家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「ディセント2」・・・(540)

2010-03-27 00:55:31 | Weblog
「ディセント2」THE DESCENT:PART2
監督・編集:ジョン・ハリス
出演:シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、クリステン・カミングス、ギャヴァン・オハーリヒー、ジョシュア・ダラス、他
2009年・イギリス・95分<レンタル>

<STORY>
数日前に洞窟探索に向かった女性6人のパーティーが行方不明となり、報道陣が詰め掛けていた。
そこに血まみれの姿で洞窟から1人生還したサラが発見される。
警察は残る5人の行方をサラから聞き出そうとするが、サラの精神状態は不安定で一時的な記憶喪失も引き起こしている。
会話もままならないサラに痺れを切らした刑事は、錯乱状態のサラを連れてレスキュー隊の面々と共に洞窟に向かう...

久々に新作を早めに借りてみました(笑)
ニール・マーシャル監督の「ディセント」の続編。
今回ニール・マーシャルは製作総指揮に回って、前作で編集をしていたジョン・ハリスが今作で監督デビューしています。

いや~なかなか面白かったと思いますよ!
確かに前作で生き残りがいたというのはちょっと無理があるといえばありますが
まぁ完全に全滅したというわけではなかったのでその辺は特に気になりませんでした。
(後で調べてみましたら、日本公開版以外では洞窟から脱出するヴァージョンがあるようで、今作はそちらの続編になっているそうです)

ストーリー的には完全に前作の続編で、時間的にもほぼ前作の続きになってます。
前作で行方不明になったパーティーを捜索・救助に行くのですが
内容は基本的に前作と同じと言いますか、当然メインは地下での怪物(地底人?)との攻防戦になります。
閉塞感・緊迫感は前作に負けず劣らずで、私のように若干閉所恐怖症ぎみの人間には
息がつまりそうになるシーンも多くあって結構ハラハラしながら観れました。
(ちなみに私は高所恐怖症でもあります...笑)

ただ、前作もそうだったのですが、かなり哀しい物語ですので
観終わった後に精神的に重いと言いますか、かなりブルーになるドラマだと思います。
重いと言う意味ではもしかしたら前作よりも重いかも知れませんね~

問題は結末です...最初の方で気になるシーンがあって、それが最終的にラストに繋がっていくのですが、その理由自体はまったく語られておりません。
と、言うことはこれはPart3への布石なんでしょうか?そうなると次回はいわゆるビギニングものってことになるんでしょうか?
今作が続編としてはなかなか良い出来だったんで、無理に続けてつまらないシリーズにして欲しくないですね~
前作を観てないと面白さは半減しますので、今作を観る時はぜひ前作とセットでご覧になってください。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」・・・(539)

2010-03-26 00:09:26 | Weblog
「ジェネラル・ルージュの凱旋」ジェネラル・ルージュの凱旋
監督:中村義洋
原作:海堂尊
出演:竹内結子、阿部寛、堺雅人、國村隼、山本太郎、貫地谷しほり、林泰文、尾美としのり、高嶋政伸、羽田美智子、野際陽子、他
2009年・日本・123分<レンタル>

<STORY>
「チーム・バチスタ事件」を解決に導いた、東城大学付属病院の窓際医師・不定愁訴外来の田口公子は、院内における諸問題を扱う倫理委員会の委員長に図らずも任命された。そんな彼女の元に、一通の告発文書が届く。その内容は『救命救急の速水センター長は医療メーカーと癒着している。看護師長は共犯だ』という衝撃的なものだった。時を同じくして、告発された医療メーカーの支店長が院内で自殺する...

