家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

ご挨拶

2007-12-31 01:14:21 | Weblog
早いもので2007年ももう終わりですね~...時の流れが速く感じるのは年をとった証拠ですね...(笑)

今年もなかなか劇場へ足を運ぶ時間もなく、ほとんどがDVDでの鑑賞となりました。来年はもう少し劇場で観るようにしたいですね。

いつもご覧いただいてる皆様、TB&コメントいただいた皆様、今年一年ありがとうございました。B級ホラーが大好物の(笑)拙ブログではありますが、2008年も変わらずお楽しみいただければ幸いです。

それではみなさん良いお年を~!

※写真は現在発売されてる「PEPSI NEX(500mlペットボトル)」のオマケで20世紀FOXとのコラボのベアブリックです。なかなか映画ファンの心をくすぐるオマケですね~
そろそろ入手しにくくなってきてるみたいですが、まだスーパーでは100円くらいで売ってますから興味のある方は一度手に取ってみられてはいかがでしょうか?
全12種類ですしブラインドでは無いのですぐに全部揃えられていいですね...私もスーパーでソッコー大人買いしました(笑)

http://www.bearbrick.com/WI/0032.cgi?recno=702

「スモーク」・・・(312)

2007-12-30 01:13:51 | Weblog
「スモーク」SMOKE
監督:ウェイン・ワン
出演:ハーヴェイ・カイテル、ウィリアム・ハート、ハロルド・ペリノー・ジュニア 、ストッカード・チャニング、フォレスト・ウィテカー、他
1995年・アメリカ・113分<レンタル>

<STORY>
14年間毎朝同じ時刻に店の前で写真を撮り続けている煙草屋の店長オーギー、彼の馴染みの客で突然の事故により出産まもない妻を失って以来ペンを持てずにいる作家のポール、彼が車に跳ねられそうになった所を助けた黒人少年ラシードの3人を軸に、ブルックリンのとある煙草屋に集まる男達女達の日常を、過去と現在を、嘘と本当を巧みに交差させながら進んでゆく...

本年最後に観る(予定)作品です。
昨年最後に観たのはヴェンダースの「ランド・オブ・プレンティ」でした...普段は血や内臓が飛び散る作品ばかり観てる反動なのか(笑)年の暮れには何故か心温まるような作品が観たくなります。

正直言って凄く面白い作品ではありませんし、凄くドラマチックな展開があるわけでもありません。
出てくる人たちも特に善人でも悪人でもないどこにでもいる「心に傷を持った普通の人たち」です。
心の傷っていうのはその差はありますが、私を含め普通に生きてるある程度の年齢の人たちは誰もが負っている傷ではないでしょうか?

この作品ではそんな人たちが、時折心が折れそうになりながらも支えあって日々を生きてるそんな日常の物語です。
全体的に淡々とした感じでラストまで劇的な演出もなく進んでいきます。ただ、観終わったあとなんだかじわ~っと温かくなるような、何とも不思議な余韻に包まれます。

ハーヴェイ・カイテル、ウィリアム・ハート、フォレスト・ウィテカー...みんな自然体というか変に気負ってない感じが凄い良くて、キャスティングもはまっていたと思います。

最後にクリスマスに絡んだエピソードがあります。
凄いドラマがあるわけでも無いですし、特別カタルシスがあるわけでもありません。もちろん物語が大団円を迎えるわけでも無いですが、優しく静かに終わっていきます。
何と言うか”大人な”映画ですので、私でもこの作品を理解するにはまだまだ若過ぎるかもしれません...10年後にもう一度観てみたい気がします。

「TAKESHIS'」・・・(311)

2007-12-28 00:17:12 | Weblog
「TAKESHIS'」TAKESHIS'
監督・脚本・編集:北野武
出演:北野武/ビートたけし、京野ことみ、岸本加世子、大杉漣、寺島進、美輪明宏、津田寛治、渡辺哲、他
2005年・日本・107分<レンタル>

<STORY>
大物タレントとして日々忙しく過ごしているビートたけしは、いわゆるセレブな大スターだ。一方、そんなたけしと外見がそっくりの北野は、しがないコンビニ店員。売れない役者としてオーディションを受けまくっているものの、受かったためしがない。ある日のこと、北野とビートたけしが出会った。北野はビートたけしからサインをもらうが、この出会いをきっかけにして、北野はビートたけしの映画の世界へと入り込んでいくのだった...

