おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

アメリカの銀行がいかに原始的であるか

2007-05-24 15:56:14 | Weblog
 アメリカの銀行というのは本当に原始的である。そもそも未だに個人用小切手(パーソナル・チェック、もしくは単にチェック)が、普段の買い物から給料、公共料金に至るまで、生活のあらゆる場面で主要な支払い手段として君臨している事実からしてスゴい。小切手なんて、もしかすると西部開拓時代からあったんじゃないの?(知らないけど)
 唯一の例外は、Paypalが主要決済手段になっているeBay(日本のヤフオクのような、アメリカで一人勝ちのオークションサイト)ぐらいか。
 アメリカの銀行がいかに原始的かについては、ちょうどいい具合にこんな記事を目にしたので、日本の皆様はまずはこれを読んで予習してください。私自身、この記事を読んで初めて知った驚愕の事実もあった。普段から遅れているとは思っていたけど、まさかここまでとは、今さらながら呆れ果てた。
 さて、そんなわけで小切手が主要な金銭授受の手段である以上、個人が小切手を銀行の自分の口座に預金する場面も多い。銀行の窓口に並ぶのが面倒だったり、窓口が閉まっている時間だったら、当然、ATMを利用して預金する。アメリカでは、現金でも小切手でも預金専用の封筒に入れ、合計金額や自分の名前などを封筒の表に書き(書かなければいけない内容は、銀行によって異なる)、その封筒ごとATMに預けるのである。もちろん、アメリカのATMは日本のATMのように預けたお金を数えてくれたりしない。いくら預けたかは、自分でATMに入力する。
 93年にアメリカに来た当初から、間違った数字を入力してしまったらどうなるなろう?と、ずっと疑問だった。さすがに後で銀行員が確認して、大元のデータから直すんだろうなぁ、などと漠然と思っていた。
 私もかれこれ在米14年と数カ月になるが、先週、ついにやってしまった。ATMのタッチパネルで預金金額を入力する際、00とすべき下2桁(セントの位)を、うっかり08とタッチしてしまったのだ。急いでいたのでその場では気付かず、家に帰って明細書を見て気付いた。預金用封筒にはちゃんと正しい数字を書いたものの、機械が認識している数字は私が入力した数字であるから、明細書にプリントされた私の口座残高は、実際より8セント多かった。
 その時は、まぁ翌日には記録が修正されているだろうぐらいに考えていた。行員がATMから封筒を取り出し、中身とATMの記録を照合すればすぐに分かることである。預けたのは現金だったから、封筒に小銭が入っていないことなんか一目瞭然だ。
 ・・・甘かった。かれこれ5日も経つのに、インターネット経由で自分の口座の明細を見ても、その日の入金金額は私が入力したままの数字になっている。再びATMを使った際に出てきた明細書の口座残高も、実際より8セント多いままだ。
 たかが8セント、されど8セント。ATMに顧客が入力した数字と実際の預金額を、誰か照合しないのかよ?! そんなことで本当にいいのかよ?! 8万ドルなら直すけど、8セントなら放っておくとか、そういう問題じゃないと思うが、実は単に誰も間違いに気付いていないのか・・・?!
 本当に大丈夫か?! アメリカの銀行・・・
 ちなみにその銀行とは、世界中で事業を展開しているメガバンク、CITI BANKです。

