「2021年になって未だに?」 日本のFAX文化に海外から驚きの声

以前も書いた通り「FAX」はとっくに死語となっているし、BMS が当たり前の今、FAX での資料送信を要望してきた企業を取引先候補から外したこともある。

未だ FAX が常用されている閉鎖的で時代錯誤の企業とは意思疎通が困難だろう。
オフィスの通常業務で使用されていたら、新入社員から退職願が提出されるかも。

ところが、FAX が常用される環境下の方々にとって FAX は常識だ。
疑問を持つのは新入社員や転職者だけで、他の方々は何も考えずにせっせと業務利用 ・・・ これが実情。


但し、これも以前書いた通り、FAX しか手段がない高齢者等も対象とした業務には FAX が必要。　公的機関やメディアなどに FAX は欠かせない。



ところで、Twitter上では NHK が選手への応援メッセージを FAX でも募っていることが話題となり「日本は２０２１年にまだ FAX を使っているの？」などと驚く海外の人も少なくないそうな。

しかし、これは前述の「FAX しか手段がない高齢者等も対象とした業務」に該当するので FAX は必要。

選手への応援メッセージを誰でも簡単に送ることができる窓口とするのは当然の配慮だろう。




「FAX」という言葉を目にした、或いは耳にした途端、全面否定する方も散見されるけど「残すべきは残す」が正しい。

年に１度も使わず、FAX を死語と認識している一般的な企業では、緊急通信手段としてオフィスの片隅にでも設置しておけば済む話。