おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

たまにはまともなことも言う

2011-06-24 00:29:16 | Weblog
 ここ最近の、大阪府の橋下知事の原発に関する発言である。
 橋下知事は元々、方言暴言パフォーマンス野郎で、それで注目を集めて知名度や人気を高めてきた。彼の発言の大半は要するにパフォーマンスなので、鳥取県知事のようにまともに取り合わないのが正しい対応だ。しかし今回の原発に関する発言は、珍しくまともなことを言っているので、是非とも最後まで突っ張ってほしいものである。
 それにしても今回の事故があって報道されるようになった、原発の発電効率についての話。発生した熱の3割しか発電に使われず、残りは放熱、具体的には海水を使って冷却しているという。発電効率の悪さもさることながら、原発が産みだした熱の7割は海水や大気の「温暖化」に使われているわけだ。それって、二酸化炭素みたいに間接的に温暖化を誘発するとかいうレベルじゃなくて、もうモロ直接の温暖化要因じゃん。原発は温暖化ガスを出さないとか言ってた連中にこのことをどう考えるのか説明してほしいもんだ。
 さらにいつにも増して夏場の節電を訴えている日本の様子を見るにつけ、節電のセの字もないアメリカの様子が目に余る。そもそもアメリカって国は、電力に限らず、水も食料もとにかく浪費しまくる、浪費世界一の国なのだが、私が一番許し難いのがどこもかしこも狂ったようにかける冷房である。アメリカの冷房の平均設定温度は18度だと聞いたことがあるし、一度などセミナー会場であまりに寒くて休憩時間に冷房のスイッチを探したら、約8度(? 記憶が不確かだが、とにかく冷蔵庫並の温度だったことは確か)に設定されていたということもあった。図書館でもショッピングモールでも映画館でも空港でもスーパーでも、とにかくどこに行っても大抵は我慢できないほど寒い。あまり寒くないと、逆に「あれ? 寒くない・・・」と不思議に思ってしまうほどだ。
 日本の冷房の推奨設定温度って、確か27度とか28度とかでしょ? それって、アメリカにしたら冷房していないのと同じだよね。もしアメリカの全冷房の設定温度を強制的に10度上げたら(もしくは27度にしたら)、どのぐらいの節電になるのか、原発何基分になるのか、誰か計算してくれないもんかね?(あ、それ以前にアメリカの個室用の冷房って超旧式の据え置き型冷風機みたいなもんだから、設定温度もクソもないのか・・・)

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プロレスの復権?

2011-06-23 00:09:00 | Weblog
 今を遡ること10数年前、世紀が21に変わろうとしていた頃、日本は格闘技バブル状態だった。90年代半ばにK-1が登場して徐々に人気を博し、90年代終盤に登場したPRIDEは一度限りのイベントかと思いきや、年に一度からさらに開催回数が増えていき、全盛期には2ヵ月に一度ペースで興行を打っていた。
 単発の興行も次々と打たれ、選手へのギャラも鰻登り。たった1回の出場ギャラに平気で1億も出す日本のリングを、世界中の強豪たちがこぞって目指していた。日本のプロレス界からも、腕に覚えのある者が格闘技の大会に出場するようになっていた。
 雲行きが怪しくなってきたのは2008年あたりからか。いや、その数年前から格闘技バブルは徐々にはじけていき、PRIDEが消え、代わりに登場したような戦極もアッという間にマイナー落ち。こぞって日本のリングを目指していた世界の強豪選手たちは、UFCをはじめとする海外のリングに散っていった。ライバルのPRIDEが消えて、立ち技のK-1に加えて総合のDREAMまで立ち上げ、一人勝ちになるかと思われたFEGですら2009年頃から選手へのギャラの未払いが発生。今年からはもうメジャーな格闘技大会、なくなっちゃうの・・・?と心配していたところに未曾有の大災害で泣きっ面に蜂。かつては世界中で興行を打ち我が世の春を謳歌したK-1 GPも、今年はナシ。ようやく5月末にDREAMが、間もなくK-1 MAXが開催されるものの、地上波での放送はなし・・・ということは、大会のDVDがレンタル店に並ばないから(おそらく衛星でのPPV放送はやっているのかもしれないけれど、地上波番組でやってくれないと、大半の在米日系ビデオレンタル店に番組を録画したDVDが入荷しない)私は見られない・・・、すっげー悲しい・・・
#月1から数カ月に一度、格闘技のDVDを借りてきて見るのが数少ない楽しみの1つだったのに!
 もしかしたらYouTubeなどで見られる試合もあるのかもしれないが、私はそんな個別の試合が見たいわけじゃない!(地上波番組でカットされた試合を見るためにYouTubeを利用したことはあったけど) 大会全体を一つの流れとして楽しみたいんである。編集された番組なら番組で、その番組の流れを楽しみたいんである。個別の試合をバラバラに、しかも1試合ごとにいちいち検索しながら小さい画面で見ても、楽しくもなんともない!
 ちなみに25日のK-1 MAXはインターネットで生中継するらしいけど、アメリカからもちゃんと見られるのかな・・・? まあ、それでちゃんと見られるなら地上波がなくても許すけど。

