家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「復讐捜査線」・・・(718)

2012-03-31 01:36:46 | Weblog
「復讐捜査線」EDGE OF DARKNESS
監督:マーティン・キャンベル
出演:メル・ギブソン、レイ・ウィンストン、ダニー・ヒューストン、ボヤナ・ノバコビッチ、ショーン・ロバーツ、他
2010年・アメリカ=イギリス・116分<レンタル>

<STORY>
ボストン市警の刑事、クレイブンの家に、娘・エマが帰って来た。MITを卒業したエマは、現在はノースモアという企業で研修を受けているところだった。体調が悪そうなエマを病院に連れて行こうと玄関を開けた途端、エマが何者かに射殺されてしまう。クレイブンは独自に捜査を始め、エマが勤務していたノースモア社が核兵器開発に関わっていることを知る...

メル・ギブソンが「サイン」以来8年ぶりに主演した作品で、1985年製作のイギリスのテレビドラマ「刑事ロニー・クレイブン」のリメイク。
残念ながらオリジナルの「刑事ロニー・クレイブン」は見ておらず、今作を観るまでリメイクということも知りませんでした。
タイトル(邦題)やビジュアルイメージ、メル・ギブソン主演ってことで正直「リーサル・ウェポン」「マッドマックス」ばりのアクションが久々に観れると期待しておりました。が...てっきりリーアム・ニーソンの「96時間」のような復讐もののハード・バイオレンスを想像してたんですけど、メチャメチャ鬱展開の(笑)どちらかというと社会派のサスペンス映画でした。

私は基本的には監督や役者では無く、内容で観る作品を選ぶ方ですが、それでもオールドファンからしてみればメル・ギブソン主演で「復讐捜査線」ってタイトルだと中身をよく確認せずに見てしまうじゃないですか!(笑)
娘を凶悪犯に殺され、単身敵地に乗り込んで復讐を果たす...なんて展開だと今まで何百本も作られてきたストーリーですが、正直そんなベタな作品でよかったんですよ。娘の殺害が悪徳企業の隠蔽工作で、話が進むにつれどんどん社会派になっていくと共にどんどん鬱展開になっていくので、観ていてかなりツラい作品でした。

今や監督や製作として裏方にまわってしまった感のあるメル・ギブソンが久々の主演ということで期待してしまいましたが、今作に関してはちょっと肩透かしをくらった感は否めないです。
地味めですが精悍でキレのある、故スティーブ・マックイーンのような、こういうタイプの役者っていそうでいないんですよね~メル・ギブソンも年齢的にアクションはギリギリかと思うので、そろそろ久々に思い切ったアクション映画に出演して欲しいですね~

ふと気がつくと...

2012-03-28 00:32:54 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
すっかり忘れてましたが、先月で丸7年を越えまして(笑)8年目に突入いたしました。
いつも書いてることですが、ご覧いただいてる皆様、
そしていつもコメントやトラックバックしてくださる皆様のおかげで
ここまで続けて来れました。本当に感謝しております。
元々は病気のリハビリ的にブログを始め
この7年の間にもmixiだTwitterだと色々とネットの世界も様変わりしましたが
とりあえずだらだらとこのブログを続けてきて良かったです。

特に何が忙しいというわけでもないのですがなかなか時間が無くて、
最近もここ1ヶ月ほどは全然映画も観れてないような状態です。
本来は皆さんが観ようかどうしようか迷うようなB級ホラーや
アルバトロス、ニューセレクト辺りのゴミ作品を(笑)
人柱となってここにご紹介するのが私の役目だと思ってはおるのですが
時間が無くて、結局観るのは話題作がメインとなってしまって
本当にお恥ずかしい限りです。

また時間が出来たら、頑張ってゴミホラーとかいっぱい観ますので(笑)
今後ともよろしくお願いします。

「SUPER8/スーパーエイト」・・・(717)

2012-03-24 03:02:44 | Weblog
「SUPER8/スーパーエイト」SUPER 8
監督・脚本:J・J・エイブラムス
製作:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ジョエル・コートニー、ノア・エメリッヒ、ジェシカ・タック、ジョエル・マッキノン・ミラー、ブレット・ライス、ライアン・リー、ライリー・グリフィス、ロン・エルダード、エル・ファニング、他
2011年・アメリカ・112分<レンタル>

<STORY>
1979年、アメリカ・オハイオ州。8ミリカメラで映画撮影をしていた6人の子どもたちのそばで、貨物列車の衝突事故が発生。貨物列車は空軍施設・エリア51からある場所へと研究素材を極秘に移送中だった。アメリカ政府が隠す秘密を目撃してしまった子どもたちのカメラには、事故の一部始終が記録されていたが...

