ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

秋から始まった物語 その14

2017-10-21 14:39:29 | 日記
BBC ドキュメンタリー番組のサウンドトラックとして制作されたこの作品群は1992年12月、アルバム〝 the celts 〟として正式にリリース。

秋から冬にかけて繰り広げられる大自然ショーが鏤められたような本アルバム。 ここでは特に好きな3曲について。


The Sun In The Stream は、その曲名に関係なく、極寒の星空を思い浮かべる。 主旋律を奏でるバグパイプは、Mike Oldfield の曲のそれと異なり、イコライジングされエコーを纏う。

営業所を訪問したその日、深夜勤務を終え、終電で帰宅。 4.5帖の自室の窓を開け、空を眺めながら、値下がったジャックダニエルを飲んでいた。 肌寒く澄んだ空気に身を任せて、翌日の仕事を気にせず過ごせたのは、若かったから (笑)

To Go Beyond は、ストリングスパートの入った Ⅱ と、入っていない Ⅰ が収録されている。 それは、ある会場で照明が暗くなっていく場面で流れた。  既に社会人となった子供2人も、ここでは幼児。 ささやかなショーが終わり外に出ると、辺りは夕陽に包まれていた。

2人の手を引き、表通りから右手の坂を上がり遊歩道へ。 途中、ちょっとした公園スペースがある。 左に公衆トイレ、右にベンチ。 そして左に空き地 ・・・ そこへ越した頃には大きく太いバネのついた木馬もあった。 公園の先には芝生をよけるように外周を描く石の歩道。

様々な TV 番組で使用された Fairytale は、作者のことを知らなくても、「聴けば分かる」 といったケースが少なくないだろう。 ソフトでチャーミング、清らかなメロディは、荒廃した心を潤すのに十分な力を持っている。

〝 3つの J 〟の1人 ・・・ Janis を扱った TV 番組の最後に流れたこいつに、涙が出た。 随分前のことだけど、ずるいよね、こういうの。 



Enya を初めて知ったのは TVCM 。 透明感、瑞々しさに、仄かな神秘性を併せ持つそれを一聴して気に入り、CD を入手。 その曲は Orinoco Flow。 紅白に出演して歌ったとか。

当時住んでいた家のドアを開けると、そこはバタバタと生活感に満ちた温かい空間だった。







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