Mars&Jupiter

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グスタフ・ホルストの「声とヴァイオリンのための4つの歌」作品35を聴く、そして三枚町から上星川まで

2010-11-19 06:33:48 | グスタフ・ホルストの声楽曲・合唱曲
昨日は三枚町から上星川駅まで歩きました。
今回取り上げるのはホルストの歌曲である。
「声とヴァイオリンのための4つの歌」作品35(H132)は、
1916年から1917年に作曲され、1920年出版された。
そのうちの3曲については1917年に初演されている。
CDの解説によると歌詞はメアリー・シーガー(Mary Segar)が、
編集した『中世詞華集』より選んでいるようだ。
聴いたCDはスーダン・グリットンのソプラノ、
ルイザ・フラーのヴァイオリンによる演奏である。
第1曲イエス、親愛なる人よ(Jesu Sweet)は、
エオリアン旋法で書かれた作品で、ヴァイオリンの演奏に続き、
ソプラノが中世の民謡風の旋律を情熱的に歌う曲である。
第2曲My soul has nought but fire and iceは、
フリギア旋法による曲で、簡素で短い曲である。
第3曲私は少女を歌にする(I sing of a maiden)は、
エオリアン旋法による短い曲で、宗教的な内容の濃い歌である。
第4曲我が愛する人は誠実である(My Leman is so true)は、
フリギア旋法による叙情的だが宗教的な内容の歌である。
ここでいう「愛する人」とはイエス・キリストを指しているようだ。
最後はヴァイオリンだけが残って静かに終わる。

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