今回は、2つ前の10月19日の続き。
先に書いたように、何人かの助産婦に断られた後でようやくビバリーヒルズの助産婦に引き受けてもらえることになった。日本の助産婦の料金システムは知らないが、アメリカの助産婦は妊娠中の定期検診から出産の立ち会い、出産後(産後1ヵ月ぐらい?)の検診までを含めたパッケージ料金を提示するのが一般的なようだ。私がお願いした人の場合、このパッケージが3800ドル。あとで知ったところによると、ロサンゼルス地区の平均的相場より1割ちょい高いようだが、これは仕方ない。引受先が見つかっただけでも有り難い状態だったので、この程度なら許容範囲。
しかし、ビバリーヒルズという場所柄か、パッケージに含まれない部分で普通よりお金がかかったり、一般的な助産婦と比べて方針がかなり病院的だということが徐々に判明してきたのである・・・。実際に顧客になってみて初めて分かることが多いし、そもそも助産婦の選択肢がほとんどなかったので仕方がないのだが、どうにも不愉快なことがままある。
まず契約時に「出産の際に何か(死産など)あっても訴えません」という誓約書に署名させられた。お産関係の仕事をしている人に聞いたところ、病院ならよくあることだが、そんな助産婦は初めて聞いたと言われた。
どこの助産婦でも、血液検査のような結果の分析を外部に委託しなければならない検査が別料金だという話は聞いていた。ただ、例えば妊娠初期(私の場合はすでに中期だったけど)の血液検査の場合、一般的な相場は40〜50ドルという話だったのに、この血液検査の代金として150ドルの請求書が送られてきた時には相当むっとした。
もっとムカついたのは、提携しているという医者。
助産婦による最初の検診の時に、提携している医者が決まっているので、早いうちに必ず会っておくようにと言われた。前出の関係者によると、こういうことを言う助産婦も聞いたことがないそうだが、こちらとしてはそう言われたら会う意外に選択肢はない。やはりビバリーヒルズにあるこの医者の予約を取り、会いに行った。
まずは自己紹介、そして「緊急事態が起きたら、私が(助産婦から患者を)引き継ぎます」とのこと。「なにか質問はありますか?」。い〜え、な〜〜〜んにもありません。それだけ。トータルの会話時間、5分もかかってない。でもって待合室に戻り、受付で「本日の代金150ドル」と言われた時には、殺意が湧きそうだったね。ビバリーヒルズだし、もしかすると100ドルぐらい取られるのかなぁ〜、ぐらいは予想してたけど、150ドルかい! それも、たった5分足らずの会話に!!! ほんっとぉ〜〜〜にアメリカの(ビバリーヒルズの?)医者ってふざけてる。冗談も休み休み言え!
その後、助産婦からは忘れた頃に「そう言えば、ドクター○×には会ったんだよね?」と聞かれた程度。当たり前だが、助産婦がわざわざ提携医に連絡して「うちの患者の誰それ、ちゃんと行きました?」などと確認するわけもなく、あんなぼったくり医者なんか、行ったことにして行かなきゃ良かった、と後悔することしきり。
また助産婦は、もし超音波診断を受けたいなら、ということで、ある医療機関の紹介状をくれた。あまりにもバカバカしい価格で、聞いた瞬間に行く気なんか毛頭消え失せたから正確な価格は忘れたが、確か超音波を使った総合的な検診で800ドルぐらいだと言われた気がする。
一体全体、アメリカの(ビバリーヒルズの?)医者ってなんなんだよ?! どうするとそういうふざけた値段になるのかも謎だが、そんな紹介状をくれるほうもくれるほうだ。そんなとこに行くぐらいなら、日本語が通じるそこらの適当な産婦人科に行ったらよっぽど安く検診してくれるわい。というか、そんな検査を大枚はたいて受けたいんだったら、最初から助産婦なんか探さないで医者に通ってるわ!!! そんな検査、要らないから、医者なんか大嫌いだから、助産婦を選んだんじゃねーかよ!
