ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

夢の記憶

2013-01-01 06:43:04 | 日記

“ Greenwood ” ・・・ かつて住んでいたテラスハウス。 そこは懐かしい、今や幻のスウィートホーム。

小さな玄関。 左手にカマドウマが跳ねたバス、ささやかな廊下の右手には淡碧のトイレ、階段を避けて進むと、南側は 6 帖の DK 。 階段上がって 2 階南側は 6 帖間、北側は 3 帖間。 両方とも和室で、3 帖間が僕の部屋だ。

木々に囲まれ緑で溢れた。 DK 外のテラス右端には洗濯機。 庭は愛車 “ Capella ” の駐車スペース。 正面にある塀の向こうから、大家さんが飼っていた牛の鳴き声が聞こえる。 北側は細い橋がかかった小さな川。 

入口を出て右手にはお地蔵さん。 左手先には野菜の無人販売棚。 そこを左に曲がると畑を縁取る畦道。 右に曲がると入口脇に洗濯機が露出したアパートの駐車場に鎮座するベンツ。 その先は小さな公園がある。 よちよち歩きの子供を連れて滑り台や砂場で遊んだ。

梅雨の表通りには小さな蛙が多数出没。 近くにはよろずや風情の親切な店があった。 界隈の祭りの日、気後れして神輿をひき損ねた子供が帰ってからゴネた小径。 そこから毎日ディスカウントショップで買った黄色い自転車で駅まで走り職場へ通った。

半休の会議後は庭の木の傍に置いたガラステーブルでビールを飲みながら、よく  http://www.youtube.com/watch?v=yANOqfRjfxU を聴いたっけ。

当時は店勤務で帰りが遅く、年一回近くの川で開催される花火大会も行ったことがないけど、凍える冬も春の陽溜りのような麗らかさに満ちていたあの日。

 

さようなら “ Greenwood ” ・・・ さようなら ・・・ 。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする