おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

インターネットのトラフィックスクール

2012-06-08 23:51:26 | Weblog
 前回も書いたが、どうも最近、ロクなことがないというか、金を失うことばっかりだ。どうやら引っ越してから、ロクなことがないみたいだ。
 別に今の家が悪いわけでは、まったくない。前の家と比べて、家賃+光熱費の合計が5割増しになった分に見合うぐらいの価値はあると、今のところ思っている。ここに引っ越したことで、ストレスもアレルゲンもティッシュの消費量も激減して、本当に良かった。5月に入って以降、平均週5日は泳いでいるぐらい、プールも大活躍である。(前の家のプールは、7月8月のハイシーズンの中でもよほど暑い日でないと寒くて泳げなかった)
 ただ、タイミングが悪かったし(なにしろ急だったし)、引っ越しという行為そのものが、何度も書いているように大嫌いというだけでなく、本当にこの上ないストレスの源、人生の無駄なのである。
 引っ越しに伴うストレスや無駄や怒りの数々は次回に回すとして、今回は先日スピード違反で捕まった顛末について・・・

 最近は滅多に警察に捕まらないし(当たり前だ!)、違反切符はもらったものの、これからどうなるのか全く不明。アホ警官は、違反切符の運転者の住所欄に古い住所を書いていやがる(免許証の裏に新しい住所が書いてあるんだから、ちゃんと裏も見ろよ! しかも違反切符の車両欄には、名義は運転者と同じながら現在の住所が書いてある。普通、車両登録の住所が違う時点で?と思って運転者の住所も再確認するだろーが、このドアホ!)。こちら、違反切符をもらうのに慣れていないから(だから当たり前だってば)その場ではそんなことには気づかず、家に帰って違反切符をよーくよく見て初めて住所の誤りに気づく。
 普通は違反切符を切られて少しすると、いくら払えとか今後の手続きとか書かれたものが郵送されてくるような気がするが、前述のように違反切符の住所が間違っている。どうなるのか不安なので自ら裁判所に出向くことにする。
(アメリカでは、なのか、カリフォルニア州では、なのか、不明だが、交通違反の罰金などの取り扱いは郡の裁判所が行う)
 手荷物と自分のX線検査を抜けて(アメリカでは裁判所や連邦政府の建物に入る場合、検査があるのが普通)交通裁判所の窓口を探しながら歩いていくと、あったあった、そこだけ4~5人並んでいるのが交通裁判所の窓口だった。ほどなく自分の順番になり、違反切符を出すと、「トラフィックスクールに行く?」と聞かれる。自動車保険が上がるのは困るので「行く」と答えると、「トラフィックスクールの登録料が69ドルで、合計449ドル」とのこと。
 ・・・、そんなに高いんですかい?! たかが16マイル超過で380ドルの罰金かよ! 10年ちょい前に確か25マイル超過ぐらいで捕まったけど、罰金なんてせいぜい100ドル台だったような気がする。ったく、財政難だからって文句を言えないようなところからここぞとばかりにふんだくりやがって!

