おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

あまりの暑さで…

2015-09-10 10:42:56 | Weblog


 あまりの暑さで、モルモットのブッチが死んでしまった・・・
 随分と久しぶりに更新するブログ、お誕生日の次の書き込みが亡くなった話だなんて、皮肉で悲し過ぎる。まだ1歳だったのに・・・

 今年の南カリフォルニアは、夏休みの間は大して暑くもなかったくせに、学校も始まった8月下旬になってから熱波がやってきた。毎年、この時期に1回は来る熱波なのだが、今年は8月下旬に来た後、4~5日の涼しい日をはさんて、さらに強烈な熱波がまたやってきた。今来ている熱波は、ただじっとしているだけで汗だらだら、夜になっても気温が下がらず一晩中暑い、という、「ここは東京か?!」と思うような最凶最悪のヤツ。違う地区と比較してもしょうがないので、この地域に引っ越してきた2009年以降での話だが、ここまで暑いのは初めてである。
 本来、砂漠気候の南カリフォルニアでは、日中いくら暑くても日が落ちれば一気に気温が下がる、湿気がないから暑くてもそれほど汗はかかない、というのが普通だ。しかし、今週はまったくもって「異常」な暑さが続いていた。

 モルモットは暑い時、まるで轢かれたカエルのようにびたーっとつぶれて伸び広がっている。短い手足を伸ばしてつぶれている様子は、なんだかアメーバみたいで笑える。ここ最近は、あまりの暑さに3匹とも、そんなポーズをしていることが多かった。一番若いモル(トニー)は勝手に小屋を出入りして、冷たい床やレンガの上でつぶれていた。クロちゃんは自分で小屋から出ることはないが、ブッチはたまに勝手に小屋を出てトニーと部屋で遊んでいたので、暑かったら勝手に涼しい場所を探すだろうぐらいに考えていた。
 クロちゃんが常に1kg未満なのに対して、ブッチの体重は1.6kg前後。太り過ぎて、暑さに耐えられなかったのだろう。まだ若いし、他の2匹は元気だし、他に原因は思いつかない。

 9日の夜から元気がないなあとは思っていた。つぶれていても、いつもは人が近づくとピッと反応していたのが、あまり反応しなくなっていた。10日の朝、「今日も朝から(というか、一晩中)暑い!」と思いながらモル小屋を見たら、クロちゃんがあわてた様子で一生懸命ブッチの目や顔をなめていた。よく見たら、ブッチが目を開けたまま、動かなくなっていた。
 子どもを学校に送った後、元気な2匹を芝生に出してから、ブッチの亡骸をなでながらしばらく泣いた。
 できることは・・・何もなかった。ダイエット・・・無理。他の子もいるし、基本的にモルは常に小屋に餌を置いておくものだから。
 一日中冷房をつけていたら・・・そりゃ死ななかったかもしれないけど、あり得ない。日本の部屋単位の家庭用エアコンと違い、こちらの冷暖房は全館冷暖房が基本だ。アパートだろうが一軒家だろうが、人のいない部屋だろうが2階建てだろうが、スイッチを入れたら全館冷暖房。あり得ないような無駄である。しかも、ゴォ~~~という音が信じられないぐらいうるさい。隣家は大して暑くない日でも狂ったように朝から晩まで冷房を入れているが、朝から晩まで入れていることが我が家にいてもよく分かるぐらいうるさい。こんなものを終日つけっぱなしにするなんて、どんな理由があろうと絶対にあり得ない・・・

 せめて、ブッチの短い一生が、幸せなものだったことを願う。
 よく抱っこしてほおずりしたり、膝の上に乗せてなでていたけれど、あまり人なつっこい子じゃなかったから実は迷惑だったかな。餌は、いつも十分にあげてたよね。小さい頃から勝手に小屋を出て部屋を走り回っていたし、トニーが来てからはよく一緒に小屋から出て遊んでいた。ウサギのニラちゃんとも仲良しだった。きっと、割と楽しい人生だったよね。
 いつ何が起こっても後悔しないで済むように、これからは他のモルに常に気を配って、どんな時も今まで以上に優しくしよう・・・




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