家賃ぼったくり

　ここ最近のロサンゼルス界隈の家賃の高騰には閉口している。１年前にアパートを探した時にも相場が上がっているなあとは思ったのだが、この１年の間にさらに急騰したようである。元々、増加を続ける人口に対してアパートの供給が不足気味だったところへもってきて、日本でも（というか、世界的に）ニュースになっているサブプライムローンの破綻で一軒家を手放した人たちがアパートを必要としている。もう完全なる売り手市場である。
（アパートとは、賃貸集合住宅全般を指しており、日本風に言うところのマンションや団地なども含まれる）
　新規に借りる時の相場が高いことはもちろん、住み続けていても毎年家賃が上がっていく。それでも多くの地域には「レントコントロール」と呼ばれる規制があり、無制限に家賃を上げられないようにはなっている。例えば、毎年最高３％など、家賃を上げられる上限が設定されている。もちろんレントコントロールがあったところで、収入はそんなに毎年あがるわけでもないのに家賃ばかり上げられても困る。しかし引っ越したらもっと金がかかる。最悪である。
　ところが！　どうやら今私が住んでいるエリアは、レントコントロールすらないらしい。契約２年目に入る２月から、現在1150ドルの家賃が1200ドルになるという通知が来た。すげームカつく。
　そもそも今の1150ドルだって、最初からかなり高いと思っていた。しかしながら、２台分の屋根付き駐車場が使えるという条件を優先した結果、他に選択肢がなかったのである（そのせいか、うちのアパートは１人で住んでいる＝車が１台しかない、という部屋が非常に少ない）。屋外駐車場１台分で良ければ、もっと安くて広いところがいくらでもある。・・・というか、あった。少なくとも１年前にアパート探しをしていた時には。
　しかし去年の11月末に空いた、うちより狭い部屋は、1200ドルだか1250ドルだかという高い家賃にも関わらず、すぐに入居者が決まっていた。世間の新規入居の家賃相場が相当高いということだよなぁ・・・
　値上げ幅だって、レントコントロールがなかったら管理者次第。うちとほぼ同じ時期に入居した別の部屋の家賃は一気に100ドルも上がったらしい。試しに今月末に空く、うちのアパートで一番広い部屋がいくらか聞いてみたところ、1675ドルなどとぬかしやがった。今の住人は1500ドルで住んでいるというのに、いきなり175ドルも上げるか？！　1600ドルまでだったら移ってもいいかなと思っていたのだが、止めた止めた。その調子で毎年上げられた日にゃぁ、すぐに2000ドルになってしまう。
　妥協点を探した結果、来月下旬に空く1300ドルの部屋に移ることで落ち着きそうだ。今より少し広く、上階、ベランダ付き、日当り良好ということで、1300ドルはムカつくけれども仕方ない。（実際には、追加駐車場１台分35ドルと、敷地内の物置も50ドルで借りているので、毎月の支払いは1385ドルである）
　それにしても本当に勘弁してほしい！　住宅バブル崩壊で一軒家の売値は下がっているらしいけど、その代わり（？）家賃がこんなに急騰したんじゃ、家を買う気も金もない庶民はとてもじゃないけどやってられん！！！
（ということで、「不運なドメイン」の話の続きは先送り）