 で、お次はトラフィックスクールである。州の規定で違反の減点を消してもらいたければ8時間の講習を受けることが義務づけられている。10年ちょい前はフリーランスの独り身で、インターネット講習というのもよく分からんし、と、物理的に講習を受けに行った(実に退屈ながら、他の受講者たちを見てある意味社会勉強にはなった)。しかし今は家族もいるし昨今はガソリン代も高いし、やっぱインターネット講習にするべきか。
 そこでちょこっと検索してみたところ、インターネット講習の大まかな仕組みが分かった。自分も検索に引っかかった人様の体験談に助けられたので、この先はインターネットのトラフィックスクールを受講しようかと迷って検索し、たまたまこのページに流れ着いた人のために自分の体験談を書くことにする。
 最初は、検索結果に詳しい攻略法(?)が載っていた「Warp Speed Home Study(http://www.warpspeedhomestudy.com/)」を受講しようと思ったのだが、ロサンゼルス郡の裁判所のウェブサイトにあるトラフィックスクール一覧に何故か載っていないのでパス・・・
「Safety-USA(http://www.safety-usa.com/)」も詳しい体験談が乗っていたが、インターネットにしては受講料が高そうなので、これもパス。(裁判所で罰金と一緒にトラフィックスクール登録料として69ドルも取っておきながら、トラフィックスクール自体に払う受講料はまた別なのである)
 ただ、上記の体験談の最後に他の評判が良い(とされる)トラフィックスクールがいくつか載っていた。「GoodByeTicket.com(http://goodbyeticket.com/)」は「10分程度で終わることも」と書かれていたので、こりゃーいい、とまずはアクセス。登録を始めてみたのだが、自分の違反切符を扱っている裁判所を選ぶ段階になって問題発生。違反切符には「West Covina Courthouse」としか書かれていないのに、このサイトの選択肢は「West Covina / Citrus Courthouse」となっている。多分これで合っているのだろうが、万が一にも間違えたらしゃれにならない。
 ということで、第二候補、「受講料も安く、時間もあまりかからず、サポートも良い」らしい、「Ticket Toaster(http://www.tickettoaster.com/)」にアクセス。裁判所の選択肢は「West Covina (Citrus) Courthouse」となっていたが、こちらは名前だけでなく住所も載っていたので、これで正しいことを確認できた。もう面倒なので、そのまま登録を続けて、いざ講習に突入・・・
 全体は8章に分かれており、各章のテキストのページを進んでいくと最後に5問の小テストが出てくる。ここで4問以上正解しないと、次の章に進めない。テキストなんかもちろん読んでいないので当然間違えるのだが、2問以上間違えた時はブラウザの「戻る」機能を使えば、ランダムに選ばれた別の5問が出てくる。何回か繰り返していると同じ問題が出てくるので、それまでの解答と正誤を覚えていればそのうちパスできる。
 程なく要領が良くなり、テキストのページを開く度に「全選択→コピー→テキストファイルにペースト」を繰り返し、テストの時にはこのテキストファイルを検索するようになる。この方法だと、ほとんど全問正解であっという間に8章全部終了。
 ところが、最終テストのページが開けない。どうやら州の規定が「8時間の講習」なので、テキストを開いた状態で一定時間(このサイトの場合、8時間からテストの時間を差し引いた6時間半ぐらいか)経過しないと、最終テストを受けられないらしい。すでに小テストは全部パスしちゃったし、今さら他のサイトを試す気にもなれないので、仕方ない。テキストのページを開いた状態でパソコンを放置することにする。しかーし! しばらくしてパソコンを見ると、勝手にログアウトしているではないか・・・! 20分間何もしないと、勝手にログアウトする仕組みだそうな・・・。とほほ・・・
 仕方ないので18分ごとにアラームを鳴らし、次のページを開く、ということを延々と繰り返す。午後はもちろん(?)プールで遊びながら、アラームに促されて18分ごとにプールサイドのノートパソコンをクリック・・・なんだかなぁ・・・。それにしても、6時間余、それを繰り返すのって長いよ~、気が遠くなりそうだった。
 午前中に始めて夕方にはどうやら規定の時間をクリア。いったんログアウトして子どもが寝た後で最終テストを受ける。これは50問あって、合格ラインは40問正解。もちろん各章の小テストをパスするために保存したテキストファイルを使うので落ちることはないのだが、それでも50問もあるのでなかなか面倒だ。たまにキーワードが不適切なのか、検索してもそれらしい解答が見つからないこともある。それでも(当たり前だが)一発で合格し、晴れて修了証が発行されることになる。
 私が検索で見つけて読んだ体験談はどれも、修了証が郵送されてくるので、それを持って裁判所に行った、となっていた。修了証を裁判所に郵送してもいいのだが、そこはアメリカ、郵便事情が信用できない、紛失したら洒落にならないので自ら裁判所に行って提出するのである。しかし私の場合、修了証はトラフィックスクールが自動的に当該裁判所にファックスするとあり、約半日後に「ちゃんとファックスしといたよ」というメールが届いた。最近はどこもそうなのか、郡によるのか分からないが、なんだかそれはそれでチト不安。自分の手で裁判所に持って行ったほうが安心できるよなあ。
 それと、サイトにログインした状態で一定時間経過しないと最終テストを受けられないという問題。私が読んだ体験談や紹介文にはどれも、一言もそんなことは書かれていなかった。これも最近はどこもそうなのか・・・。あんなテキスト、全ページどんなに丁寧に読んだって6時間もかかるわけないんだから、そんなに律儀にやんなくたっていいのに。世の中ってのは、まったくもってどうしてこう、何から何までどんどん生きずらくなっていくのかね~
 というわけで、なんとか無事に終了したこの「Ticket Toaster」の受講料は、ファックス代込みで14.95ドルなり。本当に無事かどうかは、2週間程度経ってから裁判所のウェブサイトにアクセスして、自分の違反記録がちゃんと修正されていることを確認するまで分からないけどね~(サイトにも、ちゃんと自分で裁判所に確認するべし、と書かれている)
 ちなみに前述のトラフィックスクール紹介には、私が受講したところよりさらに50セント安い「Happy Traffic School(http://www.happytrafficschool.com/)」というところも載ってました~。ご参考までに・・・

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