「チーム・バチスタの栄光」の続編。
残念ながら原作は未読ですので原作でストーリーの関連性があるのかどうかはわかりませんが
映画版では時系列的に続編という形になっています。
前作「チーム・バチスタの栄光」はテレビドラマ版を先に観てしまっていたせいか
劇場版がそんなに面白かったとは思わなかったんですけど、今作はなかなか面白かったですね~

救急救命センター長の速水医師が医療メーカーと癒着しているという告発文に端を発して
当事者の医療メーカーの人間が自殺、田口・白鳥コンビが再び調査をしていく中で次々に事実が判明していく...というなかなか興味深い内容なのですが
前作が殺人事件の犯人探しというミステリー的な部分がクローズアップされていたのに対し、
今作はどちらかというと救急救命医療の現状を訴えるような内容で、この辺は現役医師でもある原作者の海堂尊のメッセージが強く打ち出された作品です。

個人的には田口・白鳥コンビはテレビ版の方が好きなんですけど、さすがに2作目ということで前作ほどの違和感は無かったです。
そして何といっても速水を演じた堺雅人が良いです!
前作では吉川晃司があまりに大根すぎたんで(笑)余計に堺雅人の良さが際立ってましたね。

最後の事故は予定調和すぎてちょっと不自然なんですけど、まぁ全体的に大団円を迎えるラストで結果オーライといったとこでしょうか?
ミステリーより人間ドラマの色が濃くなりましたが、前作よりこちらの方が面白いと思います!

余談ですが、4月より伊藤淳史・仲村トオルコンビで連ドラ版「ジェネラル・ルージュの凱旋」が放映されるようです。

「サヴァイヴ 殺戮の森」・・・(538)

2010-03-22 03:15:46 | Weblog
「サヴァイヴ 殺戮の森」SEVERANCE
監督:クリストファー・スミス
出演:ダニー・ダイア、ローラ・ハリス、ティム・マキナニー、トビー・スティーヴンス、クローディー・ブレイクリー、アンディ・ナイマン、バボー・シーセイ、デヴィッド・ギリアム、他
2006年・イギリス=ドイツ・96分<レンタル>

<STORY>
研修のためハンガリーの山奥にやって来た武器メーカーの社員一行が、正体不明の殺人鬼に次々と惨殺されていく...

「レイジ 34 フン」のクリストファー・スミス監督作品。
「レイジ 34 フン」の時にも感じたのですが、この人、殺人鬼の扱い方が雑(笑)
何と言いますか殺人鬼が出てきてから作品のクオリティがグッと下がる感じです...

今作はまぁいわゆるスラッシャーホラーの体裁をなしてはいますが、ブラック・コメディの要素が入ったサスペンス・スリラーですね。
ストーリーと全くと言っていいほど関係のないコメディシーンが多くあるのですが、個人的にはアクセントになって良かったかな~と感じました。
中途半端なコメディ要素なら邪魔になるだけですが、ここまでやってくれると清々しい(笑)
しかも笑わせるといった感じのコメディではなくて、実際にこういうことがあったら起こってもおかしくないような、そういう極限状態でのブラックな要素なので
これはこれで正解ではないでしょうか?

個人的には殺人鬼側の設定などちょっと説明不足な感じはしました。
あの施設は何なのか?兵器メーカーとの因果関係は?殺人鬼が何故存在するのか?運転手は何故わき道に行きたがらなかったのか?などなど...わからないところ、ツッコミどころも満載です。

なかなか不思議な感じのする奇妙な作品ですが、そういう意味では一見の価値はあるかと思います。

「タイムクライムス」・・・(537)

2010-03-21 01:03:35 | Weblog
「タイムクライムス」LOS CRONOCRIMENES
監督・脚本:ナチョ・ビガロンド
出演:カラ・エレハルデ、カンデラ・フェルナンデス、バルバラ・ゴエナガ、イグナシオ・ビガロンド
2007年・スペイン・88分<レンタル>

<STORY>
ひょんなことから、1時間前の世界へ舞い戻ってしまった男・エクトル。人類初のタイムトラベラーとなった現在の“エクトル2”が生き残るためには、タイムトラベル前の“エクトル1”との干渉を避けながら、その行動を正しく補完しなければならない。だがその一連の行動が、稀代の殺人事件を巻き起こすことに...

