朝、玄関ドア隣のブラインドを開けたら、庭にウサギが二羽(早口言葉?)いた(本文とは関係ありません)
ここのところ、供給が需要を上回っている、アメリカの新型コロナワクチン。余剰ワクチンをなんとか消費しようと(?)各州政府はあの手この手でやっきになっている。オハイオ州やニューヨーク州が新たにワクチン接種を受けた人を対象とする宝くじの実施を発表したもんで、いいな~、とか、賞品目当てにすでに規定の回数接種したことを隠してまた接種するヤツが絶対に出てくるよな、とか思っていた。
そうしたら、リコールされそうで州民の人気取りに必死な我がカリフォルニア州のニューサム知事も、ワクチン宝くじの実施を発表した。50000ドル×15人の抽選を2回と、150万ドルの大賞の抽選を1回、さらに新たに接種した人にはもれなく50ドルの商品券という大盤振る舞いだ。他州と異なり、抽選に関してはこれまでに接種した全州民が対象ということで、不公平感がなくていい。
CDCの接種カードの写真でも添付して応募するのかと思ったら、改めて応募する必要はないときた。接種した人は自動的に抽選の対象になるのだとか。うぅ~む、なんだか今ひとつ信用できんなぁ。漏れがありまくりそうだし、それを確かめるすべもない。大規模接種会場なりドラッグストアなりが全接種者の情報を、州政府に提出するってこと?
さらに、当選者には電話で通知するという。今や全音声通話の6割がロボコール(録音メッセージによる、宣伝や詐欺を目的とした迷惑電話)と言われているアメリカで、知らない番号から個人宛にかかってきた電話に出るヤツなんか、いるかよ!
いやいやいや、この情報を聞きつけて、今頃詐欺師グループが着々と準備を進めていると思うな。ワクチン宝くじ抽選発表のタイミングに合わせて、いかにそれらしい電話をかけて個人情報をだまし取るか、シナリオを練りまくり中だろう、絶対に。
万が一、抽選日に知らない番号から電話がかかってきて出たとして、それが本物かどうか、どうやって見分けろ(聞き分けろ?)というのだろうか・・・。もし相手が自分のフルネームを知っていて、当選金を振り込むから口座番号を教えてくれとか言われたら、普通は教えちゃうよねぇ。
・・・・・などなど、いろいろといらぬ心配をしてしまう今日この頃。当選することはまずなくても、便乗した詐欺電話がかかってくる確率は当選するよりはるかに高いわけで、まったくの無用の心配、捕らぬ狸の皮算用というわけでもないあたり、非常に悩ましい。