Mars&Jupiter

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アンテュール・オネゲルのチェロ協奏曲を聴きながら、横浜から星川駅まで歩く

2009-06-04 04:35:38 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1892年生まれのオネゲルの作品。
彼の略歴については交響曲編で触れたので省略する。
チェロ協奏曲は1929年作曲された。
今回聴いたCDの演奏はロストロポーヴィチのチェロ、
ドゥブロフスキー指揮、ソビエト国立交響楽団によるものである。
第一楽章アンダンテは、管弦楽による導入に続き、
独奏チェロが歌うような旋律をたっぷりと歌う。
田園的なゆったりとした音楽はいかにもフランス的である。
そのあと音楽は一転して激しく荒々しい感じになり、
独奏チェロもそれにあわせ、管弦楽と絡み合っていく。
音楽は冒頭のゆったりとした旋律と荒々しい旋律が交互に現れて展開し、
独奏チェロの技巧的な演奏を見せる場も作りながら、
最後は冒頭のゆったりした田園風な音楽で終わる。

第二楽章レントは、少し哀愁を漂わせた旋律を、
独奏チェロが奏で、中間部では激しい音楽になり、
チェロがカデンツァ風に高度な演奏技巧をみせ演奏する。
やがて管弦楽とチェロの掛け合いが続き、
その後管弦楽が一定の音型を繰り返し、
チェロもその音型を模倣しながら終わる。
第三楽章アレグロ・マルカートは、
軽快なリズムで進行していくオネゲルらしい音楽。
主題を管弦楽とチェロで繰り返しながら、
最後の方では第一楽章の冒頭の田園風の音楽が再現され、
心憎い演出であり、第三楽章の主題が再び現れ、
最後は軽快に、そして華やかに全曲を閉じる。

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