日食の記憶

小学生の時だったか、部分日食を見た記憶がある。　厚手の赤い下敷きを通して見た太陽はちょっとだけ欠けていた。　でも、学研の科学や図鑑で、天体の大きさが想像を絶するものだということくらいは知っていた当時の僕には、十分感動的、かつ神秘的でさえあった。

15日の夕方には、これと同じ現象が中部地方以西で起こっている。　事前にあまりニュースで知らされることなく、ひっそりと起こった天体ショーは、夕日が欠けたまま地平線に沈むもので、「日没帯食」と呼ばれ、結構珍しい現象とのこと。

夜空の星もそうだけど、人間の一生が一瞬としてすらカウントされないスケールの大きな世界を目の当たりにすると感覚が麻痺してしまうのか、日常の悩みなんてどうでもよくなるから不思議だ。　恐ろしく卑近な例では、高級輸入車の価格を見た後に国産中級車の価格がとっても安く感じる現象も遠縁の親戚関係として認めてあげてもいいと思う。（爆）

ところで、かのSF番組で地球をギリギリかわした彗星が地球と衝突するのはいつだったっけ。（笑）

思い出の景色

先週、突然動かなくなった腕時計の電池交換で地元のメガネ店へ。　10年以上の付き合いがある店だ。　店主も店内も変わらない。　ほどなく交換が済み、ついでにメガネのフィッティングもやってもらい、そのまま徒歩で帰った。

表通りから左手へ階段を上がり、遊歩道を歩く。　この道を家に向かって歩いたのは何年ぶりだろう。　かつて映画を見たり買い物に行った帰りに、子供の手を引いて何度も何度も歩いた道・・・。

途中、ちょっとした公園スペースがある。　左に公衆トイレ、右にベンチ。　そして左に空き地・・・ここに越してきた当時は大きく太いバネのついた木馬もあった。　公園の先には芝生をよけるように外周を描く石の歩道。　その景色は忘れかけていた瞬間を鮮明に甦えらせる。　まー、誰もいないからいいか。（苦笑）

そんなに遠くない将来、僕も突然動かなくなるかもしれない。　でもそれでいいのだ。　僕には十分過ぎるほどの思い出がある。

今年も会社行事で

　　　　　　☆☆☆☆☆☆☆　途中立ち寄ったサービスエリア風景　☆☆☆☆☆☆☆




7日、8日と○木へバス旅行に行ってきました。　宿泊で一緒に食事をしたり酒を飲んだりで、お互いに普段言えないことが言え、わだかまりが氷解したりで、結構有意義だ。

酒宴ではNさんとSさんが酔っ払って、見てはいけない醜態をさらすハプニングもあったけど、トータルで見れば昨年にも増して良い内容だったと思う。　まー、Nさんの方はちょっと許されないかもね。（笑）

おかげで、僕が目論む月800万の経費削減企画を僕の直下で実行する専任者人事も決まったし、酒席のネゴ力恐るべし。（笑）　何より幸いなのは、関係者が翌朝も覚えていてくれたことだったりする。（爆）

だいたい僕の企画は少々ヤクザなものが多いけど、今回のはかなり乱暴だ。　だからこそ、ぜひ成功させたい。　月曜日からが楽しみです。

箱根駅伝での歴史的大健闘

第86回箱根駅伝は東洋大が2連覇を果たした。　2位は駒澤大、3位は山梨学院大。　皆よく頑張った。　中でも特に印象に残ったのは中央大 山下選手だ。

4位でスタートした6区で日本体育大を抜き、山梨学院大にも追いつき2位争いの最中、カーブで観客との接触を避けて転倒。　ところが即座に立ち上がり体勢を立て直しペースを落とすことなく毅然として走り続けた。

当然区間賞は逃したが、4秒差で区間2位とは正に歴史的大健闘と言っていい。　中継では本人への配慮に欠ける解説もあったが、山下選手の強靭な精神力あっての4位であることは間違いない。　全ての結果は次の通り。


　　　　１位　東洋大　11時間20分13秒
　　　　２位　駒澤大　11時間13分59秒
　　　　３位　山梨学院大　11時間15分46秒
　　　　４位　中央大　11時間16分00秒
　　　　５位　東農大　11時間16分42秒
　　　　６位　城西大　11時間17分53秒
　　　　７位　早稲田大　11時間20分04秒
　　　　８位　青山学院大　11時間21分25秒
　　　　９位　日本体育大　11時間21分45秒
　　　 10位　明治大　11時間21分57秒
　　　 11位　帝京大　11時間24分52秒
　　　 12位　東海大　11時間25分46秒
　　　 13位　中央学院大　11時間26分41秒
　　　 14位　上武大　11時間28分14秒
　　　 15位　日本大　11時間28分48秒
　　　 16位　関東学連選抜　11時間29分37秒
　　　 17位　専修大　11時間29分51秒
　　　 18位　大東大　11時間32分53秒
　　　 19位　法政大　11時間33分22秒
　　　 20位　亜細亜大　11時間41分07秒

正月の楽しみ

僕は薬科大出なので箱根駅伝など無縁で、興味を持ったのは上の子が大学に入学してからのこと。　明治維新直後には旧藩単位で集い旧藩同士で競争意識を燃やしたように、大学単位で集い大学同士で競争意識を燃やす様子は、見ているこちらも熱くなる。

戦いは結果が全てではあるけど、箱根駅伝は長く苦しい時間の中にあるだけ、そのプロセスはもちろん、一人一人の人生、更にそれぞれの大学や大会そのものの歴史に至るまで、まんべんなくスポットが当たる点も素晴らしい。


復路は今朝8時に箱根・芦ノ湖駐車場入口を次の時刻でスタートしている。

　　　　　東　洋　大：午前8時
　　　　　山梨学院大：3分36秒後
　　　　　日本体育大：4分13秒後
　　　　　中　央　大：4分24秒後
　　　　　東京農業大：4分57秒後
　　　　　明　治　大：5分43秒後
　　　　　早 稲 田 大：6分5秒後
　　　　　駒　澤　大：7分16秒後
　　　　　青山学院大：7分17秒後
　　　　　城　西　大：7分23秒後
　　　　　関東学連選抜：9分35秒後

　　　　　（以下、10分後に一斉スタート）
　　　　　東海大、日大、上武大、帝京大、中央学院大、専大、法大、亜大、大東大