ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

尊敬する人生の大先輩

2019-09-22 01:35:45 | 日記
残念ながら、亡くなってしまいました。
御高齢であり、あちこち患っていたから。

狭量で傲慢だった学生時代の僕が唯一、尊敬していたその方の名は M さん。
酒好きで、豪放磊落という言葉がピッタリ当てはまる方でしたよ。


● 難関大に合格しながら麻雀好きが高じ、出席不足で退学(笑)

● 親戚の会社経営を引き受け、誰もが知っている有名イベントを仕切るまでに事業を拡大。

● その会社自体が結構有名で、偶然見ていた TV ドラマに M さんが出演していたことがあり、そのことを話すと、本人曰く 「別に珍しいことじゃねーからな」 と笑っていました。

● 実兄に当たる僕の父親が、かつて先物取引で家3軒分ほどの大損を出した話題になると、本人の前で「〇〇ちゃん(← 僕)のお父さんは賭け方がセコいんだよ」 と笑っていました。

● 大学時代に帰省した際、偶然来ていた M さんが廊下で立ち止まったかと思うと、「もっと帰ってお母さんに顔見せてやれよ」 と言いつつジーンズの尻ポケットに何やらねじ込まれたが、取り出すと万札10枚!(昔々の20歳には大金なのです)

● 広い庭のある M さんの自宅は某公営ギャンブルの儲けで建てたとか。(従業員の証言も有り)

● 新幹線同乗時 「〇〇ちゃん(← 僕)の夢は?」 と訊かれて咄嗟に 「ビュッフェで好き放題食べてみたい」 と言うと 「何だ、そんなことか」 と言われ、ビュッフェに移動すると 「メニューにあるもの全部持ってきてよ」 と注文されて一騒動に。

● 僕が転職した際にある事で悩んでいて、たまたま相談すると 「そんなこたぁーあって当たり前で、ない方がおかしいんだよ」 と笑われ、見事に吹っ切れました。


「大丈夫」 が口癖で、足を悪くされてからも奥様の助けをやんわり断って杖をつきながら、いつも変わらない穏やかな笑顔で、というのはなかなか出来ないこと。


今頃、父さんと2人で、あの先物取引の話をしているかもね。
でも、父さんは酒飲めないから。
もしかすると、あちらでは飲めるようになってたりして。

もうすぐ伺いますよ、2日とも。




ところで M さんが亡くなった日、正午前に玄関ドアの清掃で外に出たとき、ドア上方の壁にとまっていた大きくて尾の短い金色の蜻蛉は M さん?  掃除機 ON にした途端、どっかへ飛んで行っちゃったね。

以前、観光地のホテルに宿泊したとき、なぜか室内に蝶を見つけた日時に偶然、大学時代の親友が白血病で亡くなっていたから ・・・ 何となく 「そうなのかな?」 などと感じてしまう。




さてさて、フォトは1967年当時の新幹線ビュッフェのメニュー。
僕がお世話になったのはもっと後のことで、名称に反して椅子がありました。









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