 で、すっかり前フリが長くなってしまったが、プロレスの復権である。最近になって、自演乙とか京太郎とか、K-1で実績のある選手がプロレスに参戦している。生活費を稼がないとといった「大人の事情」はあるにせよ、彼らが元々プロレス好きだったことも事実のようだ。格闘技バブルの時代にはバカにされてきた(と思う)プロレスが、ここに来て見事な復権である。さらに機を見るに敏な(?)猪木さんが「俺は昔からプロレスと格闘技を分けて考えたことなどない」なんて言いながらFEGが放出した(???)人材をかき集めて8月に割と大きい興行を打つらしい。
 やっぱプロレスは奥が深いというか、すべての基本というか、常に変わらずにそこにあるというか、私も元々はプロレスファンだし、いいねぇ~、プロレスの復権。プロレスにはこれからも細く長く、そして常に「そこにあって」ほしいもんである。
(なんか全体に言葉足らずで、スンマセン・・・。ファンに読ませるには書き足りないし、非ファンには意味不明になっちゃったかも。じっくり書いてる時間がなくて、でも時間ができるまで待ってたらネタが腐っちゃうんだよぉ~)

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101歳の誕生日

2011-06-09 23:29:02 | Weblog
 間もなく祖母の101歳の誕生日だ。子どもの頃、「100歳まで長生きしてね」なんてよく祖母に言ったような気がするが、まさか101歳の誕生日を迎える日が現実に来ようとは夢にも思わなかった。
 いつものように誕生日カードを買って「お誕生日おめでとうございます」と書き出すが、後が続かない。
 祖母は去年の2月から老健と呼ばれる施設に入り、一度別の老健に移った後(老健はずっとはいられないタイプの施設なので)、今年の3月に無事に特別養護老人ホームに入所できた。場所は私が通っていた小学校と中学校の間にあり、家から非常に近い。施設は新しく職員の対応もいいそうで、かなりラッキーな部類だろう。
 特別養護老人ホームは移動の必要がない。つまり、死ぬまでもうそこにいる、ということだ。いわば、終身刑なわけである。もちろん待遇は刑務所などとは比べ物にならないにしても、余程のことがない限り外出もできず、施設の窓から見える景色がすべて。皆で歌ったり工作をしたりと暇つぶしのお遊びのような時間はあるにしても、あとはただただ死を待つのみ。それが一体どういう気分なのか、私には計り知れない。
 さて、誕生日カードである。普通だったら「おめでとう」に続けて「これからも素敵なことがたくさんありますように」などと書くところだが、この先「素敵なこと」なんてあるわけないことが分かっている人に、そんなこと書けるものか。「お元気で」とか「お体に気を付けて」という常套文句ですら、書くことがはばかられる。101年も生きていれば体中あちこちにガタがきて、4月に面会に行った時もいつも「腰が痛い」「だるい」と、つらそうにしていた。頭はびっくりするほどしっかりしていて、多少耳が遠かったり物覚えが悪かったりするものの、ごく普通に会話ができる。「ここの施設に自分が滞在するために一体いくらかかるのか?」と、そんな心配までしていた。なまじ頭がしっかりしているばっかりに、逆に本人は、体も気持ちもどれほどつらいことかと思う。
 もうこの先、楽しいことがなにもないことが分かっていて、どこにも行けないことが明らかで、いつも体のあちこちが痛くてだるくて、家族に金銭的負担を(実際には精神的、時間的負担のほうが大きいようだが)かけねばならぬことが心苦しくて、ひたすら「早くお迎えが来てくれる」ことを願っている人の目出度くもなんともない誕生日に、一体全体なんと言えばいいのか・・・

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歌い放題…???

2011-06-02 00:16:13 | Weblog
 夫が6月下旬に2週間弱の予定で一人で日本に行くことになった。これまでも夫が仕事のために一人で日本に行くことはたびたびあったが、子どもが幼稚園に行き出してからは初めてだ。※
 子どもが幼稚園に行っている間だけだが、ものすごぉ~~~く久しぶりに完全一人の時間ができる。2000年にニューヨークからロサンゼルスに戻って以降数年間は、一人暮らしに加えて仕事も完全フリーランス。1週間誰ともしゃべらないなんてことも珍しくなかったのに、今じゃ一人になる機会がこんなに貴重だなんて、人間変われば変わるもんである・・・
 ・・・ということで、子どもが幼稚園に行っている間、歌い放題じゃん!!!(そうくるか・・・>自分)
 いや、マジで・・・
 映画は子どもが寝ている間にヘッドフォンつけて見られる。やはり子どもが寝てからヘッドフォンで音楽聴きながら仕事をすることもたまにあるが、しかし当たり前だがそういう時に自分も一緒に歌うわけにはいかない。というか、子どもが寝ているかどうかに関係なく、家族が家にいる時に大声でなんか歌えない。自分だって、夫が音楽を聴きながら大声で歌ってたらイヤだし・・・。たまに一人で車に乗ることがあっても、いちいちCDチェンジャーの中身を入れ替えるなんて面倒なことは絶対にしないから、好きな曲を聴いて一緒に歌いながら運転、なんてこともできない(ちなみにCDチェンジャーの中身は童謡やら子ども向け番組で使われている音楽やら)。カラオケなんて何年行っていないことか・・・
 幸い(?)、この辺の家の庭は広大な空き地みたいなものなので(あくまで「空き地」であって、手入れの行き届いた「庭園」ではない)、隣家ははるかかなた。どんなに大声で歌おうと(普段は子どもがどんなに騒ごうと)誰にも聞こえない。
#長い間、聴くことがなかったCDやMDを片っ端から聴きながら大声で一緒に歌ってやるぅ!!!
 ・・・と言っても、たかだかのべ6日間、正味15時間程度の、本当につかの間の楽しみだけどね。

※こちらの幼稚園は新学期など関係なく随時受け入れで、大抵2歳ぐらいから入れる。曜日も週2日から週5日まで、時間も午前中、終日などと選べるのが一般的。うちの子は今年の2月から行き始め、現在は週3日午前中だけ通っている。

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