「クローバーフィールド」のJ・J・エイブラムスと「E.T.」のスティーヴン・スピルバーグが組んだ青春SF。
内容は単純に「E.T.」+「クローバーフィールド」です(笑)
舞台が1979年、主人公が8ミリで映画を製作する子供たち、と世代的・内容的にみても、おそらくエイブラムス監督の少年時代を反映させた作品ですね。

正直言ってスピルバーグってあんまり好きじゃないんです。面白いのは「激突」と「ジョーズ」くらいですかね~?
「E.T.」も大ヒットした作品ですが、全然面白くなかったですし...
今作は当然エイブラムス監督に期待して観たのですが、まぁ完全にスピルバーグ的な色の作品になってますね~
っていうか「E.T.」のリメイクといっても問題ないような作りです。
エイブラムス監督は思い切ったことをやる方だと思うのですが、やはりリスペクトするスピルバーグの前では小さくまとまってしまったということでしょうか?

エイブラムスが少年時代にスピルバーグのホームムービーを編集した、という逸話と相まって
すべてが綺麗にまとまった感じで、私のような人間にはまったく物足りない作品としかいいようがありません。
SFとしてもホラーとしても中途半端で、まぁ一言で言うなら「SFタッチに少年の成長を描いた青春ドラマ」って感じでしたね...もしかしてエヴァンゲリオンのパクリですか?(笑)

「クレイジーズ」・・・(716)

2012-03-17 01:27:00 | Weblog
「クレイジーズ」THE CRAZIES
監督:ブレック・アイズナー
製作総指揮:ジョージ・A・ロメロ
出演:ティモシー・オリファント、ラダ・ミッチェル、ジョー・アンダーソン、ダニエル・パナベイカー、他
2010年・アメリカ・101分<レンタル>

<STORY>
細菌兵器を乗せた軍用機が、とある町の川に墜落。漏れ出したウイルスにより水を飲んだ人々は次々と狂暴化してしまい、町はパニックに…。軍は秘密裏に処理するため住民を隔離し始めるが、保安官デヴィッドは妻、同僚と共に町を離れようと決意する。果たして彼らは、この地獄のような町から脱出できるのであろうか?

ロメロ御大が73年に撮った「ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖」のリメイク。
今にして思えば、ロメロのオリジナル版は現在の”ウイルス系ゾンビ映画”の原点とも言える作品ですね~
今回観るまで知らなかったのですが、そのロメロ御大が製作総指揮で今作に関わっております。
私がオリジナルを観たのはビデオがリリースされた時なのでかれこれ20数年前で、しかも一回観ただけなので正直あんまり詳しくは憶えていません。今作では当然映像的な部分は派手になってますが、内容的には大きな変化は無いように思います。
ただ、オリジナルではもっと軍隊側の描写が多かったような気がします。黒人の司令官(?)みたいな人がもっとフィーチャーされてたような...

ストーリー的には何か大きなドラマがあるわけではなく、ウイルスに汚染された町を封鎖・破壊しようとする軍と町から脱出を計る主人公たち一行、という図式です。
最近あった「フェーズ6」「ザ・ロード」あたりともカブる部分はありますが、こちらは軍(国家)vs個人というさらに絶望的な逃亡劇ですね。
オリジナルはドライで絶望的なラストでしたが、今作でもまぁハッピーエンドとは言えない終わり方ですね~...ただ、もしかしたらこの後続編が作られるようなことがあれば、どこかでハッピーエンドに変わっていくことがあるかもしれませんが...

とりあえず観て損の無い作品ですね。出来ればオリジナルも観ていただきたいところですが(私も久々に観たいです...笑)
現在発売されてるDVDはレンタルされていなくて値段も結構高めなので、なかなか簡単に観る事が出来ないのが残念です。
特典は一切無しで構わないんでレンタル版出してくれないですかね~?

「デビル」・・・(715)

2012-03-10 01:42:21 | Weblog
「デビル」DEVIL
監督:ジョン・エリック・ドゥードル
原案・製作:M・ナイト・シャマラン
出演:クリス・メッシーナ、ローガン・マーシャル=グリーン、ジェフリー・エアンド、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、ジェニー・オハラ、他
2011年・アメリカ・80分<レンタル>

<STORY>
ロザリオを握りしめた男が、高層ビルから転落死した。現場に急行した刑事は自殺と断定するが、時を同じくしてそのビルのエレベーターに、5人の男女が閉じ込められた。警備員が調べても異常は発見できず、いたずらに時間だけが過ぎていく。そんな中、不意にエレベーター内で停電が起こり、わずかな間に5人のうちの1人が無惨な死を遂げる...

『シックス・センス』のM・ナイト・シャマランが監修し、長年にわたって練りあげてきたアイデアを将来有望な映画作家たちが映画化する新たなプロジェクト"ザ・ナイト・クロニクルズ"第一弾。
正直言わせてもらえば、私はあんまり監督の技量とかどうでもいいと思ってる方なので(笑)シャマランが撮ろうと誰が撮ろうと原案がシャマランなので中身は他のシャマラン作品と大差ないです。唯一良かったのはシャマラン本人が出てないこと(笑)

まぁ相変わらずプロットは上手いですね~その点は感心します。
エレベーターに閉じ込められ、そこにたまたま乗り合わせた人たちが一癖も二癖もある...って話はよくありますが
その中に”悪魔”がいる、って設定は面白いと思います。
最初に内容を聞いた時はてっきりシチュエーション・スリラー的なものを想像したのですが
エレベーター内の出来事と外での出来事(警備員室や救助作業など)を絡ませつつ進んでいきます。
まぁ確かにこの話だとエレベーター内だけの話で進めていくのは無理でしょうね。

