おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

カリスマが逝ってしまった・・・

2011-10-05 23:33:40 | Weblog
 希代のカリスマが逝ってしまった・・・
 インターネットで速報を見たダンナが、シャワーを浴びている最中の私にわざわざ「重大ニュースだよ」と知らせに来た。そういった場合、大抵はどうでもいい話、もしくは自分には興味のない話で「わざわざ言いに来んなよ…」なのだが、今回は違った。いや、それはホントに重大ニュースだ。さすがに泣きはしないが、しばし絶句・・・

 なんかこのブログ、人の死に関するネタが多いような気もするが、こればっかりは遅れてうだうだ書く種類のものではないので即座に書かざるを得ない。他にも書きたいネタは多々あるのだが、どれも長くなりそうなものばかりなので、まとまった時間+やる気を確保できることがなかなかなくて、ちっとも文章化されない。そうこうするうちに、さすがにネタが古くなって、結局書かずに終わったりして、ここの書き込み頻度もどんどん落ちていく・・・

 なにはともあれ、希代のカリスマが、スティーブ・ジョブズが、逝ってしまった・・・
 ああ、ついに・・・
 近年のあまりにもやせ衰えた姿を見るにつけ、良からぬ胸騒ぎを感じてはいたものの、いざ本当に逝ってしまうと改めて寂しくなる。同じようなことしか書いていないと分かっていても、関連情報が載っていそうなニュース系サイトをついつい片っ端から覗いてしまう。

 いや、こんなすごいカリスマ、今までもこれからも、そうそう出ないよ。単なるやり手経営者とか、アイデアマンとか、そういう類とは全然違う。彼の全盛期の基調講演を生で聞いたことがある人だったら、絶対に分かるだろう。彼のスピーチは神業というか、彼自身がまさに「神」だったのである。
 90年代後半、ニューヨークでハイテク関連のライターなんぞをやっていた私は、ジョブズの基調講演を何度も聞いて、その都度(発表内容自体というより)あまりの神業に感動していた。特に初めてボストンでジョブズの講演を聞いた直後は、しばらくジョブズに恋して(???)しまったぐらいである。
 あまり英語が得意でない同業者で、「ジョブズの話は脳に直接訴えてくるようで、英語がよく分からない自分にもよく理解できた」と語っていた人がいた。「どんな商品やサービスでもジョブズが紹介するとすべて素晴らしいもののように思えてしまう(これぞまさに、ジョブズマジック!)ので、彼の講演はあえて聞かないようにして、スペックを読んで判断するようにしている」と言う同業者もいた。この2例だけでも、彼のすごさを十分に分かってもらえると思う。
 しゃべりがうまいというだけなら、1時間でも2時間でも水の一口も飲まずに立て板に水でしゃべり続けるHPのCEOだったカーリー・フィオリナがすごいなと毎回感心していたけれど、彼女は本当にそれ「だけ」だった。ジョブズの講演はそんなんじゃなくて、本当に本物のカリスマだったんである。宗教家になっていたら、ビル・ゲイツより稼いでいたかもしれない(どういう例えだ・・・)。
 かくして、その昔自分が書いたこんな文章(その1その2)を、こっぱずかしかったり(校正したい気分がうずうず・・・もちろん、しないけど)懐かしかったりしながら、つい読みふけってしまったのでありました・・・

#ジョブズよ、永遠なれ!

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