予定通り、先週末にアメリカに帰ってきた。離日前夜、原因不明の不眠でほとんど眠れなかったこと、飛行機の中で見たい映画があまりなかったこと(往きも帰りも同じ月なので映画のラインナップは変わらず、元々あまりめぼしい作品のないアメリカン航空、見たい映画は往きに見てしまっていた)から、帰りの飛行機でそこそこ眠れたのが良かったのか、今回は感動的なまでに時差ボケなし。帰ってきた次の瞬間から、まるでずっとアメリカにいたかのように普通に生活できてしまった。
それはまあ良かったのだが、帰って来た直後にまずiPhoneが不調に。いくら充電しても目に見えてバッテリーが減っていくという、ありがちと言えばありがちなトラブルなのだが、日本にいる間は普通に使えていたのに不思議。いや、日本にいる間にこうならなくて良かったと喜ぶべきなのだろうが・・・。
さらに続けて、今度はラップトップPCが不調に・・・。本当に唐突に、すべての動きが急激に遅くなり、しまいには反応しなくなり、再起動を試みるといつまでも立ち上がらない。リカバリーだのチェックディスクだの最近使っていないソフトや常駐ソフトの削除だの、思いつく限りのことをあれこれ試して、だましだまし使っている。
確かにこのラップトップ、古いといえば古い。しかし、今新品を買うと、OSがWindows 10になってしまうのがイヤなのだ。Windows 7を可能な限り使い続けたいから、だましだまし頑張るしかない・・・。
これまた日本にいる間にこうならなくて、本当に良かった・・・というお話なのだが、これって運がいいのか悪いのか・・・(苦笑)。立て続けにあれこれ壊れて運が悪いとも言えるし、家に戻ってからのトラブルで運がいいとも言えるよね。
(余談だが、ダンナのデスクトップ w/Wondows 7も同様の症状があり、新しいパソコン買わせるためにマイクロソフトがリモートでわざと不調にしてるんじゃないかと疑っている今日この頃・・・爆)
寝ても覚めても、前回書いた、人生の最期に植物状態になった(それも10~20年も!)友人たちの母親の話が頭から離れない。
亡くなった本人の無念さに変わりはないというか、本人の「気の毒度」の高さでは私の母もかなりのものだとは思う。しかし、家族の大変さという点では、私なんぞはまだまだまだまだ楽をしているほうなのだな、と、しみじみ思う。
今回の訪日で相続関係の手続きはおおむね一段落したものの、今度は記憶力も気力もすっかり衰えた父の代理で税理士や司法書士と頻繁にメールをやりとりしたり、時には日本に電話をかけたりする日々である。しかしそれでも、親族にまつわる大変さでは私なんぞは全く苦労なんかしていないも同然だよな、と感じる。
何よりも、自分の最期が寝たきりになったらと思うと、恐ろしくて仕方がない。日本と違い、欧米では植物状態は言わずもがな、寝たきりにされてしまうことすら滅多にないとは思うけれども、それでも「一切の延命治療を拒否します。特に胃瘻だけは、どんなことがあっても絶対に拒否します。使える臓器は片っ端から遠慮なく移植に使ってください」って遺言状を早めに作っておこうかと、真剣に考えている。