私は正直言って北野武作品はあまり好きではありません。この人って基本的に頭が良い人だと思うんです。だから私のような凡人にはイマイチ理解できないんですよね~

”北野武監督”について書くと長くなるので(笑)「TAKESHIS'」のことだけ書きますが...まず個人的に言うと「今観て良かった」です。もし公開当時観ていたらもうゴミとしか感じなかったでしょう。
先日佐世保で銃乱射事件がありましたが、あの犯人が幻覚・幻聴に悩まされていたという話を昨日聞きました。そしてあの事件...ちょっとネタバレになりますが今作とよく似てると私は思います。

これは以前から北野武に関して思っていることですが、この人は根本的に”狂気”を孕んでいる人だと思うのです。それを理性であったりお笑いをやることで今まで抑えこんできたのではないでしょうか?それが映画を撮ることによってもっとわかりやすく発散してるのではないかと思います。(まぁ「フライデー襲撃事件」という形で表面化してたりもしますが...)だからこの人の作品は暴力描写が多かったり自分の頭に銃を突きつけるシーンや実際自分が死ぬシーンも撮っていますしね...あっ!結局北野武について書いてしまった(笑)

で、私は「人を殺す人間」の狂気というものを映像にしたのがこの「TAKESHIS'」なんじゃないかなぁ~という風に感じました。

映画的にも出演者のほとんどが二役以上を演じていることや、編集も結構面白いし、なんか頭がクラクラする感じはありますが(笑)観ていて飽きない作りではありました。
あとはシュールなのかコントなのかわからないゾマホンや松村・内山コンビのシーンはいらないかなぁ~と...さらに言うならタップのシーンはあまりにも個人的趣味に走りすぎですねー「座頭市」の時はまだ許容範囲でしたが今作では全然いらないと思います。

以上、結構良い方に解釈した感想だとは思いますが、穿った見方をするならばもしかして...

「京野ことみの裸が撮りたかった」

だけの作品かも知れませんね(笑)

「スパイダーマン3」・・・(310)

2007-12-26 00:54:06 | Weblog
「スパイダーマン3」SPIDER-MAN 3
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、他
2007年・アメリカ・139分<レンタル>

<STORY>
今やピーター・パーカーの人生は順風満帆そのものだ。スパイダーマンとしてはNY市民にヒーローとして愛され、大学では成績トップ、ブロードウェイ・デビューを果たした恋人MJとの関係も良好で、ついにプロポーズを決意する。ところが、謎の黒い液状生命体に取り憑かれ、復讐と憎しみの感情に支配されたブラック・スパイダーマンになってしまう。そんな彼の前にこれまでになく手強い敵サンドマンとヴェノムが現れる...

長げぇ~よ!(笑)しかも何コレ?

シリーズ3作目ということでマンネリにならないように(だと思う)新たな要素を入れたんでしょうけど、それがダブル三角関係の「ラブコメ」と何の説明もないままのブラック・スパイダーマンの暴走、そしてニュー・ゴブリンとのタッグ...もう何コレ?としか言いようがないですね~

画面の凄さは認めますが、情報量が多すぎてもうわけわからんような状態ですし、結構スピーディーな割には無駄なシーンが多くて結果的に2時間を超えてしまってますしね...人気シリーズなんでしょうけどそろそろ潮時ではないでしょうか?
後は新監督投入ですかね~「バットマン」「スーパーマン」は最新作が結構良かったので新しい血を入れれば盛り返すかもしれませんね。

あと、相変わらずキルスティン・ダンストがヒロインにあるまじきルックスなんですけど(笑)今作ではブライス・ダラス・ハワードをぶつけるという荒業でどうなることかと思いましたが、うやむやの内にキルスティン・ダンストの勝ちになってて驚きました(笑)...いやいや絶対そっちは取らんだろう~

普通に「vsヴェノム」「vsサンドマン」に過去の叔父殺しを絡ませて90分くらいにまとめたら面白くなってたかもしれませんね...まぁ何にしてもサム・ライミはいい加減寄り道はやめて、そろそろ「死霊のはらわた4」に向けて動くべきでしょう!