受難のドメイン

　約８年前から制作を請け負っているウェブサイトがある。当初から独自ドメインで運営しているのだが、これがまた実に受難のドメインなのである・・・
　当時はドメインの登録業者が限られていたし、個人が独自ドメインを取得することはあまり一般的ではなかった。日本に、独自ドメインを置ける安いレンタルサーバもあまりなかった。そんなわけで、アメリカのレンタルサーバ業者を利用してサイトをオープンした。今も昔もアメリカの業者の対応がいいなんてことは滅多になく（最近は日本の業者の顧客対応もどんどん悪くなって、ワールドスタンダードに近づいてるけど）、よく覚えていないが、この最初の業者はムカついて利用を止めた気がする。
　次の業者は、利用開始時の対応がアメリカとは思えないほど良かった。質問にもていねいに答えてくれてちょっと感動したのだが、ある時、サーバにアップしてあったデータをきれいさっぱり飛ばされた（消された）。普通はこういうことが起こっても、業者側が復旧するものなのだが、サーバのデータをバックアップしていなかったのか、バックアップデータも一緒に飛んだのか、この時は自分ですべてのデータを再度アップロードする羽目に陥った。しかも確か、旅行中だったか出張中だったか、最悪のタイミングで飛ばされたような気がする。これをきっかけにレンタルサーバを変えたくらいだから、かなりひどい目に遭ったのだろう（すでに記憶があいまいだが）。
　さて、時すでに2002年。この頃になると、日本でも独自ドメインを使えるレンタルサーバを安く借りられるようになってきた。なんだかんだ言ってもまだまだ日本のほうが平均的顧客対応はいいし、サービス内容を見るにも問い合わせをするにも、日本語のほうが分かりやすくて楽である。
　いくつもの日本のレンタルサーバ業者のサービス内容を比べた結果、今度はJoe's ウェブホスティングという業者を使うことにした。確か年間の利用料金が２〜３万円で、サーバ容量は無制限に使えるというプランだった。ところがどっこい、このJoe's のレンタルサーバにドメインを移転した直後に。またしてもサーバ上のデータを見事に飛ばされたのである・・・
　今まで、自分のもの他人のもの合わせて10を超えるドメインを運用してきたが、サーバのデータをすべて飛ばされたことがあるのは、このドメインだけだ。しかも２回も！　まさに受難のドメインである。
　さらに悪いことに、この時、私は日本にいた。実家の電話回線を使い、電話料金を気にしながらダイヤルアップでインターネットに接続している身。今ほどインターネットカフェや漫画喫茶が乱立していない中、結構苦労してパソコンを持ち込めるインターネットカフェを探し、わざわざ出かけて行って必死でサイトを復旧した。交通費、インターネットカフェの利用料金、無駄にした時間の補償をJoe'sに請求したいぐらいだった。
　バックアップも含めたデータ消滅の原因は、Joe's の説明によるとハッカーの侵入ということだった。顧客に事情を説明するメールから、先方もかなりあせって動揺している様子が伝わってきたし、当然のことだが平謝り状態だった。ここでもっと怒れば良かったのだが、契約期間１ヶ月無料延長などという子どもだましの補償で許してしまったというか、逆に同情してしまったのが大きな間違い。よせばいいのに、（移転先レンタルサーバのリサーチやコンテンツの移動が面倒くさかったという理由も多分にあるが）１年後に契約を更新してしまったのである・・・
　トラブルはいつも、契約直後にやってくる。契約を更新したすぐ後、今度はJoe's によって故意に、サーバを止められたのである。Joe'sが送りつけてきたメールに責め口調で書かれていた理由は、画像掲示板がサーバに高い負荷をかけていて他の利用者の迷惑になるから、だそうだ。
　・・・・・・。まったくもって、言いがかりも甚だしい。当該サイトには、画像掲示板はおろか、普通の掲示板すら置いていなかった。さすがにムカついて、そう返信すると、今度は当該サイトに置いていたムービーが問題だと言い出しやがった。いくら容量無制限と言っても、無制限にムービーなんか置かれたら困る、というような言い草だったと記憶している。
　今で言うなら「逆ギレ」である。振り上げた拳を素直に下ろして謝ることができず、重箱の隅をつつくようにあら探しし、難癖をつけてきやがったのだ。
　確かにムービーは置いていたが、長いものでも１本が30MB程度。パスワードを持つ限られた人だけが視聴できるムービーで、アクセスが集中してサーバに過大な負荷をかけるようなものでは断じてない。合計使用容量だって、せいぜい350MB程度。もっと安い料金で500MB程度使用できるレンタルサーバはたくさんあるのに、350MB程度で文句を言われたんじゃ、２万円以上も払って「容量無制限」のプランを使っている意味がまったくない。
　本当にムカついて、すぐにでもサーバを移転したかったのだが、前述のように１年契約を更新したばかり。中途解約してもすでに払った金は戻ってこない。仕方なく、ムカつきながらも契約満了までJoe'sを使用したのだった。
（そろそろ「片手で赤ちゃん抱っこ、片手でタイプ」状態に疲れてきたので、続きは次回に）

RAMBO

　RAMBO、１月25日公開だって・・・
　そこここで宣伝を見かける・・・
　くぅ〜〜〜〜〜、劇場で観たいぃ〜〜〜〜〜！！！！！　でも絶対無理。
　このためだけにベビーシッターを雇いたいぐらいだ。

とほほ…

　たまに夕食の用意を手伝ったら、右手中指の先を切ってしまった。大して痛くはないけど、血が止まらないのでガーゼでぐるぐる巻き。超不便。
　それでなくても左腕で娘を抱っこしながら、右手だけでパソコン、とか、右手だけで食事、とか、不便な生活してるのに。さらに不便になってしまった・・・
　先週は娘がタイミング良く寝てくれなくて、１回も泳ぎに行けなかった。今週こそ泳いでやる！と意気込んでいたのに、ダメじゃん。（別に泳げないことはないけど、たぶん傷口が開いて血が出るから、はた迷惑になってしまう）
　我ながら呆れ果てるほど間抜け。とほほ・・・