(本文とは関係ありません)
引きこもりの4月も間もなく終わり、あと数日で「風薫る5月」である。しかし、新型コロナのせいでどこにも行けない日々は続く。
とは言え、ニュース映像を見る限り、先週末のロサンゼルス近郊の海や山(川)の人出は、なかなかすごかったようである。こちら、先週後半から熱波が来ているので、海や山など涼しい場所に行きたくなる気持ちはよく分かる。元気な人間を、いつまでも閉じ込めておくことなんて不可能なのである。
経済的なことは、また別問題。今週はアメリカでも、いくつかの州や都市が、都市閉鎖を徐々に解除する方向に動いている。都市閉鎖(外出禁止)反対派のデモも、各地でいっそう盛んである。ニュースに映ったプロテスターが持っていた「POVERTY KILLS MORE」と書かれたプラカードが象徴的である。コロナでは死ぬかもしれないし死なないかもしれないが、このまま経済が止まってじり貧になれば「もっと大勢」死ぬ。
今日、アジア系スーパーに買い物に行ったら、入り口で使い捨ての薄いビニール手袋を渡された。買い物中は、手袋をはめていろ=素手で商品を触るな、ということかい。
近所の大手チェーンのスーパーでは、入り口で職員が、人が触りそうな部分を徹底的に拭いてからカートを渡してくれる。ここは、自分の買い物袋を持ち込めるが、店員はその袋に触らないから自分で勝手に商品を袋に入れて、という方針。
店の入り口に「自分でカートを拭いてください」と、ペーパータオルと霧吹きに入った薄い塩素水を置いている店もあった。
口と鼻を覆わないと買い物できないというのは市だか郡だか州だかの決まりなので、どこの店も同じだが、その他の対応は店によっていろいろである。なので、久しぶりの店や初めての店に行く時は、少し緊張する。なんでたかが買い物に緊張しなければならないのかと、少しイヤになる。
そういえば先日、大手チェーンのスーパーで、小麦粉の棚が空っぽだったのに驚いた。今日日(きょうび)、マスクと消毒液以外、大抵の商品は品揃えが戻っており、パンだって買えるし、アジア系スーパーでは米も買えるというのに、小麦粉ってそんなに需要が多いモノだったのか?! 知らなかった・・・。アメリカ人って、そんなに小麦粉使うの? パンだったら完成品を買うのが一般的だろうに、一体全体なんに使うの???