「レッド・レターズ/殺人の記憶」・・・(309)

2007-12-25 00:29:34 | Weblog
「レッド・レターズ/殺人の記憶」red letters
監督・脚本・編集:千葉誠治
出演:松田賢二、筧利夫、谷村美月、桶浦勉、木下ほうか、島津健太郎、他
2006年・日本・87分<レンタル>

<STORY>
少女たちを人目の触れない場所へ監禁・拉致した後、廃墟ビルで眠りにつく松本。少女を奪還すべく現れた掛橋と部下は、強引に居場所を突き止めようとする。しかし松本には監禁時の記憶がまったくない。松本の身体の下に隠された手紙の指示に従いビルの別室へ向かうと、そこにはひとりの老精神科医が。その老人の口から、松本の秘密が明かされる...

普段なら多分観ていないと思うのですが、近所のレンタルショップが100円セールをやってたので借りてみました(笑)
ストーリーを見るかぎりではサスペンス・スリラーって感じですが、完全に「ペイチェック 消された記憶」と「メメント」あたりからインスパイアされたと言うかパクッたと言うか(笑)そんな感じです。

まぁパクリの件は置いときまして(笑)やりようによってはもっと面白い作品になったのでは?とも思うのですが、この辺が低予算映画の限界ですかね~良い雰囲気は出てますが引っ張った割にはラストに衝撃は無かったです。

オリジナリティが出せないのなら、せめて元ネタを超えるくらい脚本を練って欲しかったですね。

「ザ・クラウン 炎のリベンジャー」・・・(308)

2007-12-23 01:33:13 | Weblog
「ザ・クラウン 炎のリベンジャー」DER CLOWN
監督:セバスチャン・フィック
出演:スヴェン・マルチネク、トーマス・アンツェンホーファー、エヴァ・ハーベルマン、ゲッツ・オットー、他
2005年・ドイツ・103分<テレビ放映>

<STORY>
任務中に恋人を失ったマックスは、今は恋人を殺害した犯人を探し出すためだけに生きていた。前職を辞し、ショッピングモールの警備員になったマックスは、犯人がモール内にあるものを隠していることを掴む。そんななか、凶悪犯・ツォルベグの手によって、武器輸送車が襲撃された。たまたまその現場に亡き人の妹が居合わせ、誘拐されたことを知るマックス。しかもツォルベグは、かつての恋人殺害事件にも関係していた。復讐を遂げるため、そして失った恋人の妹を助けるため、マックスは闇の刑事となり...

ドイツ製のテレビムービーだそうです。
たまたま予告編を見て観てみましたが、テレフィーチャーとしては結構頑張ってるのではないでしょうか?それとも日本のドラマがまったく頑張ってないので相対的に良く見えたのでしょうか?(笑)

話が途中からって感じなんですけど、もしかしたらテレビシリーズがあってその2時間スペシャルのような位置づけの作品なんですかね?まぁ話がシンプルなので特に困ることはないですけど...ただ設定が「闇の刑事」といういわゆる仕事人みたいな感じだと思うのですが、この作品だけに限ってはそういう要素はあまり感じませんでした。個人的にはその辺を楽しみにしていたので残念です。
あとタイトルが「ザ・クラウン」ですがクラウン(ピエロ)のマスクもほとんど被ってないですね。
まぁツッコミどころも多々ありますが、テレビで気楽に観る作品としては十分な出来かと思います。

