うちの前庭の山桜の木に鳩が巣を作った
写真の子鳩、もう大きいじゃん、と思ったら、この写真を撮った数日後に
無事巣立っていきました(本文とは関係ありません)
もう随分と間が空いてしまったけれど、しつこくイギリスネタシリーズ。
長くなりそうな話はすでに書いてしまったので、今回は小話をいくつか。
☆信号機が「緑→黄→赤」と変わるのは普通だが、イギリスでは赤から緑になる時も間に黄色が入る。最初は驚いたが、赤から黄色になれば運転者は「そろそろ緑だ」と用意をするから、緑になった瞬間に発進できる。発進が迅速なら、1回の緑の間に行ける車の数が増えるので、ある程度渋滞緩和になるかも。
信号が変わってもボーッとして動かない車が多いカリフォルニアでこれをやってもあまり意味がないかもしれないが、ニューヨーク市とか日本の大都市とか、せかせかした運転者が多い場所はイギリスの真似をしてみたらいいような気がする。
↓信号機の短い動画、ご興味があれば。赤信号が黄色っぽく写っていますが、言うまでもなく一番上が赤です。
https://youtu.be/CU5ZpqkxSQM
☆(アメリカと比べると)プラスチック削減の本気度がすごい。
ロサンゼルス界隈なんて、プラスチックバッグ(いわゆるレジ袋)無料配布禁止にはなったものの、レジで袋代を払うと非常に分厚くて丈夫で普通のレジ袋より余程分解しにくそうな袋に入れてくれる。プラスチックの使用量、逆に増えてない???
お持ち帰りの食べ物にも、いるかいらないか客に聞きもしないでプラスチックのスプーンやらフォークやら入れてくる。可能な限り断っているのだがタイミングを逃して入れられてしまった時など、ものすごく嫌な気分になる。個別包装なら気付いた時点で返す時もあるが、むき出しのスプーンやフォークは返したところでそのまま捨てられるだけなので、仕方なくもらって帰り、そういったスプーンやフォークが大量に家に溜まっていく。
ところがイギリスは、ロンドンに向かう飛行機の機内食のフォークやスプーン、ナイフからして木製で、驚いた。レストランで、紙製のストローにも初めてお目にかかった。アメリカでそんなもの見たことないからね。スーパーなどで食品を乗せてラップして売る際のトレイまで木製なのには、正直、逆にもったいないと思ってしまった。爪楊枝や割り箸ぐらいまでなら間伐材の有効利用とも言えるが、木でこんなちゃんとした(?)トレイ作って、すごいコストかかってない? 私は旅行者だから知らなかっただけで地元の人は木製トレイを何らかの形で再利用やリサイクルしてるの?
☆地下鉄の乗り方、知っていれば便利。
タクシー代節約のために地下鉄に乗ろうとして、乗車券の買い方が分からずに自動販売機の前で途方に暮れていたら、見ていた人が「そんなことしなくていい」「切符を買うよりカードで構内に入ったほうが安い」と教えてくれた。
要するに、日本のSuicaのような感じでタッチ決済に対応するクレジットカードやデビットカードをかざすだけで、地下鉄の構内に入れるのだ。地下鉄を降りて外に出るときも同様。切符や専用カードを買う必要がないし、アメリカに戻ってからカードの明細を確認したところ、往復割引も勝手に適用されていた。
これはかなり便利だ。地元の人は専用の交通系プリペイドカード(オイスターカードというのがあるらしい)を買ったほうが割安なのかもしれないが、たまにしか利用しない人や旅行者にとって非常に有り難い。
ちなみにイギリスにおけるタッチ決済カードの普及率というか使用率は100%に近かった。どこに行っても、レストランでも屋台のホットドッグ屋でも、みんなタッチ決済で「ピッ」と支払っている。
アメリカでもタッチ決済カード自体は普及しているのだが(現に私たちも家族3人分持っていたわけだし)、実際にアメリカでタッチ決済した記憶も、誰かが「ピッ」とやっているのを見た記憶も全くない。決済端末自体は対応しているのかもしれないが、自分も他の客も端末にカードを差し込んで支払っているし、店員もそれが当然と思っている感じだ。
というか、ロサンゼルスのバスや電車もロンドンみたいにタッチ決済クレジット(デビット)カードで乗れるようにしてほしい。滅多に利用しないけど、たまに乗る時、専用カードにいちいち1回分だけチャージするのが面倒くさい。専用カード代2ドルもかかるし(Suica 500円より安いけど)。
短く小話を書くつもりで、結局かなり長くなってしまったので今回はこの辺で。イギリスネタ、まだ残っているのでそのうちまた書きます。