ロクなことがねぇ…

　ここのところ、ロクなことがない。おそらく今年に入ってからのような気がするが、やることなすこと、すべてが裏目に出るというか、何事も間が悪いというか、ロクな結果にならない。
　そんなことを考えていたら、はるか昔の学生時代のことを思い出した。今をさかのぼること、実に24年。当時の私は１から10まですべてが最悪だった。もちろん今にして思えば、すべては懐かしく光り輝く美しい青春の１ページなのだが、当時は真剣に苦しんだりもした。
　そんな頃、久しぶりの友人から電話があった。何気なく最近は悪いことばかりだという話をしたところ、その友人は私のデータ（忘れてしまったけど、おそらく誕生日など）を聞いて占いの本を調べてくれた。曰く「今年は○×（私の名前）にとって12年に一度の最悪の年だよ～」
　いや、この最悪の年が几帳面に12年ごとに訪れるのかどうか知らないし、12年前がどうだったかなんて全く覚えていない。でも、もし12年ごとに最悪の年がやってくるのだとしたら、今年も私にとってイヤなことがたくさん起こるんだろうなぁ～・・・などと考えてしまったりした。

　これもまた、その「ロクな結果にならな」かったうちの１つなのだが、３週間ほど前に駐車違反の切符を切られた。これがまた次々と悪条件が重なったというか、実にムカつく切られ方だったのである・・・（続く）

州知事選挙

　アメリカでは選挙は必ず火曜日に行われることになっており、６月８日が投票日だった。そして、１つ分かったことがあった。この日の選挙は州知事選挙の本選ではなく、予備選挙だったのだ。民主党、共和党それぞれが、自分の党の公認候補を決めるための予備選挙だったのである・・・。大統領選挙じゃあるまいに、たかが州知事選挙でも大げさなことやるんだねぇ。
　そこで4.23に書いた、ＣＭ大合戦のことである。党内の代表を決めるのであれば、確かに敵がいかに「民主党（敵の党）的か」を訴えるのは有効なのかもしれない。しかし、本選挙でもないのに、たかが予備選挙のために、あれだけ大量のＣＭを流しまくったんかい？！という、別の「なんだかなぁ・・・」が頭の中をぐるぐるぐる。これで生き残った候補は、当然、本選挙の前にも、一段と大量のＣＭを流しまくるんでしょう・・・？？？　そんなに金があるなら、大赤字の州財政に寄付してくれよ！と言いたくなるわい。
　民主党からの選挙ＤＭに、「共和党の怒濤のＣＭの嵐に辟易しているでしょう？」みたいなことが書いてあったが、まったくその通りである・・・

スカンク

　うちの玄関先に、スカンクがいた。薄暗かったので、最初は「？？？　犬？？？」という感じだったのだが、よくよく見ると犬ではない。やたらと毛がふさふさしていて、特にしっぽがものすごくふさふさ。黒っぽい毛並みに暗くてもはっきり分かるような白いラインが入っている。かなり驚いた。
　ロサンゼルスは、一方を海、三方を山に囲まれていて、野生動物もたくさんいる。リスやハミングバードなんて、都市部でも普通にいる。私は見たことがないが、オポッサムとかいう巨大なネズミのような動物も、都市部で普通に出るらしい。ロサンゼルス南部の海辺のエリアに野生のクジャクがいることは知っていたが、以前住んでいたウエストLA（思いっきり町中）のアパートの前をクジャクが歩いているのを見た時は、ちょっとびっくりしたけど。
　スカンクも、ハリウッドの山にたくさんいるのは有名な話で、夜、あの辺りの高速道路を走っているとスカンクの異臭がしてくることがある。しかし、さすがに住宅の玄関先に出てこられると、びっくりする・・・。野生のスカンクなんて、当たり前だけど初めて見た。
　翌日の夕方、裏庭で犬が吠えるので行ってみたら、いたいたいたっ！　生い茂った木の根元にスカンクの（たぶん）親子！　子どもがいるから守ろうとしているのか、犬にがんがん吠えられても逃げるどころか向かってくる。すげ～。薄暗くて顔ははっきり見えなかったけれど、ふさふさの毛の塊が動いているのがはっきり分かる。ビデオやカメラを持っていなかったのが実に残念だった。
　さてその翌朝、どうも変なにおいがする。なんとも言えない、異臭だ。近所で何か燃やしているのか？　うちの電気コンロはちゃんと消してあるよな？　しばし「？？？」だったのだが、フト気づいた。スカンクだ！　もちろん夕べの木の根元は、すでにもぬけの殻だ。「イタチの最後っ屁」じゃないが、犬に吠えられてしまったので「スカンクの最後っ屁」を残して立ち去ったのか。あるいはまた暗くなったら戻ってくるのか・・・
　やっぱりちょっと気になるから、今日の夕方はビデオカメラを持って裏庭に出てみようかな。