残念なのは主役の人がマイク真木から緊張感を失くしたような顔の人で(笑)あんまりカッコよくなかったことと、タイトルにもなってるクラウンのマスクも全然カッコよくないことですね~...このテのアクションはやっぱりスタイリッシュさも大事だと思います。

テレビで観るぶんには全然良いと思いますがDVD借りてきてまで観る作品ではないですね~

「デジャヴ」・・・(307)

2007-12-22 00:09:40 | Weblog
「デジャヴ」DEJA VU
監督:トニー・スコット
製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン、ヴァル・キルマー、ジム・カヴィーゼル、他
2006年・アメリカ・127分<レンタル>

<STORY>
06年2月28日、海軍の水兵とその家族たちを乗せたフェリーが、突如大爆発を起こした。ATFの捜査官ダグは現場を捜査し、爆発がテロだった事を証明。さらに爆発現場の近くで発見された女性の死体も、鋭い観察力で殺人によるものだと見抜いた。と同時に、ダグはその死体の女性・クレアに奇妙なデジャヴを感じる。爆破事件とクレアの殺人が関係あると見たダグは、彼女の部屋の捜索へと向かった。するとそこにあったのは...

「マイ・ボディーガード」に続いてデンゼル・ワシントンとトニー・スコット監督のコンビ作です。

ほとんど情報を入れずに観たので、てっきりサスペンス・アクションなんだと思ってたら...SFだったんですね~驚きました。

タイムマシンを扱った作品はどうしても「ん?」と思うところがありますし、時間軸もあって無いようなものなのでしっかり観てないとわかりにくいですね...私のようにボケ~っ観てるものにはキビシイ作品です(笑)

まぁ相変わらずトニー・スコットはスタイリッシュな画を見せてくれますので、あまり深く考えずに観るのが正解かなぁ~と思います。

「スパイラル・バイオレンス」・・・(306)

2007-12-20 02:02:53 | Weblog
「スパイラル・バイオレンス」THE BACKWOODS
監督・脚本:コルド・セラ
出演:ゲイリー・オールドマン、パディ・コンシダイン、ヴィルジニー・ルドワイヤン、他
2006年・スペイン・94分<レンタル>

<STORY>
78年、友人のポール夫妻が所有するスペインの山荘を訪れたノーマンとルーシーのカップル。狩猟に出かけたノーマンとポールは、納屋の中に監禁された少女を発見し救い出すが...

もうかなり前に観たので完全に憶えてるわけではないですが...これってほとんど「わらの犬」ですよね?
リメイクというわけでは無いようですが、リメイクと呼んでも差し支えないようなストーリーです。

ストーリーだけを見ると私を含め70年代頃のバイオレンスが好きな方は結構期待してしまいそうですが、かなりハズレです(笑)
凄い凶悪な地元民に襲われるのかと思いきや、実はこの地元民たちそんなに凶暴でもなくて、途中でかわいそうになってきます。
まぁ監禁の是非は別にして彼らは「家族の恥(?)」を隠したかっただけなのに、それを暴いて殺し合いにまで発展させたノーマンとポールにはちょっと感情移入しにくいです。

気弱な男が暴力性に目覚めていくという、まさに「わらの犬」と同じテーマで描きたかったんでしょうけど、その理由があまりにも希薄というかイマイチ納得がいきませんでした。

ちなみにゲイリー・オールドマン目当てで観る方...準主役といって差し支えない役ですがあくまで”脇役”ですので。ゲイリー・オールドマンが「わらの犬」で言うところのダスティン・ホフマンの役ではありません。
個人的にはここ最近のゲイリー・オールドマンは以前のような恐い感じがなくて残念です(まぁ結構善人の役が多いのでしょうがないですが...)

「龍が如く 劇場版」・・・(305)

2007-12-19 01:13:07 | Weblog
「龍が如く 劇場版」龍が如く 劇場版
監督:三池崇史
出演:北村一輝、岸谷五朗、塩谷瞬、サエコ、高岡早紀、哀川翔、他
2007年・日本・110分<レンタル>

<STORY>
ネオン輝く不夜城・神室町に、1人の男が帰ってきた。かつて「堂島の龍」と呼ばれた極道・桐生一馬。彼はヤクザたちの襲撃をかわしつつ、犬を連れた少女・遥の母親・美月を捜していた。その頃、極道組織・東城会の預金100億円が、何者かに引き出される事件が起こる。100億円の消失と桐生の出所は、瞬く間に神室町の裏社会に広がり...