スペイン製のタイムトラベルを扱ったSFスリラー。
出演者は4人、時間も90分弱と非常にシンプルな作品です。
ただ、複雑なプロットの割りに話はわかりやすくて良かったです...
まぁその代わり科学的には矛盾だらけなんでしょうけど...(笑)

エメリヤーエンコ・ヒョードルみたいなオッサンが出てきて
てっきりプロローグ的エピソードに出てきた脇役だろうと思ってたら
話が進むにつれ、このオッサンが主役で驚きました(笑)
最初はちょっとコミカルさも感じるような雰囲気だったのが
どんどんシリアスな雰囲気に変わっていきます。

「どこが始まり?」っていう疑問が残りますが
まぁそういうことはどうでもよくなるくらい面白い作品です。
特に後半は暗く重い雰囲気になっていって
何とも言えないどよ~んとした後味を残すラストまで非常に楽しめました。

ハリウッドでリメイクが決まってるらしいですが
これは低予算でこの寂れた雰囲気が良いんだと思いますけどね~
まぁそれはそれで楽しみにしたいと思いますが...
とりあえず今作はオススメですので、お時間ある時にでも是非ご覧になってみてください。

「血のバレンタイン」・・・(536)

2010-03-20 03:09:28 | Weblog
「血のバレンタイン」MY BLOODY VALENTINE
監督:ジョージ・ミハルカ
出演:ポール・ケルマン、ロリ・ハリアー、シンシア・デイル、ニール・アフレック、他
1981年・カナダ・91分<レンタル>

<STORY>
バレンタインの日に小さな炭坑町で猟奇殺人事件が発生。20年後、再びその惨劇が繰り返される...

リメイク版のDVD発売に合わせて、オリジナル版がDVD化されたので久々に観てみました。
いや~懐かしいですね~(笑)前に観たのはビデオ化された頃でまだまだレンタルビデオ黎明期の頃でした。
確かCICビクターから発売されてたと思いますが、CICのビデオパッケージ好きやったな~...

まぁ30年近く前の作品ですし、「13金」の亜流と言いますかスラッシャームービー・ブームの中で生まれてきたB級ホラーの1本ですので、今観ると当然安っぽいです。
が、リアルタイムに近い世代としましては、やっぱりこの感じは嫌いにはなれないですね~
ストーリーは80年代っぽいトラウマものですが、モヤモヤの残るラストなのに続編を作らなかったことは素晴らしいと思います(笑)
あと、音楽も映像に合ってるんだか合ってないんだかって感じの微妙さで、個人的には非常に良い雰囲気を醸し出してると思いました。

ソフト化されたものは全てカット版らしくて、劇場公開されたオリジナル版では無いらしいです。
まぁ個人的にはゴアシーンだけがホラーの全てとは思いませんし、オリジナルも観ておりませんし、何よりオリジナルで観てもそんなに素晴らしいと言うほどの作品では無いと思うので(笑)別に良いんじゃないでしょうか?
またリメイク版も観てみます。

「アンドロメダ・ストレイン」・・・(535)

2010-03-17 02:53:08 | Weblog
「アンドロメダ・ストレイン」THE ANDROMEDA STRAIN
監督:ミカエル・サロモン
製作総指揮:リドリー・スコット、トニー・スコット
原作:マイケル・クライトン
出演:ベンジャミン・ブラッド、アンドレ・ブラウアー、ダニエル・デイ・キム、エリック・マコーマック、他
2008年・アメリカ・176分<レンタル>

<STORY>
ユタ州の田舎町ピードモント近郊に、人工衛星が落下。たまたま目撃したカップルが持ち帰るが、一晩で街の住人全員が突然死してしまう。生き残ったのは、アルコール依存症の老人と生まれて間もない赤ん坊の二人だけだった。軍は人工衛星に付着した謎の細菌が原因と特定し、「アンドロメダ」と命名。国の最高権威科学チーム“ワイルド・ファイア”を召集し、科学者たちに極秘で事態の収拾と原因究明を指示する。だが、懸命の調査にも関わらずアンドロメダの撲滅法は一向に見つからず、細菌汚染はピードモントから恐るべきスピードで全米各地へと拡大しはじめる...

