家庭内映画館

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「陽気なギャングが地球を回す」・・・(168)

2006-11-17 00:26:55 | Weblog
「陽気なギャングが地球を回す」A CHEERFUL GANG TURNS THE EARTH.
監督:前田哲
原作:伊坂幸太郎
出演:大沢たかお、鈴木京香、松田翔太、佐藤浩市、大倉孝二、加藤ローサ、他
2006年・日本・92分<レンタル>

<STORY>
銀行強盗未遂事件に偶然居合わせた成瀬、響野、雪子、久遠の4人。「この4人ならもっとうまくやれる!」と考えた彼らは、ギャングチームを結成する。それぞれの才能を生かしたロマン溢れる奇想天外な犯罪計画によって、次々と成功を収める彼らであったが...

伊坂幸太郎の同名小説の映画化。
私は伊坂幸太郎の本は結構好きなので一応楽しみに観たんですけど...ハッキリ言って原作ファンの方は観ないほうが良いと思います。
伊坂幸太郎の持つ独特のテンポ・空気感みたいなものは全く映画からは感じられません。
製作に携わった人の中に伊坂作品が好きな人はいたのでしょうか?少なくともこの監督はあくまで原作のエッセンスを使っただけで、原作の持つ雰囲気を出そうという気はなかったでしょうね...まぁそれはそれで一般受けはしなさそうですが...(笑)

私が最近観た作品では「約三十の嘘」や「サマータイムマシンブルース」なんかと近い作りですね...いわゆる日本の一般的な娯楽作品といった感じの仕上がりです。

時間も短いですし、暇つぶしに観るにはいいかもしれませんが、真剣に観るとちょっとムカつくかも(笑)...シンプルな娯楽作品ではありますが、お世辞にもよくできた作品とは言えませんね。


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2 コメント

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おひさしぶりです。 (ぐりりん)
2006-11-19 12:48:55
この映画は劇場で観たんですけど・・いまいち筋が解りづらかったです。(原作ファンがみんな怒ってるんですけど・・原作読んでないもんで・・。)
キャストは豪華ですよね。でもな~んか残るものが無い映画・・でした。「スティング」が好きなんでその日本版を期待して観にいったんですが・・各俳優の演技については申し分ないとおもいますよ。
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可も無く不可も無く (ONE OF THE BROKEN)
2006-11-20 22:55:36
確かに基本的な狙いは「スティング」のようなスタイリッシュで痛快な詐欺コメディなんでしょうけど...どうにも中途半端な印象は拭えないですね。
原作者の伊坂幸太郎はなかなか面白い本を書くので、また機会があれば原作を読んでみてください。
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