家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「最強ゾンビ・ハンター」・・・(902)

2015-08-31 10:07:48 | Weblog
「最強ゾンビ・ハンター」ZONBIE HUNTER
監督:ケヴィン・キング
出演:マーティン・コッピング、ダニー・トレホ、クレア・ニーダープルーム、ジェイド・レギアー、ジェイソン・ウィクソム、他
2013年・アメリカ・93分<レンタル>

<STORY>
謎の新型ドラッグの流行により、人類の大半が人肉を喰らうゾンビと化した。荒れ果てた世界の中で、「ハンター」と名乗るひとりの男がゾンビたちを殺しまくる。やがてハンターは、イエズス神父ら6人の生き残りたちに出会う。ゾンビのいない楽園を目指す彼らに、大量のゾンビや進化したゾンビ、狂気のチェーンソー男が襲いかかる...

『マッドマックス」にゾンビものを絡めて、さらに「バイオハザード」も入れてみた感じの(笑)
ちょっとロバート・ロドリゲスあたりに通じるようなポップ感覚のゾンビホラー。

新種のドラッグによって人間がゾンビ化、一年後の世界で生き残った人々のサバイバルを描くという
基本プロットは割とマトモなゾンビものの王道ですね。
見始めてから10分くらいはどうなることかと思いつつ観てましたが、意外に悪く無かったです。
ダニー・トレホはまるで主役のようにパッケージに写ってますが、ほぼカメオ出演です(笑)
ただ、役柄としてはなかなか美味しい役で短い出演時間ですが良い感じでしたね。

難点としましては、脚本が悪いです...致命的ですね(笑)
ここに書ききれないぐらいツッコミどころ満載です。
ただ、スタッフ・キャストの名前を見てもダニー・トレホ以外は「お前誰やねん?」レベルの人ばかりで
そういう意味ではハナっからB級・C級レベルのホラーであると割り切って観ればそんなに悪く無い作品です。

映像が結構グチャグチャな感じのグロ系ですが、その辺が大丈夫なら結構オススメです!

「ルームメイト」・・・(901)

2015-08-22 00:25:46 | Weblog
「ルームメイト」RoomMate
監督・脚本:古澤健
出演:北川景子、深田恭子、高良健吾、尾上寛之、大塚千弘、筒井真理子、螢雪次朗、田口トモロヲ、他
2013年・日本・110分<レンタル>

<STORY>
派遣社員として働く萩尾春海は、交通事故に遭い入院した病院で、看護師の西村麗子と出会う。患者と看護師として知り合った2人だが意気投合し、春海の退院をきっかけに麗子がルームシェアを提案。2人は一緒に暮らしはじめる。順調な共同生活を送っていたある日、春海は麗子の奇妙な言動を目撃し、それ以降、周囲で不可解な事件が続発。ついには殺人事件まで起こってしまう...

昔、ブリジット・フォンダとジェニファー・ジェイソン・リー主演の同名作品がありましたので
まぁその辺の亜流かな~と思っていたのですが、原作があるんですね。今邑彩の同名小説の映画化とのこと。
残念ながら原作は未読ですが、予告編を見てちょっと興味があったので観てみました。

話はよくある感じで、ルームシェアした相手がだんだん本性を現す、というサイコサスペンス。
が、今作は一捻りしてあります。
何か書くとネタバレになりますので、まったく何も書けないんですけど...(笑)

原作とは全然別ものらしいですが、さすがに原作があるだけあって話はなかなか興味深いです。
”多分こーだろうな~”と思っていたオチよりさらにひねってありました。

ただ、主演の二人(深田・北川)の演技がヒドいです。
特にどんどん狂気に走って行く深田恭子がヒドいです。
監督の力量もあるんでしょうけど、サスペンスなのにドキドキハラハラする感じがありません。
まぁキャスティングも色んな政治力が働いたんだとは思いますが...(笑)
人気アイドルを主役にしたりベストセラーを映画化したり「看板」のキャッチーさだけでしか勝負出来ない、「中身」で客を呼べない、日本映画の悪い所が出てますよね。
監督・キャストが違えば、もっと面白い作品になったと思いますよ。

「白ゆき姫殺人事件・・・(900)

2015-08-18 09:45:53 | Weblog
「白ゆき姫殺人事件」白ゆき姫殺人事件
監督:中村義洋
原作:湊かなえ
出演:井上真央、 綾野剛、 蓮佛美沙子、 菜々緒、 貫地谷しほり、他
2014年・日本・126分<レンタル>

<STORY>
美人OL惨殺事件をめぐり、地味なOL・城野美姫に疑惑の目が向けられる。TV番組のディレクター・赤星雄治は彼女の足取りを追い掛けるのだが...