1971年に公開されたロバート・ワイズ監督作品「アンドロメダ…」のリメイク。
原作が「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトンで製作がリドリー&トニーのスコット兄弟のテレフィーチャー・ミニシリーズ。
「アンドロメダ…」は遥か昔に(笑)テレビで観ましたが、何か暗かったな~くらいの印象しか残ってませんね...

今作は文字通り未知の病原菌と人類との戦いを描いたSFなんですけど
コテコテの文系の私にはこういう科学的なSFって本当に難解で困ります(笑)
とりあえず、町が一つ壊滅し、それに対する政府の対応とそれをあざ笑うかのように拡がり続ける病原菌との攻防戦がサスペンスフルに描かれていく前半は非常にドキドキしながら観れました。
が、研究チームが病原菌の弱点を探る後半はちょっとドラマティックさに欠けるかな~?
とにかく尻すぼみな印象を受けました。

ネットで感想を観てましても、原作ファンからもオリジナル版ファンからもあまり評判は良くないみたいですね。
まぁ元々がテレビドラマですから気軽に観やすいので、ゴールデンウィークにでも(笑)暇つぶしにご覧になってみてください。

「1408号室」・・・(534)

2010-03-13 03:38:24 | Weblog
「1408号室」1408
監督:ミカエル・ハフストローム
原作:スティーヴン・キング
出演:ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン、 メアリー・マコーマック、トニー・シャルーブ、ジャスミン・ジェシカ・アンソニー、他
2007年・アメリカ・107分<レンタル>

<STORY>
娘を亡くして心に痛手を負っているオカルト作家マイク・エンズリンの元に、一通の葉書が届く。それは「ニューヨークのドルフィンホテルの1408号室に入ってはいけない」とだけ書かれたものだった。調査を始めたマイクは、この部屋の宿泊客が次々と自殺を遂げたことを知る。ホテルの支配人の警告を無視し、部屋の宿泊を決めたマイク。しかし、恐るべき超常現象が彼を襲い始める...

スティーヴン・キングの短編小説の映画化作品。
残念ながら原作は未読なのですが、ストーリー的には「プチ・シャイニング」って感じでしょうか?(笑)
幽霊が出ると言われているホテルに宿泊し、その体験を基に本を書いている作家という、「新耳袋」あたりに通じるような人物が主人公です。
が、霊の存在は信じていないようで、仕事として割り切ってるやってるような感じですが、過去のトラウマから自暴自棄になってるようにも感じました。

これはキング原作映画全般に言えることなのですが「前半は面白い」んです。
で、どんどん尻すぼみに失速していきます(笑)今作もやはりそんな感じでした。
ホテルに着き、すったもんだあって1408号室に入るんですけど面白いのはその辺までです。
その後は...もし自分が体験したら怖いだろうな~とは思います。
でも、他人が体験してるところを映像で観ても全然怖さは無いです。
「実際体験する」怖さと「目で観る」怖さにはだいぶ差があると思いますが、それが顕著に出た作品だと思います。

個人的にジョン・キューザックは好きな俳優なのですが、ほぼ全編独り芝居ってな感じでさすがにお腹一杯になります。
ちなみサミュエル・L・ジャクソンはおいしい役ではありますが、ほとんど出ません。

親子話が絡んで非常に切ないところもあるんですけど、そういう部分もうまく活かしきれないレベルの作品でした。
もしこれから観られる方がいらっしゃったら、50分くらいで観るのを止めてください。
そしたら結構面白いと思えるかも知れません(笑)

「チェイサー」・・・(533)

2010-03-06 00:03:56 | Weblog
「チェイサー」THE CHASER
監督:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ、チョン・インギ、パク・ヒョジュ、キム・ユジョン、ク・ヌボン、他
2008年・韓国・125分<レンタル>

<STORY>
デリヘルを経営している元刑事のジュンホは、店の女の子たちが相次いで失踪する事態に見舞われていた。やがて最後に会ったと思われる客の電話番号が同じ事に気づくジュンホ。そして、その番号は直前に送り出したデリヘル嬢ミジンの客とも一致していた。ほどなくミジンとの連絡が取れなくなり、心配したジュンホはミジンの行方を追う。すると、通りで不審な男と遭遇する。そして、男が問題の電話番号の持ち主であることを突き止めたジュンホは、格闘の末に男を捕縛、2人はそのまま駆けつけた警官に連行されていくのだが...

