おねえちゃんの独り言

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(・・・って、そのまんまだけど)

やっぱり大失敗(単なる愚痴です、ハイ)

2007-11-09 16:20:07 | Weblog
 前回、「助産婦選びは失敗とまでは言わないけど」と書いたが、撤回。大失敗! 超失敗! もちろんすべてが初めてのことばかりだし、そもそもつい最近まで自分が子どもを産むなんて想像もしていなかったから予備知識も限りなく乏しい状態で、しかも何軒か断られた後で結構あせりながら選んだ助産婦。最初に話を聞きに言った際、何を質問すればいいかも分からなかったし、いい人そうに見えた(実際、別に悪い人ではないんだろうけど)。例え他の助産婦の選択肢があったところで、何を基準に選べばいいかも分からなかったし、あの時は他にどうしようもなかったことは事実。だから、ぐたぐたと後悔しても仕方がないのだが、それにしてもマジで大失敗だった・・・
 それまでもなんとなくイヤではあったが、37週の月曜日に彼女からかかってきた電話で絶対に許せなくなった。胎児が自宅出産には小さ過ぎるかもしれない、5パウンドないと自宅出産はできないから、提携している医者のところに行って超音波検診を受けてくれないと困る、などとぬかした挙げ句、「携帯のバッテリーがないからかけ直す」と一方的に電話を切りやがった。こちらは、私自身が完全にキレた。
 あんなぼったくり医者のところへなんぞ2度と行く気はないし、そもそも超音波から概算した胎児の体重なんて15%〜20%の誤算が当たり前で、何の意味もない。それまでもなにかにつけて検査を勧める態度に不信感を覚えていたが、この電話で決定的に。要するにあんたは第三者が出した数値が欲しいだけなんでしょ? なにかあった時に自分の責任を回避するために見せる、他人が出した数値が必要なだけじゃん。その数値が正確かどうか、意味があるかどうかなんて、関係ないんでしょ? それか、余程自分の経験と勘に自信がないのかね・・・???
 しかも!!! そもそも5パウンドないかもしれないという予測自体がおかしい! 5パウンドといえば、約2300グラム弱。私もダンナももちろん素人だけど、私たちがお腹に触ったって、その時点で5パウンド未満なんてことはどう考えてもあり得なかった。それまでもなにかにつけて「小さい、小さい」と人を不安にするようなことばっかり言いやがって。あんた、よっぽど巨大な胎児にしか触ったことないんじゃないの?!
 完全にキレた私は、以降、この助産婦からの電話は無視。留守電には、「超音波を受けてくれないと私はあなたの自宅出産に立ち会えない」というような、こちらからしてみたらほとんど脅迫じゃん?!みたいなメッセージが残されていた。
 どんなことがあっても、例え金が2重にかかろうと、こんなヤツにお産という大切なイベントに立ち会われるのは死んでもイヤだ! そもそも2度と顔も見たくない! というわけで、月曜の夕方から急遽、新しい助産婦探し開始。
 運がいいことに、10月に久々に会った友人から、彼女の友人が予定日ギリギリでも「Birth Center(助産院のようなところ)」に受け入れてもらえたという話を聞いていた。この「Birth Center」というのは、実に重要なキーワードだ。「Midwife(助産婦)」で検索したところで、個人の有能な助産婦がこんなギリギリに受け入れてくれるハズがないし、そもそも個人では検索にたくさんひっかかり過ぎる。善し悪しの判断も難しいし、個人だと連絡もつきにくい。片っ端から話をするだけで時間浪費&エネルギー消耗してしまう。「Birth Center」であれば、まず受付のスタッフがいるから大抵は1回で電話が繋がるし、口コミサイトのようなところに利用者の評価が書いてある確率も高い。抱えている助産婦も複数なので、受け入れ体勢にも余裕がある。
 残念なことに、約半年前に助産婦を探した時は、この「Birth Center」というキーワードは頭に浮かびもしなかった。もしかすると単語自体、知らなかったかもしれない。「Midwife」という単語だって、この時に初めて知ったのだから。
 10月に会った友人には本当に感謝!である。「Birth Center」でいくつかピックアップした中の1軒が「11月出産予定なら受け入れられる」とのことで、水曜に話を聞きに行くことになった。
 そこは口コミサイトでも「話をじっくり聞いてくれる」などと評判が良かったのだが、実際、私の話をきちんと聞いてくれて、賛同もしてくれた。両親が(あくまでアメリカ平均と比べて)小柄なんだから赤ちゃんも小柄で当たり前、日本人のクライアントも多いからその辺はよく分かっているし、何の問題もないと言ってくれた。超音波による推定体重が全く正確ではないという件についても全面的に同意してくれ、「私は超音波なんかより自分の手を信じる」との心強いお言葉。それでこそ助産婦! そういう人じゃなかったら、病院を拒否してわざわざ自宅出産を選んだ意味がない! そして私のお腹を触り、「今の段階で5パウンド半はあるから、絶対に大丈夫」と言ってくれたのである♪
 助産婦の大切な仕事の1つは、クライアントを安心、リラックスさせることだと思うのだが、前の助産婦は正反対。いつもイライラ、不安にさせられ、会う度にストレスだった。1回でも会う回数を減らしたくて早く産まれてくれと願ったり、陣痛が始まっても本当に産まれそうになるギリギリまで呼ぶのはよそうと誓ったり、今にして思えば最悪だった。考えれば考えるほど腹が立ってくる。
 自分でもびっくりなのだが、助産婦を変えると決めた水曜日の夜から、急に寝付きが良くなった。それまではほぼ毎晩、ベッドに入ってから何時間も眠れず、何度もトイレに行ったり気分転換にリビングに移動してみたりストレッチしてみたり、本当にしんどかった。しかし妊娠中、特に妊娠後期の不眠はよくあることだと聞いていたので、そういうものだと諦めていた。まさか助産婦によるストレスが原因だったとはね〜。まったくもって驚きである。
 新しいBirth Centerは少し高く、契約時点すでに38週だったので割り引いてはくれたが、それでも2800ドルかかるのがチト痛い。しかし、お金には換えられないから仕方ない。大切なイベントを思い出すのもイヤな悪夢にはしたくない。新しいBirth Centerの助産婦は2人いるが、2人とも非常に好感が持てる。アドバイスも適切だと納得できるし、私と、意見というか、要するにウマが合う。こんなギリギリなのに、良いところに受け入れてもらえただけでも感謝しないとな。
 新しいBirth Centerスタッフ一同の「前の助産婦は絶対に一部、返金すべきだ」というアドバイスを受けて、一応、契約解除を通知する手紙に一部返金の要求も書いたが、返してくるかなぁ〜? 手紙を送ってから約1週間、返すとも返さないとも返事なし。今は余計なストレスを抱え込みたくないので、この件についてはとりあえず放置状態。産まれた後で、あるいは向こうの対応を待って、またじっくり考えよう・・・
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