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携帯迷惑メールその2

2007-05-19 03:00:03 | Weblog
 前回の続きだが、少し説明不足な気がしてきたので、まずは追加説明から。欧米では、相手の携帯電話番号さえわかれば短いメッセージを送れる「SMS」というサービスが早くから普及してきた「らしい」。欧州の事情を直接知っているわけではないし、アメリカについても、いわゆる「携帯メール」を使う人よりSMSを使う人のほうがおそらく多いという程度で、実際にSMSを利用している人の割合は非常に低いと思われるので、あくまで「らしい」である。中国の友だちからSMSが届いたこともあったので、欧米以外にもSMSが比較的普及している国があるのかもしれない。日本の携帯にSMSを送れるのかどうかは、知らない。
 SMSは、文字を送れるポケベル、といったレベルのサービスだ。「携帯メールがメインアドレス」という人も少なくなく、「携帯メールがあればパソコンメールは不要」だったり、「パソコンメール並に使える」日本の携帯メール事情とは全然異なる。
 SMSにも便利な面はあるのかもしれないが、「一種のポケベル」みたいなものだから、端末から端末へダイレクトに情報が送信されてしまう。途中でメールサーバを介さないため、迷惑SMSをブロックする手段はないわけだ。
 先に書いた実に気色悪いメールは、携帯から送られたSMSである。一応、携帯電話会社に問い合わせたが、やはりブロックする方法はないとの返答。「15ドル払って電話番号変えれば?」とか、ふざけたこと言いやがる。なんでそんな気色悪いヤツのために、私が番号変えなきゃいけないんだよ?!
 ちなみに、3年前には無理であったインターネット経由のメール(「携帯電話番号@携帯会社のドメイン」宛てメール)の受信拒否は、携帯電話会社のウェブサイトにログインしてフィルタを設定すれば、できるようになったそうだ。少なくとも、ウイルスに感染したパソコンからのメールはブロックできるようだ・・・。3年余の進歩、これだけかい・・・
 SMSをブロックする方法がないということは、SMSを用いて組織的に迷惑メールを送るヤツがいないということだろう。もしいたら、さすがに社会問題になって、携帯電話会社もなんらかの対策を考えているはずだ。日本と違い、携帯に例えばエロサイトの宣伝メールを送っても、携帯でウェブサイトを見るヤツが(ほとんど)いないから意味がないんだろうな。
 結局のところ、私は不愉快な思いをした上に、SMS受信の代金まで払わされて終わりかい?!(これで終わってくれれば、だけど) いろいろ考えていくと、やっぱり受信に金がかかるアメリカの携帯のシステムが絶対におかしい! 通話にしろ、メールにしろ、なんで受信に金取られるんだよ?!(通話は、月300分でいくら、500分でいくら、などとパッケージで契約している人がほとんどだが、指定分数を超えた瞬間にびっくりするほど高い分単位の超過料金を取られる)
 通話に関しては、仕方がない面もある。というのは、アメリカの携帯電話の番号は、普通の固定回線の電話番号と区別されていないからだ。日本のように090だから携帯、などと判断できない。そのためか、電話をかけた相手が携帯でも固定電話でも、かけた側が支払う通話料金は同じだ。その代わり、受信者からも金を取って採算を合わせているのだろう。
 しかしどうして携帯メールやSMSの受信にまで金を取るのか、まったく納得できない。アメリカ人は受信にお金を払うことに通話で慣れているから、メールの受信に金を取っても誰も文句言わないだろう、ぐらいの感じで課金しているとしか思えない。そもそも送受信1通あたりの価格からして、携帯電話会社によって3倍もの開きがある。実際のコストとは関係ないところで適当に価格が決まっている気がしてならない。
 システム上、SMSの受信を拒否できないのなら、受信には金を取らないとか、苦情があった場合は受信者に返金&その分は送信者に(追徴金を上乗せして)課金するぐらいのサービスを考えろよ!(ま、SMS利用者がよっぽど増えて、それに伴い迷惑メール業者がSMSに参入してきて、社会問題になる・・・という段階にならないと、携帯電話会社は動かないだろうけど。永遠にそんな状態にならないかもしれないし)

