おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

超法規的殺人

2016-09-23 23:09:53 | Weblog
 本当に、世も末だとしみじみ思う。昨今、世界中のあちこちできな臭いことはさて置いても、アメリカ国内の惨状には目を覆いたくなる。思えば20世紀の後半、「世も末=世紀末的」といったように語られていた気がする(使ってる字も共通してるしね・・・???)。20世紀は戦争の世紀なんて、今とはってはとんだ見当違いのお笑いぐさな呼び方もされていた。
 でもって、21世紀はどうよ? いきなり最初の年にワールドトレードセンタービルが衆人の目の前で崩れ落ちた。物理的な戦争だって一向になくならないどころか、黒幕が分からないように巧妙化しただけで、地域によっては今や常態化している。
 そしてアメリカでは、各地で丸腰の市民を警官が「処刑」しまくっている。どうして最近、こんな事件ばかりなのか? あれだけ各地でデモが起きたり警官に対する「逆処刑」まで起きているというのに、遅かれ早かれ現場の動画が拡散して大ニュースになってデモが起きて批判にさらされることはわかりきっているのに、どうして警官どもはバカの一つ覚えのように「処刑」を繰り返すのか? 昔はKKKがやっていたことを、今は警官がやってるわけだ。数年前にフロリダで丸腰の黒人少年を射殺した「自称・自警団」の気違い男ジマーマンと、やってること変わらんじゃん。これが21世紀のアメリカですか・・・???
(アメリカの現状にあきれているだけであって、どこか他の国のほうがマシだなどと言っているわけではないので、誤解のないよう・・・)
 思うに、こういう「処刑」はこれまでもずぅ~っと脈々と行われてきたのである。何も最近になって急に頻発しているわけではなく、これまでは闇に葬られてきただけなのだ。それが最近は、誰もがスマホを持っていていつでもどこでも動画を撮影してネットに暴露できてしまう、だから隠しきれずに報道されてしまっているという、ただそれだけのことなのだろう。
 国家(あるいは公務員)による市民の人権侵害については、大抵の国で枚挙にいとまがなく、また国家権力というものは「そういうものなのだ」とも言える。だから私はどちらかというとアナーキストなわけなのだが、それはさておいて、丸腰の黒人を平気で迷わず撃ち殺す警官と、トランプの支持層がだぶって見えて仕方がない・・・
 フィリピンでは、「フィリピンのトランプ」などと呼ばれていたドゥテルテが圧倒的な支持を得て大統領になり、薬物犯罪容疑者らの「超法規的殺人」を推奨。すでに3000人が殺されたなどと報道されている。私個人の意見としては、それもアリかなと思うし、中南米の国々でもドゥテルテみたいな大統領を選んだほうがいいんじゃないの、と思ってしまうのだが、それはともかく、アメリカはドゥテルテ大統領に対して「人権侵害」だと「余計な口出し」をしているらしい。
 ドゥテルテ大統領がこれまでのアメリカ同盟国の代表と違うところは、アメリカ大統領に対してもアメリカを代表する政府筋の人間に対しても、平気で悪態をつき、全く言うことを聞かない点である。普通、大国アメリカの言うことを「聞くフリ」ぐらいはするものだが、まったく耳を貸さないどころか、放送禁止用語で罵倒したとかしないとか。ここまでくると、なかなか痛快である。
 薬物犯罪容疑者らの「超法規的殺人」を人権侵害などとのたまうアメリカに対して、「米軍はフィリピンから出て行け」と逆ギレ。「『米国と一緒にいる限り平和は訪れない』と話し、米国統治時代に同島で米兵が住民を殺害した事件に触れた。(朝日新聞デジタルより)」そうだが、この発言なんか、たとえば沖縄の人からすれば、まさに「我が意を得たり」だろう。
 あ、いや、私が言いたかったのは、アメリカに「『超法規的殺人』が人権侵害だ」なんて言われたら、米国統治時代なんて古い話を持ち出さなくても、ドゥテルテ大統領は「お前の国の警官だって、丸腰の、多くは無実かせいぜい微罪の市民を、平気で『超法規的殺人』しまくってるじゃないか」と言ってやれよ、ということである。
#アメリカにこんなことが言える同盟国代表は、あんたしかいない!

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赤ちゃんモル♪

2016-09-03 13:51:16 | Weblog
8月2日生まれの赤ちゃんモル、順調に大きくなってます♪


狭いところに無理矢理ぎしぎし・・・


モルにも、丸い目(茶色の子)とか切れ長の目(黒の子)とか、あるんですよ~



体重は、生まれた時の約3倍になりました♪
順調に育ってうれしいような、里子に出す日が近づいてきて寂しいような・・・

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