家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

近況報告という名の雑文

2011-09-29 01:16:12 | Weblog
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
季節も秋へと移り変わり始めてきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

一応、週2回は更新したい、出来れば3回更新したい...と思いつつも
最近は週1回の更新、先週にいたっては更新なしという状態で申し訳ありません。
ちなみに先週の土曜日はちょっと遠出しておりまして、さらに風邪もひいておりましたので
すっかり更新するのを忘れておりました(笑)

以前に書きましたが、なかなか時間的にコンスタントに映画を観れる状況では無いので
映画を観れる時に観てブログを書き溜め、それを定期的にアップしていくようにしております。
それがここ最近は特に映画を観る暇がなく、一ヶ月近く映画を観れないような状況もありました。
先週くらいからまた少しずつ観る時間ができまして、まぁ何とか週に2本くらいは観てるのですが
メインのパソコンが壊れてしまいまして、それもあってブログを書いたりアップしたりというのが
なかなか思うように出来ないような状況にあったような次第です。(現在サブ機を使ってます)

ですので、何本かは観た後すぐにブログを書けなかったので
内容をほとんど忘れてるようなものもあります(笑)
現時点で5~6本はまだブログを書いてない作品がありますので
おそらく1~2行で終わってしまうようなブログになってしまうかも知れませんが(笑)
まぁその辺も含めて楽しんでいただければ幸いです。

来週くらいには新しいパソコンが届くかと思うので
またコンスタントにブログの更新をしていければと思います。
今後ともよろしくお願いします。

「デイブレイカー」・・・(685)

2011-09-17 22:34:06 | Weblog
「デイブレイカー」DAYBREAKERS
監督・脚本:ピーター・スピエリッグ、マイケル・スピエリッグ
出演:イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、イザベル・ルーカス、サム・ニール、クローディア・カーヴァン、マイケル・ドーマン、他
2008年・オーストラリア=アメリカ・98分<レンタル>

<STORY>
永遠の命を持つヴァンパイアによって世界が支配されている2019年。人類は絶滅寸前で、ヴァンパイアに必要不可欠な人間の血液も底を突きかけていた。血液の代用を探すヴァンパイアの研究者エドは、人類の生き残りオードリーと出会い、ヴァンパイアと人類の双方を救済できる驚くべき方法を知るが、ヴァンパイアと人類は最終戦争に突入してしまう...

てっきりヴァンパイアホラーかと思ってたら、これってどっちかっていうとSFに近い作品ですね。
ヴァンパイアが地球を支配していて、人類は滅亡寸前。で、ヴァンパイアは人血に変わる代用血液を開発中。
そんな中、人血を吸わないとヴァンパイアが化け物になってしまうことが判明...などなど、なかなか設定が面白いです。
ここに人類の生き残りが絡んできて、さらにヴァンパイアを人間に戻す”治療”をしたり...と、なかなか盛りだくさんな内容ではありますが、そんなにとっちらかってもいないし、わかり難くもないです。

「代用血液」であるとか「人間に戻す治療」であるとか、SF的なものが大きなテーマになっていますが
さすがにヴァンパイアものということでホラー的な描写は多いですし、かなり残酷なショットもあります。
設定には目新しさはありますが、中身はまぁ割とオーソドックスな作りになっていて
一風変わった印象は受けるかも知れませんが、とりあえず良く出来たホラー映画として観れる作品だと思います。

イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、サム・ニールとそれなりの役者が主役級で出演しておりますし
おそらく予算もそれなりには掛ってると思います。
少なくとも役者に対する興味だけで借りても損の無い内容だと思いますね。

「フェノミナ インテグラルハード完全版」・・・(684)

2011-09-10 04:29:08 | Weblog
「フェノミナ インテグラルハード完全版」PHENOMENA
監督:ダリオ・アルジェント
出演:ジェニファー・コネリー、ドナルド・プレザンス、ダリア・ニコロディ、ダリラ・ディ・ラザロ、パトリック・ボショー、フィオーレ・アルジェント、他
1984年・イタリア・115分<レンタル>