面白いです!監督は新人でまだ30代半ばなんですけど、
ヒリヒリするような映像がなかなか凄まじさを感じさせてくれますね~
北野武的なドライ感を感じるんですけど、影響受けてるのかな?

実際に起きた事件に基づいたストーリーってことですが
イカれっぷりを見せながらも警察を出し抜く狡猾な犯人と
とにかく執念で犯人を追いかける元刑事のデリヘル店店長の
文字通りの追いかけあいは観てるこちらまでのどが渇いてくるぐらいです。

殺人シーンも直接的なショットはほとんど無いんですけど
ハンマーを使っててかなり痛々しいですし、
他の格闘シーンも凄まじいほどの殴り合いなんですけど、
まったくスマートさの無い泥臭い殴り合いで逆に今作が凄みを増す結果になってますね。
それにしても韓国の警察はかなりの能無しで(笑)観ていてイライラするんですけど
実際の警察もこんな感じなんですかね~?
こんなんじゃ事件なんて全然解決しないでしょ?って感じですが...

韓国映画は日本映画と違ってとにかくパワーというか勢いがあるので
特にこういうサスペンス・アクションは良い味出してます。
犯人が凄まじくサイコなので、観ていて不快に思うところもありますが
とりあえずオススメの1本です。

「クライマーズ・ハイ」・・・(532)

2010-03-02 00:52:05 | Weblog
「クライマーズ・ハイ」CLIMBER'S HIGH
監督:原田眞人
原作:横山秀夫
出演:堤真一、堺雅人、尾野真千子、高嶋政宏、山崎努、他
2008年・日本・145分<レンタル>

<STORY>
1985年8月12日、群馬県御巣鷹山にJAL123便が墜落、死者520人の大惨事が起こった。前橋にある北関東新聞社では、白河社長の鶴の一声により、一匹狼の遊軍記者・悠木和雅が全権デスクに任命される。そして未曽有の大事故を報道する紙面作り―闘いの日々が幕を開けた。さっそく悠木は県警キャップの佐山らを事故現場へ向かわせる。そんな時、販売部の同僚で無二の親友・安西がクモ膜下出血で倒れたとの知らせが届く...

横山秀夫原作の映画化作品。
残念ながら原作は未読なのですが、元新聞記者の横山秀夫本人の体験を基にした小節だそうです。

で、今作。
正直言ってあまり良い作品とは思えませんでした。
役者も素晴らしいし、横山秀夫も好きな作家です。
監督がちょっと微妙と言えば微妙ですが(笑)まぁそれでも良い作品も撮ってるので、一概に監督のせいばかりとも言えないかな?

一番大きいのは感情移入が出来なかったこと。
私、新聞記者ではないので(笑)なかなか理解しづらかったと言うか
もちろん、世界最多の死者を出した単独機の航空事故ですから
当時の新聞社を含むすべての報道機関は連日大騒動だったと思います。
ただ、例えば刑事ドラマなんかと比べて、新聞社ってなかなか実情が見えにくくてそのぶん入り込めなかったですね。

ネットで色々と感想を見てますと「原作と別物」とか「何を言いたいのかわからない」っていうような感想もちらほら見受けられましたので、私の感想もあながち間違ってないかな~って感じです。
画面ではとにかく男達の熱いドラマが延々と展開されてるのに、観てるこちら側はず~っと気持ちが冷めたままでした。

横山秀夫の真骨頂はやはり警察小説にあると思ってまして、それでこの原作も読んでなかったのですが、横山秀夫がこの程度だと思いたくないので(笑)一度「クライマーズ・ハイ」を読んでみたいと思います。