10月2日に赤ちゃんを産み、母性本能に従ってかいがいしく子育てをしていたモジャ。最初の5日間は順調だったのだが、7日の金曜日、ケージの掃除のために一回外に出したのを機に、まさかの育児放棄・・・! というか、乳児虐待(???)。
(前夜はこんな感じで仲良し親子だったのに・・・)
モジャは元々、他のモルと仲良くできない性格。その分、人間に対しては他のどのモルよりも人なつっこいのだが、他のモルに対しては敵意むき出しで攻撃する。特にラッシーと一緒にすると、血で血を洗う戦いを繰り広げる。三毛とは、一時期、クロちゃんも含めて3匹で一緒に暮らしていたのだが、いったん別ケージに移ったが最後、今では三毛とも一緒にすると攻撃するようになってしまった。
逆にラッシーも三毛も、別段、子モルをいじめるようなことはない。特に父モルであるラッシーは、モジャのいないところで子モルと仲良く遊んだりして、「なんだか両親が別居して母親と住んでる子どもが、こっそり父親に会ってるみたいだな」と苦笑していたぐらい。そんなわけで、モジャ一家のケージの掃除に際して、モジャだけ芝生で勝手に遊ばせて、子モルたちをラッシー&三毛のケージに入れたのが気にくわなかったらしい・・・(他に理由が思いつかない)
掃除を終えてモジャと子モルたちをケージに戻すも、すっかり発狂モードのモジャは慕って寄ってくる子モルたちを突きまくり蹴散らし、子モルたちはキューキューと悲鳴を上げ、固まっておびえて震えている始末。
#これは困った・・・!!!
とりあえず生後5日間は授乳していたから、今親モルと離しても死ぬことはないだろうが、やはり母乳に勝る栄養はない。いくら頑張って他の物を食べさせても、栄養不足になりそうで心配だ。何より子モルたち自身が、母モルであるモジャが恋しくて、子モルだけではろくに食事も喉を通らない様子である。
一方のモジャは完全発狂モードで、ケージの鉄柵をがちがち音をさせながら凶暴にかじったり、サイレンのように大声で鳴きまくったり、大荒れである。好物のレタスでご機嫌を取ろうとすると、まるで猛獣が獲物の肉を食いちぎるかのように顔を大きく振り回してレタスの破片を飛び散らせながら3日間何も食べなかった後のような荒れた食べ方をする。困ったなぁ・・・
そこで、↑のような感じにケージを仕切ってみた。しかし、生まれたての子モルは仕切りの格子の隙間を通り抜けられてしまう。止めても、何度戻しても、すぐに格子を通り抜けてモジャのほうに行っては、攻撃されてキュンキュン鳴きながら子モル側に戻ることの繰り返し。どんなに邪険にされても、何度突かれても、母モルが恋しくて、たくさん置いた餌もロクに食べずに↓のように母モルをじっと見ている姿にウルウル・・・
試しにモジャを抱っこしてみると、当然ながらお乳が張っている。モジャだって、授乳だけでもしたほうが楽になるだろう、ということで、私がしっかりモジャを膝に抱き、上体を起こして胸のあたりに手を回した状態でさらに子モルを膝の上に置き、強制授乳。授乳中、モジャにはレタスを食べさせて暴れないようにする。両手ふさがってるどころか、手が3本も4本も欲しいぐらいの作業でさすがに写真は撮れなかったが、世界中でモル親子にこんなことしてるヤツって私ぐらいだよな、と、内心苦笑・・・。久しぶりにたっぷりお乳を飲んで、子モルも少し落ち着いた様子。
場合によって、自分が寝る前にもう一度、強制授乳かなぁ、などと思いつつ、いつものように家族が寝た後で一人あれこれとパソコン作業。もう面倒なのでずっとは見ていなかったが、モジャケージのほうからは、相変わらず時々子モルがモジャ側に突入しては攻撃されて鳴く声が聞こえてくる。その声や物音もそのうちにあまり聞こえなくなり、モジャも子モルも疲れて寝たかな・・・?と思いながら様子を見た11時半。
ナント、モジャと子モル2匹が同じイグルー(写真に写っている、水色や緑のモルの隠れ家)に入って密着しているではないですか!!!
#あああ!!! 良かったぁ~~~!!!!! これで安心して眠れる!!!
というわけで、モジャの発狂発作(?)は半日で収まり、また元通りの仲良し親子に戻ってくれて本当に助かった。それにしても、これからはモジャの見ている前で子モルたちをラッシーや三毛と遊ばせないように、くれぐれも気をつけないとなぁ。
(私が寝る直前には、前夜同様、こんな感じに戻ってくれて、ほんっとぉ~~~に良かった♪)