助産婦からはその後もちょくちょく、「○×の検査をしましょう」「△□の検査を受けたほうがいいんだけど」などと言われているのだが、最初の血液検査150ドルで懲りた私は頑なに拒否し続けている。「最近受けたからいい」とか「日本で受けたからいい」とか「私には必要ないからいい」とか、あれこれ理由をつけつつ断り続けるのは、なかなか疲れる。しかし要らんものは要らんし、嫌なものは嫌だし、なにより請求書が来た時に「なんで断らなかったんだろう!」と死ぬほど後悔することは目に見えている。
子どもなんて放っておいたって生まれてくるだろうけど、それじゃ出生届が受理されないから、次善の策で助産婦を選んだんだよ! 検査なんかいらん! この世の中に100%なんてことあり得ないのに、とりあえず問題ないです、って言われてちょっと安心するために何百ドルもどぶに捨てられるほど金持ちじゃないわい! それに万が一、問題があります、って言われたところで、だからどうなるって言うんだ? どうしようもありません!
臨月に入り、毎週定期検診に行かなければならないのが憂鬱でうざったくて面倒で仕方ない。あれこれ言われるのが実に不愉快だ。ここにきてまた「念のために超音波検診を受けたら?」などと言われ、不愉快を通り越して脱力。なにか問題があって言われるならまだしも、毎回毎回「何も問題ない、赤ちゃんは小さ目だけど(アメリカ平均と比べたら小さくて当たり前!)順調」と言っておきながら、なんでそういうことを言うわけ??? どうしてこの期に及んで、200ドルも300ドルも無意味に使わなきゃならんのだ?!
助産婦選びは失敗とまでは言わないけど今いちだったというか、選択肢がなかったから仕方ないというか、もっと早い時期から探せば良かったというか、まあなんにしてもこのストレスから早く解放されるために、一刻も早く生まれて欲しいと心の底から願う今日この頃・・・
先に書いたように、何人かの助産婦に断られた後でようやくビバリーヒルズの助産婦に引き受けてもらえることになった。日本の助産婦の料金システムは知らないが、アメリカの助産婦は妊娠中の定期検診から出産の立ち会い、出産後(産後1ヵ月ぐらい?)の検診までを含めたパッケージ料金を提示するのが一般的なようだ。私がお願いした人の場合、このパッケージが3800ドル。あとで知ったところによると、ロサンゼルス地区の平均的相場より1割ちょい高いようだが、これは仕方ない。引受先が見つかっただけでも有り難い状態だったので、この程度なら許容範囲。
しかし、ビバリーヒルズという場所柄か、パッケージに含まれない部分で普通よりお金がかかったり、一般的な助産婦と比べて方針がかなり病院的だということが徐々に判明してきたのである・・・。実際に顧客になってみて初めて分かることが多いし、そもそも助産婦の選択肢がほとんどなかったので仕方がないのだが、どうにも不愉快なことがままある。
まず契約時に「出産の際に何か(死産など)あっても訴えません」という誓約書に署名させられた。お産関係の仕事をしている人に聞いたところ、病院ならよくあることだが、そんな助産婦は初めて聞いたと言われた。
どこの助産婦でも、血液検査のような結果の分析を外部に委託しなければならない検査が別料金だという話は聞いていた。ただ、例えば妊娠初期(私の場合はすでに中期だったけど)の血液検査の場合、一般的な相場は40〜50ドルという話だったのに、この血液検査の代金として150ドルの請求書が送られてきた時には相当むっとした。
もっとムカついたのは、提携しているという医者。
助産婦による最初の検診の時に、提携している医者が決まっているので、早いうちに必ず会っておくようにと言われた。前出の関係者によると、こういうことを言う助産婦も聞いたことがないそうだが、こちらとしてはそう言われたら会う意外に選択肢はない。やはりビバリーヒルズにあるこの医者の予約を取り、会いに行った。
まずは自己紹介、そして「緊急事態が起きたら、私が(助産婦から患者を)引き継ぎます」とのこと。「なにか質問はありますか?」。い〜え、な〜〜〜んにもありません。それだけ。トータルの会話時間、5分もかかってない。でもって待合室に戻り、受付で「本日の代金150ドル」と言われた時には、殺意が湧きそうだったね。ビバリーヒルズだし、もしかすると100ドルぐらい取られるのかなぁ〜、ぐらいは予想してたけど、150ドルかい! それも、たった5分足らずの会話に!!! ほんっとぉ〜〜〜にアメリカの(ビバリーヒルズの?)医者ってふざけてる。冗談も休み休み言え!