<STORY>
スイス、チューリヒ郊外で、女性の連続殺人事件が多発していた。その頃、ジェニファーは、ニューヨークから、このチューリヒにある寄宿学校へと転校して来た。彼女は、虫と交信できる不思議な能力を持っていた。一方、警察は連続殺人事件の犯人捜査に躍起になっていた。寄宿舎では、女性が惨殺されるという悪夢にうなされ、夢遊病者のようにさ迷うジェニファー…果たして、彼女の見た悪夢と謎の連続殺人事件との関係は?そして、犯人とは...

旧版のDVDは持ってるのですが、今作は完全版ということで借りてきて久々に観てみました。
個人的にはアルジェント作品で一番好きですし、公開当時は確か2回観にいきました。
久々に見直してみて思ったのは、意外に適当な作品だったなぁ~っと...(笑)
もちろんもう25年以上前の作品ではありますし、大体アルジェント自体がどっちかっていうとカルト監督ですしね~

改めて観てみると、虫と心を通わせる少女というSFチックな設定と少女ばかりを狙う殺人鬼というスラッシャーものとが融合した
アルジェント作品の中でもちょっと風変わりな作品なんですよね。
”寄宿舎””美少女””殺人”と「サスペリア」的な要素も多いですが、かつての原色メインの色調は影を潜めてまして
どちらかというと全体的に淡い色合いの画面が多かったですね~この辺はスイスの自然を活かした画作りだったのでしょうか?

正直言って脚本は粗いですし、ちょっと唐突な感じのカットも多いです。
それでも、これほど哀しくて美しいホラーっていうのはなかなか無いと思います...
まぁその辺は主演のジェニファー・コネリーに因る所も大きいでしょうね~彼女ほどの美少女子役って彼女以降はほとんど出ていないのではないでしょうか?
あと、物語に結構重要な役割で絡んでくるチンパンジーがいるのですが、何と言ってもこのチンパンジーの演技が素晴らしいです!

現在DVDも廃盤になってるようですが、大きいレンタル店なら必ず置いてると思いますので、未見の方には是非観ていただきたいですね。

「ボーダー」・・・(683)

2011-09-03 01:36:43 | Weblog
「ボーダー」RIGHTEOUS KILL
監督:ジョン・アブネット
出演:ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、カーティス・ジャクソン、カーラ・グギーノ、ジョン・レグイザモ、ドニー・ウォールバーグ、ブライアン・デネヒー、他
2007年・アメリカ・100分<レンタル>

<STORY>
20年以上コンビを組み、固い絆で結ばれたニューヨーク市警のベテラン刑事、タークとルースターは、これまで多くの犯罪者を挙げてきた。あるとき、犯罪者ばかりをねらった連続殺人事件が発生する。ターゲットは法の手が届かない悪人たち。捜査を進めていくと、犯人像は自らの手で犯罪者に制裁を加える怒りに満ちた警官―状況証拠はタークの犯行を示していた...

ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノが三度目の共演!しかもこれまでと違ってちゃんと全編で絡んでる文字通りの共演です。
...と、いうことと「刑事もの」だということ以外は予備知識無しで観ました。
昔、バート・ランカスターとカーク・ダグラスが「タフガイ」という作品で共演したのが今作の2人と同年代の頃で
今作もきっと「タフガイ」のようなエンターテイメント色の強い、”二大スター夢の競演”的な作品かと思いましたが
予想をまったく裏切った(笑)かなり重いミステリー色の濃いサスペンスでした。