湊かなえの同名原作を「アヒルと鴨のコインロッカー」「ゴールデンスランバー」の中村義洋が映画化。
だいぶ前に観たのですが、ブログに書くの忘れてました(笑)
ちょい長いですが、暇つぶし程度ならまぁ普通に楽しんで観れます。
ただ「ネット炎上」みたいなところがクローズアップされてまして、ミステリーとしてはあっさりしてますね。
正直に言うとテレビの2時間ドラマで良かったと思いますね~

ありがとうございました

2015-08-17 10:11:30 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
以前から告知させていただいておりましたがブログを引っ越しします。
次で900本目になりますのでこのタイミングで移ろうと思います。
ちなみに引っ越しの原因はPC故障とパスワード忘れです(笑)
せっかく10年も続けてきましたので、タイトルは同じく「家庭内映画館」で続けようと思います。
アドレスはこちらです→家庭内映画館
リンクさせていただいてる方、コメント・TBいただいてる方にはまた改めてご挨拶させていただきます。
あと、書き溜めた記事がありますのでしばらくは同じ記事で両ブログ共更新していく予定です。
今後ともよろしくお願いします!

「隣人-The Neighbors -」・・・(899)

2015-08-08 03:36:51 | Weblog
「隣人-The Neighbors -」THE NEIGHBORS
監督:キム・フィ
出演:キム・ユンジン、キム・セロン、キム・ソンギュン、マ・ドンソク、他
2012年・韓国・115分<レンタル>

<STORY>
カンサン団地で発生した連続殺人事件。犯人の糸口も掴めず、住民たちは恐怖に怯えて生活していた。
そんな中、住人たちはとあることをきっかけに102号室に住む男性を疑い始める...

韓国製サスペンスホラー。
とは言っても「ホラー」はあくまでおまけ的な要素で
実質はサスペンススリラーですね。

娘を殺された主婦ギョンヒ(後妻で娘とは血が繋がっていないところが一つのドラマになってます)、
殺人鬼スンヒョク、団地の警備員ジョンロク、そしてスンヒョクに殺されたギョンヒの娘ヨソンにそっくりなスヨン...
この4人を軸にストーリーが展開していきます。

犯人の正体はわかった状態で話が進むのでミステリー的な要素は無いです。
この連続殺人鬼が船員で、職を得て逃亡を計る前にスヨンを殺そうとするのですが
殺人鬼の正体に気づいた隣人たちが(と言ってもピザの配達の兄ちゃんやカバン屋の親父もいますが...)
殺人鬼を追いつめ、スヨンを守る為に戦います。
このスヨンという娘が健気に生きる良い子で「殺されませんように」と祈りながら観ておりました(笑)

暗くて思い作品で、ホラーテイストを入れた為に少しわかりにくい感じになってますが
最後はちょっと泣かせる感じで良かったと思います。

主演は韓国映画ブームの火付け役「シュリ」で主演していたキム・ユンジンです。
調べてみたら「シュリ」当時26歳だったんですね~当たり前ですがみんな歳を取って行きますね(笑)

「ゼロ・グラビティ」・・・(898)

2015-08-01 01:47:59 | Weblog
「ゼロ・グラビティ」GRAVITY
監督・脚本:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー、エド・ハリス、他
2013年・アメリカ・91分<レンタル>

<STORY>
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたストーン博士と宇宙飛行士コワルスキー。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る手段であったシャトルを失い、残された酸素もわずかしかない絶望的な状況で、懸命に生還する方法を探っていく...

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」「トゥモロー・ワールド」のアルフォンソ・キュアロン監督作品。
非常に評判の良い作品でしたので、期待して観たのですが...

事故で宇宙に放り出された2人が地球に生還するために奮闘するという
正直言いましてストーリー的には何か凄いものがあるというわけでは無いです。
私も実際観るまでは「宇宙版オープン・ウォーター」ぐらいに思ってたくらいですから(笑)
まぁそれも当たらずも遠からずといった感じですが、単純に”絶望的”というか”ホラー”として見れば
「オープン・ウォーター」の方が遥かに上です。
今作は「SFサスペンス」と言いますか宇宙空間でのサバイバルを描きつつも
もっと「死」や「孤独」といった”哲学的”なものを描こうとしてたんじゃないでしょうか?

恥ずかしながら、私は「高所恐怖症」で「閉所恐怖症」なので(笑)
映像的にはかなりハラハラしましたし、楽しめました。
ただ、逆にそういうことが無ければ結構つまらない作品として捉えられてもしょうがないかな~とも思いましたね。
そういう意味でも賛否両論分かれる作品だと思います。