ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

裸の王様

2015-04-18 12:03:53 | 日記
新しい部署に異動して 20 日弱、内示の際に受けた特命の重さを既に実感している。

心ない誹謗中傷により優秀な中堅社員を失望させ辞意表明まで追い込み (慰留した結果、幸い他部署への異動で済んだが)、純粋な新入社員を入社早々うつに追いやった張本人の S が、僕から 3 つ離れたブロックに入る。 “ 威圧あって威厳なし ” ・・・ 孔子の真逆になる S の口癖が、なかなか興味深い。

それは 「人財育成」。 気付けば、昼休みはデスク群の一角に設けたミーティングスペースに部下を集め、独演会をしながら弁当を食べている。 ランチ勉強会のつもりなんだろうか?

60 歳近くにもなって弁当持参? という違和感はさておき、他人の目には、大学生が小学生を集めて威張っているようにも映るだろう。 そのうち “ 無言の圧力による拘束時間 ” などと称し、訴えられるリスクさえあることすら理解できないようだ。

さて、僕のクセである、瞬間瞬間のコンピテンシー質問結果からは、ランチに付き合わされている若手側近はあまり育っていない、と判断される。 担当分野に関する知識がそこそこであることは従前から把握しているが、肝心要の社会性や自発性が伴わないのは残念だ。

近くに来て初めて分かることだが、S は短気で相手の意見を聴かない。 加えて、その言動パターンから、強い劣等コンプレックスが垣間見える。

「自分は完璧な人間だ」 と自身に認識させたい気持ちが強過ぎ、己に向けた暗示行動だけでは足りず、周囲まで巻き込んでしまう、という典型的なケースに該当する。 しかも、これらは全て無意識の行動だから、始末が悪い。

ひとによっては心ない表現をされそうな面相もよく見れば味わい深いし、髪がないことだって年齢を考えれば不自然ではないと思う。 なぜ S は自分をごまかし続けるのだろうか?

聞きしに勝る、正に “ 裸の王様 ”。 そんな S に、立場上 (性格上?) ラフに接する僕の姿は、恐らく新鮮だろう。


まー、いいところもあるかも知れないし、もう少し様子を見ることにしよう。



コメント
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