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携帯迷惑メールその1

2007-05-17 13:27:03 | Weblog
 先日、とあるウェブサイトに世界各国の携帯電話の使い方に関する細かい分析データが載っていた。簡単に言うと、アメリカは他国と比べ突出して通話量が多い。一方、日本は他国と比べると突出してデータ通信量が多い。「携帯でインターネットを見るのは日本ぐらい」と言われているらしいが、この両極端の2国間を時々行き来する私が常日頃感じていた「なんでアメリカ人は年がら年中所構わず(しかもバカデカイい声で)携帯でしゃべってばっかりいやがるんだよ?!」「なんで日本人って暇さえあればどいつもこいつも携帯開いて親指をセコセコ動かしてるんだ?!」という思いが、数値として証明されたわけである。
 というわけで、アメリカでは携帯を音声通話以外に使う人間が非常に少ない。携帯メールの使い方を知らない人もたくさんいると思う。かくいう私も、初めて携帯メールができるようになったのは2004年3月である。この時ちょっと嬉しくなって、友人知人に出した携帯番号の変更を通知する(パソコン向け)メールに「携帯メールもできるようになりました」なぁ〜んて書いたのが大きな間違いだった。私がお知らせメールを送った中の誰かのパソコンがウイルスに感染し、メールに書いた携帯メールアドレスにウイルスが次々と届くようになったのである・・・
 携帯メールアドレスって、要するに「携帯電話番号@携帯会社のドメイン」である。携帯同士なら(ナント!)携帯の番号だけでメールを送れる。2004年当時ですら、携帯に送られる迷惑メールが社会問題になっていた日本では到底あり得ないことだ。
 別にパソコン用ウイルスが携帯に感染するわけではないが、そんな受け取りたくもないクソ迷惑なメールを受信するたびに、携帯会社から1通いくらで課金されるのである!(アメリカの携帯電話は、通話、メールとも、送信だけでなく受信にも金がかかる。間違い電話には出なければ済むが、メールは送られたが最後、開こうと開くまいともちろん課金される)
 ムカついて携帯電話会社に問い合わせたが、携帯メールアドレスを電話番号以外に変更する方法はない、という実にふざけた返答。結局、その迷惑な誰かのパソコンからウイルスが駆除されるのを待つしかなかった。
 時は流れて3年余。先週、とある電話番号から携帯メールが届いた。「元気にしてる〜?」という感じの内容が、略語隠語使いまくりの(学生同士のやり取りっぽい?)非常にくだけた文章で書かれていた。この時は「間違いメール送ってくんじゃねぇ〜よ!」とは思ったものの、そのまま忘れかけていた。
 ところが今週になってまた携帯メールが届いた。見れば、また同じ番号から。内容も前回とほぼ同じだが、最後に「Sweetheart」という文字列が目に飛び込んできた。その瞬間、背筋が寒くなり、とてつもない嫌悪感と怒りがふつふつと湧いてきた。
 単なる間違いメールというより、出会いを求める無差別ナンパメールか、あるいは職業的に送られた釣りメールか、そんな雰囲気である。前者なら実に気色悪いし、後者なら本当にムカつく。相手の番号はわかっているから文句の電話をかけることは可能だが、女の声で電話なんかしたら、さらにしつこくつきまとわれないとも限らない。
 どうしてくれようか・・・(長くなったので次回に続く)

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外に出てタバコを吸うな!

2007-05-07 12:30:41 | Weblog
 うちのアパートの隣の一軒家の住人が、時々庭に出てタバコを吸う。こちらが窓を開けていると煙がモロに入ってきて、滅茶苦茶臭くて迷惑で不愉快だ。
 私自身、20世紀の間は相当なスモーカーだった。しかし21世紀になる時に実にあっさりと止められてしまった。以来、タバコはかなり嫌いだ。すべての衣類からタバコの臭いが完全に消えるまで1年以上かかったし、禁煙して何年も経っているのに久々に開けたパソコンのパーツを入れた箱の内部がもわっとヤニ臭かったりする。自分が止めてみると、タバコがどんなに臭くて迷惑か、よくわかる。
 前のアパートでも隣の部屋のおやじがよく外に出てタバコを吸っていた。その頃は、おやじが外に出る気配がするとすかさず窓を閉めていた。他にも表に出てタバコを吸うヤツは少なくないと思うが、身勝手もいい加減にしろ!と言いたい。
 自分ちの空気さえ汚れなければ、それでいいのか?! じゃ、自分ちさえ綺麗なら構わないと、自分ちのゴミを道路に捨てるのか? 自分ちの生ゴミを隣の庭に捨てるのか?
 砂漠の中の一軒家とか、半径100メートル他に家はないとかだったら話は別だが、住宅街で家の外に出てタバコを吸うなんて、それほど自分勝手で迷惑な話はない。近隣住人に臭い不快な思いさせてないで、自分ちで吸いやがれ! 家族に嫌がられるなら、空気清浄機でも何でも買って、自分の部屋にこもって吸ってくれ!
 日本ではしばらく前に「ホタル族」なんて言葉までできて、表に出さえすればタバコを吸っても構わないみたいな風潮があるけど、冗談じゃない。近隣で一番高いビルの屋上で吸うならいざ知らず、たかが2階のベランダや庭なんかで吸われた日にゃぁ、近所迷惑も甚だしい。本当に勘弁してほしい。

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