監督が、以前アル・パチーノ主演で「88ミニッツ」というサスペンスを撮った監督で
今作も「88ミニッツ」と非常に近いカラーを持った作品でしたね。
まぁ正直言いますが、この二人を共演させるのにこの作品は無いよな~っていうのが率直な感想です。
内容的には特に何てことは無いサスペンスで、一応「犯人は誰だ?」的なミステリー要素もあるのですが
まぁ十中八九アノ人が犯人だろうと思ってたら、まったく予想に反さず(笑)その通りでした。

映画として観た時には、まぁそこそこの可もなく不可もなくなサスペンスとしか言いようが無いです。
唯一の見所はやはり二人の演技・存在感...まぁその辺だけでしょうか?
アル・パチーノはすでに70歳を超えてますし、デ・ニーロも70歳近いです。おそらく共演は今作が最後でしょう。
そう考えると、お祭り的でいいからもっとエンターテイメント性の強い、シンプルな刑事アクションみたいな作品の方が全然良かったんじゃないですかね~...少なくとも私はひねりを加えて全体的にぼんやりしてしまった今作より、ストレートな娯楽作品を観たかったです。

上にも書きましたが、二人ともかなり高齢になってきました。
脇役として重み・渋みのある演技は見せてくれるかも知れませんが、
主演作となると今後もう数えるほどしか撮られないでしょう。
「88ミニッツ」の時にもここに書きましたが、映画の出来云々よりも「ご祝儀」としてぜひご覧ください。

「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」・・・(682)

2011-09-01 00:34:46 | Weblog
「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う
監督・脚本:石井隆
出演:竹中直人、佐藤寛子、東風万智子、井上晴美、宍戸錠、大竹しのぶ、他
2010年・日本・146分<レンタル>

<STORY>
とある街でバーを営む美しい母娘。その末娘れんが、ある日『なんでも代行屋』を営む紅次郎の事務所を訪ねてくる。「父の散骨時に一緒にばらまいてしまった形見のロレックスを探して欲しい」。次郎は、奇妙な依頼と思いつつも、天使のように純粋なれんを放ってはおけず捜索を始める。しかし、これがきっかけとなり、 “3人の女たち”の欲望を纏った完全犯罪に巻き込まれてゆくことになる...

石井隆監督の最新作。
まったく知らずに観ましたが、93年の「ヌードの夜」の続編なんですね~
まぁ正直言いまして『佐藤寛子のヌード』に惹かれて観たという部分もあります(笑)
が、はっきり言ってつまらない作品でした。

佐藤寛子は裸になった、ということを除いても結構頑張ってたかと思います。
まぁ素晴らしい演技とまでは言いませんが、幼少時から虐げられ陵辱され遂に狂気に駆られ暴走する、っていう結構な汚れ役をよくやってたんじゃないですかね~?
竹中直人は演技的にはまあ悪くないと思います。他の作品のようにTOO MUCHさはあまり感じないし(笑)
ただ、セリフが多いですよね~...この役はもっと寡黙でも良いと思うのですが、どうなんでしょう?
他の役者さんも悪くはないのですが、ただ一人、東風万智子(改名したそうですが真中瞳です)はヘタだったな~
この役って結構重要な役なんで、もっと上手い人にやって欲しかったですね。

「男に保険金を掛けて殺す、3人の母娘」っていう魅力的なプロット、オープニングの凄惨な殺人と死体処理のシーン...
冒頭10~15分くらいは非常に期待しながら観ましたが、その後がもうグダグダでしたね。
監督が個人的に撮りたかっただけじゃねーの?っていうくらいこれでもか!と出てくる佐藤寛子の裸。
もうこれだけ出てくると、主演だからとかそんな理由じゃ納得いきませんね~ほとんど彼女のPV状態です。
しかも127分だと思って観てたら(これでも十分長いですが)、DVDはディレクターズ・カットらしくて2時間半くらいありました。長すぎ!2時間以下で十分撮れる内容でしょ?

前作「ヌードの夜」を観てたらもう少し楽しめたのかも知れませんが、「GONIN」とは打って変わって時間の無駄な1本でした。