Mars&Jupiter

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忙しい一日、そしてカール・オルフの歌劇「アンティゴネ」

2007-12-06 06:37:43 | カール・オルフの作品
昨日のウォーキングは休みました。
というよりも、妻のコンサートの手伝いで忙しい一日でした。
昨日聴いたのはオルフの歌劇「アンティゴネ」。
第2幕の途中から第3幕まで聴きました。
1949年の作品という過渡期にあるためか、
「僭主オイディプス」の徹底した音楽への考え方、
つまりはあくまでも声というか言葉の持つリズムを大切にし、
管弦楽はそれを補助するだけという徹底した役割分担は、
ここでも少しはみられるものの、「僭主オイディプス」ほどではない。

クレオンの布告に従わずボリュネイケスを埋葬した
アンティゴネはクレオンの前でそのことを認めるが、
さらにアンティゴネの妹のイスメネも自ら共犯であるという。
結局、姉妹とも逮捕されるが、
アンティゴネの婚約者ハイモンは、
彼女への慈悲を請い、認めようとしない父に対立し、
自殺をもほのめかすと、態度を変えて、
自らの判決を翻して、イスメネを自由の身とし、
アンティゴネを岩穴に閉じ込める。
クレオンはいずれ彼女が改心をするだろうと思う。
しかし、アンティゴネは一族に課せられた天罰を
自らが受けなければ、いけないと考える。
この第3幕はこの歌劇の中の一つの重要な場面だろう。
音楽がそのことを感じさせてくれているのだ。

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