Mars&Jupiter

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ダグ・ヴィレーンの交響曲第3番作品20を聴く

2013-10-10 05:27:51 | 古典~現代音楽スウェーデン編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1905年生まれのスウェーデンの作曲家ダグ・ヴィレーンが、
1943年から44年にかけて作曲した交響曲第3番作品20である。
この作品は自分の両親に献呈した作品である。
彼の略歴は以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはトマス・ダウスゴー指揮、
ノールショピング交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・アタッカ・スビートは、
弦楽器によりおだやかに始まる。
シベリウス風のいきいきとした旋律が奏でられ、
金管楽器も加わり盛り上ったあとは、
それまでの主題をもとに展開していく部分となり、
最後は打楽器と金管楽器を中心に盛り上ったところで終わる。
第二楽章アダージョは、弦楽器により叙情的な旋律が奏でられて始まる。
さまざまな楽器がその旋律を引き継ぎながら、牧歌的な感じである。
やがて金管楽器を加えて盛り上ったあとは静まり、最後おだやかに終わる。
第三楽章アレグロ・モルトは、力強い旋律が弦楽器によって奏でられ、
金管楽器や木管楽器がそれに絡んで、盛り上っていく。
そのあと弦楽器のピチカートがあり、主題が繰り返されていくが、
このあたりはシベリウス風な雰囲気である。
徐々に主題をもとに盛り上がりをみせていき、
小太鼓がリズムを叩き、その中で主題が展開されていく。
そして、そのあと別の一つの旋律を繰り返しながら、
テンポをあげて盛り上っていったあとは、
最初のいきいきとした牧歌的な旋律が繰り返されていき、
金管楽器を加えて壮大な感じに盛り上ってその高揚感の中で終わる。

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