その後、助産婦からは忘れた頃に「そう言えば、ドクター○×には会ったんだよね?」と聞かれた程度。当たり前だが、助産婦がわざわざ提携医に連絡して「うちの患者の誰それ、ちゃんと行きました?」などと確認するわけもなく、あんなぼったくり医者なんか、行ったことにして行かなきゃ良かった、と後悔することしきり。
また助産婦は、もし超音波診断を受けたいなら、ということで、ある医療機関の紹介状をくれた。あまりにもバカバカしい価格で、聞いた瞬間に行く気なんか毛頭消え失せたから正確な価格は忘れたが、確か超音波を使った総合的な検診で800ドルぐらいだと言われた気がする。
一体全体、アメリカの(ビバリーヒルズの?)医者ってなんなんだよ?! どうするとそういうふざけた値段になるのかも謎だが、そんな紹介状をくれるほうもくれるほうだ。そんなとこに行くぐらいなら、日本語が通じるそこらの適当な産婦人科に行ったらよっぽど安く検診してくれるわい。というか、そんな検査を大枚はたいて受けたいんだったら、最初から助産婦なんか探さないで医者に通ってるわ!!! そんな検査、要らないから、医者なんか大嫌いだから、助産婦を選んだんじゃねーかよ!
助産婦からはその後もちょくちょく、「○×の検査をしましょう」「△□の検査を受けたほうがいいんだけど」などと言われているのだが、最初の血液検査150ドルで懲りた私は頑なに拒否し続けている。「最近受けたからいい」とか「日本で受けたからいい」とか「私には必要ないからいい」とか、あれこれ理由をつけつつ断り続けるのは、なかなか疲れる。しかし要らんものは要らんし、嫌なものは嫌だし、なにより請求書が来た時に「なんで断らなかったんだろう!」と死ぬほど後悔することは目に見えている。
子どもなんて放っておいたって生まれてくるだろうけど、それじゃ出生届が受理されないから、次善の策で助産婦を選んだんだよ! 検査なんかいらん! この世の中に100%なんてことあり得ないのに、とりあえず問題ないです、って言われてちょっと安心するために何百ドルもどぶに捨てられるほど金持ちじゃないわい! それに万が一、問題があります、って言われたところで、だからどうなるって言うんだ? どうしようもありません!
臨月に入り、毎週定期検診に行かなければならないのが憂鬱でうざったくて面倒で仕方ない。あれこれ言われるのが実に不愉快だ。ここにきてまた「念のために超音波検診を受けたら?」などと言われ、不愉快を通り越して脱力。なにか問題があって言われるならまだしも、毎回毎回「何も問題ない、赤ちゃんは小さ目だけど(アメリカ平均と比べたら小さくて当たり前!)順調」と言っておきながら、なんでそういうことを言うわけ??? どうしてこの期に及んで、200ドルも300ドルも無意味に使わなきゃならんのだ?!
助産婦選びは失敗とまでは言わないけど今いちだったというか、選択肢がなかったから仕方ないというか、もっと早い時期から探せば良かったというか、まあなんにしてもこのストレスから早く解放されるために、一刻も早く生まれて欲しいと心の底から願う今日この頃・・・