で、もちろん、いつものシャマラン作品と同じく”オチ”こそがすべてみたいな作品なんですけど
う~ん...これはどうなんでしょうか?
あえて一言で言ってしまうなら「失敗作」としか言いようが無いんですけど(笑)
ただ、悪魔を題材にしてる部分であるとか、そういう宗教観みたいなものがやっぱり日本人にはなかなか伝わりにくいので
”神と悪魔”のような宗教観がしっかりと根付いてる国ではもっと違った評価になるのかも知れません。
80分と短いのでまぁ何とか観れますが、いくら監督してないからといってもこのレベルの作品を今後このシリーズで発表していけば、シャマラン監督の株はさらに下がり続けていくことでしょうね(笑)

「RED/レッド」・・・(714)

2012-03-06 00:29:45 | Weblog
「RED/レッド」RED
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、メアリー=ルイーズ・パーカー、ブライアン・コックス、リチャード・ドレイファス、アーネスト・ボーグナイン、他
2010年・アメリカ・111分<レンタル>

<STORY>
元CIAの腕利きスパイ、フランクは、心静かに引退後の日々を送っていたが、ある日突然何者かの襲撃を受ける。調査の結果、背後にCIAが絡んでいることを割り出した彼はかつて苦楽を共にした仲間たちを招集。フランクの元上司のジョーや、元イギリスの元MI6諜報部員のヴィクトリアら引退した超一流のスパイたちが続々と集まる...

結構評判が良かったので楽しみにしてたのですが...
まぁ面白くないってことは無いです。
顔ぶれを見てもわかるようにとりあえず2時間は楽しめるエンターテイメントアクションに仕上がってますね。

ただ、正直言って話しが進むにつれどんどん失速していく感じがするんですよね~
最初の30分くらいはかなり面白かったんですけど
1時間過ぎたくらいから”思ってたほど面白くはないな~”と思いつつ観てました(笑)
やはりアクションシーンが前半に偏っていて、後半がどちらかというと黒幕探しになっていったのが
ストーリー的に失速していった感じがしたんですかね~?
それでもこの作りならクライマックスにもっと派手な見せ場があってもよかったのでは?

個人的には久々にアーネスト・ボーグナインが見れて嬉しかったですね~
アーネスト・ボーグナインを見るためだけでも借りる価値ありますよ(笑)

「ブラッド・オブ・ヴァンパイア」・・・(713)

2012-03-03 00:57:10 | Weblog
「ブラッド・オブ・ヴァンパイア」BROTHERHOOD OF BLOOD
監督・脚本:ピーター・シェーラー、マイケル・ローシュ
出演:ビクトリア・プラット、ウィル・スノウ、ケン・フォリー、ジェイソン・コネリー、ジェレミー・J・キスナー、シド・ヘイグ、他
2007年・アメリカ・88分<レンタル>

<STORY>
数百年前、脅威と恐れられた伝説のヴァンパイア、ヴラド・コサイが復活を果たそうとしていた。3週間前、写真家のトムは弟クリスと一緒にルーマニアの古い教会を訪れ、謎の死骸を発見していた。クリスはその後、ヴァンパイアへと体が変異しはじめ、トムの前から姿を消してしまった。
ヴァンパイアハンターのキャリーは、ヴラド・コサイがクリスの体を使って、復活を果たしているのではないかと考え、クリスを探していた。キャリーは、凶悪ヴァンパイアの復活を阻止するため、銃を手に立ち上がる...

ゲオでたまたま手に取ったところ「ゾンビ」のケン・フォリーが出演しているとのこと。
地雷臭かったのですが(笑)発売元がギャガなので、まぁそんなにヒドいことにはならんかな~と思い借りてみました。
ところが!予想通りの駄作で(笑)逆に驚きました。
ちなみに今作は2007年製作で2011年にDVDリリースされてます。ということは長年陽の目を見なかったってことですから
駄作率は高いんですよね~...

私はあまり技術的なことは気にしないほうですけど、それにしてもカメラワークも編集もヒドいですね~
もちろん脚本もヒドいですけど...
特にメインであるヴァンパイアハンターの設定がよくわかりません。
ヴァンパイアを殺してその金品を奪い活動資金にしてるようなのですが、悲惨なくらいに貧乏所帯、それなのにみんな命がけで戦う。しかも新人まで入ってくる始末(笑)まったく理解に苦しみます。
あとオチもヒドかったですね~ネタバレはしませんが、ヴァンパイアとヴァンパイアハンターがあれだけ揃って、そんな重要なことに気づかなかったの?って感じです。
ドンデン返しのつもりなんでしょうけど、話的に破綻してませんか?

続編が作られそうな、っていうかヴラド・コサイをメインに考えるとまだまだ序章くらいしか話は進んでないですが
こんな内容だとたとえ続編が作られても観る気がおきませんね。