PS2のゲームの映画化です...残念ながらこのゲームはやったことがないのでキャラもオリジナルストーリーも世界観も全くわからない状態で観ました。

...まぁ三池監督らしいと言えばらしい作品です。つまりB級ドタバタバイオレンスコメディですね(笑)
北村一輝は非常に良いです。岸谷五朗のキャラもコメディだと割り切ればありだと思います。ただ、塩谷瞬とサエコはいらないなぁ~...もっと桐生と遥の母親探しをメインに100億円を絡めたバイオレンスアクションでよかったのでは?余計なサイドストーリーが加わって話がわかりにくくなってますし、焦点がぼやけてしまってる感があります。

ド派手で勢いがあって相変わらずの三池印になっていると思います。
ただ、この監督本当に出来不出来の差が激しいといいますか、もちろん私の主観なのですが作風は何ら変わらないのに面白いものとそうでないものがあります。
この差はどこからくるんですかね~?やっぱり題材の差なんでしょうか?

私は何かわからないけどとにかく勢いやパワーのある監督が好きなので、基本的には好きな監督ではあるので期待はしてるんですけど、なかなかコレっていう作品が無いですね。(北村龍平監督よりはマシかなぁ~...笑)
せっかくの三池崇史×北村一輝コンビでの作品なのにこの程度の出来では勿体ないです。二人とも関西人なので次回は是非全編大阪弁でのバイオレンスをこのコンビで観たいですね。

「300 <スリーハンドレッド>」・・・(304)

2007-12-18 01:11:02 | Weblog
「300 <スリーハンドレッド>」300
監督・脚本:ザック・スナイダー
製作総指揮・原作:フランク・ミラー
出演:ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディー、デイビッド・ウェナム、ドミニク・ウェスト、ビンセント・リーガン、他
2006年・アメリカ・117分<レンタル>

<STORY>
紀元前480年。スパルタ王レオニダスのもとに、圧倒的な軍力を誇るペルシア帝国・クセルクセス王の遣いがやって来た。曰く、土地と水を差し出さなければ、国を滅ぼすという。しかしレオニダスは遣いを葬り去り、ペルシアと戦う道を選んだ。託宣師のお告げも無視し、テルモピュライでの決戦に挑むスパルタの精鋭たち。その数はたった300人。対するペルシアの軍勢はなんと100万の大軍だった...

正直言ってこのテの歴史ものは苦手なんですけど、予告編なんかを見る限りでは結構迫力もあって楽しめるかな~と思い観てみました。
実際観るまでは史実に基づいた作品かと思ってたんですけど、なんと!あの「シン・シティ」のフランク・ミラー原作のコミックの映画化だったんですね~一応現実にあった「テルモピュライの戦い」がベースになっているそうですが、私は歴史に弱いので(笑)全然さっぱりでございます。

監督は「シン・シティ」とは違うんですけど画面の質感がそっくりですね~...この辺はフランク・ミラーの好みなんでしょうか?
確かに劇画的なダイナミズムは感じるんですけど、その分見ていて疲れる画面ではありますね。

この破滅的美学といいますか、非常に男くさ~い「魁!!男塾」的な世界観(笑)が好きな方であればなかなか手に汗握るアクション大作として楽しめると思います。私もそういう意味ではそれなりに楽しめました。
ただ「シン・シティ」と比べると話が面白くないですね~...原作者が同じということもあってどちらも男くさい、ハードボイルド感漂う作品ですが、内容は「シン・シティ」の方が遥かに面白かったです。

非常にシンプルなストーリーですので、もっとスピード感のある展開でもう少し時間を短くすれば良い作品になったのでは?と思います。