ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

〝妻、小学生になる。〟第6話ハイライトシーン

2022-03-03 09:27:40 | 日記
第6話も号泣でした。
勿論、原作とは乖離しているけど 。。。

<フォトの解説>
 左上:寂しそうな表情で圭介に再婚を勧める小学生(万理華)になった妻(貴恵)
 右上:バーベキューで圭介と合流する好美が気になって振り返る小学生(万理華)になった妻(貴恵)
 左下:万理華の記憶が戻らないことを千嘉(万理華の母親)に謝罪する小学生(万理華)になった妻(貴恵)
 右下:娘への暴言を思い出して自分を責める千嘉(万理華の母親)の手を握って歩き出す小学生(万理華)になった妻(貴恵)・・・ このシーンで主題歌〝灯火〟が流れます。ふわりと入るボーカルは、このドラマの全て。歌を聴くだけで涙が 。。。

俳優 毎田暖乃さんの表情は、万理華としての限界に苦しみながら家族の幸せな未来を願う貴恵の本音と思いやりそのもの。


TVドラマでは「それぞれが失った大切なひとを胸に生きている」そして「亡くなったひとも貴方を大切に想っている」だから「前を向く」という切ないメッセージが、より濃く描かれています。

そして今回は、自身の記憶が不意に蘇り、涙された方も多いのではないかと思います。



最後の最後で万理華の魂が寺カフェの店内を通って外へと消えていきます。
その服装は ・・・ 千嘉(万理華の母親)に「消えてくんないかな?」と言われたときのものに見えます。


このシーン、「悪寒がした」とか「恐怖」「ホラー」といった声もあるようですが、まだこの物語の悲しさ切なさが分かっていないのかな?

「万理華の記憶が思い出せない」という貴恵の発言や、出雲凛音の突然の意識喪失で示唆されたように、この物語における貴恵の意識や記憶は〝憑依〟という設定。

・母親からの度重なる暴言やネグレクトで家に帰りたくなかった万理華
・突然の事故で亡くなり家族のことが心配で旅立つことができず家に帰りたかった貴恵

この2つの魂が、事故から10年の時を経て、ある場所(原作では事故現場付近)で反転してしまった。

前世の記憶は早期に消えても意識は一体で前世の面影が残る〝生まれ変わり〟と違い、〝憑依〟した貴恵の意識や記憶や貴恵らしい面影はいずれ完全に消滅してしまう。


だから、この物語は悲しく切ないのです。

たとえ毎田暖乃さんの類い希な演技力や、明るい BGM でコメディを装っていても、実は真面目で深くて重い物語なのです。




そして、その少し前のシーンでは、小学生時代に病気で亡くなった好美の姉にマスターが話しかけています。

マスターは本当に見えていたのですね。

勿論、見えていなければ、第1話で圭介にあの手作り〝ハバネロミートボール〟弁当が依頼人を告げることなく届けられたり、麻衣にあの手作り〝11~20歳〟バースデーケーキを差し出したりはなかった訳で…


マスターが感謝の気持ちを代弁してくれたことで、好美の姉は〝あの場所〟に笑顔を映して画面から消えていきます。


このシーン、多くの方の琴線に触れたのではないでしょうか?
原作も TVドラマも、せめて圭介と麻衣、友利の自立と幸せな未来を見届けた後に、できれば貴恵の魂も幸せな形で結末を迎えられるといいですね。

明日3月4日(金曜日)午後10時から放送される第7話は、いよいよ最終章へ。
予告編ラストで気を失う万理華は「貴恵の記憶を失う瞬間」か「一旦失った貴恵の記憶が戻る瞬間」か?

コメント
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