おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

フジヤマイチバン・ザ・ムービー

2014-06-08 22:56:03 | Weblog
 本日は、いろいろな意味でなかなか面白いイベントに参加してきた。これはやはり、書いておかねばなるまい・・・

 LAには、フジヤマイチバンというご当地ヒーローがいる。詳細は、私がぐたぐた書くよりリンク先の公式サイトを見てください。スーパーヒーロー大好きな私の娘にとって、一昨年の元旦にリトル東京でライブを見て以来、フジヤマイチバンもお気に入りのヒーローのうちの一人だ。しかも、日本まで行かなくても(たまにだけど)生で会える、というところがポイントが高い。去年の年末は東京で、キョウリュウジャー(スーツアクターのみならず、生の俳優さんたちも)やらウルトラマンギンガ(こちらも、ライブショーのみならず、生のひかるくんも)やらキョウリュウジャー+仮面ライダー鎧武のWヒーローショーやらをド派手に堪能し、その後しばらくはローカルヒーローなどには目もくれなかったのだが、半年近くも経つとやはり生で会えるヒーローが恋しくなってくる。
 さて、このフジヤマイチバンの映画が作られる&6月8日に上映されるという話が、しばらく前からLAの日本語フリーペーパーでさんざん広報されてきた。フジヤマイチバンは日本の雑誌(確か「てれびくん」だったか)で紹介されたこともあるのだが、この映画については日本のヤフーでも紹介されるなど、話だけ聞くと何やら本格的な雰囲気である。
 見に行くべきか、見送るべきか、と迷っていたのだが、日本語フリーペーパーの映画ペアチケットプレゼントに当選したので、1人分は自腹で買って家族3人で見に行くことにした。
 チケット前売り方法の不親切さや、プレゼント当選のお知らせメールの中途半端さやいい加減さまで書いていると、とてつもなく長くなるので省く。とにかく、チケット入手段階から最後まで突っ込みどころだらけだった、とだけ、書いておこう。
 さてさて、会場は日系ホテルの宴会場。1日5回上映のスケジュールで、100脚程度の椅子が並べられた前には巻き取り式のスクリーンが垂れ下がり、中央にはノートパソコンとプロジェクター。この時点で、手作り感満点というか学園祭レベルな雰囲気がありありなのだが、実際はもっとスゴかった。
 何がスゴいって、スクリーンに投影された画面は、Adobe Premiere Proのアプリケーションの画面そのままなのである!!! 上部にはメニューが並び、左下には上映中もタイムコードがずっと走っている。下にはタイムラインの帯が丸見え、その下にはウインドウズのタスクバーが映し出されている。
 映画の内容がベタベタだとか、冒頭の効果に凝った部分は処理がまったくついていかずに映像がとんでもなくカコカコだったとか、Nortonの「CPUに高負荷がかかってますよ」警告ウインドウが現れたとか、編集全体を見ても予想通り中学高校の学園祭レベルだったとか、再度しつこくNortonのミニウインドウが現れたとか、客の9割は日本人なんだからセリフも日本語にしろとか、突っ込みどころはたくさんあるんだけどさあ、それにしても、だよ・・・
#最低限、フルスクリーン表示にしろよ!!!!!
 金取って映画見せるのに、Adobe Premiere Proのアプリケーション画面そのままって、あり得ないでしょ?! Premiere Proでフルスクリーン表示できないのなら、AVIでもQTでもWMでも何でもいいからはき出して、最低限、フルスクリーン表示しろよ!!! さらに言えば、処理能力の低いパソコン使ってんだからバックグラウンドで動くものも含めて、他のアプリはすべて終了しておけ! 客に携帯の電源を切ってとか頼んでおいて、自分でNortonの警告ウインドウ表示させてぶち壊してたら世話ないわ。ってか、チカチカと走り続けるタイムコードやらメニューやらタスクバーやらタイムラインやら見せられてる時点で、映画に集中なんてまったくできないんだけどね。
 先に中学高校の学園祭レベルって書いたけど、今時、中学生だって自分の作品をちゃんと見てもらいたかったらフルスクリーン表示にするよなあ。
 映画の最後は、いきなりぶちっと終わったかと思うとライブに繋がっていて、実際のスーツアクターが出てきて生アクション。そこだけは良かった。というか、それがなかったら救いようがなかった。1人分しかお金払ってないからいいようなものの、3人分払ってたらムカついてたかも。
 最後の最後は、観客の子どもたちが一人ずつ舞台に上がってヒーロー3人と記念撮影。ミニライブと記念撮影で、とりあえずなんとか「金返せ!」とならずに許してもらった、という感じ。いやぁ~、スゴい「映画」だったなぁ・・・いろんな意味で・・・
 Yahoo! Japanさん、「劇場版としてセールスをかける」なんて無責任な?こと、書いちゃっていーんですか???
 いや、スーツはねえ、なかなかよくできてるんですよ。至近距離で見ても、東映さんと比べて遜色ないぐらい。役者やスーツアクターの動きも、これはさすがに東映とは比べられないものの、決して悪くはなかった。悪いのは、というか問題は、編集やら運営やらの事務方。もったいないというか、なんとかならんのかというか、いやはやなんとも、突っ込みまくらずにはいられないイベントでありました、ハイ。

 あ、ちなみに娘が着ているTシャツは、フジヤマイチバンじゃなくて仮面ライダーです、頭部が似てるケド…

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