記者(江口)と
同じくタイで幼児売春の調査・保護をするNGO職員(宮崎)の話がリンクして
人身売買の組織の実態を暴こうとするお話です。
残念ながら原作は未読なのでわかりませんが、映画ではその陰惨な感じの題材の割りに
あまり直接的なショットなども入れずにソフトで観やすく作ってあります。

ただ、上にも書きましたが全体的にちぐはぐな感じのする、何と言うか”噛み合ってない”感じのする作品でした。
何を描きたいのかがよくわからないんですよね~...タイにおける幼児売春や人身売買のことがメインになってるようですけど、どっちかって言うとアジアの発展途上国で札束で横っ面を叩くような日本人の恥知らずな行為を糾弾することが目的なのかな?
ネット上では梁石日が在日ということで日本人批判ではないか、というような意見も多く見られましたが...

阪本監督は独特の何とも言えない味を持った監督なんですけど、題材と噛み合わなければ単に気持ち悪い作品になってしまいますね。
私が今までに観た阪本順治監督作品では一番ヒドい作品かも知れません。

「エグザイル/絆」・・・(599)

2010-10-02 00:35:08 | Weblog
「エグザイル/絆」EXILED 放逐
監督:ジョニー・トー
出演:アンソニー・ウォン、ジョシー・ホー、ラム・カートン、ニック・チョン、ロイ・チョン、リッチー・レン、サイモン・ヤム、ラム・シュー、フランシス・ン、他
2006年・香港=中国・109分<レンタル>

<STORY>
組織のボスを狙撃し追われる身となっていたウーは、寂しさに耐え兼ねて家族の待つ家へと戻る。しかし、そこで待っていたのはかつて親友だった4人の男たちだった...

評判の良い作品でしたし、なんと言っても”香港友情アクション”ってことで
「男たちの挽歌」好きとしては非常に期待したんですけど...残念ながらそんなに面白い作品ではなかったです。

まずストーリーが薄っぺらいな~って思います。
何かスタイリッシュさばかりを追求して内容がついて来れなかったって感じです。
特に中盤のモグリの医者の所で鉢合わせするシーンなんかは意味がわかりません。
敵と鉢合わせするような所に行くなんてプロにあるまじき行為です。
あと、ニック・チョン演じるウーの妻がかなりフィーチャーされてるんですけど
このテの作品では女性が絡むことでの失速感はぜひとも避けて欲しいとこなので
個人的には残念な部分ではありますね。

どうしても全体的にスタイリッシュさを出そうとして、良い意味での”濃さ”ってのが足りない感じでした。
個人的にはどうしてもジョン・ウーのような”漢泣き”の濃さを求めてしまったので
残念ながらそういう感じの作品ではなかったですね~

香港映画って、私の思い込みもありますが(笑)昔の東映任侠ものみたいにもっとウェットな感じが持ち味だと思うので、やっぱりそういう作品が観たかったな~...

「パキスタン・ゾンビ」・・・(598)

2010-10-01 00:16:36 | Weblog
「パキスタン・ゾンビ」ZIBAHKHANA
監督:オマー・カーン
出演:アシュファク・バッチ、スルタン・ビラ、オスマン・カリド・ブット、ルブヒャ・チャウドライ、他
2006年・パキスタン・78分<レンタル>

<STORY>
若者5人が向かったキャンプ地は呪われており、彼らはいきなりゾンビの群れに襲われる。なんとか逃げ出すものの、巨人の殺人鬼が現れて...

キングレコードがリリースしている「ホラー秘宝」シリーズの1本。
「ギリシャ・ゾンビ」「ネズミ・ゾンビ」が意外に悪くない作品だったので期待したのですが...
まず、これはゾンビ映画では無いですね~(笑)
確かに途中でゾンビは出てきますが、はっきり言ってストーリーには特に関係ないですし
メインのストーリーは後半の殺人鬼一家の話で、基になってるのは明らかに「悪魔のいけにえ」ですね。

なんでも、この監督はパキスタンのアイスクリーム屋のオヤジらしくて(笑)アイスクリーム屋で儲けたお金で撮った、個人的趣味を全部ブチこんだインディーズ作品のようです。
だからゾンビ(しかもロメロというよりはフルチ的なイタリアンゾンビっぽい)やスラッシャーや、とりあえずやりたいことやりましたって感じの作品になってます。
途中で現れるゾンビの集団の造形はなかなか良い出来ですし、レザーフェイスを模した殺人鬼も結構良いです。他にも良い味出してるジイさんやバアさんも出てたり(笑)ヒロインもそんなに悪くなかったり、一つ一つを見れば意外に悪くなかったりするのですが
色んなものを詰め込みすぎてて、焦点が定まらなかったって感じです。

本気でゾンビだけで作品を作り上げてたら結構良い作品になってたんじゃないかと思えるだけに、非常に残念な作品でした。